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最果てのソルテ

水上悟志先生の最新作、最果てのソルテ|考察のしがいがあって面白いぞ!あらすじも紹介

この記事は約6分で読めます。

水上悟志先生の最新作、最果てのソルテ1巻が発売になりました。水上悟志先生というと、私はもうスピリットサークルがとにかく好きで、ああいう運命に翻弄されながらも運命を切り開いていく感じが大好きなのです。

で、今回の最果てのソルテにも、なにやらそんな匂いを感じます。そして1巻時点で既に多くの謎がが散りばめられていて、なんとも考察のしがいがあるわけです。

まだまだじっくり読み込んだわけではないですが、気になったところを色々とピックアップしていこうかなと思います。

ちなみに同じ水上悟志先生のスピリットサークルは最高です!全6巻、こちらもおすすめです。

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最果てのソルテのあらすじ

魔界の最果てを目指すソルテ

村の孤児ソルテはある日、サリエラという死にかけの女性と出会います。サリエラは、かつて伝説のサルベイジャーと呼ばれたルインのパーティに所属していました。けれどもパーティは全滅し、サリエラだけが逃げ延びてきたのです。

サリエラは同じ境遇(孤児であり、育ての親に裏切られ奴隷商に売られる予定)のソルテに、自身の財産と魔界で手に入れた霊宝を託し息を引き取りました。

村にはいられず、育ての親に裏切られたことで人を信じることが怖くなったソルテは、死者の国にいるお父さんとお母さんに会いに、魔界に入ることを決意します。

2周目の冒険

サリエラからもらったペンダントには妖精セレンが入っていました。ソルテがピンチに陥った際にいきなり登場して、以後旅の仲間としてソルテに同行します。

そしてそのセレンが曰く、

私はかつてお前ら3人と魔界の奥地を目指して旅をして、魔法のトラップで時空をぶっとばされ、お前らと出会ったばっかのところまで時間を巻き戻されたんだ!

最果てのソルテ1巻より

とのこと。

果たして、ソルテとセレン、一緒に奴隷として売られそうになったフィロ、そしてソルテの叔父ブラック。4人の魔界への旅が始まったのです。

最果てのソルテ1巻の謎

セレンって何者?

サリエラからもらったペンダントには妖精セレンが入っていて、そのセレンによってソルテは魔法の力を手にします。けれどもこのペンダント、もとはサリエラが所属していた伝説のサルベイジャーのパーティが全滅する原因となった霊宝です。

サリエラは「売れば小さな屋敷も建つ」と言っていました。サリエラは、ソルテがこのペンダントを、ひいては妖精セレンを「使う」ことを想定していなかったのでしょうか。

とすれば、サリエラはこのペンダントにセレンがいたことを知らなかったのかもしれません。もし知っていたら、ソルテに手渡すときに一言あってもいいはずです。

セレンはソルテのことを「私のソルテ」と言っていました。

それは単純に2周目だったから、すでにソルテのことを知っていたからそういう表現をしたのでしょうか。

それとも、ソルテとセレンにはもともと何かしらの縁があったと言うことなのでしょうか。

どうしてサリエラの所属していた伝説のサルベイジャーのパーティが全滅してしまったのか。ペンダントとどう関わっていたのかが明かされてないのでなんとも言えませんが、なんとなく、ソルテはなにか特別な感じがして仕方がないですね。

ブラックは何者?

ソルテの父親の兄、つまりソルテにとって叔父にあたる人物です。人物、と言っても今はモグラの獣人ですが。魔界にとても精通していて、町の人たち、たとえば銀行の頭取とか‥‥からも一目置かれる存在のようです。

そして彼の言動から鑑みるに、ソルテの魔界行きを応援しているように感じます。

それどころか、自分の残りの人生を捨てるくらい(少なくとも魔界は軽い気持ちで行ったり来たりできる場所ではないでしょうから)の覚悟でソルテに同行し、最大限のサポートをしてくれています。

ソルテの決意が固いから、というのもあるかもしれませんが、それだけではないような気がします。

ソルテの両親は、ソルテの回想から「魔界汚染をキレイにできないか研究するお仕事」をしていたことが分かります。もしかしたら、ブラックもまたそういう仕事に一枚噛んでいたのかもしれません。

もしくは、ソルテの両親の言う「魔界汚染をキレイにできないか研究するお仕事」は娘に話す際の方便だったのかもしれなくて、実際はもっと魔界に関連する重要な仕事をしていたとも考えられます。

で、ソルテはそんな2人の唯一の血縁だからこそ、なにか魔界に行く特別な意味があるのかもしれないと思うのです。

まとめ

今月発売した最果てのソルテ。まだまだ物語は始まったばかりですが、たくさんの謎が散りばめられていて、考察のしがいがあります。

その上物語の進行のテンポが早いので、読んでる間まるで嵐の中にいるような気さえしてしまいます。

もしまだ読んでない人は、是非これを機に手に取ってみてはいかがでしょう?

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