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中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入 打ち切りその後の物語は?

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中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入の漫画、打ち切りだったんでしょうか。そんな噂をネットで聞いて、ああ、残念だな…、と。

だってやっと二週目が始まったところだったんですよ。いじめられっ子の少年が前世、中ボスだったことを思い出して、力も取り戻して、これから無双するっていうときに…。

しかも「最強の部下とともに…」ってタイトルにあるのに、最強の部下たちともまだ再会してなかったんですから。

で、この物語、その後が気になって気になって、つい小説を購入してしまいました。

今回はその感想やネタバレなんかを語っていきたいと思います。

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中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入とは

とにかく絵がきれいで、見ているだけでも価値があるんじゃないかという漫画です。もとは小説投稿サイト「カクヨム」で連載されていましたが、後に書籍化し、それがコミカライズされたのがこの作品です。

登場する女の子がかわいくて、逆に主人公の中ボスさんがパッとしないあたり、なかなかロックな精神を感じます。

実はこの中ボスさんのナルゴア、中ボス時代はあまりかっこよくはなかったですが、人間に転生してからの姿は非常にかっこいいのです。きっとこっちが本気なのでしょう(まあタイトルも二週目ってなってますし…)。

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中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入の漫画のあらすじ

魔王の本拠地から遠く離れた「しじまの洞窟」に配属となった中ボスさん、ナルゴアの物語です。

はじめ配属された洞窟は、魔物たちは「だらけ」ているし、トラップは埃をかぶって作動しないし、レベル1の子どもが迷い込んでも簡単に踏破できてしまうんじゃないかというくらい、どうしようもないダンジョンでした。

「ダンジョンとしては最低の職場環境……いや、もはやダンジョンではない廃墟…ただの廃墟だ」

で、中ボスさんはしじまの洞窟の改革を行うわけです。

魔王城から遠く離れたしじまの洞窟が高レベルダンジョンに

中ボスさん、5回行動できるって触れ込みのようで、実際に手をたくさん召喚していろいろできるという特技を持っているんですね。で、洞窟内を掃除したり、トラップを直したり、食堂にテコ入れしておいしいご飯が食べられるようにしたり…。

改革をしようとすれば、それまでの従業員の反発もあるものですが、中ボスさんの一生懸命な姿に、次第に部下たちもついてくるようになっていきます。

そして1年後、ほぼ始まりのダンジョンであるにもかかわらず、しじまの洞窟は中堅パーティーがやっと攻略できるくらいの難度、攻略推奨レベル30にまで上がっていたのです。

とんだ初見殺しもいいところ」ですね。

勇者パーティーの襲来と中ボスさんの死

中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

そんなしじまの洞窟に、驚くべきニュースが飛び込んできました。なんと魔王が勇者に倒されてしまい、その勇者がしじまの洞窟にやってくるというのです。

そんな状況下で、中ボスさんは1人で勇者たちを迎え撃ちます。正直なところ魔王よりも強い中ボスさんにとって、レベル70程度の勇者たちなど赤子の手をひねるようなものだったのです。

なにせ中ボスさんの正体は、魔王を攻略した後の、いわゆる隠しダンジョンと呼ばれるようなダンジョンの中ボスだったからです。

中ボスさんはあっけなく勇者たちを打ち倒しますが、そこに油断がありました。いつも鷹揚に構えている中ボスさんは、実力を隠して勇者のパーティーに潜んでいる本当に敵に気づかなかったのです。

本当の敵は、中ボスさんと同じく隠しダンジョンの中ボス、つまり中ボスさんの元同僚でした。そして不意を突かれた中ボスさんは、あっけなく殺害されてしまったのでした。

二週目…泣き虫のナルゴア

中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

元同僚に殺害された中ボスさんは、100年後、人間の泣き虫のナルゴアとして転生しました。そして10歳になったころ、とある事件をきっかけにかつての記憶と力を取り戻します。

ナルゴアの育った村の近くの森を治めている中ボス、アウルベアを倒し、幼馴染の女の子ティモラと一緒に村へ帰るさなか、2人を探しに来た村人たちとともに、ナルゴアはモンスターと遭遇します。

それは森の木々を優に超す巨大さで、ナルゴアや村人たちをはっきりと「獲物」として認識している様子。さて、この後ナルゴアはどうやってこの危機を乗り切るのか?

漫画、中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入はここで終わっていたのです。

もしかしたらもう少し先までどこかに掲載されていたのかもしれませんが、とりあえず漫画単行本ではここまででした。

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中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入の漫画の続きをネタバレ紹介

巨大な魔物に遭遇したナルゴア。人間のことは嫌いだけれど、ずっと気にかけてくれていた幼馴染のティモラや、これまで育ててくれた人間の両親を見捨てるわけにもいかず、ナルゴアは魔物と戦うことを決意します。

そして取った方法が、かつての部下を呼び出す、というものでした。

共鳴りの鈴|中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入1巻より

かつて片割れをアルラウネに託した共鳴りの鈴を覚えていますでしょうか。これを絆?媒介?にして、ナルゴアはアルラウネを呼び出すことに成功したのです。

100年前に比べて、アルラウネはとても強くなっていました。森の木々よりもなお巨大な魔物を、難なく倒してしまえるほどに。

その後の展開

さて、その後ナルゴアは、村人たちに英雄扱いされたり、近くに来た見習い冒険者たちを追い払ったりとしていましたが、そのような中大きな転機が訪れます。懐かしい顔ぶれと遭遇することになったからです。

ベルンハルト|中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

1つは、勇者ベルンハルトです。しじまの洞窟にやってくるも、いともあっさりと中ボスさんに殺害されてしまった、あの笑った顔がいやらしい感じの勇者です。

リーガット|中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

彼は人間のナルゴアをいじめていたリーガットに転生していました。そしてナルゴアと同様に記憶を取り戻し、ナルゴアに牙を向けてきました。

ルシエラ|中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

そしてもう1つ。ルシエラです。かつて勇者の仲間のふりをし、中ボスさんであったナルゴアを殺害した、隠しダンジョン時代の元同僚です。

ティモラ|中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

彼女は人間のナルゴアのよき理解者、ティモラに変身(転生?)していました。人間のナルゴアがなまっちょろいことを言うので、もう1回殺そうとしたところを、かつての仲間アルラウネや吸血鬼のきゅーちゃん、そしてスライム毒軍曹に阻まれました。またそのあとは、ベルンハルトの記憶を取り戻したリーガットに刺されて重傷を負います。

勇者ベルンハルト&ヴァルキリーの軍勢との戦い

ベルンハルトは、取り戻した勇者の力を使って、500のヴァルキリーの軍勢を呼び出しナルゴアを囲みます。ヴァルキリー1人1人がレベル60前後で、しかも陽の光から無限の神性を供給するため、まともに戦って勝てる相手ではありません。

そこでナルゴアは、召喚士としての能力を最大限発揮します。それは、しじまの洞窟自体をこの戦いの場に呼び出す、というものでした。

洞窟であれば、敵は陽の光から無限の神性を享受することができなくなります。また洞窟によって戦力を分散させることもできます。

そして何より、100年の間しっかりとレベルを上げ、力をつけていたナルゴアの元部下たちが、そこにいるのです。

果たして、ナルゴアの元部下たちは、自分たちの能力を最大限生かして、レベルアベレージ60のヴァルキリー軍団を追い払うことに成功するのです。

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きゅーちゃんと毒軍曹が見違えるほどの強さに

きゅーちゃん| 中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

吸血鬼のきゅーちゃんは、初登場時、栄養不足で死にそうな顔をしていました。けれどもここで再登場したきゅーちゃんには、そのころの影など微塵も感じさせない、精悍さを見せていました。というかちょっと変わりすぎだろ!というくらい。

吸血鬼というと、どちらかというと魔法職なイメージがありますが、彼女は完全な肉体派です。殴って蹴ってを得意とし、その力はかつてとは比べ物になりません。

毒軍曹| 中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入2巻より

またスライム毒軍曹ですが、物理攻撃を一切受け付けない体になっていました。それがたとえレベル60のヴァルキリーであったとしても、まったく関係ありません。いくら斬られてばらばらになってもすぐに復活する、そんな厄介なキャラになっていたのです。

そしてさらに、なんと女性キャラの鎧だけをうまく溶かして脱がす達人にもなっていました。これまでどんな修業をしてきたのでしょうか。非常に気になるところです。

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アルラウネが完全に生き別れた元カノポジションへ

アルラウネは、ナルゴアとの再会を非常に喜んでいました。ちょっと喜びすぎというくらいに。漫画ではそこまで恋愛感情な印象は受けませんでしたが(顔を赤らめたりといった描写はありましたが)、再会してからはかなりぐいぐい来ています。

抱きしめて離れなかったりとか、ナルゴアがほかの女性と仲良くしているのを見て、あからさまに嫉妬したり。

中ボスさんがいなくなった後のアルラウネは、スライム毒軍曹曰く「さながら未亡人」だったんだとか。

ただ見た目10歳の少年と、100年たってさらに妖艶さを増したアルラウネのカップル……ちょっと絵的にまずいような気がしますね。いや、そういうの好きな人がいるのも知ってますが。

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4人旅

ヴァルキリーを追い払ったのち、ナルゴアはしじまの洞窟に帰るわけですが、そこにはアルラウネと、きゅーちゃんと、そしてスライム毒軍曹もいました。ナルゴアは「幹部が3人ともダンジョンを離れるなど…」と苦言を呈していましたが、3人は意にも介しません。3人とも長期休暇を取ったんだとか。

生真面目なナルゴア。

ナルゴアにベタベタのアルラウネ。

天然のきゅーちゃん。

全体的に突っ込み役の毒軍曹

そんな4人の旅が今はじまる、そんな感じで第一章が終わりました。

それ以降は、旅の途中の障害となる事件をバンバン解決するなどしながら旅を続けていきます。

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神と魔人

全部が明かされたわけではないのですが、どうやら、中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二週目突入の世界は、もともと魔人(ナルゴアは社長…うらぼすと呼んでましたが)に管理されていたような描写がありました。

人間界で天使と魔族が本気で争わないように、目を光らせている、という感じ。別にお互い何かしらの協定があったわけではなさそうですが、お互い人間界では自重しましょう、みたいな雰囲気です。

そして、ナルゴアが中ボスさんとして命を落としてから、人間のナルゴアとして転生するまでの100年の間に、神と魔人が殺されたことが語られていました。しかも、殺したのが天使だというから穏やかではありません。

そのあたり、もし今後も小説が続けばはっきりしてくるのかなとも思うのですが、今のところ小説も続きが出そうな雰囲気ないですからね。このまま謎のままになっちゃうんでしょうね。

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まとめ

もはや小説も続きが出ない雰囲気ですし、きっとこのまま静かに消えていくんだと思いますが、やはり残念ですね。漫画全2巻小説全1巻です。

小説のほうは、ナルゴアが転生したベルンハルトとヴァルキリー軍団を倒したところまで書かれているので、きりはいいです。終わり方がとてもすっきりしているので、漫画の続きが気になって夜も眠れないという方がいたら、ぜひ勝ってみるといいかもしれません。

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