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【アニメ第2話感想】一見ヒロインらしくないラエルザがちゃんとヒロインしている|便利屋斎藤さん、異世界に行く

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「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のアニメ第2話の感想です。Twitter発の2~3ページの漫画がもとになっている、ショートエピソードの連なりという感じのこの物語。頭を使わないでまったりほのぼのと見ていられると評判です。

また異世界から転生してきた斎藤さん、もといサイトウが万能でないというところも、穏やかな気持ちで見ていられる秘訣なのかもしれません。主人公の便利屋斎藤さんは、本当にただ手先が器用でいろんなことを知っているというだけの、戦闘力がほとんど期待できない現代っ子なのです。

けれどもだからこそ、斎藤さんは便利屋だった経験を活かして、自分の立ち位置をしっかりと作っていくんですよね。

ところで、そんな「便利屋斎藤さん異世界に行く」ですけれど、果たして正ヒロインがどちらなのか、結構意見が分かれるところなのではないでしょうか。一見すると妖精のラファンパンの方がいかにもヒロインっぽいのですけれど、ラエルザもなかなかいい見せ場を持ってきてくれます。

今回はそんな「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のアニメ第2話の感想を語っていきたいと思います。

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便利屋斎藤さんのヒロイン像について

まず語りたいのが、「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のヒロイン像についてです。ちょっと変化球というか、描かれるヒロイン像が、ほかの異世界転生モノなど含めた最近の物語群と、一線を画しているように感じるのです。

実はこの「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のアニメにおいて、正ヒロインは重戦士のラエルザなのですけれど、妖精ラファンパンの方がよっぽどヒロインに見えてしまうという現象が起きています。とりあえず言動がかわいいですし、見た目もかわいいですし、結構な頻度でサイトウのすぐそばにいるんですよね。

ウナギのような魔物を捌いている斎藤さんに対して、こんな近い距離で「なんでもできるねー」と声をかけるラファンパンです。距離がピーターパンとティンカーベルですよね。まあピーターパンとティンカーベルは結局結ばれることはなかったですけれど…。ただこの近さは、ほかの異世界モノだったら、妖精が人間サイズに大きくなって結ばれるまでワンチャンありそうじゃないですか。

とういか、現代知識を使って何かを披露した際に「すごいねー」と感心してくれる女の子は、だいたいはヒロインですよね。

便利屋斎藤さんは宝箱を開ける際に、ラファンパンに祝福の魔法をかけてもらいます。確か運が上がるとかの魔法だったかと思いますけれど、要は罠にかかっても生きていられるようにとか、そもそも罠に当たらないようにとか、そういう効果なのでしょう。

そしてその魔法のかけ方が投げキッスでした。しかも両手で。そんなことをされてしまっては、これはもう惚れるしかありません。きっと視聴者の中には、自分も祝福の魔法かけてもらいたいと思った人も大勢いるのではないでしょうか。

ラエルザって意外とおっぱいおっきいでしょ、と斎藤さんに話しかけているシーンです。対するラファンパンは、まあそうでもありません。けれども異世界転生モノのヒロインにとって、おっぱいが大きいことは大したアドバンテージにはなりません。むしろそれはそれで一定の需要があります。というかおっぱい小さい方がむしろヒロインっぽいという説すらあります。

こういうセリフをあけすけと言ってしまうあたりも、そこそこ気兼ねない関係ができているという点で、ラファンパンはしっかりとヒロインっぽいのです。

けれども、「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のヒロインはラエルザです。ラエルザのビジュアルは、通常ずっと鎧をつけたままです。顔が出てくるときも、兜のフェイスガードをかしゃんと上げた状態で登場することが多く、ビジュアル的なかわいさで言えば9:1くらいでラファンパンに軍配が上がるでしょう。

媚びないヒロイン像

けれどもだからこそ、ラエルザがヒロインでよかったなあと、とても強く思います。媚びる、という言い方が果たして正確かどうかは分かりませんけれど、いかにもヒロインっぽいラファンパンが全くそんな感じにならないというか、斎藤さんがラファンパンに全くなびかないあたりが、なんとも好感が持てるのです。

まあ全然まったくラファンパンにそういう気持ちにならないと言えばうそになるでしょうけれどね。あんなスリットが入った服を着て、太ももがちらちらと目の前を横切っていて、まあ気にならないわけがありませんから。けれども、やっぱり斎藤さんが意識しているのはラエルザです。そういうところが、なんかいいんですよね。

ラエルザは重戦士なので、前衛となって、斎藤さんはじめパーティーの盾となりますし、強い敵に出会ったらぼっこぼこに殴られます。これはアイアンゴーレムとの戦いの様子ですけれども、どでかい剣をぐるんぐるん振り回して、カウンターでゴーレムに顔面を殴られて吹っ飛ばされます。吹っ飛ばされ方もかなり豪快です。けれどもこれが、「便利屋斎藤さん、異世界に行く」のヒロインなのです。

ただアニメ1話も含めよく見てみると、ゆっくり座って、落ち着いた感じでおしゃべりしてるのは、ラエルザが多い、というかラエルザだけなような気がします。と言ってもまだ2話しか放送されていませんから、なんとも言えないですけれども。

きゃぴきゃぴした褒めてくれる女の子ではなくて、こうやって何かの折にいろいろ相談したり、ゆっくり落ち着いて話をする時間を大事にしたい、そんな穏やかな気質の斎藤さんだからこそ、ラエルザがヒロインなのかもしれませんね。

便利屋斎藤さん、異世界に行くアニメ2話のラエルザの良きシーン

さてそんなラエルザについて、アニメ第2話の良きシーンを画像とともに紹介します。

ウナギ(っぽい魔物を食べて世界が変わる)

ラエルザは、ウナギのようなぬめぬめした生き物が大嫌いだそうです。いかにもウナギっぽいぬめぬめした魔物が表れた時、ラエルザはもう姿を見た時点で縮こまってしまいました。なので便利屋斎藤さんがうなぎ(っぽい魔物)を捌いて、おいしく食べられる状態に調理した時も、最初は全く見ようともしませんでした。

けれどもモーロックやラファンパンに勧められて…というか便利屋斎藤さんが作ったモノが食べれないのかと、半ばハラスメントな感じで強引に食べさせられて……それでこのシーンです。どんだけ感動してんのかいっていう。

金属だけ溶かすスライム

パーティーでは盗賊職のような扱いの便利屋斎藤さんですけれど、宝箱の罠を確実に解除できるというものではありません。むしろアニメでは失敗ばかりしているような気がします。アニメ1話では落とし穴に落ちてましたし…。

そして今回は、天井から魔物が落ちてくるという罠を発動させてしまいました。その魔物とは、「金属だけを溶かすスライム」です。そしてまあお約束ですけれど、そのスライムはしっかりとラエルザにヒットするのでした。

しかしなんで洋服まで溶かしてくれないんでしょうかね。

大事な薬を飲ませてくれるらエルザ

大迷宮でめちゃくちゃ強い魔物に遭遇してしまう便利屋斎藤さんとラエルザ。かろうじて魔物を倒すことに成功しますけれど、斎藤さんが瀕死の重傷を負ってしまいます。というかもう死ぬ寸前というか、ほとんど死んでるくらいの状態です。

今から大迷宮を出ることもできず、回復魔法が使えるラファンパンが到着するにはまだ時間がかかりそうで、ラエルザは今にも死にかけの斎藤さんを抱えて1人絶望に暮れてしまいます。

そこで思いついたのが、頬の傷を治すのに使うために持っていた「生命の雫」でした。これを使えば、少なくとも瀕死の状態からは回復させることができます。そこからは、もう全くためらうことはありませんでした。ラエルザが取る行動なんて、1つしかないのですから。

【アニメ第2話感想】一見ヒロインらしくないラエルザがちゃんとヒロインしている|便利屋斎藤さん、異世界に行くのまとめ

ぱーっと流し見をしているとラファンパンの方が圧倒的にヒロインっぽいのですけれど、やっぱりラエルザの方が斎藤さんの嫁って感じがしますね。重戦士でアニメの半分以上は無骨な甲冑に身を包んで顔すら見えませんけれど、だからこそ兜を脱いだ時のギャップが良いというのも、まあ確かにあります。

アニメのテンポもいいですし、全体的にほのぼのとした感じで、ちょっと殺伐とした異世界の日常くらいな感じで安心して見れるなあと思います。

ちなみに原作漫画もとってもいいですよ。Amazonだと無料で読めるので、もしよければぜひ↓

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