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ロイドの協力者の情報屋フランキー・フランクリンがすごい!その仕事ぶりや有能さの秘訣を考察!なぜモテないのかも考える

この記事は約24分で読めます。

スパイファミリーに登場するロイドの協力者、フランキー・フランクリンが超有能だと評判です。けれどもなぜか女性にはモテません。驚くほどモテません。

フランキーのどのあたりが超有能なのか、そして有能なのにも関わらずなぜモテないのか、その辺りを考察していきます。

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情報屋フランキーとはどんな人物?

スパイファミリーの最初期から登場していて、実はヨルよりも古参メンバーです(と言っても初出が1話と2話の違いなだけですが)。

はじめからロイドに協力してくれる情報屋として登場していて、アーニャやヨルの経歴を調べてくれたりイーデン校の入学試験問題を仕入れてきてくれたり、他にもさまざまな面でロイドをサポートしてくれるキャラです。

何よりロイドの家族であるヨルやアーニャとも深い親交があり、ロイドとヨルが2人で出かける際にはアーニャやペットのボンドの面倒を見てくれたり、ボンドの散歩をしてくれたりと、ほぼ家族ぐるみの付き合いをしています

フランキーの経歴

©遠藤達哉/集英社

詳しいことはあまり分かっていないのですが、まず東国(オスタニア)出身であることは間違いないようです。ロイドと初めて会った時は、西国(ロイド)と東国(フランキー)と、敵兵同士でしたし。

その後どのような経緯で軍を抜けたのか(もしくは強制的に兵役に服していただけなのかもせれませんが)、どうやって情報屋になったのか、その辺の経歴は、今のところ謎に包まれています。

ただしスパイファミリーの物語が始まる前からロイドとは、スパイと情報屋という関係になっていたようですね。

フランキーの名前について

©遠藤達哉/集英社

ロイドの同僚である<夜帷>から、「名前の通り、ふざけた男ね」と言われていました。どういう意味なのでしょうか。

そもそも、フランキー・フランクリンという名前はタバコ屋の時の偽名です。では本名は何なのかと言うと、それはまだ明かされておりません。もしかしたらロイドなら知っているのかもしれませんが。

さて、このフランキー・フランクリンと言う名前ですが、どちらも「自由」という意味なのだそうです。名前も苗字も「自由」です。きっとこれは、フランキーがこの偽名を考えた時の気持ちの表れなのでしょう。自由でいたい、好き勝手やりたい。ただフランキーのことをよく知らない人間からすれば、きっとふざけた名前に思うのでしょうね。

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情報屋フランキー・フランクリンの仕事

フランキーは非常に有能です。まず、彼に頼めば大体のものが手に入ると言っていいでしょう。情報もそうですが、偽造文書などもお手のもののようです。

これまで彼が入手したものを以下にまとめました。

イーデン校の願書、受験票、入試問題

©遠藤達哉/集英社

1話です。アーニャを養子に迎え、イーデン校に入学させるための書類です。アーニャを養子にしてから試験までほとんど日もなかったにもかかわらず、しっかりと書類を揃えて「大変だったぜ」で済ますあたり、有能さが垣間見得ます。

役所に登録されている独身女性のリスト

アーニャをイーデン校に入学させるためには、母親の存在が必須でした。そのため、ロイドがフランキーにリストを要求したようなのです。

何百枚あるんだというほどの量のリストをサクッと持ってきていましたが、これにはだいぶリスクがあったようですね。市役所内でも、独身女性ばかりのリストが荒らされていたと話題になっていました。

フランキーが直接市役所に行って荒らしてきたというよりは、フランキーの知り合いに頼んだのではないかと言われています。

アーニャのイーデン校合格の情報

©遠藤達哉/集英社

2巻です。これはロイドが頼んだわけではなく、気になったから自分で調べた、という感じのようです。アーニャ合格の一報が届いたその日のうちに、お祝いを持ってフォージャー家を訪れていました。

「耳が早いな!」とロイドも驚いていました。

ミュンク地方のン万ダルクで1日貸し切れる古城の情報

アーニャのイーデン校合格にあたり、ご褒美としてスパイごっこをやる羽目になったロイドたち。その舞台としてこの古城が選択されたのですが、その情報を持っていたのがフランキーでした。

まあこれくらいの情報は、ちょっとした観光マニアとかなら知っていそうなとものではありますけれど。ただこういう情報がすぐにパッと出てくる当たり、それなりに頭の回転も早いということなのでしょう。

モニカの個人情報

©遠藤達哉/集英社

フランキーに惚れられてしまった、五番街のシガークラブの店員さんです。惚れた女を落としたいがために、フランキーは全力で彼女の個人情報を調べ上げたようです。

完全に個人的な理由ですが、そもそも彼にとっては、仕事とプライベートの境目はあやふやなのかも知れません。

ダスト重工第二セクションのニセIDと新型戦闘機のエンジン性能のテスト数値

7巻です。ロイドの依頼で調べたようなのですが、これはロイド本来の任務には関係のない情報なので、おそらくロイドの所属する諜報機関WISEからの依頼なのでしょう。

となると、フランキーは例えWISEという組織からの依頼であっても、ロイドを通さねば仕事をしないということなのかも知れません。

確かにフランキーを見ていると、あくまでも自分が信頼している人としか仕事をしてないような感じがしますね。その後ロイドの同僚であるとエージェントを<夜帷>とも一緒に仕事をしていましたが、それだってロイドの紹介でしたし。その辺、彼なりのポリシーがあるのでしょう。

非公式民兵暗殺集団ガーデンの情報

©遠藤達哉/集英社

ロイドも、そしておそらくWISEですら得ていない、都市伝説級の情報について、フランキーは確信を持って「実在する」と答えていました。

確かにWISEはあくまでも他国の諜報機関ですから、東国のことを全て把握しているというわけではないでしょう(というか、もし把握しているならば、とうにヨルの正体は知られていたでしょうし、ヨルとの偽装結婚を有り得なかったはずです)。

けれども、WISEもそれなりに大きな諜報機関で、その諜報力は決して低くはないはずです。それなのに、WISEですら知り得ない情報をしっかりと握っているあたり、さすがフランキーと言わざるを得ません。もし本気になったなら、ヨルの正体すら見破ってしまうかも知れません。

印章を偽装した輸出許可証

©遠藤達哉/集英社

9巻です。<夜帷>の仕事に必要なもののようです。ロイドの紹介で、<夜帷>が直接フランキーに会いに行き、依頼しました。

ちなみにこの時に、偽造文書作成が、フランキーの知り合い(というか仕事仲間?)である、コードネーム<万年筆>によるものだということが判明します。

フランキーは、他にも、数多くの仕事をこなしていることが知られています。7巻のロイドとの会話で、ロイドが「いつも助かるよ」と言っていました。それだけ何度も仕事を依頼しているということなのでしょう。

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発明家フランキー・フランクリンの仕事

フランキーは情報屋というだけでなく、発明家としても有能のようです。それについてもここで整理しておきたいと思います。

スパイグッズ

©遠藤達哉/集英社

1巻で、ロイドの仕事を助ける際に、「こんな日のために新たなスパイグッズを発明したこのオレ」と言っていました。けれども、実際にそのスパイグッズの描写はありませんでした。

ただし、この「スパイグッズ」、言葉だけは他にも出てきます。

ロイドがヨルとデートをするために、フランキーにアーニャの子守を頼んだ時も、ロイドが小切手(らしきもの)を渡しながら「お前、新しいスパイグッズ開発したいって言ってただろ」と言っていました。

きっと、フランキーがスパイグッズを作っている、というのは、前々から知られていることなのでしょう。

新型小型録音機

以前からロイドが欲しがっていたようです。デート必勝法を教えてもらう代わりに、ロイドに提供すると約束していました。本当に提供したかどうかは描写がありませんが、彼の性格からしても、ちゃんと提供したのだと言われていますね。

猫型盗聴器

©遠藤達哉/集英社

猫の形をした盗聴器で、しかも特定の音を感知して反応するセンサーがついています。フランキーに惚れられた女性チェイシーが飼っている猫のコピが迷子になった際に、この猫型盗聴器を使い、コピの鈴の音が鳴る場所を特定しようとしていました。

ただしその外見がまずかったのか、匂いかなにかなのか、ほかの猫に攻撃されて破壊されてしまいました。

猫誘引装置MTTBデコイ

MTTBとはマタタビのことです。マタタビの匂いを拡散させて、対象をおびき寄せる装置です。これもまたチェイシーのコピをおびき寄せる目的で使用しています。コピ以外の多くの猫が集まりすぎてしまいましたが、おかげでコピも見つけることができたようです。

ハイパーロングハンド

©遠藤達哉/集英社

見たまんまの装置です。まるで子どものおもちゃですね。猫のコピを捕まえるために使用していました。逃げられましたけど。

カメラ型ネットランチャー

カメラのレンズの部分からネットが発射される装置です。「写真を撮るだけですよ~」というテイで近づき、捕まえようという目論見でした。

ただし射程距離が2メートルと言うことで、結構近づかなければいけません。で、近づく前に逃げられていました。どうしても詰めが甘いというか、残念な発明が多いですね。アーニャあたりはとっても喜びそうですけど。

超人外骨格(パワードスーツ)

驚異的な身体能力を得られる(はず)の装置です。なんと10年もの年月をかけて作り上げたのだとか。ただし「はず」と言ってましたので、実際にどれだけの効果があるのかは不明です。

そしてさらに残念なことに、電源を入れてモーターが温まるまで15分かかってしまうため、ちゃんと使えるようになる前にコピが逃げてしまいます。それを捕まえるために、ヨルが壊して、投げつけてしまいましたから、結局どれだけ強化されるのかは闇に葬られてしまいました。

各種トラップ

©遠藤達哉/集英社

フランキーのねぐらには複数のトラップが仕掛けられています。

ドアの呼び鈴らしきボタンを押すと電流が流れたり、クイズに答えないと開かない扉だったり、細い通路を大きな丸い岩がゴロゴロ転がってくるようなトラップなんかも仕掛けられているようです。

きっとこれらは、構造的にそこまで難しいものではないのでしょうけれど、そういったトラップをねぐらに仕掛けるくらいは、自分でトラップを作るのが得意なのでしょう。

と言うよりは、作るのが好きなのだと思います。なんというか、遊び心がありますよね。トラップの中にはどう考えても、これは意味があるのか?と言うようなものもありました。ドアを開けると黒板けしが落ちてきたりだとか、たらいが落ちてきたり、殺傷力のない矢が飛んでくるような仕掛けも…。

この辺、だいぶ自分で楽しんで作っているのだろうなと感じます。

発明好きなフランキー

そもそも、先に述べた各種発明品にしても、自ら作る必要はないはずです。情報料として結構な額をロイドからも、また他の顧客からももらっているはずなのですから、裏のルートから購入すればいいだけの話です。そのような伝手だって、きっとないわけではないでしょう。

それでも彼は、自分で作ることにこだわります。それこそ、もらった報酬を全部突っ込んで、時には10年という膨大な時間をかけてでも。

それだけ、何かを自分の手で作るというのが大好きなのでしょう。要はオタクと言うことですね。

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情報屋フランキーは超有能?

発明品はさておき、情報屋としての腕はトップクラスと言って差し支えないでしょう。WISEも相当フランキーを頼っているようですし、フランキーが持ってくる仕事の成果は非常に有用なものばかりです。少なくとも、ロイドの計画は、フランキーなしには成り立ってはいないでしょう。

ではなぜフランキーはこんなにも有能なのでしょうか。

多くの有能な人物と強いつながりを持っている

©遠藤達哉/集英社

やはり1番は、フランキーが多くの有能な人間とつながりを持っているからでしょう。単行本9巻で登場した、偽装文書作成の達人<万年筆>をもそうですが、それ以外にも彼の交友関係は実に幅広いです。

イーデン校の入試問題を入手できたり、アーニャの合格をいち早く知ったことから、イーデン校に知り合いがいることは間違いないでしょう。ほかにも、独身女性のリストのコピーを取ってくれる人や、軍の最新戦闘機の性能データを横流ししてくれる人もいます。

必ずしもその人たちすべてが直接の知り合いと言うわけではないかもしれません。それでも、フランキーが望んだ時に、そういった人を紹介してくれる、あるいは頼んでくれる強いつながりのある人物が、フランキーの周りにはいるということです。

ただそれは、ビジネス上の強いつながりと言うよりは「友人としてのつながり」という方が正しいかもしれません。

迷子猫のコピを探そうとした際のフランキーの様子を見てみると、それがよくわかるかと思います。

あくまでも友人として付き合うスタンス

©遠藤達哉/集英社

「情報屋をなめるなよ…!」と本気で猫のコピを探そうとしたフランキー。電話を手に取り、数多くの人間に電話をかけ始めます。

初めのうちこそ「仕事の依頼だ」と話し始めていますが、いろんな人に電話をかけていくうちに、「へいナンシー、きみ猫に詳しかったよね?」とか、「ようバット」とどんどんフランクになっていきます。これ、おそらくみんな、フランキーと友人づきあいしている人たちばかりなのではないでしょうか。

考えてみればはじめ猫探しをロイドにお願いした時も、いかにも深刻そうな話出しでしたが、要は単に手伝ってくれというだけの話でした。

確かにロイドは、フランキーにとっては上客の1人で、非常においしい金づるです。けれどもフランキーのロイドに対する態度は、完全に家族ぐるみの付き合いをしている友人そのものです。もちろん扱う情報はかなりセンシティブかつ危険なものではありますが、だからと言って、変にかしこまったりは絶対にしないんですよね。

きっとどの情報源も、フランキーにとっては「情報源」ではないのでしょう。ただの友人なのです。WISEにとっての、「東国に潜入しているスパイたち」ではないのです。

恐らくですが、フランキーにとってロイドたちは「親しく付き合いのある人達のうちの1人」なのだと思います。ロイド視点だから、フランキーが特別な友人のように見えますが、フランキーはきっとこうやって家族ぐるみでお付き合いのある友人たちが、ほかにも何組かあるのだと思います。

そしてそういう人たちとの付き合いの中から、いくつもの情報を収集しているのではないでしょうか。それは、ともすれば非常にリスクのあるやり方だとは思いますが、ある意味とても自然に情報を収集することができるやり方なのでしょう。

ただし、あくまでも、友人関係であることが第一です。情報収集をするために友人になるのではなく、友人である人物から、情報を得るのです。この違いはとても明確です。

ちょっと間が抜けているのも情報屋としての武器

©遠藤達哉/集英社

情報屋フランキーは、スパイファミリーの中でも、ちょっと間抜けなキャラとして描かれています。ロイドに付き合わされて「ひええええ」と言いながら敵から逃げたり、女性に惚れ込んで、いろいろがんばるも最後は必ず振られたりとか。

そして何より、それを隠そうともしません。きっとロイドたちに向けてだけではなく、誰に対してもそうなのでしょう。

心理学の世界で「自己開示」という言葉があります。1970年代、心理学者で精神医学者のシドニー・M・ジュドラードという人が提唱した言葉だそうなのですが、要は信頼関係を築くうえで、自分をさらけ出して弱みを見せる「自己開示」が有効であるという話です。

これは返報性の原理を利用した考え方です。相手から好意を受ければ好意を、悪意を受ければ悪意を「お返ししたい」と感じる心理です。スーパーの試食が良い例なのではないでしょうか。試食させてもらったから、買わなければいけないと感じてしまう、そんな心理です。

つまりフランキーは「女性に振られた」という自分の情けない・秘密にしたい姿を見せることで、相手にも、なにか自分が隠したいことを開示したい、と思わせるようにしているのです。

もっとも、フランキーがこれを意識的にやっているかというと、決してそうではないと思います。あくまでも自然にそういう関係を構築できる人が増えていき、いつしか深いネットワークが出来上がっていった、というのが正解でしょう。

困ったことがあればすぐに誰かに頼ることができる泣き言だって誰にでも言えてしまう見栄を張るところすらすぐに見破られる。そんな人物だからこそ、フランキーは多くの人に愛されて、多くの人の脇を甘くさせるのではないでしょうか。

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なぜフランキーはモテないのか

スパイファミリーの中でもこれだけ愛される男フランキーが、なぜここまでモテないのでしょうか。9巻で、<夜帷>とともに紹介制のクラブに行った時には、結構たくさんの女性に声を掛けられていました。正直、そういう人たちと付き合うという話が出ても、決しておかしくないと思うのですが…。

そのあたりについて考察してみたいと思います。

フランキーは一目ぼれが多い

©遠藤達哉/集英社

まず第一に、フランキーが好きになるのは、良く知らない人ばかりです。五番街にあるシガークラブの店員モニカさんだったり、行きつけのカフェのケイシーちゃんだったり、ボンドの散歩中に出会った犬仲間の女性だったり…。恋多き人物ではありますが、その恋はどれも関係値の薄い相手ばかりなのです。

もしかしたら、スパイファミリー作中では描かれてないだけで、実は仲間内で…例えばクラブでフランクに話しかけてくるような友人に対して恋の感情を持つこともあるのかもしれませんが、とりあえずは一目ぼればかりであるということを前提に話を進めていきます。

付き合いが深くなると恋の対象にならない

©遠藤達哉/集英社

こういう人、現実にもいるのではないでしょうか。ずっと昔から付き合いのあるグループ内ではどうしても恋できない、恋にならないという人。特にフランキーの場合、先述の通り一度友人として付き合いだすと、結構深い付き合いになることが多そうですから。

自分の良いところも、そして悪いところも存分に知られていて、そういった人物に対して恋の感情を抱けないという可能性は十分にありそうです。これはまあ、若干「恋」というものにあこがれている節もありそうですけれど。要は「恋人にだけは自分の悪いところを見られたくない」という気持ちの表れなのだと思います。

だからこそ、深く相手を知る前に、深く相手に知られる前に次の段階に無理に進もうとしてしまい、焦って失敗してしまうのではないかと考えられます。本当は、きっともっと仲良くなってから距離を詰めればいいのに、まだお互いろくに知らないままにアクセル全開にしてしまうものだから、それは相手だって引いてしまいます。

1番の原因はそういうところにあるかと思うのです。

フランキー自身が基本人を信用していない

©遠藤達哉/集英社

これは先述の論旨と矛盾しているようにも感じますが、フランキーは基本、人を信用していないと思います。それは2巻の、ヨルを疑って罪悪感を感じるロイドに対してのセリフからも読み取れます。

「前にも忠告したが、いらん感情を抱くなよ?命が惜しかったらだれも信用するな。オレたちみたいな人間はそうやって生きていくしかないんだ」

そのあとすぐにギャグ風になってしまったので、シリアスな雰囲気は長続きしませんでしたが、このフランキーのセリフは非常に重みがありました。そしてその言葉は、ずっと折れることのないまま信念として、フランキーの中に生き続けているのだと思います。

先に「自分の弱い部分を開示して相手の信頼を得る」という話をしましたが、確かにフランキーは自分の弱みを相手に見せていますが、逆にそれ以上の心の内をどれだけ相手に見せているでしょうか。フランキーが危ない橋を渡っていることは、仲の良い人ならある程度知っているとは思いますが、逆にどこまで危ない橋を渡っているかは、誰にも分からないのではないのでしょうか。おそらくロイドでさえ。

今現在周囲に見せているフランキーの弱みは単なるブラフで、それ以上の自分の弱みや秘密は誰にも見せていない、そんな気さえもするのです。

人間は意識して感じるものよりも、潜在意識で感じた者の方が印象に残るとも言われています。笑顔で近づいてくる人が、実はその目の奥が笑っていないことを、意識はできなくても、無意識で感じることはあるかと思います。

それと同じで、現在仲の良い仲間内の女性たちも、そんなフランキーの闇の部分を敬遠して、恋という仲にまで発展しないという可能性もあるかと思うのです。

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スパイファミリーの情報屋フランキーのまとめ

©遠藤達哉/集英社

フランキーはとても有能で、いろんな仲間に囲まれて、けれども実は誰も信用していない、そんな闇を抱えた人物なのでは?という考察でした。

じゃあどんな人ならフランキーと付き合えるかなと考えると、単純に、似たような趣味を持つ人かなと思います。フランキーと同じくアングラの住人で、政府に隠れてこそこそと無駄にハイテクな発明品を作っているような、そんな女性です。

きっとぐりぐりメガネをかけていて、髪もボサボサなんですけど、化粧すると化ける、みたいな。で、同じく地下に引きこもってスパイグッズ作るフランキーと息が合って、たまに制作物の方向性の違いで怒鳴り合いのケンカをしたり、そういう女性がいいんじゃないかなと思うのです。スパイファミリーに、いかにも登場しそうなキャラじゃないですか?

まあともかく、物語が進む中で、いい女性が見つかるといいですね、フランキー。

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