中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻が発売されてちょうど1年が経ち、ようやく2巻が発売されるようです。
どうもさめきちです。
今回はそんな中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!の1巻のあらすじを振り返りつつ、今後の展開に想いをはせたいと思います。
中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!の概要
概要といっても、実は1巻時点でまだまだ物語のさわりのようなものです。何せまだタイトルの2周目にも達していないのですから。
勇者たちの拠点ガイアール王国の北西にある小規模ダンジョン。そこの中ボスに任命されたナルゴアでしたが、実際に配属されてみるとどうにもダンジョンの部下たちはやる気がない様子。たるんだベテランスライム、飛べない吸血鬼、放置された罠‥‥。
「ダンジョンとしては最低の職場環境‥‥いや、もはやダンジョンではない廃墟‥‥ただの廃墟だ」
「この‥‥ダメだ‥‥このダンジョンは‥‥、このダンジョンはダメだ!!」
ナルゴア:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
ナルゴアはダンジョンの改革を決意します。かくして、中ボスとしての仕事が始まるのです。
中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻のあらすじネタバレ
千手のナルゴアがしじまのダンジョンに着任
「ダメって‥‥着任初日でウチの何が分かるっての」
「‥‥勇者たちが活動を始めたらどーせ最初に攻略されるじゃないっすか。それで頑張れとか言われても‥‥ねえ」
アルラウネ、スライム:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
着任早々会議を開いたナルゴアに、部下たちはやる気のない発言ばかり。魔王城からは1番遠く、人手も物資も全然足りず、まあ勇者の拠点から1番近いダンジョンだとそんなものなんですかね。部下たちは言いたいことだけ言って勝手に会議を退席してしまいます。
会議室に1人ぽつんと取り残されるナルゴア。
「人手が足りないと言ったか。‥‥(中略)‥‥”手”なら足りている!俺は千手のナルゴア!必ずやこのしじまの洞窟を難攻不落の第迷宮に変え、勇者どもに恐怖を刻み込んでやる!!」
ナルゴア:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
セリフは本当、ボスっぽいんですよね(笑)。
ナルゴアは「千手」と呼ばれる異能を持っていました。生まれつき空間に自らの”手”を召喚・使役することができるのです。使役できる手の数は4つ。自身の手も合わせれば5回行動までできるというのです。
一晩でダンジョンを変える
翌朝、起きてきた部下たちは目を見張ります。なんと、ダンジョンが生まれ変わっているのです。
第二階層にはヒカリゴケを撒き、階層全体がほんのり明るくなりました。おかげで昨日までは萎びた野菜のようにダンジョンの隅で雑魚寝していたフェアリーたちが、今は元気に階層中を飛び回っています。
ベテランスライムのもとには、やる気あふれる新人モンスターたちが集っています。またダンジョンの罠は復活し、魔境と呼ばれた倉庫は見違えるように整理整頓されています。昨日まで腐臭を放っていたトイレからはフローラルな香りさえも‥‥。
部下のやる気は環境から。ナルゴアはたった一晩でダンジョンをきれいにし、整え、しかも新人まで雇っていたのです。
「何でこんなことを?」「わからん‥‥こんなダンジョンをどうしようっていうんだ!」
部下たちはそんなナルゴア嘲笑しつつも、何か変わるかもと興味深そうに見守ります。
「何よ頑張っちゃって‥‥見返りがあるわけでもないのに‥‥。今までの中ボスみたいにダンジョンの最奥でふんぞり帰ってなさいよ」
アルラウネ:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
第二階層担当のアルラウネは何となく意地を張っているような気がします。今までの中ボスがあまりにも部下の意見を聞いてくれなかったからでしょうかね。ここで期待しても、あとで裏切られるかもしれない。そんな恐れもあるのかもしれません。
けれどもナルゴアはそんなのどこ吹く風と、他の部下たちとも対話を進めます。ベテランスライムとは部下の教育について。食堂ゴブリン亭の料理人、ゴブリン三兄弟とは料理の心について。
そして1人ずつ確実に、部下を虜にしていくのです。
高レベルの勇者が迫っている!
1年が経った頃、ダンジョンは活気に溢れていました。ダンジョンの新しいトラップが次々と作られて、新しい従業員をどんどん補充し、おかげでゴブリン亭はパンク寸前です。
ちなみに攻略推奨レベルは30。勇者の拠点近くのダンジョンとは思えないほどの高レベルです。
「とんだ初見殺しもいいところね」
アルラウネ:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
アルラウネもだいぶナルゴアに懐いているようです。当初は意地を張ってツンツンしていたものですが。
さて、そんなさなか、とうとう勇者のパーティーがダンジョンにやってくるという情報が。けれどもそれだけではありません。何とその勇者、すでに魔王城を攻略し、魔王を倒してしまったというのです。
そして勇者パーティーのレベルアベレージは72!ダンジョンの攻略推奨レベルの倍です。なんと勇者たちは、拠点近くのこのしじまのダンジョンを素通りしていたのです。
そして作戦会議、主要メンバーが集まった会議室で、ナルゴアは告げます。
「今日をもってしじまの洞窟の中ボスは‥‥アルラウネ、お前だ」
「‥‥所詮俺は中ボスなんて務まるような器じゃなかった」
ナルゴア:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
「信じてたのに!」「見損なったっすよ中ボスさん!」そんな言葉を背中に受けて立ち去るナルゴア。けれどもそのナルゴアの態度に、アルラウネは不審に思います。もうすでにすぐ近くまで勇者のパーティーが来ていて、しじまの洞窟には出入り口が1つしかない。そもそもここから逃げること自体不可能なのです。
ナルゴアと勇者パーティーの戦い
ナルゴアは1人で勇者のパーティーと対峙します。相手のレベルアベレージは72、魔王すら倒してしまった百戦錬磨の連中です。ナルゴアがちょうどダンジョンの入り口に結界を張ったまさのその時、勇者のパーティーが到着します。
「貴様ぁ、何者だぁ!誰かと問うている!」
「よく来たな勇者ども!我こそ、しじまの洞窟を統べる者、”千手のナルゴア”である!」
賢者とナルゴア:中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!1巻
かくして、勇者パーティーとナルゴアの戦いが始まるのです。
中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!の今後の展開は?
1巻の時点で未だ1周目です。ということは、このあとナルゴアは死んでしまうのでしょうが、勇者のパーティーを圧倒するほどの力を見せてくれるんですよね。先鋒を賢者が務めるのですが、割とあっさりとそれを倒してしまったのです。
そんなナルゴアがどうやって1回死ぬのか‥‥。勇者がそれ以上に強すぎるのか、それとも何か別な要因で死んでしまうのか。まさかトラックに轢かれて死ぬわけでもないでしょうし‥‥。というか魔王より強いって自分で言っちゃってますし。死ぬ要素がないんですよね。本当にこれ2周目いくのか?
ちょっと不安になってしまいますよね。
それにしてもこのナルゴア、何者なんでしょう。魔王を倒すほどの勇者パーティーを圧倒する力の持ち主。まさか隠しダンジョンのボスってわけでもないでしょうが。その辺も2巻で明らかになるのかもしれませんね。そしてとうとう2周目突入‥‥してもらいたいものです。早く本編始まれ(笑)。
中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!の見どころ
2周目の部下たちに期待!
今のところ、中ボスのナルゴアが部下たちの信頼を得ていくだけの話になってしまっています。ただ2周目に突入した時、この部下たちがきっととてもいい活躍をしてくれるんだろなとも思います。それとアルラウネが可愛いので、きっと2周目の嫁は彼女でしょう。
まとめ
中ボスさんレベル99、最強の部下たちとともに二周目突入!のあらすじネタバレと、今後の展開について書いてきました。まだまだ物語も始まったばかり‥‥いやまだ始まってすらいない感がありますが、2周目突入するにあたっての土台というか、背景は充分描かれていたと思います。
それだけに、今後2周目でどんな展開になっていくのか、ちょっと楽しみですね。
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