今更ながらドラクエⅪを購入しました。前からやりたいと思っていたのですが、なかなかどうも踏ん切りがつかなかったのです。
ただいつかはやろうと思っていたので、絶対に攻略サイトやネタバレは見ないようにしていました。未知への挑戦はRPGの醍醐味ですから。
ということで今回は前情報一切なしでドラクエⅪをプレイした感想など語っていきます。
久しぶりの未プレイRPG。
歳を取ると新しいRPGに挑戦できない。
ドラクエがどうのということではありません。歳をとってきて、RPG自体新しいものを始めるのにものすごく抵抗感があるのです。
きっと子どもの頃に比べて、時間が圧倒的に足りないことが問題だと思います。平日は朝から仕事、夜は帰宅が21時を過ぎるのが当たり前、となるとゲームをする機会など休日しかないわけですが、休日は休日で妻の代わりに家事をしたり子どもの面倒を見たりなど、結局ゲームをする時間が取れないのです。
そしてそんな時間がない中、ハズレRPGで時間を無駄にしたくない、という思いがどうしても湧き上がってきます。なので最近は、以前やったことがあるゲームを何度もやり直すことばかりです。
それが悪いとは思いませんが、やはりちょっともったいないですよね。そういう意味では、名作シリーズの最新作である、周囲の評価も高い、ドラクエⅪはこれからプレイするRPGとしてはこれ以上にないコンテンツなのです。
RPGをやるなら攻略サイトは一切見ずに。
これについては皆いろいろ考えがあるかと思いますが、私はRPGをはじめて遊ぶ場合、なるべく攻略サイトを見ないように心がけています。最近のRPGはやり込み要素み多く、攻略サイトなしではクリアできない、またはものすごく損してしまうことが多いですが、それでもやはり攻略サイトは見ないことを信条にしています。
逆に言うと、攻略サイトを見なくてもある程度楽しめるゲームが、自分にとってRPGの合格ライン(とはなんとも上から目線でよろしくないですが)とも言えます。なぜかというと、自分にとってRPGとはストーリーを楽しむものだからです。
主人公になってこの先起こることにビクビクしたり、ワクワクしたりするのが好きなのです。まさかこんな展開が?!といった驚きは常に新鮮でなければいけないのです。
そういう意味で言うと、最近やたら多い“よく喋る主人公”も好きではないですね。自分と全く性格の違う主人公だったりすると全く感情移入できず、ロールプレイングでなくなってしまいますから。
2Dと3Dが選べる!
はじめは2D一択。
ドラクエⅪはゲームを始めるときに3Dと2Dを選べるようになっています。私の場合迷わず2Dを選択です。
3Dのグルグルした感じが苦手なのです。新しいものに順応できなくなっている感じがなんともおじさんですね。
さて、2D版ですが、壁にぶつかった時に低く“ぶん”と音がなったり、どことなく芋っぽいグラフィックも昔を彷彿とさせてとても良い感じです。ドラクエⅤのリメイクなどよりもよほど画像が荒くなっているのはわざとなのでしょうか。
3Dのほうに容量を割いているということもなくはないでしょうが、このくらいの荒さは手元でプレイする分にはそれほど気になりません。ただし大きいテレビ画面に映してプレイすると、ちょっと荒さが気になります(まぁここで画像の荒さを気にしているようならそもそも2D版は向いてないでしょうが)。
操作性に関しては少し重たい気もします。ちなみに、キャラを動かす際にはスティックでは難しく感じ、結局十字キーばかり使うようになりました。
幼なじみの女の子エマが気になりすぎて3Dで再度プレイ。
プロローグの一部、幼なじみの女の子エマとともに山を登るイベントがあるのですが、村にはほかに同年代の子どももいないらしく、ほぼ村人全員の公認のカップルみたいになっていました。加えてそのエマの言動が結構かわいいのです。
しかもパッケージにはエマのビジュアルは載ってないので、俄然想像が膨らむわけです。あまりにも気になってしまい、結局再度3Dで初めからプレイすることになってしまいました。
3Dに切り替えると、きりのいいところから再開になる。
2Dと3Dを切り替えることができるようですが、厳密には現在のデータをそのまま切り替えることができるわけではないようです。それぞれストーリーの区切りで、レベルやアイテムを引き継いで3Dあるいは2Dに移行するといった感じでしょうか。
そのため本当は上述の山を登るイベントの後にすぐ切り替えてエマの姿を拝もうと思っていたのに、ストーリーの区切りではなかったため、結局初めからやるハメになってしまったのです。
村を出たところで再び2Dに切り替え。
初めからプレイして思う存分エマのかわいさを堪能し、村を出るところで再び2Dに戻しました。もちろん、3Dに切り替える直前にセーブした場所です。
結局3Dと2Dは全く別な記録、といイメージなんですね。とりあえずしばらくは3Dに戻すつもりはないので、3Dのデータは放置です。もし仮に3Dを見たいと思ったら、次のストーリーの区切りまで進めてからにしたいと思います。
勇者だと言われ城を訪れて……過去のお約束を踏襲するのかと思ったら。
成人の儀を済ませた主人公は突然母親から「お前は実は勇者だ」と告げられ、すぐにお城へ向かうことに。なんともお約束な展開でしょう。
けれどもドラクエといえばやはり、“勇者がお城へ行って王様から魔王退治を命じられる”ものじゃないですか。この辺りはさすがにちょっと展開が古臭くはないかと思わなくもなかったですが、過去の作品をリスペクトしつつ踏襲しているのかと思えば「悪くない」とは思いました。
なのでこの後、勇者が城に行ってからの展開には驚かされました。そうきたか、と。
エマと村が滅ぼされる?
城で勇者を名乗った主人公を、王様は地下の牢屋へ投獄してしまいます。しかも勇者を「悪魔の子」とまで言うのです。
そして何よりその後の展開です。主人公の育った村へ兵士を派遣しようと言うのです。
そこでは詳しくは語られなかったですが、この展開はこれまでのドラクエでもよくあるあの展開でしょう。ドラクエ4の山奥の村だったり、ドラクエ5のサンタローズだったり、しかもそれを味方だと信じて訪れた王様が、主人公の目の前で指示するのです。
正直背筋がゾッとしました。
廃墟となった村。
早く戻りたい。主人公に感情移入しまくっていた自分はとにかく早く村に帰りたくて、いろいろな小さなイベントや宝箱あさりもほどほどに速攻で村に戻りました。けれども投獄されて、脱獄して、滝に落ちて寝込んでしまって……王様の指示から何日経ったでしょう。
実際になんとか村に戻ってみると、村はすでに廃墟と化していて……もう涙なしにはみることのできない、のっけから悲惨なイベントが起こりだいぶ鬱々とした気持ちになってしまったのです。
まとめ
城にいくとか勇者だとか、ああ、昔のパターンを踏んでいるのだなと思ったら、まさかの投獄、そして育った村は焼き討ち。こんなイベント数々を新鮮な気持ちで存分に味わってしまいました。
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