リコリス・リコイル3話を見た感想です。
今回気になったのは、口の悪い先輩風のキャラ、春川フキです。
確かに口は悪いのですが、なんかそれだけじゃないと言うか…、いやまあ口は悪いのですが。ただほかのリコリスとちょっと違くて、千束にとってもただの同僚ではなく、顔合わせれば常に言い争っているけど、実は一番気ごころ知れてる幼馴染みたいな、そんな感じがしました。
と言うことで、今回はリコリス・リコイルのファーストリコリス、春川フキについておしゃべりしていきまーす。
リコリス・リコイル3話序盤のあらすじ・たきなの立ち位置
健康診断のためにDAにやって来た千束と、それにくっついてき来たたきな。そんなたきなを見て、周囲のリコリスたちがひそひそと噂話をしています。味方殺しだとか、組んだ子みんな病院送りにするんだとか…。しかもわざと聞こえるように言うのです。
どうしてそんな噂が立ったのでしょう。たしかたきながDAから転属になったのは、命令無視だか、命令違反だか、そういうやつだったはずです。要は根も葉もないうわさと言うことですね(まあ1話で現場リーダーのフキが「仲間を殺す気か」と叫んでいたので、そこからでしょうかね)。
ともかく、顔色変えずに悪人殺すエージェントな割に、陰口できゃっきゃうふふするなんて、ちょっと精神年齢子どもすぎじゃないかと思ってしまいます。
そしてそれを聞いて、あの時人質に取られていた子がうつむいています。たきなに助けてもらったって感じているのに、周囲がそんなだから、表立って感謝できない感じなんですかね。
フキがたきなを心配している
そんなたきなを本気で心配した様子だったのが、この春川フキです。
まず、このフキと千束、意外と仲が良いみたいなんですよね。千束は終始煽りまくってますし、フキもめちゃくちゃ口が悪いです。でも、なんというか、2人ともそれを承知でやっている、お互いここまでは言い合ったって問題ないって、分かっててやっているように見えるのです。
そしてそのフキが、たきなのことすごい気にしているみたいなんですよ。ほかのリコリスがたきなのこと陰でこそこそ悪く言ってるのに対して、この人はちゃんとたきなのこと心配して、「うまくやってるのか」と千束に聞いてくれているのです。
罪を憎んで人を憎まずを徹底しているのか、それともたきなの処遇にはフキも何かしら思うところがあるのか。ともかく、ただたきなを拒絶しているという風ではなかったのです。
ずっと以前から一緒に暮らししていた?
先生ことミカについてですが、もともとDAにいたんですね。フキが、「千束が先生を連れて行った」という言い方をしているので、千束がDAを出た時に一緒に先生もDAを離れたということなんでしょう。ちなみに公式ホームページには、元DA訓練教官って書いてありました。
加えて、「千束の先生であり、父のような存在」とありますが、もしかしてフキにとってもそうなのでしょうか。ということは千束とフキは、まあ血のつながりはないにしても、姉妹みたいな感じで育った、みたいなところがあるのかもしれません。
「どこっちゅーだ?っこらあ!」って、ヤンキーみたいなやり取り。絶対これ、2人とも楽しんでるというか、予定調和というか、そんな気がしません?サクラも言っていましたが、息ぴったりじゃないですか。
フキの真意
たきなに対するフキの態度は、千束に対するものと違って、だいぶきついように見えます。しかし、模擬戦の提案とか、実はたきなのことを思ってだったのではないかと考えられます。
なぜなら、この模擬戦のこと、話の流れからしてたきなに対して言ってるはずなのに、目線は完全に千束ですし、千束がそこで2対2でやろうって言ったのにも、まったく動じてないのです。当然、みたいな顔して。つまり、たきなを煽っているように見えて、実は千束に合図を送っていたっていうことなんですよね。
もしかしてこれ、たきなと後任のサクラを対決させようとしたのではないでしょうか。模擬戦の最中、千束がサクラにとどめを刺さないでいた時も、「(たきなを)待ってるんだろう」と言っていました。これ、千束はもちろんそうですけど、フキ自身も待っていたのではないかと思うのです。たきなのこと。
もちろんこれでたきなが勝ったとして、たきなのDA復帰が認められるわけはないとは思いますが、いろんな方面にたきなを認めさせることはできるでしょうね。
またそういうのを含めて考えてみると、ああやってわざと「ここにお前の居場所はない」と言うのも、むしろ「千束のそばにいた方がお前のためだ」と言っているようにも聞こえます。
まあただのケンカ好きと言う可能性も否定できませんけど。
楠木司令官と千束の関係
あとついでなので、楠木司令についても少しだけ。この楠木司令と千束の関係性も、ちょっと変だと言われています。
一応、千束の所属は、楠木が指令をしているこのDA本部とは違います。だから、恐らく楠木のレポートラインからは外れていますし、千束は楠木の指示に従う必要はないとは思うのですが…。だからと言ってこういう口の効き方するのかな、と。
たとえ別部署だったり、別支店だったりしても、まさかその組織のトップに対して、ここまでズバズバと言うというのも、普通はあり得ないでしょう。もし言うのだとしたら、そうですね、親戚だったりとか…。
別支店の支店長が叔父とかだったりしたら、こういう言い方して詰め寄ったりもありそうです。非情な司令官と、昔仲良くしてもらっていた、別支店に勤務する姪っ子。そんな関係なら、なんとなくありそうです。
模擬戦の後、楠木が千束のことを、「生意気なクソガキだ」なんて言ってますけど、それは果たして嫌っているが故のセリフなのか、それとも愛着がこもったセリフなのか。ちょっと表情からは判別付きにくいですね。
楠木司令官と千束、本当に親戚とかではないにせよ、ちょっと何かありそうです。
まとめ
3話は、メインは千束とたきなの心の交流や、たきなの心情の変化だと思いますが、その一方で、フキや楠木司令官の、千束との関係が描かれてる感じでした。千束、DAとは対立しそうですけど、フキは味方になってくれそうな、そんな予感がしませんか?
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