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スパイファミリーのロイドとヨルのツーショットを鑑賞しながら理想の夫婦像について考察してみる

この記事は約27分で読めます。

スパイファミリーのロイドとヨルのツーショットのシーンをいくつか集めて、またそれにまつわるエピソードやら感想なんかを語っています。スパイファミリーは今やとっても人気ですけれど、その理由の1つに、ロイドとヨルの不思議な夫婦関係があると思います。

お互いがお互いに嘘をついていて、しかも恋愛からの結婚ではなく利害の一致による結婚をしています。けれどそれなのに、なんかとってもうまくいっているように見えるんですよね。いや、実際にうまくいってるのか。

そのあたりについて、いろいろと2人の並んでいるシーンを見ながら考えてみたいと思います。

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出会ったころのロイドとヨル

まだ出会ったばかりの頃の、ロイドとヨルのツーショットのシーンです。お互いぎこちなさがあったりはしますけれど、なんかお互い結構ポカをやらかしたりして、それでかえって2人の距離が近くなったこととか結構ありそうです。

ロイドとヨルの出逢い

ロイドとヨルの出逢いは1巻MISSION:2、たまたまアーニャに見栄えのいいお洋服を買ってあげようと仕立て屋に来た日のことでした。両親そろってでしか認めないというイーデン校の面接のため、店内の女性を品定めしていたロイドの後ろにいきなり現れた女性が、ヨルです。

実際は別にいきなり現れたわけではなくて、ただ単に気配を全く感じなかったというだけですけれど。ロイドは「最近気が緩んでいた」と言っていましたけれど、気が緩んだ程度で後ろに気づかないわけがありません。ヨルは日常的に気配を消して移動しており、敏腕スパイのロイドの警戒網をあっさりとすり抜けてきたのです。

その後も、この町の膨大な女性のデータをすべて頭に叩き込んでいて、一目見て後ろの女性がヨル・ブライアであることをすぐに見抜いたロイドも恐ろしいですし、そんなちらっとした視線すらいともたやすく気付いていたヨルもまた、常人ではありません。

一見普通の運命的な出会いでしたけれど、実はこの2人の底知れない実力が見え隠れする、非常に恐ろしいシーンだったのです。

パーティーで恋人のフリをしてほしいヨルと、面接で妻を演じてほしいロイド

ヨルはロイドに、職場の同僚に呼ばれたパーティーで恋人のフリをしてほしいと伝えます。それなりにの年齢なのにもかかわらず独り身だとスパイ容疑をかけられる原因になると言われて、ヨルはちょっとビビっていたのです。

あとは同僚に、独り身なことで煽られたというのもあったかと思いますけれど。

一方ロイドは、伝統あるイーデン校に養子のアーニャを入学させたいのですけれど、それには両親参加必須の面接をパスしなければいけません。片親の子どもはイーデン校に入学させられないのです。今だったらそんな学校絶対に炎上案件ですけれど、いかにも第二次世界大戦後的なこの世界だったら、それも当然なのかもしれませんね。

ともかくそのため、どうしても妻として面接に協力してくれる人が必要だったのです。

果たして、両者の思惑は見事に合致し、お互い協力することになったのでした。

パーティーで1人で待つヨルと、遅れて参加したロイド

パーティーがあるというその日は、ちょうどロイドがスパイとして活動しなければいけない日でした。そのため、どうしても約束の時間まで間に合わなかったのです。ヨルは1人でパーティーに参加して、周囲から惨めな目で見られることになってしまいました。

さすがにそんな状況になかなか耐えられず、さあ帰ろうと思ったところに、ロイドが到着したのです。頭からは血を流し、服もボロボロでしたけれど、イケメンかつ自身に満ち溢れた堂々とした立ち振る舞い、そしてヨルをとても気遣う感じの態度は、これまでのヨルへの惨めな視線を一気に吹っ飛ばすものでした。

その姿はまさしくヒーローそのもの。少なくともヨルの目にはそう映ったのではないでしょうか。この時のヨルのロイドを見る目は、なんというかとっても印象的なんですよね。

ロイドはヨルのすべてを受け入れてくれる

とち狂った患者(とロイドは説明していましたけれど、要はただの悪人)に襲われた際についつい反射的にキックで撃退してしまったヨル。その後慌てて「護身術が得意で…弟に習って…」と言い訳をしだすのですけれど、ロイドはそんなこと全然気にも留めませんでした。それどころかこんな笑顔でお礼を言われるのですから、ヨルの方がびっくりしてしまったみたいです。

普通に考えればあんな人が吹っ飛ぶような強力なキックをお見舞いできるなんて考えられないでしょうし、ヨルからすれば避けられたり嫌われたりすると思ったのかもしれません。けれどもま、ロイドも普通じゃないですからね。

それとロイドはこのちょっと前にも、ヨルの同僚から「ヨルがホテルに行ってマッサージする仕事をしていた」と聞かされていましたけれど(と言っても本当は濡れ衣で、同僚がヨルを陥れようとしてただけなのですけれど)、それが事実かどうかを確認するかどうか以前に「素敵だ」と返していました。家族のために過酷な仕事に耐えることは誇るべきことだ、と。

アーニャの学校の面接だけでなく、その後も婚姻関係を維持しようと持ち掛けたのはヨルの方からでした。それは単に素性を隠して裏の仕事をしていくうえで都合が良いからだけではなく、こういうロイドの考え方に心を打たれたからだと思うんですよね。なんというか、裏で自分のやっている仕事を知られるでないにしても、そんな自分の在り方を肯定してくれる人に出会えたというか。

たぶんヨルは心の奥の奥の方で、裏の家業に手を染めていることに後ろめたさを感じているみたいなところがあったんじゃないでしょうか。だからロイドの言葉がとーーっても響いたんだと思います。

プロポーズ

引き続き悪漢に襲われている最中での1シーン。爆弾を向こうに放り投げて、その爆発をバックにプロポーズとは、なかなか気が利いています。これは本当に印象的なシーンだと思います。画像が横向きだったらサムネにしたのに、というくらい絵になっています。

それにしても、こんな悪い奴らに襲われている最中に結婚を提案するヨルもヨルですけれど、提案されてすぐさまそれを承諾し、なおかつすぐに役所に行って手続きしましょうと応えるロイドもたいがいです。またパイナップル爆弾の安全ピンの輪っかを指輪変わりにしてヨルの指輪にはめてあげるというのも、相当キザですよね。

初めてのおでかけ

正確にはツーショットではないのですけれど、なんだかとっても印象的な絵だったので。どうにもこの3人、親子に見えないんですよね。ロイドもヨルも、不思議そうな目でアーニャを見ているじゃないですか。

初めてペアを組んだ男女が知らない子どもを預かって散歩させている図、という感じがします。ロイドはアーニャ側の左手をポケットに突っ込んでいて、ヨルは両手を前に組んでいて、2人とも、子どもにどう接していいかまだよくわかってないという感じがします。要はちょっと距離がある感じ、ということですね。

けれどこの後色々あった後で、おばあさんに「素敵な家族ね」って言われていました。ちょっとしたきっかけはありましたけど家族がみんな同じ方向を見ていることが分かったからお互いの距離が縮まったって言うのもあるんじゃないでしょうかね。

面接でアーニャに百点満点と言われるロイドとヨル

入学試験における両親そろっての面接でのアーニャの回答に驚くロイドとヨルのシーンです。なにせ親子としてはまだ全然日が浅い2人です。しかもロイドなど、これまで面接対策として結構ハードな特訓をアーニャに課して来たんじゃないでしょうか。それなのに、アーニャから、それこそ親として100点満点に嬉しい言葉をもらえたわけですから、驚くでしょうし、嬉しかったと思います。

「お父さんとお母さんに点数をつけるとしたら何点かな?」

「100てんまんてんです。ちちもははもおもしろくてだいすきです。ずっといっしょがいいです」

そのあと、いじわる面接官のアーニャに対する心無い質問に対して、ガラにもなくロイドが怒りを爆発させるところまでがワンセット。言わずもがな、スパイファミリー屈指の名シーンですよね。

絶望するロイドとヨル(とアーニャ)

アーニャのイーデン校入学試験の結果は、残念ながら不合格でした。ロイドが机を壊してしまったからなのか、アーニャの学科試験の点数があまりにも悪かったからなのか、あるいはどの両方か。

どちらにせよないものはないのです。そりゃもう絶望します。

このシーン、2つの解釈があると思います。1つは、家族関係が解消されてしまう可能性があるらがっかりしているという解釈です。そもそもは、アーニャをイーデン校に通わせるためのかりそめの家族です。アーニャがイーデン校に通えなくなったとしたら、この家族関係に大義名分が亡くなってしまうのです。ロイドは任務失敗し、ヨルはスパイと疑われ、アーニャはまた孤児院に逆戻りです。そんな絶望の表情、というわけですね。

もう1つは純粋に、不合格にショックを受けているというものです。短い期間ではありましたけれど、アーニャはとても楽しそうでしたし、ヨルは自分を肯定してくれる人に出会えました。ロイドも、面接でヨルやアーニャが侮辱された際に怒りを感じるくらいには、2人に愛着を持っています。そんな家族3人が一丸となって取り組んだ結果が不合格とは、その落胆もまた相当激しいモノでしょう。

まあ結果的には補欠で合格できたわけですからよかったね、ということなのですけれど。はてさてこの3人の絶望の表情は果たしてどっちなんでしょうか。皆さんの考えがあったら是非教えてくださいね。

鋭い蹴りでロイドを圧倒するヨル

ヨルはお酒を飲むとだいぶのまれるたちのようです。ちょっとお酒を飲んだだけで、正常な判断ができなくなってしまうのです。いえ、正常な判断ができなくなるというよりは、誰かを攻撃する抑えが利かなくなるという方が正しいかもしれません。

このシーンに関して言えば、アーニャをさらう演技をしているロイドを、本物の悪党だと勘違いして攻撃しています。ロイドがロイドであることを見失っているようで、本当に殺しにかかっています。

ロイドはプロのスパイで、戦闘技術もそれなりにあるようですけれど、ヨルはどこに出しても絶対に見劣りしない本物の殺し屋です。暗殺者ではなくて、殺人ファイターです。

そんなヨルが本物の悪党だと勘違いして放つ、一撃必殺の蹴り。ヨルのすごさに感嘆するべきか、その攻撃をかわしたロイドをたたえるべきか。

ちなみにこの攻撃のすぐ後、ヨルは酔っぱらって寝てしまいました。やはりヨルにお酒を飲ませてはいけないのです。

夫婦としてちょっと板についてきたロイドとヨル

ちょっとずつ夫婦として、ロイドもヨルもお互いの距離感もつかめてきてる頃でしょうか。少しずつですけれど、ヨルがロイドを支えるようなシーンも増えてきたように思います。なんだかんだ言って、ヨルは子育てについてはロイドよりも先輩で、とっても頼りになるのです。

心配なロイドと温かく見守るヨル

入学式において、アーニャを見送るロイドとヨルのシーンです。今まで子どもを持ったことがないとにかく不安しかないロイドと、過去に弟の入学式を経験しているであろうヨルのちょっとの余裕さが対比されていて、とても面白いですね。こういう時のヨルは少しだけ頼りになるように見えます。

ただロイドの不安は、ヨルの想像をちょっと超えたところにあることを、ヨルは気づいていません。

アーニャは結構な問題児です。言動が幼かったり、言葉もちょっと拙かったり、ちょくちょく感情が理性を超えてしまったり、まあぶっちゃけ頭もあまりよくはありません。というかなんとなくですけれど、「なんか問題起こしそう」なんですよね、アーニャ。

別に普通にしていてくれていいのです。もちろん、ロイドはアーニャに、優秀な成績を取ってイーデン校の懇親会に参加する資格を得ることや、任務の目標であるドノバン・デズモンドの次男であるダミアン・デズモンドと仲良くなることを期待しています。

けれども、だからと言っても過度な期待はしていないように感じます。というかロイドなら、娘がイーデン校に在学さえしていれば、どうにかしてドノバン・デズモンドと接触を図ることもできそうですし、できなくても何らかの対策を立てられそうな気がします。

ただとにかく、アーニャは、問題を起こしそうなんですよねえ。根拠とかは特にないんですけれど。そしてまあ実際に問題起こしてましたし(よりによってあのダミアンをぶん殴っちゃったんですから)。

ただそんなことは知らず、ちょっとロイドをほほえましく見ている感じのヨルは、なんかとってもお姉さんという感じがします。

朝ねぼう

ヨルが寝室から出てきたとき、ロイドはすでに起きていて、朝ごはんを用意していました。朝ごはんを用意しているロイドの良きお父さんっぷりにも感心してしまいますけれど、それ以上にほほうと思ったのが、ヨルが寝起きの顔でリビングに来たことです。

夫婦の形はまあ人それぞれですけれど、中にはメイクをちゃんとしてからでないと寝室から出ないとか、すっぴんは夫には見せないなんて女性もいるくらいです。しかもロイドとヨルは本物の夫婦ではありません。戸籍上夫婦なだけで、実質は当然肉体関係もなく、基本寝室も別にしています。けれどもヨルは特に気にすることもなく寝起きの顔を見せてるんですよね。

まあこのシーンは入学式の翌日ですから、2人が出会ってから3カ月くらは経っている可能性が高いです。日本の話ですけれど、小学校受験は11~12月くらいに始まるケースが多いらしいです。まあそのころから4月の入学まで、3~4ヵ月というところ。それくらいの時間が経っていれば、まあ寝起きを見られてもよいくらいには気を許し始めていてもおかしくはないでしょう。

あとヨルは弟がいましたからね。弟のユーリの性格上就職するまでは姉のヨルと一緒に暮らしていたでしょうから、ヨルとしても自分の生活に男性がいることについて、抵抗感が少ないというのもあるかと思います。

つまるところ、そんな背景が見え隠れしていて面白いなあという、そんな話。

引きこもってしまったアーニャを見守るロイドとヨル

勉強を嫌がってアーニャが部屋に閉じこもってしまったときの2人の反応です。入学式のシーン同様、一見娘を心配する父親ロイドと、子育てについてちょっとだけ経験があって余裕がある母親ヨルという感じです。けれどもこれについてもまた先と同様、ロイドにはまた違った焦りがあるんですよね。

あまりにもアーニャのテストの成績が悪いと、ロイドの任務が達成できなくなってしまうのです。だからどうにか良い点数を取らせたいわけです。

ただそんなロイドの気などは知る由もなく、ゆっくり見守っていこうなスタンスのヨルは結構どっしりと構えた感じですね。実の子どもではないということで遠慮しているという部分もあるのでしょうけれど、それ以上にヨルの懐の深さを感じずにはいられません。

ヨルは早くに両親を亡くしていて、ほぼヨルが1人で弟ユーリの生活を支え、また育ててきました。勉強を見る機会も多かったそうで、と言ってもヨルの方がユーリに教わることの方が多いとは語っていましたけれど、そのころの様子をヨルはロイドに話します。

育児に正解はないですけれど、こういう時の経験者の言葉は深みがありますよね。しかも自分の経験の押し付けではなく、ロイドの側に立った話し方をしてくれています。めちゃくちゃ戦闘力は高いですし、ちょっと酒癖は悪いですけれど、相手を理解しようととても努力する、素敵な女性なんですよね。

ダブルベッドに思わず無言になるロイドとヨル

ヨルの弟ユーリが急にやってくることになったフォージャー家は、いつもより少しだけ緊張が走ります。もともと偽装結婚のため、寝室はそれぞれ分けています。偽装なのだから一緒のベッドで寝るわけにもいかないということもあるのでしょうけれど、お互い秘密が多すぎて、部屋を一緒にできないんでしょうね。

ただし誰かが家に来た時、寝室が別々ではお互いの仲を疑われてしまいます。そこで、誰かが訪問してきてもすぐに「ラブラブな寝室」を見せれるように、”仲睦まじい夫婦セット”をロイドは作っていたのです。さすがにこのダブルベッドを常時設置しておくわけではないでしょうけれど、よく見ればこのベッドの足は折り畳み式っぽさがありますので、きっとどこか押し入れに入れておいたのでしょう。

で、それをどこからか引っ張り出してきたときに、お互いなんとなく気まずくて顔を見合わせてしまったというわけです。

お互いそこそこ意識し合ってる幼馴染同士がなんかの手違いで旅館同室になっちゃって、布団が並んで敷かれてたよみたいな、そんな雰囲気をにおわせています。

ユーリが帰った後、寝ますか、と声をかけてから慌てて「別々に」と補足するロイド。ロイドからすれば「相手にとっても自分は偽装結婚の相手だから」あるいは「何かあっては後々気まずくなって偽装婚姻関係を続けられなくなるから」、きっとヨルには手を出さないでしょう。けれどももし手を出したんだとしても、別に拒否はされないんじゃないでしょうかね。

この辺のツーショットを見てると、割とヨルばかり顔を赤らめてるんですよ。ロイドがヨルになんの感情もないとは思わないですけれど、どちらかというとこの時期ヨルの方がロイドに惚れつつあるんじゃないかなあと思います。

誰かを騙すときは息ぴったりなロイドとヨル

結婚のお祝いにやって来たヨルの弟ユーリを出迎えるロイドとヨルです。誰かを騙すときの笑顔はよどみなく、息もぴったりです。

ただお互い切羽詰まっているというか、絶対にばれてはいけないという強い意志があるのも確かです。偽装結婚がばれてしまえと2人ともそれぞれ困ります。そしてユーリは、その偽装結婚を見破る可能性が最も高い人物だと言えるでしょう。

ユーリはヨルの唯一の肉親で、しかも姉であるヨルをまるで神か何かのように妄信しています。愛が半端ありません。さらにロイドもヨルも知る由はないですけれど、彼は保安局の人間です。人の嘘を暴き、罪を明らかにすることが専門なのです。

生半可な態度ではだますことなどできないでしょう。だから、2人とも必死に、息ぴったりに嘘をつくのです。

まあバレちゃいましたけれど。こぼしてしまったドリンクを拭くために付近を手に取って、そこでお互いの手が触れて固まってしまったのです。さすがに手すら殆ど握ったことがない2人ですからね。しかもそこそこ意識し合っている仲で。そんな隙をユーリが見逃すはずがありません。

2人は対外的には1年前から結婚していたことにしているので、こんな中学生みたいな初々しい反応なんかするわけないんですよね。

愛していますに思わず反応してしまうヨル

真面目な顔でばっちり嘘をつくロイド。けれどもさすがにヨルは、「愛しています」の言葉には結構ドキッとしたようです。嘘でも、そう言われて嬉しくないわけがありません。嘘の夫婦を演じているわけですけれど、このように実際に愛の言葉を伝える機会はほぼないでしょうからね。

それにさっきも言いましたけれど、ヨルってやっぱりちょっとロイドに惚れてるところあると思うんですよね。だからなおさら、こんな反応になっちゃうんじゃないでしょうか。

キス

ロイドとヨルのぎこちなさに疑いを持ったユーリは、2人にキスをするよう命令します。そうでなければ結婚しているなど信じられないんだと。で、嘘を貫き通すためにロイドは普通にヨルにキスしようとします。けれどもヨルからすれば「ええっ」って感じですよね。だってこれまでロイドとキスしたことなんてないですし、なんならこれまで家族意外とキスしたことない可能性だって十分あります(というか絶対そうだと思います)。

でどうなったかというと、ヨルは自ら酒をかっくらって、十分に酔っぱらったうえでロイドとのキスに臨むのです。恥ずかしさを紛らわすためですね。ヨルにとってはそれだけ勇気のいることだったんですよね。

ちなみにヨルからぐいぐいロイドに迫ることって、実はあまり多くはありません。たいていはロイドから攻めて、ヨルが「ええっ」ってなることの方が圧倒的に多いです。だからこのシーンは結構貴重なんですよ。

まあロイドは全然平気そうな顔をしていましたけれど。

ヨルの襟のところについているゴミを取ってあげるロイド

ヨルの弟ユーリが保安局に勤めていることを見抜いたロイドは、その姉であるヨルにも疑いを持ってしまいます。まさかヨルも保安局とつながっているのではないか?そんな疑問を払しょくすることができないのです。

でどうするかというと、ヨルの服にこっそり発信機をつけて、ヨルの言動を監視しようとしたのです。このシーンはちょうどその発信機をつけたところですね。

ヨルを疑って盗聴しようとしながらも、しれっとした顔のロイドに対して、ヨルは昨晩のキスのことでも思い出したんでしょうか、顔を赤くしてしまっています。

なんというか、ロイドの葉行動はスパイとしては当然なのでしょうけれど、やはりヨルがかわいそうと思ってしまいますね。まあロイドもヨルに対して申し訳なさを感じてはいたようですけれど。

デートのお誘い

ある日、ヨルは殺し屋の仕事の最中に油断してかなり手ひどいけがをしてしまいます。家庭内ではどうにかけがしていることを隠しているヨルですけれど、やはりその痛みは、すまし顔で我慢できるものではなかったようです。

そんなヨルの様子を見てロイドは、自分の不手際でヨルが機嫌を損ねてしまったと勘違いしてしまいます。そしてヨルに機嫌を直してもらうために、ヨルをデートに誘うのです。

しかし自分がデートに誘うことで相手が機嫌を直してくれると思っているあたり、やはりイケメンは考えることが違いますね。まあ実のところ単にヨルはけがしたお尻が痛かっただけなので、ロイドは道化に成り下がるわけですけれど。

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本当の夫婦っぽくなってきたロイドとヨル

2人の距離がだんだん縮まって来たなあと感じるようになってきたあたりです。利害による結婚から始まったわけですけれども、お互いがお互いを必要とするようになってきたというか、離れがたいと思うようになってきたんだと思います。

子どもが好きなヨル

新しく飼い始めた犬ボンドを連れて近くの公園まで遊びに行ったロイドとヨルとアーニャ。その夜アーニャは遊び疲れて寝てしまうのですけれど、その様子を見ているロイドとヨルのシーンです。こういうシーンを見るに、やっぱりヨルは子どもが好きなんだなあと感じます。

ただまあ、いろんな解釈があるとは思いますけどね。実の子どもでないから寛容になれるということもあるでしょう。またロイドは任務のためアーニャに成績優秀であって欲しいと考えているわけですけれど、ヨルはアーニャに学校生活を楽しんでくれればそれでいいと思っている節があります。

かつてヨルが自力で弟のユーリを育てていた頃など、きっとしゃかりき勉強させるということなど、思いつきもしなかったでしょうね。ちょくちょく挟まれる回想なんかを見ると、むしろユーリの方がヨルを心配していろいろ気をかけていたようにすら見えますし。

そんな、自身の子育て経験からくるおおらかさがヨルにはあるのだと思います。

まあ若干能天気すぎるような気がしないでもないですけれど。4教科だか5教科だかわかりませんけれど、合計でやっと100点超えるっていうのはさすがによくないでしょう。

やる気が出たヨルと受け入れてるロイド

ロイドの同僚である女スパイ、夜帷(とばり)が家にやってきました。夜帷はロイドのことがあまりにも好きすぎて好きすぎて、いつかはヨルをロイドの奥さんの座から引き摺り落とし、自分がそこに入れ替わろうと画策しています。で、ロイドが家にいない間、ヨルに対してあらことないこと吹き込もうとしたのです。

子育てにはうんざりしているだろう?とか、ロイドが職場で奥さんのことをぼやいてましたよ、とか。というかそもそも隙あればやっつけようとすらしていたみたいですからね(ヨルがあまりにも隙がなさすぎてあきらめていましたけれど)。

で、不安になっていたところに、アーニャがいつも以上にヨルに甘えてきたため、ヨルは感動しちゃったのです。こんなにアーニャに好かれているなら尚更頑張らないと!って。

けれどもそのへん、ロイドはちゃんと分かっていました。ヨルは頑張っている、とちゃんと言葉にして伝えています。こういうところは本当にロイドはえらいですね。日頃の感謝をちゃんと伝えるのはホント大事です。

しかもこの表情、どことなく本当の顔という感じがしませんか?いつもの、いかにも作っているような、嘘をついてる感じの笑顔ではなくて、本当に相手を思い遣って気持ちを伝えているような、そんな表情の感じがします。ロイドはいつもだいたい、嘘っぽい笑顔を貼り付けてるか、出なければぐったりしてるかどっちかなので、こういう表情は結構珍しいのです。

どうやらそれには夜帷も気づいたようで、いたたまれなくなって先に帰ってしまいました。

ロイドも任務のためとは言いつつも、やはりこのヨルやアーニャやボイドがいるこの家を、自分の安らぎの場所みたいに思ってるのかもしれませんね。

対抗するヨル

夜帷にテニスの勝負を挑まれて、絶対に逃げたり負けてはいけないと感じたヨル。夜帷はヨルに対して非常に強い対抗心を燃やしていましたけれど、同じようにヨルもまた夜帷に対してもやもやとした思いを抱いていました。以前ロイドがいない隙に夜帷が家に上がり込み、ヨルにいろいろ吹き込んでいたのが効いているのだと思います。

で、勝負をしたわけですけれど、まあこれはあっさり余裕でヨルの勝利でした。というかヨルが全力を出してしまったら、夜帷どころかロイドと合わせてだって敵いやしないでしょう。そもそも体のつくりが違うのです。同じ人間としてカウントしてはいけません。もちろん夜帷もロイドもテニスの腕は相当なものです。でもそれはあくまでも人間の範囲でというだけのものです。

夜帷は完膚なきまでに打ちのめされて、早々に退場してしまいました。そしてヨルはそれをロイドに力強く報告するのです。まるで勝負に勝った方がロイドの隣にいる資格を得るのだとでも言うように。そんなことしなくても、もうとっくにロイドはヨルしかいないくらいに思ってると思うんですけどね。

ただそんなヨルは、ちょっとかわいいなと思います。

お酒の力を借りてロイドを問い詰めるヨル

夜帷がヨルを訪ねてきて以降、ヨルはずっとモヤモヤしたままでした。モヤモヤというか、ほぼ完全に夜帷とロイドの関係を誤解していました。もはやロイドと夜帷の仲は自分が入り込む隙がなく、またもともとこの結婚は利害の一致によるもので、相手のプライベートにまで深く立ち入る権利はないわけで、自分は潔く身を引くより他にない。ヨルはそう考えていたわけです。

ということで、自ら身を引きますと言うためにひたすらお酒を飲みまくったところ、酒の力がヨルの本音を見事に引き出したというわけです。

「だれれすかあのじょへーはー!ロイロさんはあの人が好きなんれすかー!ひーっく」

そもそも急にパートナーが変われば周囲にだって疑われますし、アーニャが夜帷を拒否している以上、アーニャの母役がヨルから夜帷に変更されることなどあり得ないことです。よほどヨルに問題があれば別ですけれど、現在アーニャにも好かれていて、むしろめちゃくちゃいいお母さんしてると思いますしね。

まあこのあと思いっきりロイドを蹴っ飛ばしたのには笑わされましたけれど。照れ隠しで殺人的キックを放ってしまうヨル。やはり強すぎです。これならアーニャを任せても安心でしょう。

ヨルのひざ枕

ヨルのキックで完全に伸びてしまったロイドは、外の公園でヨルに看病されていました。非常に絵になっていますけれど、いかんせんロイドをこんな風にしたのは完全にヨルの照れ隠しの攻撃ですし、というかあんな強烈なキックをお見舞いしておいてその笑顔は何だとか思わないでもないですし……まああまり深くは考えてはいけないのかもしれませんね。

それにしても、この時ヨルが歌っていた子守唄は、かつてロイドが子どもの頃よく母親に聞かされていた子守唄なんだそうです。まあ言葉が同じなので、歌とかも同じものが伝わっているというのも当然かもしれませんけれど。なんかちょっと、へーって感じがしました。

ヨルを元気づけるロイド

子育てに関しては弟の面倒を見てきたのでなんとかそれっぽくやれているだけ。そう自分を卑下するヨルに対して、ロイドは、むしろそれがヨルの経験で、スキルであると断言します。あと腕力しか誇れるものがないというヨルの泣き言に対しても、いやむしろ強くて安心できますねと応えていました。

まあ結局のところ、ヨルは自分にないモノばかり見て不安になって自分を卑下して、けれどもロイドはちゃんとヨルのいいところを見てて、それを認めていて、という話です。いい話ですね。

ただ一つ残念なのは、翌日朝起きたらヨルはこの時のことをすっかり忘れていたことでしょうか。ヨルはお酒を飲むとその時のことをすっかり忘れてしまうようです。

平和について考える

リゾート船の中で人知れず何十人もの殺し屋と大立ち回りを演じたヨルですけれど、その結果がこの平和なんだとしみじみしているシーンです。まあ今の平和がすべてヨルのおかげというわけではもちろんないですけれど、ただ自分の戦いがこの平和を維持しているんだと、そのために戦っているんだと、思えるようになってきた今日この頃のヨルなのです。

「平和」という言葉には、ロイドもちょっとだけぴくっとしていました。いろんな勢力が暗躍しているこの国で、いま自分が乗っていた船の上ですらやれ爆弾だなんだとあったくらいですから、まあ今の平和がまるで薄氷の上に成り立ってるに過ぎないことなどロイドはよくわかっています。

言うほど平和じゃねーよって思ってるのか、その平和は必ず自分が守りたいとか思ってるのか、あるいは軽々しく平和を口にするヨルにちょっとっぴくっと来たのか(実際にはヨルにとっては決して軽いものではないのは周知の事実ですけれど)。その辺は分かりかねますね。

安心できる場所

前日の殺し屋たちとの戦いで相当疲れていたのでしょう、まさかの立ったまま寝てしまうヨル。確かにほぼ不眠不休でしたからね。そのうえ翌日の昼間もずっとロイドとアーニャと一緒に遊んでいたわけですから、疲れないはずがありません。むしろよくスキューバーダイビングとかサーフィンとかやってたなって驚くくらいです。

それにしても、ヨル初登場時は、ロイドがちらっとヨルを見て意識を巡らせただけでもその視線に気づくほどだったのに、今ではヨルは、ロイドの横ではうっかり寝てしまうほどに、すっかり油断もするようになってしまいました。それだけヨルはロイドを信頼して、安心できる場所になったってことなんでしょうかね。

まとめ

もともとロイドとヨルは偽物の夫婦ではありますけれど、もはや2人は普通の夫婦よりもよほどお互いを認め合って、信頼し合っているように思います。

ヨルはもともと、独り身でいることが通報されるリスクであるため、嘘でもいいから結婚しているというステータスが欲しいだけでした。それが今では、ロイドに新しい女性の影が見え隠れするや否や嫉妬の気持ちを拗らせますし、ロイドとアーニャのいる家庭を手放しがたいと執着するような場面もありました。

そして体をすっかりロイドに預けてしまうほどに、ロイドを信頼しています。

ロイドはロイドで、本来スパイ黄昏としての任務を遂行するために嘘の妻が必要だっただけなわけで、基本はなんでも自分1人でやろうとする、やれてしまうような人間でした。それがいつの間にかヨルを信頼して、ヨルを頼るようになっていて、今や自らの本音すらもヨルに語るようになっていました。

ロイドもまたヨルを唯一無二のパートナーとして見ている節があるんですよね。

スパイと殺し屋。ロイドもヨルもそれぞれ素性を隠しているわけですけれど、きっとこのままじゃ終わらないでしょう。必ずやどこかで、お互いの秘密を知ることになるかと思います。そんな時2人はどんな行動を取るのか、相手になんと言葉をかけるのか、それが今から楽しみでなりませんね。

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