マナの木が焼け落ちたの900年前。
マナの力は、魔法楽器やマナストーン、アーティファクトの中にだけ残され、知恵ある者たちはそれを奪い合いました。
そして数百年にわたる戦乱の時代を経て、マナの力が少しずつ弱まるにつれ、それを求める者たちも消えゆくと、ようやく、世界に平和が訪れました。
それ以来、人々は求めることを恐れ、虚な気持ちだけを胸に抱いて、私の手から離れていきました。
私の無限の業から目を背け、小さな争いに胸を痛めています。
私を思い出してください。私を求めてください。
私は全てを限りなく与えます。
私は愛です。
私を見つけ、私へと歩いてください。
LOM日記#1
マイホーム
「ねぇ ねぇ ちょっとー!」
「ボクがいるんだから話しかけてよー!」
「ねぇ ねぇ ちょっとー!」
「話しかけてよー!」
「話しかけてよー!」
「遊んでるでしょ!」
「ボク、草人、世界は、みるひとのイメージでかわるんだって。知ってた?」
「ボクが、ドミナの町があると思うから、あるんだって。詩人のポキールも言ってたよ。世界はイメージなんだって。他の人はチガウって言うけど草人はそれを知ってるの」
「もし、ここから外に出て、ドミなの町がなかったら、イメージしてみればいい。これをあげるから。これがドミナの町だよ」
ドミナの町|商店街
「オイ!名前くらいなのれよ!」
「‥‥瑠璃だ」
「チッ‥‥‥‥。気分悪ィなあ」
「オレは玉ねぎ剣士のドゥエル。道具屋の主人の部屋に友達のティーポがいるんだ。話があるなら、そこで」
ドミナの町|マークの部屋
「冒険に行くのかい?となりの店で、ブロンズグラブあたり買ってった方がいいぜ。買ったらわすれずに装備ね。Xボタンおせば、冒険の準備色々できるよ。まぁ、バトルのことは、オレが教えてあげられると思うから、頼りにしていいさー!玉ねぎ剣士とはいえ、剣士だからね」
「ところでドゥエルはん、玉ねぎ剣士ってなんやの?」
「そんなのオレにもわからないさー!」
「はははは。そうやって何度も話を聞いて確かめるのも大切だね。となりの店で、ブロンズグラブあたり買ってった方がいいぜ。これがオレのアドバイスさ」
「マークはレイチェルのこと、気にしすぎなんだよね」
「バトルってのはねぇ、自分ってなんだろう、ってことなんだよね」
「玉ねぎ剣士やん」
「見た目で人を判断するなさー!」
「‥‥‥‥中身はモロ玉ねぎと違うの?」
「自分の中身なんて考えたことなかったさー!それじゃ、バトルのことはダンジョンででも話そうさー!家族のだんらんの部屋で戦いの話なんてしたくないさー!ダンジョンに行こうさー!」
「レイチェルに明るい子に戻ってほしくて、バイトなんかさせてるんですけどねー、会える時間が少なくなってさみしいなー、なんてね‥‥。ああ、そうだ、キミにこの武器・防具・楽器図鑑をあげよう。内容は書斎で確かめるといい。これからもうちの店をよろしくお願いしますよ」
「さっきな、おっかなーーい兄さんが来てたんや。迷子になったツレの子をな、探してる言うねん。うち知らへんやん?なのに、かくすのかって、ウチのことおどすんですわ。あれ、いまはやりのストーカーちゃうん?」
ドミナの町|酒場・アマンダ&パロット亭
「ウルサイ、とりこみ中だ」
「なぜ黙ってる!オレを怒らせるな‥‥」
「なにか、しってるのか!仲間が行方不明なんだ。白いドレスに、長く編んだ髪をたらしてる。妹みたいなものなんだが‥‥。心配だ‥‥。ああ‥‥」
「心当たりがないのか?オレの仲間がどこに行ったか、ホントに知らないのか?チクショウ!時間をムダにした!」
ドミナの町|ドミナバザール
「オイラ、ニキータ、旅の行商人にゃ。だけど街道は盗賊だらけ、町から出るのはコワイにゃ。アンタもそう思うにゃ?」
「たのもしいにゃ。オイラ、盗賊にタコにされてこまってたとこにゃ。二人で盗賊をこらしめるにゃ。うまくいったら、大もうけさせてあげるにゃ」
「アンタ、商売上手にゃ。オイラ、ソントクのわかる人は大好きにゃ」
「ちょっとティーポに会って行きたいにゃ。つきあうにゃ」
「占いやってく?10ルクだよ。老後は一人でやってくつもりなンだから、マケらンないよ」
「なんだ、アンタ!10ルクもってないじゃん!ビンボーじゃん!」
ドミナの町|マークの部屋
「お!ニキータはん!久しぶりやないですかー。何かええモン入りましたー?」
「いやぁ、それがにゃぁ、あるにはあるんだけど、これは手放せないにゃー」
「ニキータはーん。なんや思わせぶりやないかー」
「コレにゃ。街道で手に入れた車輪にゃ」
「なんやー、ただの古ぼけた車輪にしか見えへんなー」
「いいにゃ、もう帰るにゃ。これはただの車輪にゃ。ロクなもんじゃないにゃ」
「待っとくんなはれー!その車輪、タダの車輪とちゃうことくらい分かりまんがな!売っとくんなはれ。ナンボくらいしますんやー?」
「50,000ルクにゃ」
「ニキータはーん。足モト見すぎやー。いくらなんでもそんな‥‥」
「50,000ルク準備するにゃ。それまでは‥‥ユヅキさんにつかっていただくにゃ」
「ニキータはん、アンタ悪魔や。50,000ルク準備しますさかい、考えておくんなはれー」
「また後でくるにゃ」
「そんな、せっしょうなー」
リュオン街道
「キミはドミナの町で会った、えー、チャボくんだね?」
「おおおおおお!!キミがチャボくんかー!!すげえなあ!ガキの頃、オヤジからよく聞かされてたけど、ホラ話だとばっかし思ってたよ。いやぁ、それでチャボくん、バトルのことなんでも聞いてよ」
「好きなこの名前を大声で叫びながら戦うんだ。それしかないよ、ホントに。オレなんか、ひっこしの時、タンスかつぐ時に叫んじゃったからね」
「それでダメなら、相手を気絶させちゃうのも手だね。連続攻撃を当て続けると、気絶しやすいみたいだよ。連続攻撃ってのは、青い残像がつく攻撃ね。相手がうごかなけりゃ、必殺技も当てやすいってもんさー!したらな!」
「こんにちは‥‥。私はダナエ、ガトから来たの。あなたも賢人に会いに来たの?」
「キュートな耳、イカすにゃ!プリティーなキミと二人で、ラブラブキャッチにゃ!」
「ゴメンなさい‥‥。アナタに聞いたんじゃないの。そちらの方はどうなのかしら?」
「断崖の町、ガトよ。いにしえの昔から、聖なる風に守られた、大きな寺院があるの」
「私にわかることならなんでも聞いてください」
「この近くに、大地の顔ガイアと言われている、とても古い賢人がいるはずなの。だけど会うのが怖い‥‥。真実を知るのが怖いの‥‥」
「オラオラオラオラ!金出せ!金出せ!金出せ!出せ出せ出せー!うおりゃあああああ!なめんな! なめんな! なめんなー!」
「コイツら金の亡者にゃ。許せないにゃ」
「せんせー!でばんだー!ノシちまってくだせー!」
「スバラシイにゃ。アンタならやってくれると信じてたにゃ。助かったにゃ。アンタ、やっぱりスゴイにゃ。おおもうけさせてあげるにゃ。ちょっとまつにゃ。アダマソナベ、くさむしまんじゅう、へバタのタコムシ‥‥」
「普段なら3,000ルクにゃ。あなたにだけ、トクベツに300ルクにしてあげるにゃ‥‥にゃんだって?300ルク持ってない?あなたほどのお人が、そんな、ポケットうらがえすにゃ」
「ちょびっとだけ あるにゃ。それでじゅーぶんにゃ。命ケズってサービスさせてもらうにゃ。ついでにコレも受け取るにゃ」
「なにへこんでるにゃ。うれしい時はスマイルにゃ。オイラも商売人、大切なお客さんにソンさせるわけないにゃ。オイラ満足してるにゃ。よき出会い! よきわかれ! 人生エンジョイするにゃ!それじゃ、アディオスにゃ!」
「すまああああいる!」
お金がないドミナの町
300ルクがないとポケットを裏返させられる‥‥まるでカツアゲなニキータに殺意が覚えました。というかポケット裏返すってセリフ、あったんですね‥‥初めて知りました(今までPS版プレイした時は、すでにお金に余裕があったからなのか、普通に300ルク払うだけのテキストしか見たことがなかったので)。
お金がないと言えば、メイメイの占いもそうですね。あんなふうになじられるとは思いませんでした。まあ10ルクすらないなんて、なかなかないでしょうからね。
そして当然、ドゥエルおすすめのブロンズグラブも買うことができず‥‥。ドゥエルのあのセリフは、マイホームの宝箱で100ルク入手することが前提のセリフなんですね。
まあ正直LOMでお金にものを言わせて何かを買うってあまりなかったので、お金に対する執着が薄れますよね。初期装備でどうにか進められますし、敵がそこそこ強力な武器を落としていってくれますし。中盤以降は武器防具楽器すべて作れるわけですから。あえて言えば、武器防具の副原料を買うくらいでしょうか‥‥まあそれも極めようと思わなければそんなに必要ないですし‥‥。
まあともかく、初っ端からお金関係で色々な屈辱を受けたわけですが、それもまた一興。LOMは始まったばかりなので、気楽に楽しんでいこうと思います。
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