LOMの3つのメインストーリーのうちの1つ、宝石泥棒編の導入にあたるお話です。
ゲストは、ドミナの町でストーカーとして有名なイライラ男、瑠璃。最近この町に来たばかりなのかと思ったら、すでに警察にも目をつけられていたり、教会の神父さんにも知られていたりと、実はドミナの町に滞在してる時間はそう短くないのかもしれませんね。
そしてきっと、しょっちゅう真珠姫がいなくなって、そのたびに瑠璃が騒いで‥‥。そりゃみんな、DV男と被害者みたいな構図を思い浮かべますよね。
さて、当の本人たちはというと、まあ真珠姫も瑠璃のこと嫌ってないように見えるし‥‥。というかボス戦後の様子を見ると、子どもと保護者って感じです。
まいごのプリンセスの概要
ドミナの町で瑠璃を仲間にしたのち、酒場のウエイトレス(レイチェル)に話しかけるとヒスイの卵がもらえます。アルティマニアを見ると、
大地のなかで長い年月をかけて育った石を、卵の形に加工したもの。万物の起源であるその形は、大地が持つ草生の力を内包する。
聖剣伝説LEGEND OF MANA アルティマニアより
とのことです。こんな貴重なものを、怒鳴り散らすストーカーによくくれたものだと、レイチェルの心の広さに感服してしまいます。
‥‥まあ単に面倒そうなものをいつまでも持っていたくないというのもあるかもしれないですが。
で、そのヒスイの卵をランドで使うとメキブの洞窟に変化、洞窟に入ることで強制的にイベントが開始されます。
イベントの進行
とにかくただひたすら洞窟の奥まで進んでいけばいいという単純なイベント。イメージ的にはある程度右の方に行ってから、左下の方に進むという感じ。洞窟の奥では大きな猿がボスとして登場しますが、まあそれほど強くはないですね。ぽこぽこ殴っていればいいだけです。
イベントの発生条件と消滅条件
イベントの発動条件は、ドミナの町で瑠璃を仲間にしてからメキブの洞窟に行くこと。簡単です。瑠璃はだいたい酒場にいますからね。
消滅条件はレイリスの塔に行くこと。そもそもレイリスの塔自体結構先にならないといけないはずなので、よほどドミナの町の探索をサボらなければ、消滅することはないと思いますが‥‥。
まいごのプリンセス感想
瑠璃と真珠姫の異常性
ゲーム開始早々出会うこととなる瑠璃ですけど、ゲームだからあまり気にならないかもしれませんけど、だいぶ異常ですよね。ニキータと一緒に町を出ようとした時に「ついていくぜ!」と無理やりついてこようとしたり、ただのウエイトレスに対して「真珠姫はどこに行った!」とガン詰したり‥‥。
しかも別にウエイトレスだけでなく、結構色んな人にそういうことやっているみたいじゃないですか。ティーポもやられたらしいですし、ボイド警部も相当警戒しているみたいですよ。まあ実際に本人を前にすると吃って捕まえるどころじゃないみたいですけど。
ただまあ、のちに明らかにされる瑠璃と真珠姫の背景を考えると、致し方ないとも思います。瑠璃と真珠姫、結構ガチで命狙われているんですもんね。
宝石泥棒サンドラが、瑠璃や真珠姫の仲間をガンガン殺しまくっていて、瑠璃と真珠姫はその逃亡劇の真っ最中なわけです。いつサンドラに殺されるかわからない状況なんですよ。
この後もいくつかのイベントでサンドラが出てきて、瑠璃の目の前で仲間が殺されるシーンとかもありますけど、そういう危険に常に晒されているというわけです。
それだけ危険なのに、真珠姫はふらふらと勝手にどこかに行って‥‥となれば、瑠璃が怒るのもちょっとわからないでもありません。しかも瑠璃にとって、真珠姫は、何十年も探してやっと見つけた、この世界でただ1人の仲間なのですから。
ただ初登場時、そういった背景は全くわからないですからね。どうしても、
瑠璃=DVストーカー男
真珠姫=ネジの外れた天然っ子
になっちゃうわけです。まあそこからどんどん謎が解き明かされていくのが面白いんですけどね。そんなことを考えながら物語を進めていくと、瑠璃に対してもちょっと違った見方ができるかな、と。そう思ったわけです。
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