ダンジョン飯のライオスとマルシルって、ぶっちゃけ、くっつかないのかな、というお話です。
漫画読んでいると、2人の距離近くないかな?って感じることが結構あるんですよね。マルシルが、回復役だから触れる機会が多いとか、ライオスの妹ファリンがマルシルと仲良しだからとか、まあいろいろ言い訳も立つと言えば立つのですけれど、決してそれだけではないかと思います。
ということで、今回は、ライオスとマルシルがなんか距離近いと感じるなあという話をしたいと思います。
魅力的な姿
サキュバスと対峙した際、ライオスが見た姿は、マルシルが魔物になった姿でした。ライオスの「魔物になりたい」欲をうまくつついていたわけですけれど、じゃあ魔物になった姿がマルシル以外でもよかったのか?となると、それもまた違うのではないでしょうか。
だってサキュバスというのは、腰が抜けるほどに魅力的な姿を見せるわけですよね?例えばチルチャックとか、あとは女性ならナマリとか、魔物の姿になって表れたとして、こういう反応をするでしょうか?
ファリンが魔物になって、「すごくかっこいい」って言っていましたけれど、じゃあそのファリンにおとなしくやられる感じでもなかったですからね。結局は相手がマルシルだから、こんな反応したんじゃないのかなって思うのです。
はじめて会った時だって、たまたま落とした手紙を手渡しただけのシーンですけれど、明らかに一拍止まっていますよね。これ、まあひとめぼれって程ではないにせよ、ちょっと見惚れてたんじゃないでしょうか。
霊に呼ばれて、時間の止まった黄金郷に行った時もそうですね。ドレスアップしたマルシルに目を見開いています。この後、おとなしいイヅツミについて突っ込んでいましたけど、絶対それ照れ隠しじゃないかなという。
ちなみにそんなライオスの反応に、マルシルもこんな表情をしていました。
きれいとか言われるのを、ちょっと期待したんじゃないでしょうか。どちらにせよ、やっぱりちょっとほかの仲間とは違う、2人の空気ってのがあるように思います。
お互いが理解者
迷宮で魔物を狩って食べようとなってから、とにかくマルシルはずっと反対してきたわけですけれど、まあ確かに、最後は大抵笑ってくれていましたね。なんというか、好感を持っているとかいうよりかは、最終的には受け入れてくれる、みたいなところがあるんじゃないでしょうか。
まあそれは、迷宮探索の仲間たちも割とそうかもしれないのですけれど、マルシルに対しては特段そういう気持ちが強いのかなあと思ったり。
でもそれって、マルシルにとってのライオスもそうなのかなと思うんですよね。一番そう感じるのは、やっぱり、マルシルが悪魔に魅入られて、迷宮の主になってしまい、西方のエルフたちと対立してしまった時です。
マルシルはライオスに助けを求めるんですけど、何て言うんでしょうね、結構無茶なお願いなはずなんですよ。自分をかばって西方エルフや、下手したら世界を相手に使用っていうわけですから。
けどマルシル、多分ライオスに断られるって思ってなかったですよね。だからこの時、あくまでもライオスに話をしているんです。チルチャックやセンシもいたのに、マルシルはライオスに話してるんです。
このぎゅっていうのが、マルシルの気持ちが入っていてる感じしますね。恋愛感情あるなしはともかく、ライオスなら自分を裏切らないって気持ちがあるんじゃないかなと。
多分このムーブ、チルチャックやセンシには絶対しないんだろうなあーって思います。
なんだかんだ気は合うライオスとマルシル
ファリンと魔狼の骨を組み立てる、ライオスとマルシルです。たとえファリンを助けたいという強い意志があったとしても、実際に一緒になって骨を組み立てられるかどうかは別ですよね。
2人とも、興味の方向性が似てるんだと思います。人体に詳しいマルシルと、魔物の生態に詳しいライオス。同じようにファリンを強く想うシュローにも、これはきっとできないんでしょうねえ。
興味の方向性もそうですけれど、禁忌に対する感度が似ているというのもあるかもしれません。
たとえば、マルシルが古代魔術を使ってファリンを生き返らせようといった時、チルチャックやセンシは反対しましたけれど、ライオスは強く賛成する立場をとりました。
もちろん、大事な妹のためだからというのもあるかもしれませんけれど、古代魔術っていうのは、この世界では完全に禁忌扱いです。古代魔術とかそっち系の禁忌に抵抗が薄いことが、よりライオスに対する親近感につながっていたのではないかなと思うのです。
ライオスは自分がマルシルの恋愛対象になるとは微塵も思っていない
サキュバスがマルシルの姿で現れた時、ライオスは、それを知られたらマルシルに怯えられると予想していました。
ライオスは、マルシルに好意を持たれてるかもしれないとか、全く思っていないんでしょうね。いやそれどころか、ライオスって、多分心のどこかで、人から嫌われてるって思ってる節絶対あると思います。
だから、ドレスアップしたマルシルを、わざと褒めなかったんじゃないかなと。褒めたら、周りからも本人からも、気持ち悪がられるって思っているんでしょうね。当のマルシルは、褒めてもらえるのを期待しているっていうのに。
なかなか仲が進展しないわけです。
けれど、想いはあるんですよねえ。ライオス、マルシルが笑っていると安心するようです。
冒険の後、ライオスとマルシルは結婚したか?
ダンジョン飯最終巻14巻の最後、モンスターよもやま話14にて、ライオスとマルシルが一緒にいます。これ、夜中なんですよ。夜中に一緒の部屋で、しかもマルシルは編み物なんかしてるわけなんですけれど、これって結婚したということなんでしょうか。
正直、お互い、条件面というか、片方は王様ですし、片方は超長寿ですし、そういうのは避けるかなと思っていたのですけれど。
一応、この絵を見る限り、王と王妃って感じではなさそうですけどね。マルシル、大臣とか、そういうのっぽい感じがします。
ただやっぱり、自室っぽいところで夜中に2人、そして編み物っていうのは、なんかすごく2人の空間という感じがして、とってもいい感じです。
きっかけは何なんでしょう。なんか、当人同士はお互い別にそういう対象じゃないって一線を引いてるのに、ファリンが、マルシルをお姉ちゃんって呼びたいとか言って、それから2人急に意識しだして……。
とかしかもそれがファリンの天然ではなくて、確信犯だったりと、なんかそういうのを妄想して、ちょっとアリだなあと思ったりしました。
まとめ
実際にライオスとマルシルが結婚したかどうかはちょっとわかりませんけれど、きっとそれなりの仲だったのだろうなとは思います。
立場だったり、種族間の寿命差だったり、それなりにきっと、いろいろ乗り越えなければいけないことがあるとは思いますけれど、あの2人ならうまくやってくれるんじゃないかなと、まあそんな期待も込めつつ、妄想してみました。
いやほんと、ぜひともライオスとマルシルには幸せになってほしいですね。
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