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小林さんちのメイドラゴン

トールがまた厄介ごとに巻き込まれる?それともエルマ?小林さんのメイドラゴン10巻のネタバレと考察

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小林さんちのメイドラゴンの最新刊10巻が出ましたね。前回まではカンナのお父さん、キムンカムイとの戦いも落ち着いて、ただその分小林さんの立場がどんどん変化している様子が描かれていました。

会社で昇進して大きな仕事を任されるようになったり、その地区の守護者‥‥異世界の者の情報を管理したり仲を取り持ったり‥‥にしめいされてり。小林さんは嫌そうでしたけど、周りからはもう完全にそんなふうに見られているみたいでしたね。

さてでは10巻はというと、どうやらなんとも不穏な空気が流れているようです。トラブルの予感というか、別れの兆し、とでも言いましょうか。

ということで今回は、そんな小林さんちのメイドラゴン最新刊10巻のお話しです。

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小林さんちのメイドラゴン10巻のあらすじネタバレ

小林さんちのメイドラゴン10巻の各話のあらすじをネタバレ紹介します。今回も一見ほのぼの日常会となっています。

小林さんちのメイドラゴン第88話:小林と声

小林が1人で考え事をします。ドラゴンたちのこと、この世界のこと、いろいろなことが起きすぎてなかなか考える機会がなかった自分のことなど、考えをまとめているんですね。

そんな中、小林さんの頭の中に声が響いてきます。小林さんにはなんとなく心当たりがあるようですが、ここでは明かされないまま終わります。

小林さんちのメイドラゴン第89話:イルルと恋?

イルルがバイト先のタケに恋している話です。前々からそんな素振りがありましたけど、今回は明らかにイルルが意識しまくってますね‥‥完全に乙女です。

小林さんちのメイドラゴン10巻

それにしても才川さん、登場したら必ず1回は変顔しなければいけない決まりでもあるんですかね。いえ、ああいうの好きなんで、いいのですけど。

小林さんちのメイドラゴン第90話:アーザードとジョージー

ドラゴンたちを混乱に陥れたアーザードがいつの間にか人間の世界に来ていました。魔法が一切使えなくなって、本当にただの人間になってしまったアーザードが意外と穏やかです。

そしてメイドの友ジョージーがどうやらそのアーザードを気にしている様子です。かわいい‥‥

それにしても翔太のお父さん真ヶ土専務は本当にいろいろと暗躍していますね。今のところ1番謎なキャラクターです。

小林さんちのメイドラゴン第91話トールとふたりっきり

小林がトールと1日デートするお話です。2人でデレまくっています。

小林さんちのメイドラゴン第92話:エルマとテルネ

エルマとおばあちゃんのテルネの絡みです。どうやらテルネはエルマにお説教をしたい様子。確かに言われてみると、初登場時小林さんちを壊したり、トールと一緒にどこかの地形を変形させたりと、いろいろやらかしてしまっていますね。

ちなみに、この小林さんちのメイドラゴン10巻では、この回が一番不穏な気配がするのです。これまではあまり表に出てこなかった調和勢のトップですからね‥‥まあ何も起こらないわけがないのかな、と。

詳しくは後述したいと思います。

小林さんちのメイドラゴン第93話:アーザードとジョージーⅡ

アーザードが再び登場します。これからたびたび出てきそうですね。

これまではどちらかというとジョージーが「執事服が似合いそう」ということでアーザードを意識していました。けれどもこの回を境に少しだけ距離が縮まりそうというか、お互いの理解者?気持ちを分かち合える人?のような関係としてスタートしそうな感じです。

これはこれで、Twitterによくありそうなほのぼの恋愛マンガ的な展開が期待できそうです。アーザードにとって、トールが言う「考えを変えたきっかけ」になればいいですね。

小林さんちのメイドラゴン第94話:トールと逆鱗

小林さんとトールがイチャイチャする話です。エロいです(笑)。

小林さんちのメイドラゴン第95話:翔太と成長痛

ルコアと翔太の関係に変化があったその後の話、という感じです。9巻ではルコアがちょっと落ち込んでいた時、主人である翔太がかっこいいところを見せていましたけれど、そこから少しずつ2人の関係が変化してきていたようです。

それとトールが以前に比べて強くなってきたようですね。8巻あたりでファフニールも指摘していましたが、トールたちの世界にいた頃よりもトールは遥かに強くなっている、それをルコアもまた認めている風なところがありました。

このあたり、この後に控える長編の伏線なのでは?と思わないでもないのです。

小林さんちのメイドラゴン第96話:トールとエルマⅢ

トールとエルマがイチャイチャする話です。けれどもエルマの様子が何だか変?

これから何かが起こりそうな予感がする、そんな雰囲気をびしびし感じる回でした。

小林さんちのメイドラゴンの今後に何かが起こりそうな予感がする理由

小林さんの中には神剣が?

小林さんちのメイドラゴン10巻では、小林さんが謎の声を聞くようになってきます。はじめは幻聴か何かかと思っていた小林さんですが、声を聴き続けるうちにちょっと心あたりがあるようでした。

そう、小林さんがトールと出会った時に、トールに刺さっていた神剣です。小林さんちのメイドラゴン9巻では、エルマのおばあちゃんテルネから神剣のことを尋ねられたトールは、「飲んでる間にどこかへ行きましたねー」とボケていましたけれど、これがきっと小林さんの体の中に入ってしまったのではないかと考えられます(そんなこと果たしてあるのかどうか分かりませんが)。

作中では小林さんの後ろに黒いモヤとして存在しているように描写されていました。ただドラゴンたち‥‥トールやエルマはおろか、ドラゴンの混沌勢の有力者である終焉亭やキムンカムイ調和勢の代表格であるテルネにもその存在を気取られていません。

となるとやはり、小林さんの後ろにモヤとして存在するのはあくまでも小林さんの目にしか映らない‥‥小林さんにしか意識できない存在になっている、つまり小林さんの中に存在していると考えていいのかな、と。そしてそんなものを体の中に抱えていることが徐々に明るみになってきている今、さすがに今後何も起こらないということはあり得ないのではないかと思うのです。

ルコアの意味深な発言‥‥トールは近い将来何かに挑戦することになる?

小林さんちのメイドラゴン95話にて、トールはルコアと対決することになります。そのさなか、ルコアはなんだかとても意味深なセリフを言ってました。

まだまだ‥‥この程度じゃまだ最上位格には勝てないよ‥‥もっと強くならなきゃ‥‥じゃなきゃ‥‥
運命の手綱を握れない!!

小林さんちのメイドラゴン10巻

このセリフの前半だけならばそこまで重要視することもないと思うんですね。以前トールはルコアに挑んでボロボロに負けてしまったわけなのですが、「自分を含めた最上位格に挑むにはまだまだ力が足りないよ」と言いたいだけと取れるからです。

けれどもセリフの後半「運命の手綱は握れない!!」がどうも引っかかります。これは別な言い方をすると、「強くならなければ運命に翻弄される」とも取れますね。

トールの運命とはなんなのでしょうか‥‥ドラゴンの混沌勢として運命?それとも異世界から来ているものとしての運命でしょうか。何にせよ、避けることのできない困難がトールを待ち受けているように感じられるワンシーンです。

エルマがなぜか寂しそう‥‥もしかして別れの兆し?

小林さんちのメイドラゴン96話にて、トールとエルマが一緒に食事したり、お風呂に入ったりするわけですが、そこでのエルマの様子がなんだか変でした。妙に昔を懐かしがったり、トールと話をしながらちょっと寂しそうな顔をするんですね。

そういえば92話、小林さんとテルネとの会話の中でテルネは、どうにかエルマを連れて帰りたいというようなことを言っていました。小林さんが「会社の戦力引き抜くなんて許さないよ」と言った時にも、冗談とも本気とも取れないような怖さを見せつけていました。

魔法を使い一瞬で、小林さんを、その後ろに建っているビルもろとも簡単につぶせてしまうことを見せつけたのです。炎を使うだとか、直接壊してしまうとか、そういう物理的な技ではなく、存在の概念そのものを壊してしまうような、そんな魔法です。

いざとなったら力ずくでも連れて帰る、お前にそれを咎められる筋合いはない。そんなニュアンスがごりごりと伝わってくるワンシーンです。

このやりとりは、テルネをこっそり見張っていたドラゴンが睨みをきかせていたことで有耶無耶になりましたが、もしここにそのドラゴンがいなかったら、もしかしたら本当に小林さんは一瞬で消されていたかもしれない、そんな気さえするのです。テルネは終焉亭やキムンカムイと違い、小林さんに対してそこまで思い入れがあるわけでもないですからね。

小林さんちのメイドラゴンの次の大きな山は調和勢との戦いか?

そもそも調和勢は混沌勢とは相入れない存在

小林さんちのメイドラゴン4巻に登場したクレメネを覚えていますでしょうか?小林さんの世界で暴れ回っていたイルルを倒しに来た調和勢のドラゴンです。そしてクレメネは問答無用でイルルを殺害しようとしていました

イルルを庇う小林さんに対して、クレメネはこう言っていました。「我はその異界の害竜を屠る為にまいった者だ‥‥」「‥‥この世界を救うためにやってきた調和の者だ」と。

そもそも混沌勢のドラゴンと調和勢のドラゴンは、出会い頭にお互いを殺そうとするほど仲が悪いはずで、トールとエルマの方が異端者だったのです。エルマもトールと初めて出会った時、トールに対して、他の混沌勢の竜とは違うと評していましたね。

そういうトール‥‥君も少し違うようだ
私が今まで出会った混沌の竜は会話に応じる相手ではなかった‥‥

小林さんちのメイドラゴン5巻

トールのエルマに対する評価も同様です。本来ならトールとエルマは殺しあう間柄なはずなのです。

そういえばトールとエルマの関係を知らないクレメネは、トールに襲われた時、エルマに助けを求めようとしていました。調和勢であるエルマがトール討伐に加勢してくれると信じて疑わないんですよね。

なのに、現在エルマはトールと仲良くしています。さてこの事実を、他の調和勢、とりわけその中でも高い地位にいるテルネが果たしてが黙って見ているでしょうか。

終焉亭とキムンカムイはテルネを見張りに来た?

思えば、小林さんちのメイドラゴン9巻で、終焉亭とキムンカムイとともにいきなりテルネが登場したことも、ちょっと不自然だったかもしれないですね。終焉亭やキムンカムイは自分の子どもが小林さんちにいるので分からなくもないですが、テルネは小林さんちを訪れる理由が薄いのです。

となると、こうも考えられるのではないかと。すわなち、テルネが小林さんに何か害を加える可能性がある、そしてそれを見張るために終焉亭がやってきた、と。

もちろん、単純に「小林さんがこの地区の守護者になるから挨拶を」という考えも分からなくはないですが。ただ終焉亭が、問題が起こった時に連絡を取り合えるようにしよう、と言っていたことからも、何かしらトラブルを予見しているのではないでしょうか。

そして何より、テルネが小林さんを脅した時、テルネを後ろから監視していたドラゴンのおかげで小林さんはことなきを得ます。このドラゴンが、おそらく終焉亭なのではないかと思われるのです。

このシルエットを見ると明らかにトールですが、もしトールだったら小林さんが家に帰った時に何かしら言っているはずですよね。と言うことは、これはトールに近しい者、すなわち終焉亭です。

もともと終焉亭は、陰ながらトールを見守っていまいた。地区の守護者真ヶ土専務と連絡を取り合っていたり、小林さんの世界の神に話しをつけたり(小林さんちのメイドラゴン6巻)。

そして今回のテルネの件は、それだけでは済まないため、自ら出張ってきたと考えられるのです。

混沌勢と調和勢の違い‥‥小林さんの世界の神が動き出す?

そういえば混沌勢と調和勢では、考え方もだいぶ違いがありますよね。混沌勢は「とにかく自分勝手好きなことをする」、もっとよく言えば「自由を愛し、自由のために闘う」ドラゴンたちです。その自由のために神様を倒そうとするわけですね。

なので根底には「自由に過ごす」「何ものにも縛られない」があります。小林さんの世界に居座ろうが、そこで何をしようが、基本は自由でいいはずなのです。

では調和勢はどうか。終焉亭の話では「神に寝返った者たち」とされていますが、小林さんちのメイドラゴン7巻ではエルマがより詳しく紹介しています。

神の管理の方向性を人に伝え‥‥また人の陳情を神に伝える‥‥
世界のバランスを取りもち導くとても素晴らしい勢力‥‥

小林さんちのメイドラゴン7巻

もちろん調和勢ドラゴンたちの中でもある程度意見の相違はありそうですが、根底にあるのは「神に従う」と言うことです。これまで特に神の存在はほとんど表立って出てきてませんでしたが、もしエルマに対して「規則を守らないやつ」「そんなことは許さない」といった評価を下しているなら、そしてそんな神の言葉を受けてテルネが動いているのだとしたら。

エルマは今のままでは済まないかもしれません。そしてそんな騒動に、トールや小林さんは巻き込まれつつあるのではないかと考えられます。

まとめ:小林さんちのメイドラゴン10巻|これから始まる調和勢との戦いのプロローグ?

小林さんちのメイドラゴン10巻のあらすじのネタバレと、今後の展開について予想してみました。いろいろと不穏なシーンも多く、今後新しい展開への布石になっているのではないかと感じることが多かったのですが、果たしてどうなるでしょうかね。

個人的にトールとエルマの関係はとても好きです。お互いの勢力に関係なく、自分の意思でお互いを認め合う友人関係というのはとても貴重ですよね。

現実の人間関係でもそう言うのは結構難しい‥‥。何もなければそれでいいですが、もしこの友情に危機が迫ったとしても、ぜひ2人の関係は変わらずに困難を乗り切って欲しいですね。

そういえばアニメ2期も決まったようですね。こちらもとっっっっても楽しみです!!

アニメ小林さんちのメイドラゴン2期公式ホームページ

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