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乙女ゲー世界はモブに厳しい

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですのマリエはリオンの前世の妹?実はとってもお兄ちゃんっ子?

この記事は約8分で読めます。

今回は、乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですという漫画のマリエについて書いていきたいと思います。

本来なら聖女となるヒロインが、王子をはじめ5人のキラキラした貴族の子息を攻略するはずの乙女ゲーム。けれどもその乙女ゲームに転生して、ヒロインを差し置いて5人を侍らすマリエ。おかげで本来ゲームでヒロインだったオリヴィアは完全にモブになっています。

まあ当然、タイトルのごとく1番のモブは主人公のリオンなわけですが…。

そしてこのマリエですが、主人公リオンの妹説が出ていますね。というかほぼ確信犯に近いのではないかと思います。せっかくなので今回はそんなマリエの妹疑惑について触れていきたいと思います。

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乙女ゲーはモブに厳しい世界ですってどんな話?

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですは、女尊男卑の乙女ゲームの世界に転生したモブの主人公が、ゲームの知識を使って無双するという物語です。小説家になろう発で2018年にはGCノベルズから書籍化と、コミカライズも行われています。また「このライトノベルがすごい!2020」では単行本部門8位に選ばれています。2022年にはアニメ化もしますね。

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですの舞台は、とにかく男性が女性にめちゃくちゃ虐げられる世界です。男爵家の妾腹の三男という主人公リオンの立場だと、政略結婚で、50オーバー結婚回数7回の貴族の娘さんに嫁がされるのが普通なんだとか。

こう考えるとなんてひどい世界なんだと思わなくもないですが、考えてみれば現実世界でも、十数年前まではその逆が当たり前に存在していたんですよね。しかもそういう男尊女卑の精神は、現代の日本にも未だ根深く残っています。もしかしたらこの乙女ゲーはモブに厳しい世界ですは、そういった現実世界への厳しい批判を込めた作品なのかもしれません(なんつって)。

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マリエとはどんな人物?

ゲームの舞台となる乙女ゲームの、主人公の座に居座っている子爵令嬢です。乙女ゲームの攻略対象である王子や有力貴族令息たち複数人と交際し、いわゆる逆ハーレム状態を形成しています。

はじめは王子たちもそれなりの権力と財力を持っていたわけなので、当然マリエも好き勝手生きているのですが、途中リオンの活躍により攻略対象たちが全員廃嫡してしまいます。そのためマリエのもとに残ったのは世間知らずの無駄にキラキラしただけの男子5人だけという状況。贅沢三昧の生活から一転、金策に奔走する大変な日々へと変貌します。

さて、そんなマリエですが、主人公の妹という疑惑が出ています。

マリエの疑わしいセリフ 5選!

その言動からして、マリエが転生者であることはほぼ間違いないでしょう。そのことについてはリオンも確信しているようです。ここではなぜマリエが転生者と言えるのか、そしてなぜリオンの前世の妹と言えるのか、漫画版からの画像とともに紹介していきます。

ついに来たわね。王子さまったら10年も待たせちゃって

乙女ゲーはモブに厳しい世界です1巻より

学園の入学式、そんな言葉に振り向くと、そこには得意げな顔をした1人の女性との姿が。

10年というと、ちょうどリオンがこの乙女ゲーム世界はモブに厳しい世界ですの世界に転生したころですね。つまりリオンとこの女生徒はほぼ同時期に転生してきたということになります。

もちろんリオンの前世とその妹が同時期に死亡したという記載は今のところありませんが(たぶん…)、たとえ前世の死亡時期がちょっとずれていたとしても、転生した時期がかぶるというのはなんとなくわかる気がします。ちょうど10年前、きっとこの世界では転生が流行っていたんでしょうね。

ちなみにそんな彼女を見たリオンは「あの女を見た瞬間怒りがわいた」と独白しています。

リオンは前世では、相当妹に虐げられていました。弱みを握られて好き勝手に言うことを聞かされていたのです。しかもその弱みすら、もともとは妹が原因でした。死ぬ直前までリオンはそのことを根に持っていて、恨んだままこの世界に転生することになりました。

だからこそ、妹の生まれ変わりであるこの女生徒……マリエに殺意がわいたということなのでしょう。

あんたみたいな女嫌い

乙女ゲーはモブに厳しい世界です2巻より

乙女ゲーの本当の主人公であったオリヴィアがマリエに言われた一言です。特に今まで絡みもなく、何かしら不興を買った覚えもないオリヴィアにとって、この一言はとても驚いたことでしょう。

けれどもマリエにとっては何度も見たはずのゲームの主人公です。そしてマリエは、前世のゲームを思い出して主人公のオリヴィアを「気に食わなかった」と評していました。

実際に攻略対象の5人は大好きでスチルを集めていたようですが、ゲーム自体はほとんど兄にやらせていたようです。それも「いちいちゲームを進めるのが面倒くさかった」と理由が語られていましたが、主人公(オリヴィア)が気に食わないからやる気が起きなかったということも、理由の1つだったのかもしれませんね。

死んだ兄貴を思い出すわ…!

乙女ゲーはモブに厳しい世界です2巻より

つまりそういうことなんでしょうね。お互い転生者であるとうすうす気づいてはいるものの、明確に確信が持てない中、それでもお互い何かしら感じるものがあるのでしょう。

それにしてもここ、マリエに侍る攻略対象5人に対してリオンがネチネチと詰め寄った後の場面です。相当嫌味な感じで詰め寄っていたリオンを見てそう思うのですから、マリエの前世の兄というのはかなり嫌な性格をしていたんでしょうね。

兄貴にクリアしろって押し付けたんだったわ

乙女ゲーはモブに厳しい世界です3巻より

攻略対象5人と決闘し、うち4人を圧倒的な力でねじ伏せたリオン。最後に残った王子はマリエに「心配するな」と、それはそれはいいキメ顔でいうのですが、マリエとしては不安で仕方がありません。なにせほかの4人もみんなそう言ってやられてしまったのですから。

そして同時に、マリエはゲームのことを思い出します。

そういえばこいつらゲームでよわっちいくて、戦争にいつも負けるから、兄貴にクリアしろって押し付けたんだったわ

一方、リオンの前世が妹にゲームの攻略を押し付けられていたことが、物語序盤で語られています。これはもう確定でいいでしょうかね。

まるで兄貴みたいにネチネチと……!

乙女ゲーはモブに厳しい世界です3巻より

決闘の最終戦。王子と戦うリオンは戦いの最中ネチネチと王子を口撃します。

実はそんなに変なこと言っているわけではないんですけどね。少なくとも、言ってる内容は決して間違ってはいません。ただ言い方ってもんがありまして。確かにこれは、聞いてる誰もがドン引きしてもおかしくはありません。

そしてそんなリオンを、マリエは「兄貴のみたいに」と評しているのです 。

リオンの前世、どんな人間だったんでしょうね。

マリエはもとはお兄ちゃん子?

乙女ゲーはモブに厳しい世界です3巻より

ことあるごとに兄を思い出すマリエは実はお兄ちゃんっ子だったのではないかと思います。

そしてそれと同じくらい、リオンも妹のこと結構好きだったんじゃないかと思うのです(好きというのはもちろん兄妹としてですけど)。

ややこしくなるのでリオンとマリエが前世で兄妹だった前提で話しますが。そもそもリオンの前世がマリエに握られていた弱みというのも、2人の母親が発見したBLグッズの持ち主がリオンであるかのように、マリエが誤解させたのが発端です。

正直その程度の弱みで、わざわざ兄が休日つぶして妹のゲームを肩代わりプレイするでしょうか。いえ、きっとしないでしょう。

結局妹のゲームをやってあげているのに対して、何かしらやらざるを得ない理由をつけているだけとしか思えません。

結局リオンも妹思いなんですよ、きっと。そしてそんな兄だから、マリエもいろいろ無茶を頼んだり、陥れようとして嘘をついたりするわけです(ツンデレ)。

物語の冒頭、休日をつぶしてがんばってマリエのゲームを進めるリオンのスマホに、マリエから旅行の写真が届いていましたね。

乙女ゲーはモブに厳しい世界です1巻より

本当に兄のことが嫌いだったら、自分の水着の写真を送ったりなんかしませんよ。絶対。

乙女ゲーはモブに厳しい世界ですのマリエはリオンの前世の妹?実はとってもお兄ちゃんっ子?のまとめ

マリエが転生者であり、かつリオンの前世の妹であろう疑わしきセリフをまとめてみました。というかまとめてみて思いましたが、ここまでくればもうこれは確定と言って間違いがないでしょうね。

それにしてもお互い兄妹を意識しすぎです。「あいつは妹みたいだ」「兄貴にそっくりだ」ってお互い想い合ってるの、ある意味相思相愛なんじゃないかとすら思います。

今のところ物語的には、アンジェリカかオリヴィアが主人公の恋人候補ですが、一発逆転マリエとくっつく将来もなくはないかなと思っています(さすがに可能性は少ないですが)。

ただ現状、マリエは自分の本性を隠して王子たち5人の攻略対象者たちと付き合っているわけですが、ぶりっ子をするのにも相当疲れているようです。一方、リオンと付き合えばそんなぶりっ子せず、自然体で済むわけですからね。これはワンチャンあると考えていいのではないでしょうか。

この物語、序盤は「ああいつもの転生モノか」とげんなりする部分もなくはないですが、女尊男卑の世界設定やら、主人公があろうことか舞台となる乙女ゲームのシステムを批判していたりやら、なかなか見どころのある物語だと思います。漫画、割と読みやすいので、気になる方はぜひ見てみてはいかがでしょうか。

個人的には3巻の表紙が好きです(笑)。

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