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この世界は不完全すぎる6巻あらすじネタバレ

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この世界は不完全すぎる6巻のあらすじネタバレです。

完全体験型VRゲームデバッグをしている最中、ログアウトできなくなって1年が経過したころ、デバッガーハガは1人もくもくとデバッグ作業を行っていました。ログアウトできなくなったことで、すでに真面目にデバッグをやる人間が少なくなっている(というかいない?)にもかかわらず、です。

そんなハガは旅の途中アマノやアキラと会い、アキラの拠点であるサイ公国へと向かっていました。

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5巻までのあらすじ

アキラとともにサイ公国にやってきたハガアマノニコラ。これでようやく少し落ち着けるかと思いきや、ニコラの中にいるテスラのせいで、ハガはサイ公国を取りまとめるレンアルバによって、地下1000階のダンジョン最奥に落とされてしまいます。

そこで、同じく、過去に、ダンジョンに落とされてしまったキノシタとともに、ハガはダンジョン脱出を試みます。

けれどもそこを抜け出すには、超強力なレイドボス、沈黙の悪魔(サイレンス)を倒さねばなりませんでした。複数人の壁役がいることを前提に作られたレイドボスを相手に、たった2人で勝負を挑まなければいけない状況です。

一方、アキラ、アカネ、アマノもまた、同じダンジョンの別フロアへと落とされていました。そこはカジノフロアでした。

そこでは内蔵を担保にコインを借りることができますが、返せない場合は当然、担保としている内臓を取られてしまいます。そして、お金に目が眩んだアカネがギャンブルに敗北、カジノの魔物に追いかけられることに。

そこに登場したのが、最下層でレイドボスと対峙していたハガでした。ハガはアカネたちを追ってくる魔物をレイドボスに誘導して、同士討ちを狙ったのです。

果たして、作戦は成功します。魔物とレイドボスの戦いはレイドボスの勝利に終わりますが、体力を消耗したボスはハガとキノシタのコンビネーションによって見事倒されることとなりました。

けれども、喜んだのも束の間、ハガたちを次の危機が襲います。倒したレイドボスが、第二形態となってハガたちを襲い出したのです。

6巻のあらすじ

レンの嘘と、ニコラのハガへの信頼

この世界は不完全すぎる6巻

ハガたちがダンジョン最奥に突き落とされたことで、1人になったニコラは、レンから「ハガたちはニコラを置いて去った」と伝えられます。

はじめは愕然とするニコラでしたが、すぐに考えを改めました。当然です。結構長い期間ハガと一緒にいたニコラは、ハガの性格をある程度知っています。

「ハガさんがあんな大きな街を調べずに、たった2〜3日で旅立つわけがない!!」

この世界は不完全すぎる6巻

つまり、ハガたちに何かあったのだと勘づいたのです。それをレンが隠そうとしていることにも。

そして、その瞳に強い決意を宿すのでした。

レイドボス第二形態に1人で立ち向かうハガ

この世界は不完全すぎる6巻

第二形態となったレイドボスはとてもさらに強力になっていました。魔法攻撃は当たり判定が入っていないためカス同然ですが、物理こうげきは非常に強力です。ハガ、アマノ、アキラ、アカネの4人では、普通に戦っては絶対に勝ち目のない戦いです。

そこでハガは、自ら編み出した技を試しにかかります。名付けて、「ハガスペシャル」

それはハガが修得している基礎技と基本攻撃をタイミングよく繰り返すことで、相手をハメるというテクニック。つまり永久コンボというやつです。

欠点はただ1つ、大ダメージを与えられないこと‥‥。

基礎的な技のみの繰り返しなため、与えるダメージが非常に小さいのです。

99HITをくりかえし、999HITを繰り返し、9999HITを繰り返し‥‥。ハメているのでこちらが攻撃を受けることはありませんが、敵もまた、いつまでも死ぬ気配がありません。

アキラやアカネは途中からダレできたようで、どこからかチェスを見つけてきて遊んでいたり、居眠りまでし始めます。その間、キノシタだけはずっとハガを見守り、ポーションを渡すなどサポートをしてくれていましたが。

いつしか戦いは、ポーションが切れるのが早いかボスが倒されるのが早いか。そんな様相になってきていたのです。

アカネがぶっ壊れる

この世界は不完全すぎる6巻

ハガがレイドボス第二形態と戦っている間、アマノとアキラは、アカネの見つけた隠し階段を使ってさらに上のフロアを目指します。

ハガの「ハガスペシャル」もいつまで持つかわからない中、何かほかにこの状況を打開できるようなヒントが掴めればと、具体的には強力な武器などないかと探しに出たのです。

しばらく進み、アマノとアキラは武器庫のようなところで、相手の願望を擬態する魔物と遭遇します。

……どんな絶望した状況でも、レンとアルバが助けに来てくれる…これがアキラの願望でした。そしてその魔物は、アキラの願望を忠実に再現してくれます。すなわち、魔物が、レンとアルバの姿をしてアキラを迎えに来たのです。

アキラは大喜びでした。それはもう、子どもみたいにレンに抱きつき、全身で喜びを表現します。けれども、アマノはそんなレンとアルバに違和感を感じていました。そして、出口(というか転送装置)まであと数歩というところで、アマノが魔物の擬態を見破り、罠にかかることなく魔物を倒すことに成功します。

ただその直後、アキラの様子がおかしくなりました。

「もう帰る…帰る…ポータルどこ?ここ?」

「パパ…、ママ…」

「帰らなきゃ…、遅れちゃう…、遅れちゃうよ…」

「う、あ、あ、あ、ふあああああああああああ」

助けが来て、すっかり気を緩めた直後に実は魔物の罠だと分かる、ことの激しいギャップに、今まで張りつめていたものが一気にぷつんと来てしまったのかもしれません。

これまでずっと、芯の強い女性だと思われていたアキラでしたが、実はもう精神ギリギリの状態だったのですね。

ダンジョン攻略開始

この世界は不完全すぎる6巻

さて、アマノとアキラが探索している間も、ハガはずっと、ひたすらコンボを決め続けていました。そろそろ50000HITまで行きそうというところです。ちなみに、もし仮に、ハガのコンボ1セットが3秒だったとした場合約4.6時間、コンボ1セットが2秒だった場合は約7時間も、同じことを続けていたことになります。気が遠くなる話ですね。

このコンボは、攻撃後にスタミナポーションを1口飲むことも併せて1セットです。つまり、スタミナポーションの消費が避けられないコンボでもあるのです。スタミナポーションが切れたら終わり、ということでもあります。

そして、そのスタミナポーションもそろそろストックが切れそうになってきていました。小ダメージでもいつかは倒せるはずと信じて戦ってきましたが、それもここまで。みんなで逃げる算段を立てていたのですが、いざスタミナポーションが切れて、コンボが途切れ、逃げようとした際に、ハガはスタミナ切れで倒れてしまいました。逃げる分のスタミナを考えていなかったのです。

万事休すといった場面ですが、ハガが攻撃をやめた途端、レイドボス第二形態はその場に倒れてしまいます。ずっとハメ続けていたために、敵のHPがゼロになっていたことに気が付かなかったのです。一体どの時点で倒せていたんでしょう。ただせっかくハメていたのですから、まさか途中で攻撃をやめて、相手の状況を見るわけにもいきませんからね。

ともかく、なんとかレイドボス第二形態を倒し、一行は先に進むのでした。ただし、先に進んで分かったことはただ1つ。このダンジョンから脱出するには、トータルで1000あるフロアをすべてクリアして上に上がっていかなければいけない、ということです。

果たして、一行の、地下1000階からなるダンジョンの攻略が始まるのです。

最期の場面

この世界は不完全すぎる6巻

この世界は不完全すぎる6巻の最後は「1年後…」となっていました。そして城壁の上を軽やかに走る二コラ。身のこなしがすでに並みの村人をはるかに超えていて、その顔つきは凛々しく、まるで一介の冒険者になったかのようです。

またこの1年後というワードは、ある1つの可能性をも示唆しています。すなわち、ハガたちは1年たってもまだ地下1000階のダンジョンから出られていない、ということです。確かに、相当の数の仕掛けやボスがいそうなダンジョンです。まさか今回倒したボスしかいない、ということはないでしょうしね。

またこちらにはトラブルメーカーのアカネがいますからね。ダンジョン攻略もなかなか思うように進まなかったのかもしれません。

ともかく、二コラの成長と、そしてダンジョン攻略がなされていない可能性を残して、この世界は不完全すぎる6巻は幕を閉じるのです。

まとめ

今回はハガが大活躍していました。いえ、いつも活躍はしているのですが、今回はとにかく活躍時間が長いです。最低でも4時間以上は1人で頑張っていたということです。

それと二コラの成長が見られた巻でもありました。今まではどうしても、ただハガについていただけという印象でしたが、ハガと別れてから、何かを決意するまで、そして1年後のあの表情と、非常に先が楽しみな一面を見せてくれています。

1年後この国がどう変わったのか、ハガたちはどうなったのか、そして二コラがどのくらい成長したのか、7巻が非常に楽しみです。

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