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アニメ小林さんちのメイドラゴン、ちょっと前と雰囲気変わった?

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アニメ小林さんちのメイドラゴン2期をみたのですが、以前(1期)と雰囲気変わってませんでした?私の気のせいでしょうかね。なんというか、余裕がなくなったような感じがするんですよね。

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どこが違う?


小林さんちのメイドラゴン : 1 (アクションコミックス)

どこと明確には言えないんですけど。1期はもう少しゆったりとした空気が流れていたような気がします。遊び心があったというか、時間が丁寧にながれてたような。気のせいか?

いや、最近のアニメ全般に言えることなんですが、1話の中に話を詰め込みすぎている傾向があるように思えて‥‥。すでに原作知っているならいいんですけど、原作知らない、アニメから入った人にはわかりづらいネタが多かったりすることも多いと思いませんか?

展開が早くて、原作知ってるから「ふんふん」って見れるんですけど、知らない側からするとあっという間に話が進んでついていけない、みたいな。

この間まで放送してたスライム倒して300年とか、その前のラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らす物語とかもそんな感じがしました(スライム倒して300年は主人公の悠木碧さんの語りがそういうノリなのかそこまで違和感感じませんでしたが、ラストダンジョンの方はちょっと最後まで見れなかったですし‥‥。原作が好きなだけにちょっと残念)。

そしてその傾向が、メイドラゴン2期にも見え隠れしてないかな、と思わないでもないのです。

展開の早さより感情の変化の早さが気になる

といっても1期も別にそこまで物語の展開が遅かったわけではありません。むしろぱっぱっと場面が移り変わっていって、あの頃のアニメの中でも特に場面の切り替わりが多い方だったように思います。それでも1期がゆっくりに感じたのは、登場人物の感情の変化がゆっくりだったからかもしれません。

1期の感情の流れについて

1期の1話は小林さんとトールの間にまだ信頼関係ができてなくて、小林さんがいちからトールにメイドのなんたるか、もっというと人間世界での暮らしのなんたるかを教えていました。あれも割と展開早かったですが、感情の流れはとてもゆっくりだったんですよね。小林さんが徐々にトールにほだされていく感じとか。

逆にトールも、小林さんとの生活の中で徐々に充足感を得ていくのが、わりとゆっくりめに(控えめに?)描写されているなと思いました。

あと1期は、1クールを通して小林さんがトールにほれていく話だと思っていて、だから小林さんの感情の変化もとてもゆっくりだったんです。はじめの頃は小林さん、トールのこと、仕方ないなあみたいな目で見てること多かったと思うのですが、段々とそのトールを認めるようになっていくんですよね。

「あの子はメイドだけど、友達でもいいんだよ」

アニメ小林さんちのメイドラゴン8話

1期の8話で、トールとケンカ(というほどのものでもないですが)をした時に小林さんが言ったセリフです。一緒に暮らすことになった経緯を見たら、小林さんとトールの関係は、トールが頼み込んで居候させてもらっているようなものです。けれども小林さんは「友達だ」と。

またドラゴン側からすると、トールに比べて小林さんは圧倒的に非力です。どう逆立ちしたって敵いっこない、明確に強弱がはっきりしている関係です。それでもトールは、小林さんがトールと対等であることを認識していると理解した上で、安心してケンカしている。そんな描写がありました。

そして13話で、小林さんはトールがとても大事な存在(生活面でも精神面でも)で、大好きだってことを強く認識するわけです。終焉帝‥‥トールよりも力を持ったドラゴンがトールを連れ戻しにやってきても、トールの前に立って「渡さない!」と言うくらいに。

1話から少しずつ少しずつ、小林さんの感情に変化があって、でもそれがあからさまに示されてなくて、でも最終話で、気づいたら小林さんやっぱりトールのこと大好きだったんだな、知ってたけど、やっぱりそうだったんだ、となるわけです。

2期の感情の流れについて


小林さんちのメイドラゴン : 4 (アクションコミックス)

今回のっけからイルルが現れたから、余計感じるのかもしれません。展開の早さ。

もともと原作でも展開は早い方だったと思います。むしろよくよく見返してみれば、アニメ2期の1話も結構ていねいにゆっくりと描かれています。遊び心もあって、合間に閑話が差し込まれてて。

ただなぜか性急な感じがしてしまうのです。なんでなんでしょう。

1話からいきなり「来週につづく」

2期1話の最後で、小林さんがイルルに魔法をかけられてアレが生えてきてしまうのですが、ちょうどそこで1話が終わるんですよね。あれが生えてきたことに関するエピソードは翌週に持ち越し、となったわけです。正直言うと、それに面食らったというのはあります。

別に「来週につづく」が嫌なわけではないです。そう言うの好きです。ただ1話からそれをやるのって、ちょっと珍しいと言うか‥‥。だいたいアニメの1〜3話くらいは、1話完結の終わり方すること多いですよね。で、少し暖まってきた頃に2話連続とか、3話連続とかやるわけです。

小林さんちのメイドラゴンS(2期)では、それを1話からやったわけです。なんかですね、ちょっと煽られてるというか、「次も見るだろ?」って背中を押されているような感じがするのです。そういう違和感を感じてしまったのかもしれません。

イルルの心変わり

正確には心変わりではないですね、本心に向き合うようになった、ってとこです。

さて、1話で悪役として登場したイルルですが、はじめ悪役として登場して、2話ではすぐに小林さんに心を開いています。

まあ原作でも、4巻の頭にイルル登場して、4巻の最後には小林さんにほだされてすっかり小林さんちにいつくようになってしまいましたからね。展開の早さ的にはそこまで違いはないように思います。

ただこれ、1話と2話に分けたからこそ、展開が性急と感じたのはあるかもしれません。1週間も間隔を明ければ「展開は遅い」と思うかもですが、私は逆だと思います。1話と2話に分けて「来週につづく」としてしまったからこそ、イルルの心変わりがあっさりになってしまったように感じてならないのです。

なにせ「来週につづく」って、1話の終わりと2話の頭の時間が一緒なのですよ。私たち視聴者が待ちに待った1週間が、ディスプレイの中では一瞬なのです。それを感じてしまったからこそ、「イルルがなんかすぐにいい子になっちゃった」と感じてしまったのかもしれません。展開が早いと感じる所以の1つだと思います。

小林さんちのメイドラゴンはおもしろい

まあ、あれこれ書いていましたが、やはり小林さんちのメイドラゴンは面白いです。別に前と変わったとか、そういうのどうでもいいのです。面白ければ。

ちなみにアニメはアマゾンプライムやdアニメストアで月額440〜500円程度で見ることができますから、もしまだ見てない人いたら、是非見てみてはいかがでしょうか?

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