薬屋のひとりごとの壬氏がだんだん猫猫に惹かれていく様が面白かったのでまとめてみました。
麗しの宦官として後宮に出入りし、女性たちを虜にしまくる超美人が、アニメ終わる頃には、猫猫がいないともうダメみたいな様子になっていて、ここまで変わるものかと驚いてしまいます。
ということで、漫画薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜の壬氏について、猫猫と出会ってからどんな表情をしてきたのかをお話ししていきたいと思います。
初めは単なる駒の1つ
猫猫に出会った当初の壬氏は、猫猫のことを完全に手駒として見ていた感じがします。
この画像は、猫猫に一番最初の依頼をした頃の壬氏です。媚薬としてチョコレートを作ったあたりですね。
あの娘、色目の1つでも使っておいた方がいいか。
さて、どこまで使えるものかな。
などと言っています。どうせ色目使えば上手く利用できるだろって思っているのがよく分かりますね。まあ実際は色目なんか全くの逆効果だったわけですけれど。
今の壬氏と猫猫の関係性を考えると、ああそういえば最初はこんな感じだったなあ、と思わず目を細めてしまいますね。
ナメクジを見る目で見られたい
ある意味壬氏の性癖を語る上で最も有名なシーンかもしれません。
これまでずっと女性からチヤホヤされてきたものですから、まさかナメクジを見るような目で見られることなど今までなかったんでしょうね。初めて猫猫にそんな目で見られてうっとりしています。
この時点ではまだ、好意というよりは物珍しい新しいおもちゃ、くらいの感覚なのかもしれませんけれど。
猫猫のすることに興味津々
猫猫に媚薬を作らせる時に見せた表情です。ふと見せる、「宦官壬氏」ではない顔です。単に猫猫のやることに興味があるって感じの顔ですけれど、これまでそういう興味を惹かれるってことあんまりなかったんじゃないでしょうか。後宮では常に麗しい宦官を演じていて、後宮の外でもまた陰謀渦巻く中でキリッとしていなければいけなかったですからね。
ジト目
猫猫に主上とのただならぬ関係を疑われた時の顔です。変に察しはいいですからね。まだ1巻ですけれど、すでに猫猫に「麗しの宦官」を演じることを諦め始めています。油断するようになったとも言えるかもしれません。
がんばって麗しの宦官を演じてみる
それでもまだがんばって麗しの宦官を演じようとします。猫猫には全く通じないのですけれど。
これでは演じがいが全くないですよね。
恐ろしいのではなくて本気なのですが
病気で寝たきりになってしまった梨花妃の治療をしに水晶宮へ行くことになった猫猫。禁止された毒入りのおしろいを未だ使用する侍女に対して、猫猫が本気でブチ切れるわけですけれど、それを見た壬氏の反応です。
後宮内でもそこそこ諍いはありますし、そういうのを目にする機会もないことはないのでしょうけれど、ここまで激しく人が怒る様を見るのはなかなかないのではないでしょうか。だいたいは人目を気にしますしね。
主上との子どもを亡くし、もう死んでしまいたいと弱音を吐く梨花妃を励ます猫猫の様子を見守っていた壬氏の顔です。
本当に人を思い献身する猫猫の言葉に心を動かされたのは、きっと壬氏だけではないはず。ですよね。
お化粧にドン引き
園遊会当日、お化粧をして綺麗になった猫猫に驚く壬氏の顔です。猫猫に特別興味があるからこそこんな表情が出てくるのではないかと思います。
申し訳ない顔
猫猫が攫われて後宮に売られたことを知り、申し訳なさみを出す壬氏の表情です。
まあ壬氏だってこういうことがないわけではないことは理解していたはずです。ただちょっと気になる女性が実はそういう扱いを受けていたことを知って、ちょっとだけ身近に感じたというか、意識するきっかけになったのだと思います。
壬氏も、猫猫を通して色々と学ぶ機会が出てきたのではないでしょうか。
猫猫が心配すぎる
園遊会にて毒を食べた猫猫を心配する壬氏です。すごく焦っています。他の毒見役が毒に当たっても心配はするでしょうけれど、果たしてここまで焦るでしょうかね。
同じく毒を飲んで倒れた大臣よりも猫猫を優先したくらいですから。自分でも気づかないうちに、猫猫のことを気にかけるようになってきた証拠です。
まあそれに対して猫猫の方は全然平気そうというか、むしろ毒を食べれて喜んでいましたけどね。猫猫の変態性の方が際立っているように思います。
やきもち
園遊会で知り合った李白という武人の手を借りて帰省したあと、こんな不機嫌な壬氏が待っていました。しかも用もないのに呼びつけ、何をしていたのだとあれこれ聞いてきますし。
そしてあろうことか猫猫の言葉を勝手に勘違いして動揺し、握っていた杯をバキンと割ってしまいました。
なんというか、どうやら猫猫がその武人と逢引をしていたのだと思ったようなんですよね。別に猫猫が誰と逢引しようが、壬氏にあれこれ言う権利はないはずなのですけれど。なんとも嫉妬深いことです。
猫猫をなぶりたい
指に蜂蜜をつけて舐めさせようとする壬氏です。これだけ猫猫が嫌がっているのに喜んで舐めさせようとするなんて、もうほんと頭おかしいですよね。
いつも自分に興味を持たない猫猫を屈服させたかったのか、それとももっとナメクジを見るような目で自分を見て欲しかったのか。どちらにせよ、ここにはもはや麗しの宦官は存在しませんでした。ただの変態です。ただのやばい変態です。
猫猫に甘えたい
猫猫に抱きつく壬氏です。酔っ払っていたようですけれど、きっとそれだけじゃないんでしょうね。
後宮の管理を任されているのに色々と事件が起こってしまい、自分の不甲斐なさに落ち込んでいるのか。はたまた小さい頃から気にかけてくれていた四貴妃の1人が後宮からいなくなってしまうからか。
いずれにせよ、壬氏にとって猫猫は、甘えることができる、素をさらけ出すことができる、そして自分の弱い部分を見せれる、非常に数少ない人物の1人であることは間違いないのでしょう。
それだけ信頼しているしそれだけ頼りにしているということですね。
気に病んで眠れない
猫猫が後宮からいなくなってしまってから1週間、壬氏はどんどん顔色が悪くなっていったようでした。こんな顔になるくらいなら最初から引き止めればよかったのに。まるで失恋して立ち直れない男の子みたいじゃないですか。
また来てくれないか?
また俺のもとに来ないか?一度後宮を出た猫猫に対して恐る恐る聞いてる感じです。断られるかもしれないとちょっと怯えながら聞いてる感じがなんともかわいいんですよね。
まとめ
まあ正直少女漫画でよくある「ふっ、おもしれー女」的なところはあると思うんですよね。実際に、猫猫はこれまで壬氏の近くには全くいなかったタイプの女性でしょうから。だから最初は物珍しさが先に立っていたと思うんですけれど、まさかここまで入れ込むことになるとは、って感じですね。
漫画読んでいくと、やはりと言うか、壬氏はほんとただものではない身分であることが分かってきますし、猫猫は猫猫で、後宮内でも後宮の外でも強い存在感を示していくことになって、これから2人がどんなふうに関係性が変化していくか見もなんじゃないかなと思います。
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