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なろう系チート無双科ヒロインの「さしすせそ」を無視するヒロインと主人公「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する」

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こんにちは、ゆっちです。

最近、追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌するって、なろう系 チート無双科 追放属 ざまあ種 の物語の主人公とヒロインのあり方として、実は完璧なのではと私の中で話題です。

何かというと、なろう系チート無双科ヒロインの「さしすせそ」を完全に無視してるんですよね。

あ、始めに言っておきますけど、わたし、この追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌するについて、漫画3巻までしか読んでません。小説のことではないですし(小説と漫画は、原作者が99割程度違うというほど別ルートらしいですからね)、漫画版も10巻超えてくると「ほんとにファンタジーか?」みたいな展開ですし、だからまあそのつもりで聞いてくださいねってことで。

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なろう系チート無双科ヒロインの「さしすせそ」とは

そもそもなろう系チート無双科ヒロインさしすせそと言えば、

さすが主人公様です!

知らないことを知っててしゅごいです!(現代チートへの反応)

好きです!(即落ち)

世界を救えるのは主人公様だけです!(過剰な期待)

そこまで見抜いていたなんてしゅごいです!(勝手な深読み)

が定石ですけれど、割とこの「さしすせそ」は読者をうんざりさせることが多いじゃないですか。

人間味がないというか、都合の良い人形化というか、キャバクラ化みたいに言われることもあるみたいですけれど。だって本来人間関係には、警戒があって、見極めがあって、理解があって、線引きがあって。歩み寄りや信頼や好意というのはさらにその先にあるものじゃないですか。それを一足飛びに信頼や好意につながったりとか、やっぱり普通ありえないですよね。

まあだからこそ奴隷だったり、不治の病を治療したりという、どうあっても主人公に逆らえない状況を用意したうえで「さしすせそ」を提供するというのがのがテンプレだったりするわけですけれども。なんかイヤですよねえ、そういうの。

あとは俺ツエー演出が安直すぎるというのもあります。主人公がすごいこと見せるために、敢えて周囲の知能や倫理観を極端に下げて見せているというか、下手するとその人たちが暮らしている国家の政治や文化などまで貶めたりして。そういうのがあまりにもあからさますぎると、主人公以外のすべてが本当にただ単に主人公を上げるためだけの舞台装置でしかないなと感じるようになってしまうわけですよね。

チート付与魔術師のヒロインの場合

さて、そんなよくあるなろう系チート無双科ヒロインのさしすせそについて思いを寄せたときに、あれちょっとこれはどうなんだ?となるのがこの追放されたチート付与魔術師です。

最初に登場するヒロインのリリィからまず見てみても、今まで話していたさしすせそに全然当てはまらないのですよ。まず「さすが主人公!」みたいなムーブがほとんどないです。むしろ罵倒したり馬鹿にしたりして、少なくとも手放しで褒めるということはほぼないように見えます。ま、わたしまだ漫画3巻までしか見てないですけど。

知らないことを知っててしゅごい、もなくて、むしろ冒険についてよくよく言い聞かせたり、無知なまま突っ走るレインに呆れたりというほうが多いです。即落ちはもちろんさっぱりですし、そこまで見抜いていたなんでしゅごい、もありません。むしろその浅はかさにげんなりしている姿を見かけます。

世界を救えるのは……、そもそもレインに救える世界はあるのかというくらいに、レインはポンコツに描かれていますからね、論外です。

いや確かにこの主人公レインのスキルはすごいですよ。強敵を倒すのにリリィがそのスキルに依存している面はありますし、実際に頼りになるシーンがあるのも事実です。なにせ一応スキルで無双する話ではありますからね。ただ何をどうやっても、主人公しゅごいにならないのです。

例えばなんか強い竜を倒す時の話。確かにとどめはレインの強化付与を施した武器による一撃でした。けれどもそこに至るまでのお膳立てが必須でした。なぜならレインはこれまでずっと、ギルドの裏方で武具に強化付与を行っていたので、冒険初心者なのです。体力はないし、戦いの駆け引きも分からないですし、いくら攻撃力が強くても、1人ではその竜に近づくことすらできないのです。

考えてみれば当然です。むしろこれでいきなり身体能力が上がって、一足飛びに竜に飛び掛かってとどめを刺したりしたら、それこそ本当に現実味がないですからね。

割と一般的ななろう系チート無双科に属する物語の場合、身体能力すら付与魔法で強くしてしまって、単独で竜を倒すことはよくあります。けれどもこの物語では、レインにそういう「都合のよさ」までは付与してくれませんでした。けれどもだからこそ戦いに駆け引きが生じてバトルは面白いものになりますし、レインは1人で単独無双できませんから、どうしても仲間を頼らざるを得なくなります。

冒険者として先輩であるリリィは、そんなレインの無知や、冒険者としての常識のなさ、あるいは戦闘における絶妙な役立たなさに苛立ち、レインを罵倒するわけです。

多分ですね、チート無双する主人公の扱いってこういうののほうが絶対いいと思うのですよ。なんていうかですね、人間的にか冒険者的にか、何かしら致命的な欠点があるくらいのほうが。まあレインほどぶっ飛んでる必要はないですし、レインほどポンコツである必要もないとは思いますけど。 

さしすせそ回避方法

例えば、今ではあまり好かれないでしょうけれど、ギャンブル狂いとか、酒に弱いとか、女にだらしないとかでしょうか。まあこれはちょっと昭和過ぎて、令和の今では絶対受け入れられないかな。もっと単純に、すぐに疲れるとか、とんでもない汗っかきとかでしょうか。あとはすぐ諦めるとか?

ともかく、そんなポンコツぶりを存分に目の当たりにして、それでもなお主人公を頼る理由があって、ダメなところがあることを分かりつつもお互い協力したり共闘したり助けたり助けられたりという経験を得て、少しずつ信頼を得ていくという過程があって初めて、さっき話した警戒とか見極めとかを超えて、理解と線引きがされるんです。

この人にはここまで話して問題ない、ここまでは心を許しても大丈夫、みたいなやつです。そしてその上に信頼や好意が発生する。この追放されたチート付与魔術師はですね、そんなステップをちゃんと踏んでるんじゃないかなって。冒頭、わたし漫画3巻までしか読んでないって言いましたけれど、少なくともここまで、主人公がポンコツゆえに、そういった手順がちゃんと踏まれているんじゃないかなって思うわけです。なので、主人公とヒロインのあり方として完璧なんじゃないかって。 そういうことです。

まとめ

この漫画ですね、あの有名な暗殺者おばさんが出るじゃないですか。気になって気になって、でもそこまで読んでしまうと、きっと今こうやって語った感想出てこないと思ったんですよね。なのできりのいい3巻で一度感想投下。

はい、なのでこれからこの先また読んでいきたいと思います。20巻くらい出てるからちょっとハードル高いですけど。

ではまた。

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