スパイファミリー8巻が発売されました。今回はかなりド派手なアクション連発で、ヨル大活躍といった巻でした。
さて、そんなスパイファミリー8巻ですが、合間に見られる会話から少しだけわかったことがあったので書き留めておきたいと思います。
マフィアの幹部の1人が開戦派に取り入ろうとしているらしい
今回のヨルの任務はグレッチャー家の生き残り、オルカ・グレッチャーとその息子を護衛することでした。グレッチャー家とは、代々義をもってこの国の裏社会を取りまとめてきた一大勢力です。
グレッチャー一家は、少し前に内部抗争によってボスと息子2人が殺されました。オルカと一緒に亡命するファーシル(ゼブ)はオルカについていく道を選びましたが、構成員の大部分は新しい組織に残ったようです。
そして新しい組織に残った構成員の1人ハプーンは、軍需産業で儲けようと、開戦派に取り入ろうとしているそうなのです。
軍需産業を見据えて開戦派に取り入ろうとしているという人物が、ただの構成員な訳もないですよね。恐らく幹部かなんかかと思います。戦争を起こそうとしている人物に、裏社会のお金が流れていくようになるわけです。これはよくよく考えるとかなり怖い話です。
開戦派には多くのシンパがいる?
スパイファミリー3〜4巻で登場した、兵器転用の動物たち。学生テロリストがそれらを入手した経路については未だ判明していませんが、こういう積極的に戦争を起こそうという勢力には太いシンパがいると言われています。
WISEのおじさん諜報員は、東国の極右勢力か第三国の存在を匂わせていました。そして東国の裏社会を取りまとめているマフィアのグループもまた、そこに加わるというわけです。今後ロイドはそういった勢力と戦っていかなければいけないということなんですね。
ガーデンは戦争を否定している?
結構意外だったんですけどね、ガーデンって戦争を否定しているんですね。店長のセリフが「余計なもの(西国)を排除して理想の世界を作ろう」的に意味に聞こえたので、てっきり、積極的に西国を消したいと思っている方だと思っていました。
ヨルもターゲットのことを売国奴と言っていましたし、西国と仲良くする(つまり与党の方針)を否定しているものかと。いわゆる開戦派閥だと思っていたんですよ。
ただ今回、オルカを狙う殺し屋に対しての”部長”の言葉は、明らかに戦争しようとしている人間を侮蔑しているような含みが見えました。
「戦争をマネーゲームとして考えるような連中だ。生かしておけば必ず国に害をなす」
もちろん、戦争をお金儲けの道具にしようとしているものたちだけを蔑んでいて、思想がはっきりしているなら、信念があるなら戦争しても良いと思っているのも否定できませんが。
ただ「売国奴を殺す」とは常々ヨルが口にしていますが、かと言って西国との和平に反対というわけでもないのかもしれません。どちらかと言うと、西国との和平の交渉に際して不利にならないように暗躍している、ということでしょうか。
ガーデンは戦争を回避しようとしている?
西国で、お金のために戦争しようとしている勢力がいるのかもしれませんね。いえ、これはもう絶対いると見て間違い無いのではないでしょうか。
西国だって所詮は一枚岩ではあり得ませんからね、WISEが一生懸命戦争回避のために働いている最中、逆に戦争を起こそうと企む連中がいたって何もおかしいことはないのです。
そしてそんな状況下、東国で西国の開戦派に情報を売っている奴がいたとします。それらを野放しにしておけば、戦争はぐっと近づくことでしょう。だからガーデンは、それらを始末するために暗躍しているというわけです。
こうしてみると、WISEもガーデンも同じ目的のために動いていると言って差し支えないんじゃないでしょうかね。
まとめ
なんとなくロイドとヨルが敵対するのが嫌だったので、半ば強引にWISEとガーデンが共闘できるはずだと考察して見ました。
実際のところはどうかわかりませんし、いくら最終的な目標が同じだったとしても、色んな思惑がありますから、そう簡単に「敵の敵は味方」みたいにはならないと思いますけど。
ただそうですね、ロイドとヨル、ついでにユーリも一緒に共闘できるようなシーンがあれば是非とも見てみたいと思います。
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