葬送のフリーレン7巻が発売されました。一級魔法使いの二次試験が終了し、ゼーリエとの面談による三次試験が開始されます。
と言っても、面談はあっさりと終わりました。フリーレンは落とされ、フェルンは受かります。
まあそんなことはどうでもよくて、今回はそんな1級魔法使いになったフェルンのかわいいところを特集していきます。
あの無表情ながらほんのり感情が乗ってくるところがかわいいんですよね。
フリーレン様が何をしたって言うんですか(ぷんすか)
1級魔法使いの特権、どんな魔法でももらえるという授与の際、フェルンに同伴しようとしたフリーレンは立ち入りを禁止されてしまいます。フリーレン曰く、「ゼーリエの機嫌を損ねてしまったから」。
しかも、今後1000年は、大陸魔法協会の施設に立ち入らせてすらもらえないんだとか。
そんなゼーリエの決定に、フェルンは怒って見せます。すごい怒りというよりは、ちょっとあきれている節すら見えますが。
この、ぷんすかっ、っていいですよね。
これで洗濯が楽になります
1級魔法使いの特権としてフェルンがゼーリエに要望したのが、「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」でした。どんな魔法でももらえるというのに、望んだのが洗濯の魔法とは、やはりフリーレンの弟子ですよね。
かつては変な魔法を集めて回るフリーレンに対して「こんなくだらない魔法を覚えてどうするのか」なんてことも言ってたのに…(まあ洗濯の魔法がくだらないことはないと思いますが)。
この場面、フェルンがすごくうれしそう。
ちなみに、フェルンを買っていたゼーリエは“凄く嫌そうな顔”だったとのこと。師匠であるフリーレンに対する仕打ち(魔法協会出禁)に対するささやかな仕返しでもあったのでしょうね。
私は怖くて堪らない…
魔法が一切使えない洞穴に落ちてしまったフリーレン、フェルン、シュタルクの3人。魔法が使えないから浮かんで穴から出るわけにもいかず、ほかに出口を探す冒険をするわけですが…。
フェルンは魔法が使えないことに対してひどく困惑し、また怖がっている描写が見られます。こんなに怖がっているフェルンを見るのは、なんだか新鮮です。
それと、そんな自分の弱いところをシュタルクに吐露しているというのも、なんだか新鮮です。フェルンは普段あまり弱みを見せませんし、どちらかというとシュタルクばかり情けないところを見せているものですから。
1級魔法使いになったとしても、フェルンはまだ17歳の少女なんですよね。
こうして大事なものが増えていくのがうれしいのかもしれません
旅の途中、フリーレンとフェルンが川で髪を洗っているときの会話です。
フリーレンからもらった髪飾り。
シュタルクからもらった鏡蓮華のブレスレット。
それらを大事に手入れするフェルンを見て、フリーレンがそのことを指摘すると、フェルンは嬉しそうに笑うのです。誰かからもらったものだからでしょうか、と。
まるで、そこだけ時間が止まったような静かな場面。優しく微笑みながら胸の内を語るフェルンはなんだかとても大人びていて、思わずドキッとするシーンなのです。
…あの、シュタルク様
旅の途中の宿屋にて。一行は、1級魔法使いになったヴィアベルと再会します。ヴィアベルはシュタルクを非常に高く買っているようでした。数日にわたる試験の合間、シュタルクはヴィアベルたちとともに魔物退治をしており、そこで大変気に入られていたのです。
まあもともと勇者一行のアイゼンの弟子ですし、本人の実力だって相当なものですから。
ヴィアベルは北部の魔物たちとの戦いの最前線で戦う戦士です。そしてその戦いに、ぜひシュタルクに一緒に参加してほしいと誘うのです。
そんな様子を見て、フリーレンは、自分が無理やり連れてきたシュタルクがこの旅を窮屈に感じているかもしれない、と話します。けれどもそんなシュタルクの様子を、フェルンはとても心配そうに見ていました。
結局シュタルクは、ヴィアベルの誘いを断りました。その時フェルンの、ほっとしたような、心配するような表情がなんとも切ないですね。
残ってほしいって、もっとちゃんと言えばいいのに。
じゃあおいで
ヴィアベルの勧誘を断った後、「だからもっと優しくして…」とシュタルクに言われたときのフェルンの態度です。
いつも通りです。
絶対にこれほっとしてます。あからさまに無表情になるあたり、フェルンらしいです。
構ってください
街について、フリーレンは毎日温泉に浸かりに出かけます。そのため、フェルンもシュタルクも暇なんですね。
「明日は丸一日暇になってしまいますね」
「そうだな。俺は武器屋にでも行くか。斧を研いでもらわないと…」
「だから私、明日暇なんですけど。構ってください」
誘い受けですか。
いや、その後のフェルンの様子を見るに、自覚はなかったのだと思います。けれどもこうもわかりやすくシュタルクに対して気持ちを言うようになったのも、以前から比べると進歩なのかもしれません。
ちなみにそのあと、いつもからかわれている仕返しにと、シュタルクが「デートしようぜ」というと、なんと読んでいた本を取り落とすほどに動揺します。
平静を装っていますが、落とした本を拾うことすら忘れたまま、シュタルクの部屋を去ってしまうフェルン。分かりやすすぎです。なんか青春ですね。
でもとても嬉しいです
シュタルクとデートをするフェルン。けれどもフェルンは少し浮かない顔です。理由は、シュタルクらしくないから。
デートのコースがいちいちフェルンの喜びそうなところばかりで、フェルンはなんか違和感を感じていたんでしょう。というか、シュタルクがデートのコースをフリーレンに相談していたことも、きっと気づいていたんでしょうね。
「どうしてそんなことを…?」
「どうしてもフェルンに喜んでほしかったんだ。せっかくのデートだから」
そこでやっとフェルンがほほ笑むのです。自分のために必死に考えてくれたのが分かったから。
考えてみると、シュタルクとフェルンの出会いは結構最悪だったんですよね。竜を倒そうとするフリーレンとフェルン。何かと言い訳をして逃げたいシュタルク。はじめフェルンはそんなシュタルクのことを、軽蔑とまではいかなくても、結構見下していたというか、下に見ていた節があったかと思います。邪険にしていたというか。
けれども一緒に冒険をしていくうちに、なんかこう、お互い意識し合うようになってきたのだと思います。少しずつ距離が縮まってきたというか。そして今こうやってデートするようにまでなってきたという。ずっと追いかけてきた身としては、成長を感じるというか、関係性の進展に嬉しくなってしまいますね。
まとめ
葬送のフリーレン7巻の、フェルンのかわいいシーンをただひたすら集めてみました。フェルンはどんどんかわいくなっていきますね。今後シュタルクとの関係がどうなっていくのか、すごく気になるところですが、まあゆっくりと見守っていきたいと思います。
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