今度「忍者と殺し屋のふたりぐらし」って漫画がアニメになるのですけど、公式ホームページ見に行ったら普通にほのぼのした感じでちょっとビックリしました。これだけ見るといかにも日常系の女の子がわちゃわちゃするだけのアニメっぽく見えるなないですか。確かにそう言う側面もあるといえばありますけれど、正直ほのぼの系だと言ってはダメだと思います。
ということで今回は忍者と殺し屋っていう漫画についてちょっとお話していこうと思います。
忍者と殺し屋のふたりぐらしの概要

ちょっと昔にハンバーガーちゃん絵日記って言うのがツイッター、というか今で言うエックスで流行ったと思いますけれど、その作者さんが描いてる漫画です。2022年1月に単行本1巻が発売していて、2025年3月末に5巻が出ようとしている所です。
通常漫画のアニメ化ってだいたい単行本6冊くらいが目安だと思うのですけれど、それがまだ4巻が出るくらいにアニメ化が決まってるのはちょっと意外でした。
そんなにバカ売れしてる感じでもなさそうなのですけれど……。
まあめちゃくちゃ尖っていますから、コアなファンが多そうな気はしますけどね。
アニメの公式ホームページを見るだけだと、いかにもほのぼの系な感じがします。きらら系というか、女の子たちのいちゃいちゃゆるふわライフというか何というか…。
ただアニメPV見ると、ちょっと危ない感じというか、違和感があるんですよね。あれ、なんかおかしいぞ?って。

漫画忍者と殺し屋のふたりぐらしは頭おかしい

頭おかしいです、登場人物だいたいみんな。
とりわけ主人公2人は特にオカシイです。
というか物語全体がなんかバグってる感じがします。
倫理観が異次元。
人の心がない。
ある意味グロい。
というかこういうのさくっと描けちゃう作者どうにかしてる。
もういくらでも言えちゃいます。読んでてスカッとするとかないですし、程よく謎とかがちりばめられてて考察しがいがある面もありますけど、それ以上に読んでて気持ち悪くなるとか、読み終わった後の読後感?みたいなのが凄く悪い感じがします。
……散々な言い草ですね。
ただそれがこの物語の最大の特徴であって、また面白味でもあると思います。正直この頭おかしさはなかなか伝わりにくいと思っていて、ここで聞くより絶対読んでほしです。
とりあえず1話ごとに可愛いキャラが出てきて、毎回主人公に転がされます。

さくっと。
描写でいうと1コマもかからない感じです。
別にそういうのは、そこそこ他の漫画でもあるにはあるのですけれど、なんていうのか、普通そういうシーンっていうのは主人公や他の登場人物を通して、死に対する忌避感みたいなのが滲み出てくると思うのです。どんなにあっさりと人が転がされたとしても、そこには人として最低限あるはずの感情があると思うのです。
登場人物に対してじゃなくて、描写に対して。
どんな漫画にだってそういうシーンには、多かれ少なかれそういう命の重みとか、それをいとも簡単に奪う、あるいは消すみたいな心理的な抵抗みたいなものがあるはずだと思うのです。少なくとも描いている作者はそれを感じてるんだろうなあみたいな、そういうの。
けれども、それがこの漫画にはない。

なんとなくうっかり転がしちゃったとしても。
友人の大事な人を転がしちゃったりしても。
親切にしてくれた人を転がしちゃったとしても。
まるで使い古した消しゴムを思わずぽきって割っちゃうくらいな感じで簡単に人が死んでしまうのです。
忍者と殺し屋のふたりぐらしのアニメ化はシャフト

正直私はこの漫画、2025年春に始まるアニメばーって見てて、なんかちょっと面白そうっだなと思って漫画読み始めたのですけれど、漫画読みながら「これアニメ化して大丈夫か?」って思いました。2つの意味で。
1つは、まるで砂場の砂山を崩すくらいの感覚で人がばんばん転がされまくる漫画をアニメ化して大丈夫なのか?という意味と。
もう1つは、アニメ化してもこの漫画の面白味は伝わらないんじゃないかなという意味です。

ただこれ、アニメ化するのシャフトなんですよね。そうなるとまたちょっと話が変わってきて、ちょっと期待できるんじゃないかと。
シャフトと言ったら、まどマギとか物語シリーズです。なんかそういうちょっとヒトの感覚から逸脱した感じの物語とかうまく描いてくれそうじゃないかなと思います。
ただそれでもまだちょっと不安があって、先にも述べましたけど、アニメ化するには原作ストックがちょっと足りない気がします。このあたりどう補填するのかは気になる所。
オリジナルエピソードとか入れるのか。
もしくは1話を思いっきり引き延ばすのか。……いやさすがにこの漫画は引き延ばしちゃったら絶対面白くないと思うのですけれど。
15分枠でもないなら途中でエピソード枯渇してしまうのではないかと思ってしまいます。
一応漫画によっては6巻まであるのにあえて5巻分までしかやってないアニメとかもありますけれど、そういう漫画は大抵、はあえて間を入れたほうがアニメとして面白くなるとかが多いです。この忍者と殺し屋のふたりぐらしは、絶対テンポよく行ったほうがいいと思うので。
私が心配することじゃないのですけどね。
まとめ

まあ始まる前からアニメについてあーだこーだ言うのはちょっとお門違いですので、これ以上は実際に見てからかなあと思います。とりあえずdアニメストアだと見れるらしいから一安心です。
ディズニープラスでしか見れないとかなると本当に発狂しそうになりますからね…。
まあともかく。
漫画は面白いのでぜひ見てほしいなと思います。
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