あせびと空世界の冒険者とは?
「竜魚」という凶暴かつ巨大な魔物が飛び交い彷徨う空に浮かぶ陸で人々が生きる世界の物語。
竜魚から人を守る「衛士」である青年ユウが、人型モジュール(アンドロイド)の少女あせびとともに伝説のウォルデシア文明を求めて旅をする物語です。
その中でもヒロインのあせびは、自分の前に障壁を作り出して敵の攻撃を防いだり、電気攻撃で敵をしびれさせたり、あるいは自分のエネルギーを変換して船の壊れた動力部の代わりにしたりなど、人型モジュールとしての多彩な能力でユウをサポートします。
けれどもあせびの本当の魅力はそんなところではなく、強気でちょっと無鉄砲だったりするところとか、感情豊かで、他の女性と仲良くするユウにヤキモチを焼いたりなど、とにかく魅力的なのです。
そこで今回はそんなあせびの魅力について、語ってみたいと思います。
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強力な電撃で巨大な竜魚すらも行動不能に!
衛士の試験に合格し、あせびのもとへ報告に来たユウ。
まさにちょうどその時に、街は巨大な怪物、竜魚に襲われてしまいます。
ラングフィッシュ…硬い外殻を持ちながらも素早い機動性を持った竜魚で、そもそも衛士1人で相手をするような竜魚ではありません。
新米の、まだ実戦もほとんど経験していないユウのような衛士が1人でどうにかしようなど、もってのほかです。
それでも港から応援の衛士が駆けつけるまで、ユウは1人でその場を持ちこたえようと必死になりますが、とても太刀打ちできず、逆にピンチに陥ってしまいます。
その時、あせびがどこからか大きな鎖を持ってきてそれを竜魚に絡ませ、つぶやきます。
「ショックパルス、放出…」
その一撃で、竜魚は体を麻痺させて、空から落ちてきたのでした。
最終的にその竜魚が体を起こした際にユウの狙撃でとどめを刺したのですが、彼女がいなければその竜魚は倒せなかったでしょうし、何よりユウの命は助からなかったでしょう。
障壁を作り出してユウを守る!
ウォルデシアの古代地図を求めてカイコ島へ行くさなか、船が竜魚に襲われてしまいます。
乗っている船は小さく、また型も古いため、竜魚の攻撃でいとも簡単に墜とされてしまいそうです。
しかもその船に乗っているの衛士はまだ経験の浅いユウ1人のみで、もはや乗組員の誰もが「ダメだ」と思ったことでしょう。
けれどもユウにはあせびがついています。
竜魚が体当たりをしてきたその瞬間を狙って、ちょうど船と竜魚の間に光の壁を展開、龍魚の体当たりを防いだのです。
そして光の壁にぶち当たって体勢を崩したところを、ユウが狙撃、竜魚を倒したのでした。
この光の壁を展開し防御する能力は他にも様々なところで活躍します。
上記のように光の壁とユウの射撃のコンビネーションはこの先でも何度か見ることができますし、他の冒険者やあせびと同じ人型モジュールなどの対人での戦闘においても、臨機応変に壁を展開、ユウの戦いをサポートしてくれます。
ずば抜けた身体能力があるのに運動音痴!
あせびの身体能力は、実はとてもずば抜けています。
例えば、何十メートルもの大きな重い鎖を竜魚に放り投げて見事その竜魚に絡ませたり、ハイトのような大男を片手でいとも簡単に放り投げたりしたこともあります。
また走れば目の前から瞬時に消えたと思えるくらいに速く走ることもできます。
けれども、作中ではほとんどそのような活躍を見せておりません。
なぜか。
実は身体能力は非常に高いのですが、その制御に関してはあまり得意ではないようなのです。
ユウの叔父であり、今回の冒険のスポンサーでもあるカルフォークの屋敷にて、同じ人型モジュールであるダリアに襲われた時には、その俊敏な動きには大変苦戦させられました。
それを受けて、あせびにも同様のことができるのか?とハイトに聞かれた際に、俊敏な動きができるか見せたことがあるのです。
一瞬にしてハイトの目の前から消えるあせび。
しかし次の瞬間には頭から壁にめり込んでしまったのです!
「この体の能力を使いこなすプログラムを持たない」と言っていますが、ハイトの娘つくしから「運動オンチってことかー」の言葉にも素直に認めざるを得ないようでした。
生意気ですまし顔、とにかく強気な女の子!
旅のはじめ、カイコ島へ向かう船が衛士を探しているということで、まさに文字通り渡りに船で便乗させてもらったユウとあせび。
ユウたちはなんとか竜魚の群れを突破してカイコ島の港に到着するのですが、港で待っていた船の乗組員の家族に「衛士のくせに危険な空域を航行させるな!」と怒鳴られてしまいます。
けれども言われっぱなしのあせびではありません。
航行を決めたのは自分たちではないと毅然として言い返します。
ほかにも、特に初対面の相手や目上の相手に対してはことさらツンツンと、毒を吐きつつ距離を取ることを忘れません。
そういった態度が、周囲から「生意気」とか「すまし顔」といった評価を受ける要因となっているようです。
もともと人型モジュールであることを隠して生きているあせびにとって、赤の他人と必要以上に関わることはリスクになるため、どうしてもそういう態度にならざるを得ないことは仕方がないのかもしれません。
ただその分、信頼を置くようになってからの表情の豊かさや軟化した態度には相当の破壊力があるかと思います。
人に対して誠実さを忘れない!
カイコ島にて、ユウがハイトと古代地図を巡り殴り合いの喧嘩になった際に、相打ちで2人とも倒れて気絶してしまいます。
その際にハイトの娘から「今ならあなたたちの欲しがっているもの、今なら手に入れられるわよ?」と持ちかけられます。
ハイトの娘としては、トラブルの元になる古代地図などさっさと持って行って欲しいのです。
けれどもあせびはそれを断ります。
「かつて父はハイトさんを信じて古代地図を預けました」
「私は行為を尊重したい」
「彼から正式に受け取ることが、故人に対する誠意だと思うのです」と。
人型モジュールであるのに、いえむしろ人型モジュールだからこそでしょうか、人として誠実でいたいという気持ちが伝わってくるワンシーンかと思います。
とにかくユウが大好き!
カイコ島へ行く際に、古い型の船で竜魚のいる空域を旅することについてあせびはとにかく危険でやめたほうがいいと口を酸っぱくして言うのですが、ユウの
「これを逃したら次はいつになるか分からないし…」
「それに、あせびさんもいるし」
という言葉でけろっと顔を赤くして引き下がってしまいます。
いつもユウたちが置かれている状況に対してだいたいは文句を言ったり不満を言ったりするあせびが、ユウの一言でだいたい黙ってしまうという。
もはやパターン化していると言ってもいいかもしれません。
また他にも、ユウは敵対している人型モジュールのダリアや同業者であるユリからも好意を持たれていますし、あるいはスポンサーであるカルフォーク社の技術者リコリスからも興味を持たれてしまっていて、彼女らが同行している時の取り乱しっぷりなどは見ていられないほどです。
ただ2人きりであるときなどは、自らささっと近くに寄って行ったり、所々で妄想に顔を赤くするなど、とにかく見ていて可愛いのです。
2人の関係がその後どうなるかも、これからの見どころの1つと言えるかもしれません。
あせびは今後どうなるのか?
人型モジュールであるあせびは明らかにユウに恋をしていて、ユウもそれは十分に知っていて、そんなあせびの気持ちもしっかりと受け止めています。
ただやはりここにきて一番の障害は、ロボットと人間の恋において永遠のテーマでもある、「歳のとり方」というところかと思います。
一応あせびには、身長や体型、年齢設定をある程度変えることができる機能が付属していると述べられています。
もちろん「ある程度」ですので、それがどこまで変えられるのかは分かりません。
ユウもあせびも、今後も末長く一緒にいることを考えているような言動が多々見られていますが、それが10年も20年も経ったのち、同じ気持ちでいられるかどうかはやはり分からないのです。
実は物語が進むにつれて2人の関係も少しずつ進展していますが、その分人型モジュールである障害も顕在化してきています。
そんな中2人の関係がどう落ち着くのか、非常に気になるところです。
美少女アンドロイドあせびってどんな娘?あせびと空世界の冒険者【ネタバレ】のまとめ
いかがだったでしょうか。
あせびと空世界の冒険者のヒロイン、あせびについて紹介してきました。
あせびについてはその出自も含めまだまだなぞも多く、今後の物語の核になるヒロインですし、なによりとても魅力的でこれからも目が離せません。
是非とも一度手にとってご覧いただけれればと思います。
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