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悪役令嬢たち

婚約破棄されないご令嬢たち5選 おすすめ小説漫画紹介

この記事は約38分で読めます。

ご令嬢が婚約破棄されたりされなかったりするお話が、世に溢れている今日この頃ですけれど、よく見てみればバリエーションも豊富で、面白い作品もたくさんあります。本来婚約破棄される悪役令嬢が主人公だったり、悪役令嬢が婚約破棄されないように陰で頑張る主人公のお話だったり。あとは、もう潔く婚約破棄された方が幸せになった、みたいなお話もたくさんありますね。その中で、書籍化されていて、かつ個人的に面白いなあと思った作品を紹介していきます。

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妃教育から逃げたい私

王太子から婚約破棄のようなことを言われて、めちゃくちゃ喜ぶご令嬢、レティシアのお話です。もうヤバいくらいの大喜びです。

とにかく妃教育から逃げたくて、逃げるためならなんでもしてやるという気合満点なレティシアと、そんなご令嬢にどうやって振り向いてもらえるか、ただそれだけのためにあの手この手を尽くす超激甘王太子クラークの壮絶なバトルか繰り広げられます。

糖分MAX、とにかく甘ったるい空気に溺れたい人におすすめのお話です。

重たい本をシーツに包んで、窓に叩きつけてガラスを割って、ロープみたいなもので2階からスルスルと降りて脱出を試みるレティシアの姿です。なかなか手慣れたもので、他にも木に飛び降りたり、壁を掘って穴を開けたりと、逃げる方は必死ですし、大胆です。まあその度に見つかって、あるいは待ち構えられていて、結局は捕まってしまうのですけれど。

あんた、だいぶこじらせてるわね‥‥モグ。

王太子が婚約破棄(のようなこと)を言い渡した時に、王太子の隣にいたぶりっ子が何気にすごくいいキャラしてます。普通そのポジションのキャラって、どう頑張っても、どんな背景があっても、あまり好かれることはないんですけど。この子については全然それは当てはまらないですね。

というか、これだけ糖分甘めなのに胃もたれしないのは、間違いなくこのキャラのおかげかと。

小説2巻、漫画でも3巻あたりからはこのぶりっ子が主役になるのですけれど、ぜひぜひ幸せになってほしいキャラです。

そう言えば最近アニメ化することが決まったそうてます。楽しみですね。

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

「私は悪役令嬢ですの!私の役目は殿下とヒロインの仲を引き裂いて、最後は婚約破棄されて、ギャフンと言わされることなんですわ!」

王太子「うん、意味がわからないね」

ゲームの世界に転生してきて、自分が悪役令嬢だと気づいたパーティアは、婚約者である王太子とヒロインがちゃんとくっつくように、そして自分は悪役令嬢として立派に断罪されるために、なんかすごく頑張ります。そしてそれら全てが空回ります。なんかもう、見ていて滑稽なほどに。

というかですね、このバーティアですけど、めちゃんこいい子なんですよね。悪いことなんてできるようなキャラじゃないんですよ。

あと加えて、どうやらヒロインも転生者のようなのですけど、そのあまりの間抜けっぷりに、本当に王太子とくっつくつもりあるのかな?というくらいに失敗ばかりします。

2人の転生者がゲームのシナリオ通りに行動すればするほど、シナリオからはかけ離れていくという‥‥。

「アホくさ〜」と気軽な感じで楽しみたい人には是非ともおすすめですね。

「子どもができてしまいましたの」

男子校の、人目のたくさんある場所で、まったく身に覚えのないことを告白される王子の画像です。いやまあ周囲からは、どちらかと言えば尊敬の眼差しでしたけどね。けれど、さすがに謂れのない疑いをかけられるのはさすがに本意ではないでしょう。

なんでも完璧にこなし、すでに大人顔負けの最強スペックを持つ王子なのですけど、そんな完璧王子が、バーティアに振り回される様を見るのはなんとも愉快です。シリアス度に程度の差はありますけど、終始こんな感じですよ。

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

とてもツンデレすぎて、大好きでたまらない王子から婚約破棄されるどころか、古の魔女に取り憑かれてヒロインと攻略対象のイケメンたちに恨まれ滅ぼされるという、あまりにも悲惨な最後を遂げる悪役令嬢、リーゼロッテのお話です。

けれども主人公はリーゼロッテではありません。ゲームをプレイしていて、プレイ画面越しに王子たちに、実況しながら助言を与えるプレイヤー、遠藤くんと小林さんが主人公なのです。

ゲームをしながら、「これはこうだったら絶対もっと上手く行くはずなのに!」って思ったことはないでしょうか。このお話は、まさしくそういうプレイヤー目線のお話なのです。

そして王子が、ツンデレに目覚めるというか、ツンデレの魅力にどっぷりハマっていくのを眺めるお話でもあります。まあ確かにリーゼロッテ、すごくかわいいんですけどね。

ちなみに、ゲームの本来のヒロインは完全な脳筋ゴリラです。バグなのかなんなのか、とにかく最強すぎです。誰も敵いません。本当に意味がわかりません。

ゲーム実況しながら王子に助言を与える遠藤くんと小林さんの方も、なんかめちゃくちゃ青春しています。下手したら、リーゼロッテたちよりもよっぽど青春しています。ゲームの中でも外でも、胃もたれするような糖分が溢れまくっているのです。

このお話は、2023年1月にアニメ化しています。リーゼロッテすごいかわいいのですけれど、それ以上に、ツンデレの魅力に堕ちていく王子の様子が面白くて、なんというかシュールな笑いを提供してくれますよ。

悪役令嬢と執事様 破滅フラグは俺がつぶさせていただきます

主人公の少年が転生したのは、とある乙女ゲームの、悪役令嬢の執事シリルでした。そしてシリルは、この同年代の悪役令嬢をどうにか救うために、それこそ幼少期から、優しく、そして厳しく教育を施し、ゲームの舞台で登場する年齢くらいになった頃には、もはや王子から見放されることなど絶対にないっていうくらいに、完璧な淑女になっていました。

隙がないとかじゃないんですよ。誰からも愛されて、誰からも認められて、そして周囲には多くの友人や仲間がいるという、もはや悪役じゃない正式なヒロインだろっていう状態です。

さてそんな悪役令嬢ですけれど、ゲームなら王子にベタ惚れして、捨てられて闇堕ちするわけなのですけれど、この世界では王子に惚れることすらありませんでした。なんと、自分にずっと付き従って、教育してくれていた執事のシリルに恋しちゃったんですよね。そしてシリルが他の女の子に惚れられたり、声をかけられたりするだけで闇堕ちするという。

あ、なので本編では破棄どころか、婚約すらしてないです。

ともかく、そんな爆弾を抱えつつ、シリルは、自分や自分の仕える悪役令嬢に降りかかるさまざまな問題を解決していく、というお話です。

ちなみに、漫画だと途中で終わってるのですけど、小説最後まで読むと、この悪役令嬢怖ぁってなりますよ。よくまあ自分の願いのためにここまでやるのかと。そしてよくぞここまで自分の思い通りにことを進めたな、と。漫画はキャラとてもかわいいんですけど、悪役令嬢の野望について、ぜひ小説読んでもらいたいですね。

ちなみに悪役令嬢ですけれど、自分の専属執事が他の女の子と仲良くするとこうなります。

で、こうなります。

シリル自身は、自分の仕えるご令嬢がどうにか王子とくっつくようにと動いていただけに、この展開はなんとも面白いですね。

町人Aは悪役令嬢を救いたい

転生した主人公は、貴族でもなく執事でもなく、ただの町人Aでした、というお話です。この主人公もまた、理由はいろいろあれど、悪役令嬢を救うためめちゃくちゃ頑張ります。

そもそも、町人でありながら悪役令嬢たちが通う学校に入学するために、自分でお金を稼がなければいけませんし、また悪役令嬢がざまぁされる時に対抗できるように、戦闘スキルも磨かなければいけません。

ということで、物語前半はずっとどぶさらいしたりゴブリン退治したりしていました。主人公と悪役令嬢が出会うの自体、小説では1巻後半から、漫画に至っては4巻からというスローペースぶりです。

そして恋愛要素はあるものの、戦争は起こるし、悪役令嬢はそれなりに悲惨な目に遭うし、かなりハードなお話です。

悪役令嬢ものといいつつ、実際には現代知識を使って無双するという異世界転生おれTUEEE系ということですね。銃器の他に、グライダーとかも登場しますし。あとはイベント先回りしまくってチート技を取得しまくる感じでしょうか。

すごく反則的ですけれど、敵があまりにもクズすぎるので全然卑怯な感じがしないのがいいですね。

大抵のお話では、敵にもいろんな背景があって、同情の余地があったり共感できたり‥‥となるところですけれど、このお話の敵に関しては、まったくありません。清々しいほどのクズばかりです。

ただクズではあっても、決して馬鹿というわけではなく、悪役令嬢を酷い目に遭わせるためならなんでもやるという徹底ぶりがめちゃくちゃヤバいです。

敵と馴れ合うなんて生ぬるい、徹底的に戦ってほしいという人に向いてますかね。

まとめ

婚約破棄されたりされなかったりするご令嬢のお話を5つ紹介してきました。婚約破棄されそうだったのに実は王子に愛されすぎていたとか、婚約破棄されようと必死になるのに逆に愛されてしまったり。悪役令嬢のツンデレに魅力に気づいたり、婚約破棄ならないように取り計らってきた執事が悪役令嬢に惚れられたり、あとは婚約破棄されてガチの戦争に突入したり…。

皆さんも、ぜひこの機会に、いろんな婚約破棄のお話を楽しんでいてはいかがでしょうか。

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