悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきますのソフィアが本当にお気に入りで、小説家になろうで全部読んだのに改めて本屋で小説も買ってしまいました。
どうもさめきちです。
前回に引き続き、悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきますについて。今度は特に、ラストの展開やソフィアの思惑などについて語っていきたいと思います。
なおどんな話か大まかに知りたいという人は以下の記事を参考にしてみてください。
この先は結構なネタバレが含まれています。未読な方はここで引き返していただくことをお勧めします。
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきますとは?
乙女ゲーム「光と闇のエスプレッシーヴォ」の世界に転生してしまった主人公。その転生先は悪役令嬢の執事シリルでした。ゲーム原作では破滅を迎える悪役令嬢とともに処刑されてしまうのですが、ゲームの記憶を持つシリルはそのバッドエンドを回避するために奮闘します。
悪役令嬢を魅力的な女性に育てる
具体的には、自身の仕える悪役令嬢ソフィアお嬢様を、誰もが褒め称える素晴らしい御令嬢となるよう、徹底的に育てあげます。もともとゲーム内で破滅を迎える理由というのが、ゲームのヒロインに王子を取られたことでソフィアが闇落ちし、ヒロインを傷つけるため犯罪に手を染めることでした。
ならば王子がヒロインに見向きもしないほどに、ソフィアを魅力的な女性にすればいいとの考えなのです。
フラグを折りまくる
もう1つの対策は、ゲームのヒロインと王子の出逢いを潰すことです。ゲームではヒロインと王子が運命的な出逢いを経験することで恋に落ち、その結果王子は許嫁であるソフィアを蔑ろにするようになります。
ならばその出逢いそのものを潰してやればいいということなのです。
シリルの目論見は成功するけれど‥‥
ソフィアは「社交会に舞い降りた聖女」とまで言われるくらい、素晴らしい女性に成長しました。誰もが目を見張るほどの美貌と、すぐに貴族の世界でも通用するほどの高い教養、そして大人も顔負けの深い知識と知恵。シリルの教育は見事に成功したと言えます。
また合わせてゲームのヒロイン・アリシア嬢と王子の出逢いを潰すことにも成功します。本来ならアリシアがガラの悪い貴族たちに絡まれていたところを王子が助けるのですが、王子にはソフィアとダンスを踊るよう仕向け、絡まれているアリシアはシリルが代わりに救ってあげたのです。
結果‥‥
「わたくし言いましたよね、すぐ戻るので待っていて下さいって。ちゃんと言いましたよね?なのになぜ待っていてくれなかったんですか?」
「どうしてわたくしを見てくれないのですか?」
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます
ソフィアが闇落ちしかけます。
教育係としてずっとソフィアのそばにいたシリル。そんなシリルを、ソフィアはただの執事以上に想うようになってしまっていたのです。
そして同時にアリシアもまた、絡まれていたところを助けてくれたシリルに惚れてしまいます。
果たして、シリルは当初の目的であるソフィアの闇落ち&処刑バッドエンドを回避することには成功しました。しかし今度は別な修羅場を生み出してしまうのです。
シリルの新たなる目的(ここから物語スタート!)
以上がプロローグになり、ここから物語はスタートします。
シリルの1番の目的は、とにかく自分の仕えるお嬢様・ソフィアが幸せになることです。そしてそのために、
- ソフィアが王子と婚約すること。
- 闇落ちして犯罪に手を染めないこと。
が、必要になります。ですので、シリル自身はソフィアの恋心をどうにかうまくかわしながら、ソフィアと王子をくっつけなければいけません。
ソフィア、王子のみならずシリルやアリシアもまた、同学年の生徒として在籍する学園を舞台に、シリルの獅子奮闘が始まります。
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきますのあらすじ
第一章のあらすじ
アルフォース第二王子殿下とその取り巻きたち
第二王子殿下としての自覚がないぼんくらアルフォースお坊ちゃんを、ソフィアが叱るお話です。
アルフォース自身は、実はそこまで悪い人ではないんですよね。けれども彼の取り巻きが若干よろしくない。貴族は貴族とだけ付き合えばいい、庶民のことなんて知らないという選民思想丸出しの取り巻きたちは、アルフォースが黙っていることをいいことに好き勝手し放題なのです。
そしてアルフォースの悪いところは、そんな彼らの言動を許容してしまっているところです。これではアルフォースがどんなにいい人だったとしても、選民派の筆頭として見られるに決まっています。
アルフォース自身、そんな選民思想など微塵も思っていないとしても。
ソフィアがキレる
で、とある機会に、ソフィアがアルフォースにビシッというんですね。「あなたが取り巻きたちの言動を許容しているせいで、あなたは選民派の筆頭として扱われていますよ」と。
アルフォース、どうも周りをちゃんと見れてないというか、空気を読んだり察することができないというか‥‥まあ素直すぎるんですよね。ソフィアにはっきりと言われるまで、自分がそんなふうに周りに思われていることをまるで知らなかったというのです。
そもそもソフィアもそこまでガッツリというつもりはなかったでしょうね。何せ相手は王族です。そんなふうに意見をするだけで不敬罪と断罪されたって文句は言えないでしょう。
それでもソフィアがはっきりとアルフォースに意見したのは、シリルがその取り巻きたちに侮辱されたからです。
そもそも執事であるシリルは貴族ではありません。アルフォースの取り巻きたちからすれば完全なる格下。ただ、ちょっとやりすぎましたね。散々詰めたあと土下座までさせようとしたあたりでソフィアがキレてしまったのです(もちろんキレたのはアルフォースの取り巻きたちに向けてですが)。
王族から目をつけられる
結果的にアルフォースは己の間違いに気づき、己をただしていくことを心に決めます。それ自体は良かったのですが、その一連の事件がアルフォースの両親、つまり王と王妃の耳に入ります。
‥‥ただ目をつけられたと言っても、どちらかというと好意的な方です。事件のあと、ソフィアは王と王妃と面談することになるのですが、王は完全にソフィアを許す方向で話を持っていきますし、王妃に至っては暗にアルフォースとの婚約をちらつかせる始末。
けれどもそんな2人に対して、ソフィアは凛として言い放つのです。
「‥‥わたくしには隣を歩きたい人がいます」
「わたくしはその望みを叶えます。たとえ‥‥神々を敵に回すことになったとしても」
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます
もはや喧嘩を売るレベルの発言ですが、むしろ王と王妃の印象はより高まったようです。ただここで、ソフィアと、そしてシリルが目をつけられてしまうわけです。
どうにかソフィアを取り込みたい王妃は、ソフィアが隣を歩きたいと豪語したシリルをまず手に入れようと画策するようになるのです。
第二章のあらすじ
フォル先輩
ソフィアとシリルに目をつけていたのは王と王妃だけではありませんでした。ソフィアとシリルが通う学校の教師でもあり、王室専属の執事でありるトリスタンもまた、密かに2人をマークしていました。
正確には、シリルの方を。
トリスタンの勧めで2人は学校の生徒会の扉を叩きます。現在生徒会はフォルという先輩の女生徒が1人だけで切り盛りしているため、手伝ってほしいということでした。その話にソフィアは大喜びです。
(シリルはソフィアとは別クラスですからね。放課後一緒にいれるというだけで相当テンションが上がったようです)
けれども当のフォルは手伝いなど不要と言います。どうしても生徒会に入りたいというソフィアと、絶対に入ってほしくないフォル。
最終的に、2人の生徒会入会にあたり、フォルは1つの試験を言い渡しました。
これまで取り巻きたちを見過ごしていたために、選民派の筆頭と目されてきたこの国の第二王子アルフォース。彼自身にそのような思想はなかったとしても、周囲はすでにそういう目で見ています。そんな彼の立場は現在微妙なものとなっています。
フォルの出した試験というのは、そんな微妙な立場となってしまったアルフォースの立場を向上させよというものだったのです。それは控えめに言っても、なかなか難しい試験でした。
演劇
結果として、2人の活躍でアルフォースはその立場を大いに向上させました。どんな難題だろうとも、ソフィアとシリルの2人にかかれば解決できてしまいそうです。それくらい鮮やかで、さすがのフォルも認めないわけにはいきませんでした。
2人とも本当に優秀です。
果たして、ソフィアとシリルは生徒会に入会します。ついでに、試験に大いに関わったアルフォースとアリシアも。
そんな生徒会に入会したソフィアやシリルが次に取り組むのは演劇です。どうやら代々生徒会は、毎年開かれる文化祭で必ず演劇を披露していたのだとか。
演劇の台本にフォルの教育係の思惑が隠されていたり、アリシアに役に入りきれなかったり、アルフォースが大根だったりと多少問題はありつつも、順調に演技を覚えるソフィアたち。
(なお、アリシアが役に入りきれない理由はなんとも興味深いものでしたよ)
けれども文化祭を目前にして、演劇もどうにか形になると思われたその頃、大変な問題が起こってしまいます。生徒会長であり、演劇の要でもあるフォルが倒れてしまうのです。
フォルの秘密とトリスタンの思惑
フォルの本当の名前はフォルニーシア。アルフォースとは従姉に当たる存在‥‥つまりエフィニア国の王族です。けれそも彼女は身分を偽って学校に通っていました。それは彼女の抱える重大な問題に起因します。
フォルは、実は重大な問題を抱えていました。このままでは卒業を待たずに学校を去らなければいけない、それでいてこれまで誰にも解決することができない問題です。
その問題の解決に、シリルの存在が必要不可欠でした。
そのことにいち早く気づいたのは、ソフィアとシリルが通う学校の教師でもあり、王室専属の執事であり、そしてフォルの教育係でもあったトリスタンです。けれどもトリスタンはそのことをすぐにシリルに相談するわけにはいきませんでした。
トリスタンからすれば、シリルの人となりも分からないままフォルの秘密を打ち明けるわけにはいかなかったからです。問題の解決を条件に、とんでもない要求をしてくる悪党な可能性もあったわけですので‥‥
フォルの隠された素性を考えれば仕方ないですけれど。
なので、トリスタンはシリルとソフィアをけしかけて生徒会に携わらせて、シリルやソフィアが自らフォルの抱える問題を解決したいと思うように仕向けたわけなんですね。
もちろん、それと同時にシリルの人となりを見極めるという目的もありました。
まあ結論から言うと、トリスタンの懸念も杞憂だったわけですが。
こうしてシリルはフォルの、エフィニアの王女の危機を救い、またさらに一目置かれるようになってくるのです。
第三章のあらすじ
シスコンな人々
第三章に入り、シリルの前に新たな登場人物が現れます。ランスロットとアーネストです。
ランスロットはこの国の第一王子、つまりアルフォースの兄に当たります。フォルの従弟でもあり、ランスロットは彼女のことを「フォル姉さん」と慕っています。
そう、とても慕っているのです。
なので、フォルが生徒会で仲良くしているというシリルのことがとても気に食わないのです。シリルには全くその気は無いのに、「お前にフォル姉さんは渡さない」と豪語してしまうほどに。
これについてはアーネストも同様です。アーネストは、隣国のフレイムフィールド皇国に留学していたローゼンベルク家の次男‥‥ソフィアの兄に当たります‥‥。が、彼もまた妹を溺愛する重度のシスコンなのです。
ランスロット、アーネスト両者に目の敵にされてしまうシリル。
彼らの嫉妬の声を交わすのは、知略渦巻く貴族の世界を生き抜くよりもハードなようです。
フレイムフィールドの皇子と皇女
さて、ランスロット王子やアーネストの件がひと段落し、やっと落ち着けるかと思いきや、今度は隣国であるフレイムフィールド皇国から、ハロルド皇子殿下、シャルロッテ皇女殿下が留学にやってきます。
それだけならまだ良かったのですが、なんと彼らは留学中の案内役に、それぞれソフィアとシリルを指名したのです。これによって留学の期間中、ソフィアは常にハロルドと、シリルは常にシャルロットと行動を共にしなければならなくなったのです。
隣国の皇子が常に侯爵令嬢を伴って公の場に姿を表す。それは社交会においては、2人の結婚の話がまとまっていることを表すのだとか。つまり、ハロルドの狙いはソフィアとの婚姻関係を結ぶことなんですね。
他国の皇族にそこまでされてしまうと、ソフィアとしては断るわけにはいかなくなってしまいます。
ということで、今回のシリルの最大のミッションは、いかにして穏便にハロルドとソフィアの結婚を破談に持ち込むか、ということになります。それも国際問題を回避しながら‥‥つまりハロルドの面子を潰すことなくやり遂げなければいけません。
本当の目的
そもそも、フレイムフィールドの皇子と皇女の留学は不自然な点がありました。本来、留学してくるのはもっとずっと後だったはずなのに、それが急遽スケジュールを前倒しして、いきなりエフィニア国にやってきました。
その時点でシリルは疑問を抱いていました。
そしてシャルロッテ皇女の案内をしているさなか、言葉巧みにシャルロッテから情報を聞き取り、疑問は確信へと変わっていきます。
この留学には裏がある。
それさえ分かれば、そこから先は完全にシリルのターンですね。
入念に調査をし、ハロルドとシャルロッテが抱える問題を特定し‥‥つまり弱みを見つけるわけです。
そしてその弱み‥‥本当の目的のために、ハロルドとシャルロッテは、ソフィアとシリルを本国へ連れて行こうとしていることをシリルは確信します。
ただ相手の弱みを見つけ出したからと言って、シリルはすぐにそれをネタにハロルドとシャルロッテに攻勢をかけることはしませんでした。主導権はこちらにあるにもかかわらず、です。彼のミッションはあくまでも、穏便に問題を解決することです。相手の弱みにつけ込んで無理やりハロルドの求婚を断らせるわけにはいかないのです。
ということでシリルはまたも、自分だけが知りうる知識と技術を駆使して、ハロルドとシャルロットの母国フレイムフィールドが抱える問題を解決に導いてしまうのです。
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきますのラストの展開についてネタバレ紹介
シリルの功績がもたらした当然の結果
第一章では第二王子であるアルフォースを助けました。謀略によって貶められていた彼の人気を向上させ、見事そのイメージ回復させることに成功したのです。
第二章では、フォルシーニア王女の信頼を獲得し、また誰もが諦めていたフォルシーニア王女の危機を救うことにも成功しました。特にこの救出劇は前世の記憶を持つシリルにしかできないものでした。
そして第三章では、隣国が密かに抱える問題を解決に導き、自国エフィニアのみならず、隣国フレイムフィールドの王族のからも高い評価を得ることとなりました。フレイムフィールドはエフィニアに多大な借りを作ることとなり、今後の外交に大きな影響を与えるまでに発展しています。
それだけの功績を残したシリルに対して、他の貴族たちが何もしないわけがありません。たかが執事の身であるシリルに対して、貴族の令嬢との縁談が複数持ち込まれてきたのです。
本来、ただの執事に対して破格の条件である貴族令嬢との縁談を、持ち込まれる度にすべて断ることなど困難の極みです。
いえ、それどころか、なんとエフィニアの王女が直々に自分の爵位の1つをシリルに与え、養子にしようとすら考えているという話も出てきているほど‥‥。
けれどもこれらはすべてソフィアの計画のうちでした。
ソフィアの秘密の計画
ソフィアはシリルのことが大好きです。小さい頃は「お父さんと結婚する」と言っていたのが、いつの間にか「シリルと結婚する」になっていたのだとか。
普通ならばそんなもの、所詮こどもの戯言です。
ソフィアがシリルと結婚するにはいくつもの障害があります。
まずソフィア自身が、政略結婚の一環として、親の決めたそれなりの身分の男性の元に嫁がなければいけないのが普通です。
また、ソフィアとシリルでは身分が違いすぎます。平民が貴族と結婚など、あろうはずもありません。
けれどもソフィアは「シリルと結婚する」というまるで子どもじみた夢を、本当に叶える気でいました。
ところで、シリルは異世界転生者です。そして転生元の知識は、転生先であるこの世界では非常に貴重なものでした。
シリルの元の世界での紅茶の淹れ方やお菓子のレシピは、転生先のこの世界でも大人気です。
彼が元の世界でつけた魔法の知識は、この世界の知識や技術を大きく凌駕しています。その結果、この国の王女や、遠い魔法大国の王女を救うまでに至りました。
それだけでも、彼の持つ知識と技術が大きな富と繁栄につながることは疑いようがありません。
ソフィアはそれを十分に理解していました。
なので、シリルの知識と技術を小出しにしながら、少しずつシリルという存在を周囲に認知させ。
王族とコネクションを持ち、シリルの存在感をしっかりと示し。
シリルに多大な功績を上げさせ、国にとってなくてはならない存在まで昇華させる。
王女は見事そこに引っかかったといえます。
2人の尋常ではない知識と技術の特異さに気づき、2人を王家に引き入れようとしたのです。
具体的には、功績を挙げたシリルに爵位を与え養子にし、その妻としてソフィアをも王家に迎え入れるというところまで計画していました。
グレイブの提案
ここで焦ったのはソフィアの父、グレイブ・ローゼンベルク侯爵です。彼もまた、ソフィアとシリルの特異さに早くから気づいていましたし、そのため、ソフィアとシリルについては絶対に侯爵家から出すわけにはいかないと考えていました。
けれども、王女から正式にシリルを養子に迎えると打診されてしまっては、それを断るわけにはいきません。そしてシリルが王家に行ってしまったら、ソフィアもまたそちらへ行ってしまうのは自明の理。それだけはなんとしても防がなければいけません。
そこでグレイブ侯爵は、ある決断をすることになったのです。しかも早急に。
グレイブ「シリル、私から提案がある」
シリル 「提案、ですか?」
グレイブ「うむ。私の持つ爵位の一つ、伯爵の名を受け取れ」
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます
まずシリルに自分の持つ爵位の1つを譲ります。ローゼンベルク家の貴族としてしまうことで、王女に取られるのを防いだわけです。
けれどもこれだけではまだ足りません。なぜなら各方面からの次々と縁談が舞い込んでいるのですからです。これらもまた防ぐには、シリルがすでに婚約者がいる状態にしなければいけません。
「私も覚悟を決めた、と言うことだ。そなた達を外に出すわけにはいかぬからな。ゆえに、私はお前に一つ縁談を提案する。‥‥入るが良い」
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます
誰が入ってきたのか、もはや言わなくても分かるでしょう。
悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます (ドラゴンノベルス)
まとめ
タイトル通り令嬢の執事が大活躍する話なのですが、その活躍もすべて、実は令嬢の手のひらの上で踊っているようなものだったという、そんなネタバレでした。でも実は物語の各所に伏線が至る所に貼られていたんですよね。
プロローグでシリルがソフィアをエスコートしているところなど、本人も「普通に考えてあり得ない」と言っていますし、けれどもこれがとっても大きな伏線になっています(この頃からソフィアの計画は始まっていたわけです)。
一度読み終えてから、再度そう言った伏線探しをするのもいいかもしれませんね。
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