こんにちは、ゆっちです。
秋にアニメ化する「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」という漫画に登場する侯爵令息が、なんか異常な執着を見せているけどそこが好き、と私の中で話題です。
超絶有能な辣腕婚約者様が溺愛する系の令嬢ものって、まあ割とよくあると思うんですけど、腹黒で完璧主義なこの侯爵令息、はじめは「政治的意味を持つこの婚約を、自分が恋に溺れて破棄するなんてありえない!」って、ちょっと意地的な感じで執着しだすんですけど、それがだんだんと主人公令嬢の魅力にやられていって、異常な執着を見せるようになっていくんですよね。
その過程が、まあなかなか面白い。
今回はそんな「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」についてのお話しです。

弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった 1 (FLOS COMIC)
「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」のあらすじ

主人公のピア・ロックウェルは前世の記憶を持つ伯爵家のご令嬢で、自身が前世でプレイしていた乙女ゲームの世界に、ヒロインをいじめる「悪役令嬢」として転生してしまったことに気づきます。ゲーム通りのシナリオが進めば、待っているのは婚約者からの手ひどい婚約破棄と国外追放の未来であることにも。
ピアの婚約者は、国内屈指の権力を持つ侯爵家の嫡男であり、幼いころから超優秀な切れ者として知られる美少年、ルーファスです。もしピアが本当に悪役令嬢であるなら、誰から見ても完璧な婚約者のルーファスは、きっと最高のステータスになったでしょうね。私にはこんな素晴らしい婚約者がいるのよ!将来国の中枢に席を持つルーファスの婚約者である私に逆らうなんてありえない!とか。
けれどピアは、前世からの性格を引き継いでいるのか、悪役令嬢とは思えぬほどの極度の打たれ弱さと臆病さから、とんでもなく「弱気MAX」な性格に育っていました。ルーファスは自分には絶対に釣り合わない。どうせ上手くいかない。ゲームのシナリオ通りに、必ず最終的には、私は振られてバッドエンドを迎えるんだ。もうずっとそんなことばっかり言っています。
で、そんなピアの態度が、なんか琴線に触れたんでしょうね。ルーファスはピアに、ある賭けを提案するのです。
もしその「シナリオ通り」に事態が進んで、ルーファスがヒロインに心変わりし、ピアとの婚約を破棄したのならピアの勝ち。
反対に、もしルーファスがずっとピアを想い続けて無事結婚までたどり着ければ、ルーファスの勝ち。
弱気MAX令嬢が辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった、という訳です。

ずっと弱気なピアにイラっとしないこともない

弱気MAX令嬢ことピアですけど、結構イラっとすることがなくもないんですよね。ここ数年ずーっと途絶えることなく量産され続けている無自覚系主人公の派生というか、そんな感じです。
もうですね、すごーくルーファスに愛されているんですよ。それに才能を開花させて、アカデミー入学までに、国でもたった20人しかいない博士号を取って、さらにはアカデミーの研究棟に個室まで与えられるほどなのに、それでもずっと自信なさげなのです。絶対にルーファスに捨てられるって。
だいたい、そこまで自分を卑下してると逆に読者のほうが呆れちゃうじゃないですか。
まあ、ゲームのシナリオの強制力のを妄信しているからこその絶対的確信なのかもしれませんし、あとは本当に捨てられる日が来た時のために、今の内から予防線張ってるようなところはありますけどね。今から精神的に備えておけば、いざ振られた時にダメージがちょっとでも軽くなるというか。
そういうのは確かにちょっと分かりみがあるので、その辺作中でもう少し補足されてればよかったですけどね。
あとは地質学でしたっけ?そういう学問の知識や見解を前世から持ち込んだことで学術チートできるっていう設定は、ちょっとおもしろいなって思いました。岩石とか鉱物とか地層とかの研究ですよね。
活断層とか過去の火山活動の痕跡から防災計画を立てることができたり、石油や石炭、地下水や金属鉱物などの地下資源を見つけたり、あとは道やダム、トンネルなどを安全に作るための地盤調査とかでしょうか。
確かこういう学問は1800年代くらいから発展しましたから、中世ヨーロッパ風なこの物語の世界だと、確かに有用かつ貴重でしょうね。なのでピアがアカデミーで持ち上げられたりとか、重宝されるっていうのはすごくよく分かるんですよ。
でも、であれば、そういう描写もっとあってもよかったよなあとは思います。だって作中、地質学の具体的な話って全然出てこないんですもん。せいぜい、化石を見つけたってピアがはしゃいでるくらいで。
一応アカデミー在籍中に、地質学的な仕事の依頼を受けて、それによってひそかに評価が上がっているみたいな話しは出てくるんですけど、それだけじゃ物足りないんですよね。今度始まるアニメではその辺もう少し詳しく出るんでしょうか。だとしたら嬉しいですね。
ルーファスの異常な独占欲はむしろ好印象

何と言ってもですね、ピアに婚約破棄を申し出られたときに、すっごい顔したのがとても印象的でした。
婚約者である君に、なんの落ち度もないのに!
この私が!
恋に溺れて!
卒業パーティーの場で!
君に冤罪を吹っかけて!
国から追い出すと!?
たぶん本当に「はあ?なに言ってんだこいつ!」って気持ちだったと思います。そんなこと絶対ありえないし、そう思われていることがめちゃくちゃ癪だって顔をしています。
他にも、確かに優秀で冷静な侯爵嫡男なんでしょうけど、結構感情が顔に出てるんですよね。そのギャップというか、そういうのすごくいいなって思います。
あと最初にも言いましたけど、政略ではなく自分自身を好きでいてくれていることに気づいてからの執着は異常です。正直なところ、好きになったから執着するようになったというよりも、ピアの予言通りになることが気に入らないから逆張りして執着してたら好きになったという感じで、多少無理やりな展開ではあるかなと思いつつ、そういう感情の変化みたいなのはなんとなく分からなくもないのです。
ピアの才能に惚れ込んだというのもあると思うんですよね。自分にない領域で深い知識と発想を持っているというところに強く惹かれているというか。もちろんピアの純粋さとか優しさとかも惚れた要因の1つでしょうけど、自分が絶対に敵わない、戦おうとすら思わない分野で秀でてるっていうのが、実はすごい重要なポイントなんじゃないかなって思っています。
総じて、絶対に予言通りになってなるものかという意地張りからの溺愛っぷりは度を越していますけど、それだけちゃんとパートナーを大事にしようという態度は本当に見ていて気持ちがいいのです。
そういうキャラ、わたしは大好きです。
まとめ

「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」についてお話ししてきました。
ルーファス、ちょっと変ですけど、ほんといい人なんですよ。そしてピアは、たまにイラっときますけど、結構いつも一生懸命で、なんだかんだ言ってやっぱり憎めないです。そんな2人の物語、よければぜひ漫画も読んでみてくださいね。
ではまた。

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