影が薄いという特技を活かしてこっそり無双する‥‥どこかにありそうな「影が薄い」と「ギルド職員」設定を合わせた物語、外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者の漫画のあらすじネタバレと感想です。
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歴代最悪と呼ばれた魔王をたった1人で倒し、伝説の暗殺者ロランが魔王討伐の報奨として王に望んだのは、普通の人として普通の生活を送ることでした。これまで暗殺しか知らなかった男が、普通を知るため仕事を得て、普通である周囲とのギャップを感じながらも無双するという、ちょっと変わった物語です。
なにせもとが暗殺者ですから、世間の「普通」とはだいぶ勝手が違います。
ロラン「危なかったです、非常に。モーリーさんは僕に感謝した方がいい」
ミリア「危なかった?非常に?」
ロラン「仕事を失敗する、ということは死を意味します」
ミリア「しませんよ!?」
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻
終始そんな感じです。ただそんな考えだからこそ、自分のできることは最大限尽くします。クエストに見合っていない冒険者がいれば影から助けますし(影が薄いですし)、場合によっては一緒にクエストに参加することも。
そうしていつの間にか、美人のギルド長からも、ギルドのかわいい先輩からも、そして多くの冒険者からも信頼を得て、どんどん彼の周りには人が集まってくるのです。
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻のあらすじネタバレ
魔王討伐、そして普通の人生へ
フェリンド王国第一王女にして勇者でもあるアルメリア一行とともに、歴代最悪と言われた魔王ライリーラ・ディアキテプ討伐に向かったロラン。けれども魔王城の直前にして、ロランは1人パーティーを抜け出し、単身魔王に挑みこれを暗殺してしまいます。
本来なら魔王を倒した英雄になるはずなところ、ロランは手柄を全て勇者に渡し、自分は普通の人として普通の生活を送ることを選びます。
「普通の生活、というものを送ってみたい」
「暗殺者ではなく、誰かを騙さなくても安穏としていられて、人間として誰かに裏切られる心配をしなくてもいい‥‥」
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻
それに対するランドルフ王の発言が以下。
ランドルフ王「そんなものでよいのか?美女数人を囲ってイチャイチャしても良いのだぞ?」
ロラン「ランドルフ王と一緒にするな」
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻
なんともお茶目な王様です。
ともかく、フェリンド国王にそう告げて1人王城を去るロラン。そしてその傍にはいつの間にか、1匹の猫の姿が。この猫こそが、ロランの暗殺した魔王ライリーラです。
魔王の力を封じ猫に姿を変える魔法の首輪によって、ライリーラは魔王としての全てを失いました。そしてライリーラ(以後、愛称ライラ)は1人の女性として、はロランについていくことを選択するのです。
ギルドに職員として就職
宿屋の娘「あ、アルガンさん(ロランのファミリーネーム)って何をされている方なんですか?
ロラン「食事と睡眠、あとはセックスを」
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻
仕事もせずにただひたすらそればかりを繰り返すのが普通ではないと気づいたロランは、とうとう仕事をすることに。そこで選んだのが冒険者ギルドの職員というものでした。
ただし冒険者ギルドの職員になるには1つの障害がありました。当たりのキツい美人のギルド長の面接をパスしなければいけないのです。今のギルド長になってからというもの、未だその面接をパスした人間はいないのだとか。
「当ギルドとしてはあなたがどこの誰でも構わない。大切なのは一芸に秀でていることのみ」ギルド長を認めさせるには、ロランが何かに秀でていることを示さなければいけないようです。そこで虎の子、スキル影が薄いが大活躍します。
「〜〜っ!?いつの間に脱がされて!?」
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻
ロランはついにギルド長に認めてもらい、冒険者ギルドの職員として採用されることとなったのです。
かわいい先輩とムカつく先輩
就職したギルドには、美人のギルド長の他にかわいい先輩ミリアがいます。一般常識から少しズレているロランに驚きつつも、甲斐甲斐しく面倒をみてくれる小動物系の女の子です。家探しを手伝ってくれたりお弁当を作ってくれたりします。なんて羨ましい‥‥!
またムカつく先輩モーリーもいます。もともとミリアを狙っていた男なのですが、ロランにミリアを完全に取られてしまったため、何かとロランを目の敵にするのです。ただ戦闘能力はもちろんのこと、仕事においても全く勝ち目がありません。
登場してすぐの頃はまだ嫌がらせをするキャラとして立っていましたが、段々と引き立て役に‥‥というよりも、残念な落ちキャラに成り下がってしまいます。
まあそんな面々と共に、ロランはギルド職員として「普通の生活」を送るようになるのです。
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者の見所
魔王ライラがかわいい
魔王としての力をすっかり無くしてしまったライラは、今やただのプライドが高い女王様キャラです。ただし、床を踏み抜いてはまってしまったり、ロランがミリアにチヤホヤされているのを見てヤキモチを焼いたり。何かと言動がかわいくて仕方ありません。
あと2人きりのときはとてもデレます。とにかくデレデレです。するつもりだったのにお預けをくらった後の「今度は本気であろうな‥‥?」などたまらないですよね。
ロランは性に関して割と自由
ちょくちょく、いろんなところで女性を関係を持っています。難癖をつけてきた冒険者パーティーの紅一点だとか、美人のギルド長だとか‥‥。特段サカっているわけでもないのですが、まるで怪しい香りを漂わせる花のように、惹きつけるんでしょうかね。
そしてライラもそれについてはあまり文句を言わないようで。
「妾は寛容である。メスがよい遺伝子を求めるのは当然のこと。こやつがどこで種をまこうが詮索するつもりはない‥‥ちゃんと妾のもとへ戻ってくれば、それでよい‥‥」
外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者1巻
本当に寛容ですね。
強いのは「影が薄い」だけではない
タイトルだけ見ると「影が薄い」ために強いものだと錯覚してしまいそうですが、影が薄くなくてもロランはめちゃくちゃ強いです。影が薄い濃いに関係なく、素手で強力な魔物を倒してしまったり、聞き齧りで難しい魔法を成功させてしまったり。
もちろん魔王を倒せたのは「影が薄い」スキルのおかげかも知れませんが、そうでなくても倒せたのではないか?というくらい飛び抜けています。
ただやはり彼の凄さは、何においても徹底しているということでしょう。なにせ「仕事を失敗する、ということは死を意味します」と言うくらいなのですから。そしてそんなひたむきに仕事に向き合う姿勢があるからこそ、彼の周りには常に人が絶えなくなるのです。
漫画外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者のあらすじネタバレと感想のまとめ
「影が薄い」とは言いつつも、実際はその働きぶりからどんどん存在感を増していく、普通の冒険者ギルド職員、ロランの物語について紹介してきました。
特に目を引くのは、関わる女性と大人の付き合いをしている、ということでしょうか。変に子どもじみた恋愛をするのではなく、割とさくさく寝ますし。逆にお子様はさくっとあしらうあたり、わきまえている大人な印象を受けます。
無料立ち読みできますので、気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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