ここ最近、魔法陣グルグル2が面白くてたまりません。
もともと無印の魔法陣グルグルも好きだったんですけれど、実はグルグル”2″については、連載始まった当初は漫画買っていませんでした。
私自身、無印のグルグルも6~9巻あたりがピークかなと思っていて、最後の方は失速しちゃったかなーとか思いつつ最後まで買っていた、という感じでした。
なので、スピンオフの「キタキタ」も買ってなかったし、ちょっと遠ざかっていたんですね。
ただ最近立ち読みとかネットでちらほら見ていたら、どうも昔の人気キャラ出して昔のファンに媚び売ってるってだけではない感じがしてきました。
というか、新キャラが今までのキャラ以上に魅力的というか、感情移入してしまうのです。
なんかどうにも気になってきて…結果ついつい魔法陣グルグル2全巻買ってしまいました!
ということで、何がそこまで気になったのか、ここ最近の急展開についてレポートしたいと思います。
魔法陣グルグル2とは
言わずとしれた1990年代の少年ガンガン全盛期を支えた代表作の1つ魔法陣グルグルの正統な続編に当たる作品です。
作者は衛藤ヒロユキさん、魔法陣グルグルシリーズのほか、過去にはドラクエの4コママンガなどにて、独特の絵柄とギャグセンスで話題を呼びました。
2012年11月、それ以前に連載していた舞勇伝キタキタの終了と入れ替わりで連載が開始、現在単行本10巻まで発売しています。
魔法陣グルグル2のこれまでのあらすじ
前作にて魔王ギリを倒してからわずか2週間で新たな魔王が登場、その詳細な調査をコーダイ王に依頼され、ニケとククリがまた新しい旅に出ます。
しかも調べていくうちに魔王の正体に近づいていくのですが、どうやらククリと同年代のミグミグ族で、同じようにグルグルの魔法を使えるらしいということがわかってきます。
人形遊びが好きだったり世界中のフリルを独り占めしたり、どうやら思考もククリに似ているようで、あまつさえククリの昔からのおともだちでずっと支えていてくれた”おつきさま”を奪ってしまったり、ククリの大好きなニケをさらって魔物に変えてしまうなどの嫌がらせをしてきます。
魔法陣グルグル2の最新刊10巻の急展開
ニケとククリ一行は魔王軍が狙っている“手にしたものは世界を制する”とも言われる秘宝マキニカを死守するため、ケムリの塔というダンジョンを攻略します。
そしてやっとマキニカがあるらしき秘密の部屋にたどり着いた時、そこにはひと足先に魔王が単身たどり着いていて、マキニカを手にした後でした。
なんの理屈も技術もいらない力、理不尽な神の力が宿った究極の魔法道具が魔王軍の手に渡ってしまったのです。
けれども、魔王の思う通りには行きませんでした。
なんと魔王の腹心であるジーカが謀反を起こし、魔王に立ち向かったのです。
もともとジーカは魔王の少女趣味についていけないところがあり、密かに仲間を集めていました。
そしてこの“手にしたものは世界を制する”と言われるマキニカを手にすることができるこのタイミングで、仲間とともに反旗を翻したのでした。
その後魔王のグルグルによってジーカはいとも簡単にやられてしまいますが、その後ろに控えていたのが、前作魔法陣グルグルにて何度もククリたちを苦しめた元魔王ギリ軍の魔法使いカヤです。
カヤは自分の魔法では新しい魔王に勝てないことをよく知っていました。
前回の戦いで、グルグルの奇天烈で無尽蔵な強さを身を持って味わっていたからです。
なので、カヤは強力な助っ人を用意していました。
偶然にもカヤは、グルグルにすら対抗できる新種の魔法を使う、天性の才能を持つ魔法使いを味方に引き入れていたのです。
彼女の名前はデキルコ。
グルグル“2”の新キャラで、ケムリの塔の1つ前のダンジョンまでニケたちとともに冒険をしていた魔法使いです。
デキルコの正体不明の魔法の前に魔王は敗れてしまい、マキニカを手にしたデキルコが新たな魔王として擁立、もとの魔王は魔王軍からも、そして人間からも追われる身となり、隠遁しなければいけなくなってしまいます。
またニケとククリも新しい魔王誕生を阻止できなかったということで、故郷のジミナ村にて身を隠す生活を余儀なくされてしまうのでした。
新キャラのデキルコとは?
ニケとククリとともに魔王軍と戦った仲間であり、カヤにそそのかされてもと魔王を倒し新たな魔王になってしまった魔法使いの少女デキルコとはどんなキャラなのか。
ここからは魔法陣グルグル2にて新たに登場した新キャラのデキルコについて紹介していきます。
仲間になった経緯
もともとは、グルグルに詳しい魔法使いとしてククリたちにアドバイスをくれる存在として登場したココルデという魔法使いがいるのですが、その弟子がデキルコでした。
そしてココルデの勧めで魔神の力を得るために入った“おともだちのダンジョン”のボス戦にて、ピンチなところを救ってくれ、その後は次の目的地までの案内も兼ねて、正式にニケとククリの仲間になります。
閉所恐怖症なためダンジョンは苦手で、ある程度開放的な状況でこそ力を発揮できるところがあり、ボス戦でも戦いの場がダンジョンから外に移動したところで助けに来てくれています。
大変強い魔力を持っていますが、性格はぽわんとしてつかみどころがなく非常にマイペースな性格をしていて、あまり物事にこだわらず、相手が人であろうと魔族であろうとあまり気にせずに付き合える性格をしています。
出自と略歴
本名はジャルジャ・デ=キルコ。
もともとは故郷の小さな村で優秀な魔法使いの卵と言われており、メルロフ国の魔法学校より「500年に一度の逸材」とスカウトを受け上京。
けれども人前で魔法を使う経験があまりなかったためうまく力を発揮することができずに、学校ではすぐに落ちこぼれ扱いとされてしまいますが、気体魔法を研究している魔法使いエモールに出会うことで、自分の魔法の方向性を定めることになります。
魔法学校では邪悪な魔法とされていた気体魔法を学んでいたことにより学校を退学になってしまいますが、その後本格的に闇魔法を学ぶためにココルデに弟子入りすることになったのです。
ちなみに、魔法学校時代は本名であるキルコと名乗っていましたが、ココルデに弟子入り後は魔法学校時代のあだ名であるデキルコと名乗るようになりました。
ニケたちとともに冒険している際にレイドと知り合い、成り行きで服を買ってもらったことから“王子様”と慕うようになります。
ニケたちのパーティを抜けてからはレイドについていき、カヤと出会うことで自らの才能をさらに開花させることになります。
その後魔王との一騎打ちにて魔王を倒しマキニカを手にした際には、カヤから新しい魔王ともてはやされるも、ククリからは「魔王になっちゃダメ!また一緒にパーティ組もうよ」と言われ動揺します。
けれどもレイドがククリに対して少し特別な感情を持っていることに気づいたことから、最終的に新しい魔王になることを決めてしまうのです。
デキルコの魔法
気体魔法という変わった魔法が得意で、意味がわからないモノをトランクに入れることでトランクを浮かせそれに乗って移動したり、周囲の空気を雰囲気ごと取り込むことでその場の空気を操ることができます。
魔王との戦いの際には、カヤのもとでさらにレベルアップした気体魔法改め空間魔法を使い、戦いの場をトランクの中と同化するか入れ替えるかにより、その場を完全に支配してしまい、魔王に勝利するのでした。
今までおともだちだったキャラが魔王に!?急展開の魔法陣グルグル2についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。
魔法陣グルグル2の1番の見どころは、この新キャラのデキルコのと、同じく新キャラの魔王の存在が大きいと思われます。
是非ともこのデキルコの活躍をご覧いただければと思います。