月夜の町ロアで、ランプ屋リュミヌーのお手伝いをした後に再度ロアに行くと、七賢人の1人ポキールに出会います。
「キミは、生きたまま奈落へ行けるとしたら、行くかい?」
ここで「んぐんま ぐまー ま?(ランプはいかが?)」と答えると、ポキールがお茶目にアナグマ語で返事をしてくれるのです。
ポキールのアナグマ語
ぐー んま ぐま! ま?
聖剣伝説LOM|ポキール
ぐまぐまま ぐ ぐげ ぐま!
ぐー ぐま!
このセリフ、いろいろな解釈ができると思運ですよね。
奈落について語っているとか、人の心の闇について語っているとか、あるいは単にランプについて語っているとか‥‥。
訳するポイント
直訳すると、
キミは闇(夜)は好きかい?
友だちは少しイヤ、肯定。
キミは肯定。
1行目の「んぐ」をどう訳するか(闇にするのか夜にするのか、それとも他の言葉に置き換えるのか)、2行目の「ぐ ぐげ」をどう解釈するかがポイントになりそうです。
ポキールのアナグマ語の翻訳
奈落関連
1行目の「んぐ」を「奈落」と訳す場合の話です。
ポキールの「キミは、生きたまま奈落へ行けるとしたら、行くかい?」の問いに対して、
はい→奈落は死者の国だ。少し沈めばキミも死者になる。気をつけて。
いいえ→ 生者の行くところじゃないからね。
と、ポキールとの会話は基本、奈落に関する話題です。となれば、アナグマ語でも奈落の話をしていると考えるのは、おかしいことではありません。
となると、1行目の「んぐ」は「奈落」。2行目は、(キミの)友人は少し嫌がるだろう、でしょうか。3行目は一文が短かすぎるので、解釈をかなり広げる必要がありますが‥‥あえていうなら、キミは大丈夫だろう、というところでしょうか。
キミは奈落が気にいるかな?
(キミの)友人は少し嫌がるだろうけれど、キミなら大丈夫だろう。
というのはどうでしょうか。
ランプについて
主人公が「んぐんま ぐまー ま?(ランプはいかが?)」と聞いてるのですから、ランプについて答えている可能性は非常に高いです。となると、1行目の「んぐ」は暗闇と訳すべきでしょう。
ぐー んま ぐま! ま?とは、キミは暗闇は好きかい?となるわけですが、暗闇=ランプはいらないとも取れるわけで。そうなると1行目は、キミはランプはいらないのかい?となるわけです。
そうすると2行目以降も理解できてきますね。友人は暗闇を少し嫌がるからランプを買うわけです。
キミはランプはいらないのかい?
友人はみな買ってるよ。
キミは素敵だね。
なぜ素敵なのか。暗闇を恐れず、そのまま受け入れることに対する賛辞なのではないかと思います。
まとめ
アナグマ語は1つの言葉が複数の意味を持つなど、話の流れや解釈の違いで、さまざまな受け取り方ができます。今回は非常に有力な説を2つ紹介しましたが、きっとこれだけではなく、もっとたくさんの翻訳の仕方があるでしょう。
是非とも皆さんも、アナグマ語翻訳にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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