とうとうけものフレンズ2が始まりました。
前作のけものフレンズのファンとしては、今回のけものフレンズ2についてはいろいろと思うところもありますが、ともあれ続編となったら見ないわけにはいかないですね。
ということで、今回はけものフレンズ2第1話の感想や、出てきた謎について軽く考察したいと思います。
けものフレンズ2のおおまかなあらすじ
フレンズたちが平和に暮らしているジャパリパーク。そんなジャパリパークの森の中で、ネコ科のフレンズであるカラカルは迷子になってしまった子を見つけます。ちょうどそこに襲いかかるセルリアン。絶体絶命のピンチなところを、同じくネコ科のフレンズのサーバルがセルリアンを倒して助けてくれます。
その後安心した3人はそれぞれ自己紹介をするのですが、迷子の子は自分の名前なども忘れてしまっている様子です。そんな中、お腹が減ってキュルルと鳴ったのを聞いたサーバルが、その子を「キュルルちゃん」と命名してしまいました。
カラカルは、キュルルちゃんがヒトなのでは?前に一緒に旅してたでしょ?とサーバルに問いかけるも、以前ヒトと一緒にいた記憶を忘れてしまっているサーバルなのでした。
その後3人はキュルルちゃんが目を覚ましたという場所まで行き、スケッチブックを見つけます。それにはいくつかの風景の絵が描かれていて、その場所に行けば何か分かるかもしれないと、3人はともにその場所へとむかうのでした。
途中、案内をするのが大好きというカルガモに先導され、スケッチブックに描かれた場所の1つ、モノレールのような乗り物の駅にたどり着きます。キュルルちゃん曰く、以前この乗り物に乗ってここに来たことがあるとのこと。
ここでまたも大きなセルリアンが現れて襲われるのですが、乗り物が動いてくれたことと、見知らぬフレンズがそのセルリアンを倒してくれたことで、一行はことなきを得るのでした。
カルガモとはそこで別れ、カラカル、サーバル、そしてキュルルちゃんの3人は乗り物に乗って、そのまま次の駅へと向かいます。
けものフレンズ2の感想
アニメ単体として見れば悪くないな、という感じです。
格別良くはなく、さりとて悪いわけでもなく、というのが一番の印象です。正直なところ、いろいろと曰くつきではあるのでどうしても色眼鏡で見てしまう部分もありますが、けものフレンズ2単体としてみるならば、まずまずなのではないかと思います。
CGの動きは予想以上にいいですし(これもまた好みというか、賛否両論ありそうですが)、ゲストキャラクターのカルガモも可愛かったです。
ちなみに子どもと一緒に見たわけですが、前作も大好きだった子どもたちは大人の事情とかまったく知りませんので、普通に見てて普通に気に入ってたみたいです。
ただ前作には大変感動させてもらい、非常に好きなアニメとして推させてもらっている私個人の意見としては、少し残念だったというか、物足りないなと思ったのもまた事実。何より上でも述べましたが、楽しめるといってもあくまでも「前作のけものフレンズの続きとして見なければ」です。ということで、次からはちょっと残念だったところ、前作と変わったところについて述べていきたいと思います。
けものフレンズ2のちょっと残念だったところ
サーバルがかばんちゃんを忘れちゃっている!
やはり何よりもショックだったのは、カラカルにヒトと旅をしていただろ?と聞かれたサーバルが、かばんちゃんのことを忘れてしまっていたことです。「そんなこともあったような…」とちょっとかばんちゃんのシルエットが出ただけであっさりと流されてしまいます。
前作でのサーバルとかばんちゃんの絆を知っている前作からのファンからすれば、やはり寂しさを感じずにはいられないでしょう。
ただこれについては、もしかしたら物語の重要な伏線なのかもしれないとも思っているので、今後に要注目かと思います。
雰囲気が明るくなった?絵柄がキラキラしている
キラキラしているという表現が合っているのかどうか分かりませんが、以前とは絵柄から受ける印象がだいぶ違います。全体的に顔も体も丸くなっている感じがしますし、目もキラキラしているのです。もしかしたら、子どもターゲットを意識しているのかもしれません。
またそれに伴って、世界観も少し明るくなっているような気もします。
「すっごーい」があまりすごくない
聞くと元気の出るサーバルの名言と言ったらやはり「すっごーい」というセリフでしょう。今回もやはり出てくるのですが、なんか弱い感じがしてしまいました。
避けた大地の溝をカルガモ、カラカル、サーバル、そしてキュルルちゃんと順に飛び越えるシーンがあるのですが、正直あまりすごくないのです(笑)。溝自体そんなに大きくないですし、なんだか茶番みたいに見えてしまう…このシーン必要あったかな?とすら思ってしまいました。
それともこのシーンも何かの伏線になっているのでしょうか?
キュルルちゃんの印象が薄い
前作のかばんちゃんは第1話にて、ジャパリパークの地図をケースから取ってそれを読む、紙飛行機を作って大きなセルリアンの気を引くなど、ところどころ活躍があって「あ、このかばんちゃんはほかのフレンズとは違うんだな」と思わせるところがありました。
けれども今回のヒト(と思われている)キュルルちゃんは、今のところ絵が上手いというところしか見せ場がありません。それもなんかあまり強調されてなく、ほぼ完全にお客様状態です。もちろんこれからまだまだ活躍するのだろうとは思いますが、今のところはちょっと印象が薄いように感じました。
先が気になる!今回出て来たけものフレンズ2の謎を考察!
過去の設定はどう引き継がれているのか?けものフレンズ2の考察その1
サーバルに忘れられてしまっているかばんちゃんですが、さすがに再登場はないにしても、なんらかの形で出てくるのではないかと期待しています。
というも、けものフレンズ2の第1話の段階では、前作のキャラはまだサーバルしか出て来ていないんですよね。なので「あ~、ヒトってあのかばんちゃんね」といったシーンもないわけです。
ただ予告編でもカピパラとPPPが登場していましたし、今後前作のキャラが全く出ないということはないでしょうし、その時にサーバルに対してヒトについて何て言うのか、期待していたいと思います。
勝手な考えですが、サーバル、かばんちゃんのこと忘れているのも何か意図があってのことかなとも思っています。
キュルルちゃんはパークが滅んでしまう前の時代からやって来た?けものフレンズ2の考察その2
キュルルちゃんの描いた風景の絵の場所にみんなで行くのですが、絵と実際の風景にはかなり違いがありました。よく見ると、絵に比べて実際の風景はかなり風化しているように見えます。
また「この乗り物に乗ってここまでやって来た」というキュルルちゃんのセリフからも察するに、キュルルちゃんがここに来た当時は駅も風景もまだ風化していなかったけれど、それが長い時を経て今の状態になったとも考えられます。
怪しいのは、やはりキュルルちゃんが起きたという施設でしょう。タマゴのような形をしていますが、もしかしたらこれがタイムマシンか、コールドスリープのような機械なのかもしれません。
またキュルルちゃんたちが去った後にその施設訪れたオオセンザンコウとオオアルマジロも何かを知っているようでしたし、2人がその施設で聞いた何ものかの咆哮も気になります。
今回のセルリアンは前回のセルリアンとは何かが違う?けものフレンズ2の考察その3
前作のけものフレンズのセルリアンはサンドスターを食べるため、フレンズが食べられるとサンドスター要素が食べられてしまいもとの動物に戻ってしまう、という設定でした。今回はどうなのでしょう。
実を言うと、前作のセルリアンとはちょっと設定が違うのかな、とも考えています。
というのも、前作ではセルリアンは丸いかたちをしていてよくわからないものといった感じでしたが、けものフレンズ2のセルリアンは明らかにモノの形をしているのです。今回出てきたのはおそらくカメラなんだと思いますが…キュルルちゃんがカルガモとの思い出を絵で残しているのに対比する形でカメラにしてあるのかな、とも思ったり。
第2話、第3話と続けてカメラの形をしたセルリアンが出てきたのだとしたら、キュルルちゃんがあえてスケッチブックに絵を描いて思い出を残しているのにも意味があることになるでしょうね。
そのほかの謎について
ほかにも、これでもかというくらいいろいろ伏線を仕込んでいるなぁという印象でした。例えば、
- キュルルちゃんの目はなぜ片目が青で片目が赤なのか
- キュルルちゃんの眠っていた施設で聞こえた咆哮は一体何なのか?
- 最後の方でキュルルちゃんたちを助けてくれた謎のフレンズの影は何なのか?
などなど…
まだまだ気になるところが満載です。
けものフレンズ第1話の感想と考察のまとめ
正直なところ、いろいろと曰くありでの続編と言うこともあり、ちょっと穿った見方をしがちになっているのですが。
考えてみると前作のけものフレンズの時も、第1話はだいぶ低評価だったんですよね。それが少しずついろんなことが分かってくるにつれて、どんどん評価を上げていきました。確かどんどんネットでも取り上げられ始めたのは4話の「さばくちほー」くらいからだったと思います。
そういう意味で言えば、今回のけものフレンズ2にしても、不可解な謎が散りばめられ、前作のけものフレンズとの関係もまだあやふやなままで、これから明かされるべき秘密がたくさんあります。考察のしがいがありますね。
今後もまだまだ応援したいという気持ちも込めつつ、期待していきたいと思います。
第2話も楽しみだなー!
★続き更新しました↓
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