ジョジョの奇妙な冒険第6部ストーンオーシャンの戦いの記録のまとめ第3段です。プッチが天国に行くためにグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所を出て、それを追って徐倫やアナスイたちも脱獄した後の戦いです。
敵は皆ディオの子どもたち(と言ってもディオが食料のごとく消費した女性たちから生まれた子どもたち‥‥つまりジョルノ・ジョバーナのような境遇の人間たち、ということなのですが)です。そのためか、スタンドもそうですが人間性の部分もだいぶ壊れている人が多いようです。
その1、その2はこちら↓
味方キャラのスタンドのステータス
今回は承太郎を追記しています。承太郎と徐倫のステータスを見比べてみると、あまり似てないんですね。承太郎と仗助は似てたんですけど。やはりそこは男女の差なんでしょうか。
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ストーンフリー | A | B | E | A | C | A |
キッス | A | A | A | A | C | A |
ウェザー・ リポート | A | B | C | A | E | A |
ダイバー・ダウン | A | A | E | C | B | B |
スター・プラチナ | A | A | C | A | A | A |
ウンガロ(スタンド:ボヘアミン・ラプソディー)
ボヘアミン・ラプソディのステータス
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 |
---|---|---|---|---|---|
なし | なし | A | A | なし | A |
本体のウンガロはディオの息子の1人です。麻薬中毒者でしたが、プッチと出会いスタンド能力に目覚めます。
スタンドの能力は絵画やマンガのキャラクターを具現化させ、そのキャラクターを知っている人間を、幻覚の世界に引き摺り込むというものです。おそらく本体であるウンガロが麻薬中毒者であったことが大きく関係しているのでしょうね。
なお、そのキャラクターを知らない人間は幻覚の世界には引き摺り込まれない模様。例えばウェザー・リポートはディズニーのキャラクターを知らなかったため、ディズニーのキャラクターの幻覚の世界には引き摺り込まれませんでした。
効果の範囲は地球全土で、世界中の人間を巻き込む形でプッチを追いかける人間を足止めしようとしてきます。
幻覚の世界に引き摺り込まれると精神が肉体と分離してしまい、何も抵抗することができないまま一方的に攻撃を受けてしまいます。そしていくら幻覚のもとになるキャラクターを倒せたとしても、すぐに別なキャラクターが現れて幻覚の世界に引き摺り込んでくるものですから、いたちごっこで手の施しようがありません。
ただしキャラクターが具現化するというのなら、新しく作られたキャラクターも具現化するということです。
ウェザー・リポートは自分を幻覚の世界に引き摺り込もうとしたゴッホ(これをキャラクターというのかどうか怪しいものですが‥‥まあ自画像の絵画があるのでよしということなのでしょう)に絵を描かせました。それはウェザー・リポートが自分で考えた、この狂った世界を元に戻すというキャラクターの絵です。
創作物が具現化するというのなら、新たに今作ったキャラクターもまた具現化するということです。そして具現化されたキャラクターは、ウェザー・リポートの考えた物語通りに、狂った世界をもとに戻し始めました。
かくして、この世界全土を巻き込んだスタンドは能力を失い、いともあっさりと決着はついたのでした。
★ウェザー・リポートの勝利。
本体のウンガロは能力を失い、希望を失ったことで再起不能に。
リキエル(スタンド:スカイ・ハイ)
スカイ・ハイのステータス
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 |
---|---|---|---|---|---|
なし | なし | A | C | なし | なし |
本体はディオの子どもの1人であるリキエル‥‥動揺するとすぐにパニックになってしまう、色々と迂闊な敵です。
スタンド自体に力はなく、人の目には見えない速度で空を飛び回り、人間の体温を奪う「ロッズ」という生物を操ります。どうやらスカイ・ハイとロッズはお互い心が通じるらしいとのこと。
ロッズを使って体温を奪うと、例えばそれが目であれば瞼が開かなくなったり、指であればそれが腐ったり、腎臓であれば血尿が出たりします。しかもこれを脳に喰らうと、即死させることもできるようです。
そんな中、徐倫は自分自身を糸状にして火をかけて燃やし、ロッズが近づいてこれないようにします。徐倫は既に視神経をやられ、ろくに敵の姿を視認できない状況でしたが、あえて目を瞑り相手の気配を感じて攻撃します。
なにせ敵はディオの子どもなのです。ジョースターの血統は、たとえ離れていても感じ合う‥‥これは第3部の頃から言われていたことですね。そしてただの接近戦であれば、リキエルと徐倫では戦闘能力の差が歴然なのです。
★徐倫の勝利。
リキエルは徐倫のラッシュを喰らい、さらにエルメェスからとどめの一発をもらって再起不能。
ドナテロ・ヴェルサス(スタンド:アンダー・ワールド)
アンダー・ワールドのステータス
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 |
---|---|---|---|---|---|
なし | C | A | C | なし | なし |
本体はデュオの子どもの1人、ドナテロ・ヴェルサスです。
スタンド能力は、地面の記憶を掘り起こし、その記憶を具現化させることです。今回は過去に墜落した飛行機の記憶を具現化し、そこに徐倫とエルメェスを閉じ込めることで、墜落の衝撃で2人を殺そうとしてきました。
地面の記憶は絶対で、飛行機が墜落するのならそれは間違いなく墜落します。けれど逆に言えば、墜落の時間までは死ぬことはない、その間に助かる方法を考えることができる、というところがミソです。ちなみにその飛行機の墜落事故では、たった2名生存者がいたそうです。つまりその生存者の席に行けば、助かるということになります。
アンダー・ワールドはさまざまな妨害をしてきますが、最終的にはエルメェスと徐倫の機転によって、見事飛行機事故を生き残ります。簡単なことです。生き残る人がいるというのなら、その生き残ると決まっている人の中に入ってしまえば良いのです。そしてそれは、エルメェスのシールと徐倫の体を糸にする能力があれば、決してできないことではありませんでした(ちょっとブチャラティみたいですね)。
かくして、徐倫とエルメェスは本体の目の前まで到達し、ヴェルサスを追い詰めました。
ただしその後、記憶を取り戻したウェザー・リポートが無差別のスタンド能力を使ったことで、どさくさに紛れて逃亡を果たします。
最終的にはプッチとウェザー・リポート、そして徐倫の戦いに巻き込まれて、アナスイの手によって死亡しました。
★徐倫、エルメェスの勝利。 ヴェルサスは一時逃亡を図るも、のちにプッチに身代わりにされ、アナスイの攻撃によって死亡。
ウェザー・リポート(スタンド:ヘビー・ウェザー)
ヘビー・ウェザーのステータス
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 |
---|---|---|---|---|---|
? | ? | ? | ? | ? | ? |
昔の「憎しみに囚われた記憶」を取り戻したウェザー・リポートは、周囲のことをお構いなしに無差別で攻撃する広範囲攻撃を行い、プッチを追いかけます。その能力は、オゾン層に干渉して悪魔の虹を作り出し、そこでサブリミナル映像を見せることで、人間の体をカタツムリに変えてしまう(自分はカタツムリだと思い込ませてしまう)というものです。なんだかとんでもない、突拍子もない能力です。
ちなみにこの能力、ウェザー・リポートは制御することができないし、制御する気もないようです。おかげで一緒にいたアナスイもカタツムリになりかけてしまいますし、ヴェルサスと戦っていた徐倫やエルメェスも巻き込まれてしまいます。
さて、対するプッチは、そのその仕組みを早い段階で理解していました。サブリミナルが原因なら目を見えなくすればいいだけです。プッチは自分の視神経を抜き取ってウェザー・リポートに近づき、自らの手でとどめを刺しにきました。
けれど今度はウェザー・リポートが、プッチの目が見えなくなっている状態を逆手にとって反撃に出ます。地面やプッチの服などに飛び散った血を乾燥させて槍状にし、目が見えないプッチを追い詰めていったのです。
そしてとうとうウェザー・リポートがプッチを追い詰め、とどめを刺そうとしたちょうどそのとき、とある事故によって2人の形勢が逆転してしまいます。
★エンリコ・プッチの勝利。
ウェザー・リポート死亡。
エンリコ・プッチ(スタンド:C-MOON)
C-MOONのステータス
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 |
---|---|---|---|---|---|
0 | B | A | ? | ? | ? |
C-MOONはプッチのスタンドであるホワイトスネイクと、緑色の赤ん坊が融合したことによって誕生した、プッチの新たなスタンドです。自我を持っていて、そのため本体であるプッチがいなくとも、ある程度自分で考えて遠隔の敵を攻撃することができます。
その能力は、プッチを中心に広範囲に渡り重力が発生するというモノです。もう少し詳しくいうと、全てのものがプッチを上にして落ちていくのです。射程距離はおよそ3キロで、3キロ落ちると重力が普通に戻ります。
また直接攻撃を受けると内側と外側を裏返しにするという能力もあります。腕を攻撃されれば腕がひっくり返って折れますし、足もまた同様です。
そこで徐倫は、自ら能力で自身の体を糸状にし、それでメビウスの輪を作って応戦します。メビウスの輪は裏も表もない形ですから、C-MOONの裏表逆転させる攻撃は全く意味を成しません。自分自身を糸状に変化させることができる、徐倫ならではの解決策です。
さらには承太郎も戦いに参戦(治って駆けつけららしい)し、プッチを後一歩まで追い詰めるのですが、偶然が重なったことでプッチを取り逃してしまいます。
プッチ、本当に運がいいですね。
★エンリコ・プッチ逃走に成功。
エンリコ・プッチ(スタンド:メイド・イン・ヘブン)
メイド・イン・ヘブンのステータス
破壊力 | スピード | 射程距離 | 持続力 | 精密性 | 成長性 |
---|---|---|---|---|---|
B | ∞ | C | A | C | A |
メイド・イン・ヘブンとは、プッチのスタンドC-MOONがさらに進化した姿です。時間の流れを加速させるという能力を持っています。その適応範囲は宇宙全土にまで影響し、プッチ以外の全ての生物は時間の加速についていくことができません。
プッチだけがその加速した時間に対応することができるものですから、例えば他の人からすると、相対的にプッチがものすごく速いスピードで移動していることになります。そしてそのスピードが乗った攻撃は、恐ろしい破壊力となります。
徐倫、承太郎、アナスイ、エルメェス、そしてエンポリオの5人は海に移動して、プッチの攻撃を待ち受けます。しぶきのおかげでプッチの移動方向が分かりやすくなるからです。
アナスイは5人の体の中にダイバー・ダウンを潜り込ませます。プッチの攻撃を肩代わりし、その隙に承太郎がスタープラチナで時を止め、プッチを殺害する計画だからです。
けれどもそれは失敗に終わります。プッチの方が一枚上手でした。いえ、デュオの意志を受け継いでいるプッチだからこその攻撃だったのかもしれませんが。
最終的にプッチは、その力で持ってアナスイ、承太郎、エルメェス、徐倫を殺害し、時間をさらに加速させ、宇宙を一巡させてしまいました。いえ、正確には後少しで一巡というところで、一旦、時の加速を止めます。途中で逃げたエンポリオを確実に始末するためです。
宇宙の時は、ちょうどエンポリオが徐倫と出会った頃まで戻っていました。あのグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所の階段の角にて、プッチはエンポリオを追い詰めます。そして今まさにエンポリオを殺害しようとスタンドで攻撃した時、エンポリオにウェザー・リポートのスタンドのDISCが差し込まれました。
ウェザー・リポートは死ぬ直前、プッチに攻撃されたときに抜き出された自分のスタンドのDISCを徐倫に託していました。そして徐倫はそれを、逃げるエンポリオに渡していたのです。
普通であれば何の役にも立たないDISCですが、プッチのスタンドを手を介せば、自分にそのDISCを差し込むことが可能になります。果たして、エンポリオはウェザー・リポートのスタンドを手に入れました。
ウェザー・リポートのスタンドは非常に強力です。もともとあの事故がなければ、ウェザー・リポートとプッチの戦いはウェザー・リポートが勝っていたでしょう。そうでなくても、もともとプッチのスタンドは直接殴り合いするようなタイプのスタンドではないのですから。
エンポリオとウェザー・リポートによって、プッチは殺害されます。
★エンポリオの勝利。
しかし宇宙は一巡しかけて、パラレルワールドが発生する。
まとめ
ラストになってくると、スタンドのステータスがほとんど意味をなさないことに気付きますね。「なし」とか「?」とかばかりです。まあ確かに、直接殴り合って戦うようなスタンドがほとんど出てこないということでもありますけど。
正直なところ、ラスト付近の戦いでいったら、ジョジョ3部のヴァニラアイスとか、ペットショップとの戦いの方がめちゃくちゃテンション上がりましたよね。私はそうですよ。最近のジョジョはそういうパワーごりごりのバトルが少なくなってしまったようで、ちょっと残念です。
コメント
もうちょっと誤字脱字を意識して書いた方がいいよ
まるで外国人が拙い日本語を書いてる様な記事
精度上げましょう