漫画「新米オッサン冒険者、最強パーティーに死ぬほど鍛えられて無敵になる」の主人公のリックやアンジェリカがこれまでやってきた修行がやばすぎると話題です。明らかに異常な量、死ぬこと前提のトレーニング内容など、ついついリックやアンジェリカに同情してしまいます。
ということで、今回はそんな常識がバグりまくっている修行のメニューの数々についてお話ししていきたいと思います。
新米オッサン冒険者、最強パーティーに死ぬほど鍛えられて無敵になるについて
30過ぎたオッサンがひょんな縁から最強の冒険者パーティー・オリハルコンフィストに入り、死ぬほど特訓していつのまにか超強くなって無双する、という感じのお話です。
例によって無料小説投稿サイト発の物語ですけれど、転生チートとかではなくただひたすら頭のおかしい修行を重ねた結果めちゃくちゃ強くなりました。無自覚俺TUEEEE系の物語ではありますけれど、とにかくひたすら死ぬほどの努力をしてきた結果の強さであるということですね。
そしてそれに影響され、はじめはリックと敵対していたアンジェリカまでもその修行を受けることに。まあそのあとすぐに修行の酷さに後悔したりしなかったりするのですけれど、その分どんどん強くなっていったようです。
2年の修行が新米オッサン冒険者リックに与えたトラウマ
2年間の修行は確かにリックを強くしてくれましたけれど、同時に消え去ることのない大きなトラウマも植え付けてしまいました。修行の話を聞いたり思い出したりした時のリックの反応があまりにもおかしいというか、挙動不審なんですよね。まずはそんなリックよトラウマを見ていきたいと思います。
修業を思い出すリックの表情
まずはこちら。冒険者の試験中、上位ランクの騎士に絡まれて戦うことになってしまったリック。めちゃくちゃビビってあるリックに、リーネットが、これまでの修行を思い出してくださいっていうのですけれど、そんな修行を思い出している時のリックの顔です。
リーネットは緊張をほぐそうとしたらしいのですけれど、リックは「精神崩壊をさせる気か‥‥」と。思い出すだけで神崩壊を起こす修行とは‥‥。
いい人に怪我してほしくない
リックの冒険者試験の時にお世話になったローロットが、リックの仲間が集う拠点に行きたいと言った時のリックの顔です。
ちなみにその後リックは、フル装備で来ることをローロットにお願いする、他の仲間に出迎えさせないように玄関で待機するなどしていましたけれど、結局ローロットは死にそうな目に遭ってましたね。自ら修行の一端を経験してみたいみたいなこと言ってしまったのでまあ仕方ないですね。
「いつものように生き返らせれば良いだろう」
命とは何なんだろうと、色々考えさせてくれますね。
殺人予告
拳王トーナメントでどうしても勝ちたいというアンジェリカに対して、リックが鍛えてやろうかと提案した時のアンジェリカのセリフです。
アンジェリカは、リックたちの常識はずれな修行が容易に命を危険に晒すことを正しく理解しています。
何万回死んだか…
アンジェリカと修行について語っているリックです。本当に万単位で死んでいるのだとしたら、2年ってせいぜい730日ですから1日十回以上は死んでることになるのですけれど‥‥。
まあその真偽については確かめたくないですね。
全力で止める
アンジェリカがリックの修行を知りたいと言った時のリックです。以前リックはアンジェリカを鍛えたことがありましたけれど、その時ですらアンジェリカはだいぶやられていましたけれど、そんなのとは比じゃないんだぞと。
けれども拳王トーナメントでだいぶやる気に満ちてしまったアンジェリカは全く聞いてくれなかったみたいです。そしてすぐに後悔する羽目に。まあどんまいですね。
新米オッサン冒険者リックがこれまで行ってきたの修行
オリハルコンフィストのメンバー、というか主にリーダーのブロストンの修行メニューについてお話していきます。当然漫画の中で語られているのなんてほんの一部に過ぎませんけれど、そのほんの一部でも、リックやアンジェリカが受けた修行がどれだけ頭がおかしいか、分かるかと思います。
ドラゴンを倒すまで巣から出してもらえない
画像見た感じですと、物理的に出入り口を塞がれているようですね。しかも通路はかなり狭く、これ、真っ正面からドラゴンと対峙する以外に道がない状況です。
モンスター捕獲液の中で泳いで窒息死する
モンスター捕獲液って一体何なのでしょうね。名前からして、かぶると体が動かなくなるとか、粘着液とか、下手すると接着剤とか、そういう類の液体なのかもしれませんね。そんなところで泳いで、しかも窒息死するまでがワンセット‥‥。何とも恐ろしいですね。
1トンの重りをつけてモンスターの縄張り100キロランニング
そもそも1トンのお守りをつけること自体が何か間違っている気がしますけれど。そして縄張りに放り込まれるとか、もはや完全にモンスターの餌状態じゃないですか。
俺はこの魔法を2年間で1億回撃っている
2年間ってだいたい100万分なんですよね。60分×24時間×365日×2年=1,051,200分というわけで。じゃあ「この魔法」を1分間に何回撃っているかというと1億回÷100万分=100回となります。盛って話したのか単なる比喩かと思ったら、特殊な時空間魔法を使っていたのだとのこと。ちょっと時間の概念が崩壊しそうです。
重りをつけて時速100キロに引っ張られる
アンジェリカがリックに鍛えてもらうことになったのですけれど、まず手始めにと始まったのが、両手両足にそれぞれ30キロの重りをつけた状態で、時速100キロで走るリックに引っ張られるというものでした。
これは自分より速い者に牽引されながら走ることで、速い動きを体に覚えさせる基礎メニューだ、とのこと。
しかも6時間走りっぱなし。
これがウォーミングアップだというのだから、本当に狂ってますね。
2800キロ走る
拳王トーナメントがあったヘラクトピアから、リックたちの拠点までおよそ2800キロ、これを走って3日で帰るのだとか。ちょうど北海道の北端から那覇空港くらいまでの距離です。
野暮ですけど一応計算してみますね。もし3日間休まず走り続けたとしておよそ時速40キロ。1日のうち半分だけ走って半分休むのだとしたら倍の時速80キロ。なんかリックたちを考えるとどちらもやってのけそうで怖いですけど‥‥。
ちなみにアンジェリカは7日かかったようでした。倍の日数かかったとはいえ、アンジェリカもだいぶ人間辞めてきたのかもしれませんね。
蟻地獄の巣に放り込まれる(重りつき)
手足それぞれ150キロの重りをつけて超巨大な蟻地獄の巣に放り込まれます。見た感じ流砂はとても速そうで、割と全力疾走しないとすぐに落ちてしまいそうな勢いです。
ちなみにアンジェリカはここで初めて命を落としました。すぐに蘇生されましたけれど。この漫画での命の軽さは異常すぎです。
まとめ
新米オッサン冒険者、最強パーティーに死ぬほど鍛えられて無敵になるで登場した修行の数々について紹介してきました。どれをとってもまともじゃない、常に死と隣り合わせ、というよりも死ぬことが前提の修行の数々に、主人公のリックはよくも2年間耐えきったなと感心してしまいます。
いくら強くなりたいからといっても、どれだけ生き返らせてもらえると知っていても、やはりあんな修行はお断りですよね。
ただ、もしそんな修行だってやって見せる、強くなれるなら命だって惜しくはないという方がいらっしゃるようでしたら、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね。
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