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異世界ファンタジー

「自称悪役令嬢な婚約者の観察日記。」アニメ楽しみ

この記事は約6分で読めます。

自称悪役令嬢な婚約者の観察日記のアニメが放送されるらしいですね。乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったキャラが現代知識やゲーム知識で無双、するわけでもなくおおよそ周囲を巻き込んで空回りばかりしているというお話なのですけど、それが婚約者である王子の視点で描かれてるんですよね。

王子は人類を超越した超ハイスペック男子で、悪役令嬢バーティアとは幼い頃から婚約を決められるのですけど、婚約者として初めて会った時、バーティアにこんなことを言われるわけです。

「私は悪役令嬢ですの!私の役目は殿下とヒロインの仲を引き裂いて最後は婚約破棄されてギャフンと言わされることなんですわ!」

「うん、意味が分からないね」

いやもうこのシーンが全てなんですよ。

バーティアは悪役令嬢の悲惨な運命を回避したいとかそういうのは一切なくて、むしろとにかく自分の役割を全うしようとするのです。

父親には陰で犯罪を犯せと唆そうとするし、従者にはいじわるをしようとするし、言動もとにかく悪ぶろうとするし、最終的には自分も自分の家も破滅するべきだ、とひたすら悪の道を爆走しようとするのです。

悪役令嬢になろうと、悪役令嬢たる言動を繰り返すわけですね。

けれどもどうにもバーティア本人が優しすぎるせいで、あるいはポンコツすぎるせいで、そんな言動がほぼ100%空回りしてしまいます。

それはもう側から見たら笑えるほど滑稽で。

というか悪役令嬢ぶるくせに優しくて誠実で、王子セシルはそんな自分の婚約者を観察するのがそれはもう楽しくて楽しくてたまらないのです。

だから、悪役令嬢な婚約者の観察日記、というわけですね。

この物語のもう一つの魅力はなんといっても、王子セシルの人智を超えた超人ぶりと、婚約者への溺愛っぷりです。

8歳の時点でもはや国中に敵う人がいないと思われるくらいの知能を持っていて、奇病の薬を開発してしまったり、それをいかにも自然なふうに国に広めるために手を回したり、知識も政治的な根回しも常識を逸脱してしまっているのです。

しかもそんな彼が、国の最高権力の地位にいるという。

もう怖いものなしです。

何も言うことはありません。

でもそんなセシルにも欠点があって、なんでも理解してなんでもできるからこそ、なんでもできない人の気持ちがさっぱり分からないと言うことです。

そしてそれは人をナチュラルに見下すことにもつながっていて、あまり人を人とも思わないと言うか、できない人を人扱いしないと言うか、まあ早い話が、超絶性能のいいロボットのような存在になってたんですよね。

いえ、正確に言うとなりかけていた、と言う感じでしょうか。

なんでもできて、なんでも知っていて、なんでも理解できるセシルにとって、異世界から転生してきて、自ら悪役令嬢になって破滅に向かおうとするバーティアは、本当に意味のわからない、もはや理解が及ばない人と言うレベルではないほどで、珍獣とか宇宙人並みの存在なんですよね。

理解不能ではあるけれど、とにかく面白い。

初めのうちは新しいおもちゃかなーくらいの感覚だったのが、いつの間にか気になって気になって仕方なくなってきて、さらには歳を追うごとに、もう大好きな婚約者絶対逃さないマンになっちゃうのです。

断罪の、いわゆるザマァされる時期が目前に迫ってくると、バーティアはだんだんとセシルを避けるようになったり、セシルから婚約破棄されること前提で話をすることが多くなるんですけど、それがもうセシルには我慢ならなくて、イラついてイラついて、しまいにはバーティアに八つ当たりするようになってしまったりします。

あの、人を見下して、婚約者を「新しいおもちゃ」と言って、目に見えるすべてがバカとアホとゴミにしか見えないような態度ばかり取っていたロボット王子が、婚約者の態度に一喜一憂するわけです。

で、セシル視点だから当然物語はセシルのモノローグが多いんですけど、モノローグでは、あくまでも自分は平静だと思っているんですよね。

ここまで心を乱されていてそれはないでしょ?って言う。

一見、ポンコツ令嬢がハイスペック王子に助けられて見守られる話ですけど、同時にロボットが心を理解していく物語でもあると言うか、いやこう言葉にしてみるとちょっと陳腐な印象になってしまいますけど、そういう心の変化とかがさりげなくも分かりやすく描写されていて、そういうところがすごく魅力的なお話なのです。

ということで、アニメ楽しみです。

バーティアの奇行にフリーズするセシル、バーティアが他のご令嬢に囲まれているのを見てヤキモチを妬くセシル、避けられて気持ちをかき乱されるセシル。

乙女ゲームの中でアンドロイドと呼ばれていたかのハイスペック王子がどんな顔でオロオロしてくれるのか、本当に見ものだと思います。

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