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ジョジョ6部アニメはいつから見れるのか?ラストのあらすじネタバレ、各キャラクターの名言やスタンドも紹介

この記事は約25分で読めます。

ジョジョの奇妙な冒険6部ストーンオーシャンのアニメがとうとう始まりますね(一部動画配信サービスではすでに配信されていますが‥‥)。割と評価が別れる作品だと言われていますが、皆さんはどう思いますか?

確かに、敵スタンドの能力が難解だったり、ラスボスの思惑がよくわからなかったりというのはありますね。

けれど結構カッコいいシーン多いですし、キャラクターもみんないい味出していて、読んでみるととっても引き込まれますよ。

ということで、今回はジョジョ6部のざっくりとしたあらすじキャラクターとスタンド、そして一度聞いたら忘れない名言など紹介していきます。ただしネタバレを多く含んでいますので、先を知りたくない、という人は要注意です。よろしくお願いします。

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」公式サイト
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」 の公式サイトです。スタッフ/キャスト・キャラクター・配信/放送情報などを掲載しています。
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ジョジョ6部アニメ情報|いつから見れるの?何巻から何巻まで?

ジョジョ6部のアニメ情報について紹介します。アニメ放送の期間や、漫画6部の巻数についても触れていきます。

ジョジョ6部アニメはいつから見れるのか?

1月7日(金)スタートですね。TOKYO MXBS11では毎週金曜日24:30〜MBSでは26:55〜です。期間については明記されてないのですが、4部以降は3クール(9ヶ月)で放送されていたので、おそらく6部もそうなのかなと予想されています。

ジョジョ6部の原作の巻数から何巻まで?

ジョジョ6部は、ストーンオーシャンとして1巻〜17巻まで、通算64巻〜80巻までです。

ちなみにこれまでの各シリーズごとの巻数は以下の通りです。

サブタイトル通算の巻数冊数およその
連載期間
1部ファントム
ブラッド
1〜5巻5冊1年
2部戦闘潮流5〜12巻13冊1年半
3部スターダスト
クルセイダーズ
12〜28巻17冊3年
4部ダイヤモンド
は砕けない
29〜47巻19冊3年
5部黄金の風47〜63巻17冊3年
6部ストーン
オーシャン
64〜8017冊3年
7部スティール・
ボール・ラン
81〜104巻24冊7年
8部ジョジョリオン105〜131巻27冊10年

※7部以降はウルトラジャンプ(月刊誌)に移籍したため、ちょっと連載ペースは遅くなっています。

こうして見てみると、最近のジョジョは巻数が多いですね‥‥。ウルトラジャンプに移籍する前の作品群で見てみると、4部が1番長かったのもちょっと意外です。

また最近完結したジョジョリオンが27巻、連載期間10年というのも驚きでした。

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ジョジョ6部アニメのキャラクターとスタンドを紹介

ジョジョ6部ストーンオーシャンに登場したキャラクターについて紹介していきます。

空条徐倫

https://fgo-babylonia-cafe.jp/b226/

6部の主人公です。初の女性主人公ですね。3部の主人公空条承太郎の娘ですが、あまりに承太郎が徐倫のそばにいないものだから、父の愛を知らない少女、という感じで描かれています。

彼氏が運転していた車がヒッチハイカーを轢いてしまい、その罪をなすりつけられる形で刑務所に入所。その後、面会しに(というか娘を脱獄させにきた)承太郎の記憶とスタンドが奪われてしまったことで、それを取り返すため刑務所内で戦っていくことになります。

登場した当初は騙されやすかったり、あるいは若干メソメソしていたりという場面もありました。けれども基本、やられたらやり返す気に食わないものはぶっ飛ばすというスタンスのようで、少なくとも運命を嘆くようなたちではないことがわかります。

また「やれやれだわ」「オラオラ」といった承太郎の口癖がしっかりと出ているのは、やはり「血」なのでしょうかね。「一度決めたら覚悟を決めてやる」といった性格的なものも、もろに承太郎そのもの。物語を読んでいるといかにも承太郎的な場面に遭遇するので、意識して読んでみるととても面白いですよ。

ちなみにPCで「ジョリーン」と打ち込むとちゃんと「徐倫」と漢字変換されるのには、驚かされると同時にとても便利でした。

スタンド:ストーンフリー

https://animemiru.jp/articles/85747/

スタンドの矢によって発現したスタンド能力です。徐倫の体を糸状にしてそれを操るという能力で、糸を活かした攻撃、防御を行いますが、あまり糸を出しすぎると体が減ってしまうという欠点があります。

ちなみに、はじめの頃は自分自身しか糸状にできませんでしたが、その後他人の体も糸状にできるようになっています。

糸の使い方は多種多様で、編み上げて防弾チョッキにする、傷口を縫合する、遠くの声を糸電話のように聞き取るなどができるようになります。

それにしても、最初は鉄格子などとても破壊できなかったのですが、最終的には鉄格子くらいなら3分で破壊できるようになっていました。かなりの成長速度なんですね。

エルメェス・コステロ

https://jojomeigen.net/hermes1/

留置所で徐倫と出会ってから友人になった女性です。殺された姉の仇を討つために、わざと犯罪を起こしてグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に入っています。

初登場時に徐倫をオナニー絡みでからかっておきながら、他の人がからかった時には起こるあたり、クレイジーさを感じますね(笑)。

ちなみに徐倫と友人だったおかげで、徐倫が脱獄する際に一緒に逃げることができるわけですが、その後プッチとの戦いに巻き込まれたことを考えると、果たしてそれが良かったことなのか‥‥と思わないでもありません。

スタンド:キッス

https://ciatr.jp/topics/315841

手から出てくるシールを貼ると、シールの枚数分分裂させ、それを剥がすともとに戻るという能力で、元に戻る際にダメージを与えることができます。

能力自体は結構すごいと思うのですが、こと戦闘になると、ダメージを与えるのに「シールを剥がすだけ」という地味さがなかなか際立っています。

エンポリオ・アルニーニョ

https://jojo.matomeno.net/emporio/

母親をプッチに殺されたという11歳の少年です。刑務所のどこかにあるという部屋の幽霊に住んでいて、刑務所の看守などにも全くバレないまま、ずっとそこで過ごしています。

割と何度も部屋の幽霊から出たり入ったりしているはずなのに、今まで誰にもそれを見られていないという存在感のなさは非常に優秀だと思います。

スタンド:バーニング・ダウン・ハウス

物体の幽霊を操る能力です。エンポリオはその能力を使い、過去の火災によって焼失した、刑務所の音楽室の幽霊に住んでいます。ピアノやパソコン、それにたくさんの本もあって、なかなか快適そうです。

ただしチョコレートやジュースなど飲食物の幽霊は、味はするけど空腹は満たせないとのこと。どれだけ食べても太らないということなのでしょうね。もはやその部屋はパラダイスなのでは?とも思っていまいます。

エンポリオはこのスタンドで直接戦うことはなく、徐倫を一時的に匿ったり、仲間同士で打ち合わせをする時に音楽室の幽霊を使ったりなど、サポート役に徹しています。

フー・ファイターズ(F・F)

https://jojo.matomeno.net/etro/
https://jojo.matomeno.net/etro/

プランクトンにプッチがスタンドのDISCを与えたことで生まれた不思議な生物で、もともとは敵として登場しました。ところが父承太郎のスタンドDISCを巡って徐倫と戦ったのち、徐倫の優しさ、というか相手を理解しようとする心に触れて改心。立場を一転させ徐倫を守ることを決意します。

その後は自ら殺したエートロという女囚の体を乗っ取り、刑務所で徐倫とともに生活していました。

微生物の集合体である自分自身がスタンドのようなもので、能力は殺した人間の体を乗っ取る水鉄砲のようにプランクトンを発射して攻撃する、他人の傷にプランクトン(というか自分自身?)を埋め込むことで治療するなど、多岐にわたります。ジョジョの中で1人は必ずいる回復役というやつですね。しかも、本体であるプランクトンが全滅させられない限り、手足がちぎれたり頭が吹っ飛んだりした程度では絶対に死なず、何度でも復活できるというチートぶりです。

弱点は乾燥で、水気がなくなると死ぬようです。水をよく吸う土の上を走らされたり、電気を浴びたり、熱湯をかけられると急激に弱体化してしまいます。まあ後ろの2つは普通の人間でもただでは済まないと思いますが。

ウェザー・リポート

https://yuuublogkakutou.com/weatherreport

エンポリオの音楽室の幽霊に住んでいる男囚です。刑務所に来る前の記憶を失っていて、その記憶を取り戻すため徐倫に協力してくれます。なお、名前のウェザー・リポートはあくまでもスタンドの名前で、記憶を喪っているためスタンドの名前をそのまま自分の名前にしてしまっています。

本名ウェス・ブルーマリン。プッチの兄にあたり、失った記憶には、20年前のトラブル(早い話彼女がプッチのせいで死んだ)からプッチに並々ならぬ憎悪が刻まれています。

冷静沈着で頼れるお兄さんという感じですが、なんとなくあまり活躍していないような印象の男です。いや、打倒プッチの切り札的存在であるはずなんですけど‥‥。

スタンド:ウェザー・リポート

天候を操る能力のスタンドです。雨、霧、稲妻など、どんな天気にも変えることができて(ただし無限大に天候を変えることができるわけではないようですが)、しまいには雲のスーツを作って宇宙服のようにしたり空からカエルを降らせたりもしました。

というか天気を操るというとちょっと弱そうですが、周りの空気や水を自在に操れると考えると、かなり恐ろしいスタンド能力ですよね。なんでこんなに活躍の場がないんだろうか‥‥。

それと果たしてカエルを降らすというのは「天気の変化」に入るのでしょうか。まあ天気と言えなくもないのでしょうが、ちょっと無理矢理感があるかなと思わないでもないです。

能力自体は、雨の降らない砂漠とかに行ったら絶対重宝するだろうなと思います。 

ナルシソ・アナスイ

http://jojomatome.doorblog.jp/archives/37245305.html?ref=popular_article&id=5614572-9179528

ウェザー・リポートと一緒にエンポリオの音楽室の幽霊に住み着いている男囚です。分解が好きで、浮気した恋人とその相手を「分解」したために刑務所に服役しているのだとか。なのになぜ部屋の幽霊にいるのかは謎でしかありませんが。

ほぼ話したこともない徐倫といきなり結婚したいと言い出したり、助けを請う人間を見逃すふりして殺したり、はじめはなかなかぶっ飛んだ性格をしています。けれど徐倫と一緒に脱獄しようとしている時とか、ウェザーと脱獄した時とかは、結構まともな人間に見えてしまいます。しかも微妙に三枚目キャラになっていますし。

‥‥徐倫やウェザーがもっとぶっ飛んでいるからではないかとも言われていますね。

なお、自分が悪人である自覚はあるようで、同時に赦しを得たいと考えている節があるようです。

スタンド:ダイバー・ダウン

物体のうちがわに潜り込む能力を持った、近距離パワー型のスタンドです。こういう相手の体に入り込んで‥‥といった能力は、今までどちらかというと敵に多かった印象ですが、今度は味方として登場です。

人体の体の中に入り込み、骨を組み替えて触ったものを攻撃する罠にしてしまったり、脳をカエルのものと繋げたり、果ては入り込んだ相手のダメージを肩代わりするなど、非常に幅広く応用が効き、なおかつ強力なスタンドです。

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ジョジョ6部ストーンオーシャンの名言13選

おまえはわたしにとって、釈迦の手のひらを飛び回る孫悟空ですらない(プッチ)

自分にとって、アナスイなど取るに足らない存在だと確信する、プッチの強い自信がうかがえるセリフです。実際にこの時のプッチは既に力を手に入れた後で、もはや誰も対抗できないのではないかというほどに強くなっていました。そんな自信にあふれた敵を打ち負かす瞬間が気持ちいいのがジョジョなんですけどねえ。

うるせぇぇぇぇぇーーーー弁護士を呼べェェェェェェ

飲酒運転をし、ヒッチハイカーを轢き、まだ息があるその男を助けるどころか隠蔽した‥‥そんな彼氏(?)の罪を術て被せられそうになった徐倫が叫んだセリフです。

結局弁護士を呼ぼうが呼ぶまいが関係なかったようですけど。

法律は無視する

承太郎がグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所から徐倫を脱獄させようとした際に放ったセリフです。まあ脱獄させようというのですから、法律は無視ですよね。

そしてこれまで法律を無視する冒険を散々してきた承太郎だからこそのセリフとも言えるのかもしれません。

一度は言ってみたいセリフです。

手錠はなんのためにある?逃さないためにあるんじゃない!屈服させるためにあるッ!

プッチと戦う徐倫が放ったセリフです。プッチは決して弱いわけではありませんが、1対1での戦いにおいて、徐倫の強さにはなにか特別なものを感じました。強い意志みたいなものでしょうか。

ありていな言葉を使うなら、やはりジョースターの血筋か、という感じです。それくらいかっこいいシーンです。このシーンのためだけに単行本買ってもいいくらいに、かっこいいシーンです。


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今のオレには必要なんだ……… 一言でいい…「許す」と…

アナスイが徐倫のお父さんに結婚の許しを乞う場面ですね。ここで特に印象的なのが、アナスイが自分自身で「徐倫と結婚できるなんて思っちゃいない‥‥好きになってくれるわけがないことも知っている」って言っているところなんですよね。

アナスイは自分で自分のことを価値のない人間だと思っているんです。でも、徐倫に輝きを見つけて、その人のために何かして、隣に立ちたいと思うことで、自分を救おうとしていたんですね。一生懸命。

だからその後、土壇場で徐倫に了承してもらって、アナスイはとっても嬉しかったと思います。ほんのわずかな小さなコマですけど、震えてるんですよね。アナスイ。この辺すごくグッときます。

よお〜〜〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし。とってもとってもとってもとってもとってもとっても。きゃわィィイイねぇぇぇぇぇぇぇぇ!

http://animesoku.com/archives/29175978.html

これを見てグェスがかわいいと思いました。愛情溢れるシーンです。そして何かに似てると思ったら、5部に出てくるチョコラータですね。セッコをものすごく可愛がっていました。

きっと2人はとても息が合うと思います。

http://www.jojobestbout.com/archives/17626056.html

最初にキノコを食べた者を尊敬する‥‥

私もそう思います。

もうあげちゃうわッ‥‥あたしのパンティー!今ここでぬいぢゃうヤツゥッ!

エルメェスがだいぶやけになっています。目の前の男が絶望を乗り越えて、プラス思考になってもらわないと、自分が死んでしまうからです。ただ相手に絶望させないようにと出てきた言葉がこれというのがまた‥‥。

欲しくないとは言いませんが、それで乗り越えられる程度の不幸だったら、そもそも絶望なんかしませんから。

素数は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字‥‥わたしに勇気を与えてくれる

素数=プッチと言うくらい、追い詰められたプッチが素数を数えるシーンは印象的でした。そしてこのシリーズが連載されていた頃、困った時に密かに素数を数える人が続出したとも聞いています。

実際に追い詰められているときに数えてみると、その数字が本当に素数かどうか自信がなくて、むしろなんかイラッとしてしまうんですけどね。

素数を空で言えるくらいに勉強している人だったらきっと、落ち着く効果もあるんでしょうね。

復習なんかをして失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言うものもいるだろう‥‥自分の肉親をドブに捨てられてその事を無理矢理忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし‥あたしはその覚悟をして来た!

復習なんて誰も望んでないみたいなこと言う人いますけど、そういうこと言う人って軒並み、信じてはいけない人って感じです。結局は残された人が何をしたいのか?ってところでしょうね。

そしてエルメェスは、復讐を選んだわけです。たとえ誰に蔑まれても、自分は目的を達するという強い意志です。惚れ惚れしますね

あたしの1番怖いことは‥‥友達に「さよなら」をいうことすら考えられなくなる事だった

https://ameblo.jp/psychic409/entry-10999972482.html

フー・ファイターズはずっと、自分の知性がなくなることを恐れていました。知性あることが自分自身の存在証明であるかのように、強烈に恐れているのです。

そして最後死ぬ間際に、「あたしを見て、徐倫。これがあたしの『魂』‥‥これがあたしの『知性』‥‥」と徐倫に向けてさよならを語るF・Fの姿は、涙なしには語れません。特に、このセリフに至るまでの道のりもまた大変だったんですよね。ずっとホワイトスネイクに追いかけられて、生死の境を彷徨う戦いをずっとしてきたのですから。

まあその結果、脱獄失敗と自分自身の死という結果を導いてしまったわけでもあるので、なんとも運命の皮肉さを感じてしまいます。

ついてくる女の子と、ついてこない女の子を見分ける方法を知ってるか?そこの「木」と比べて、頭悪そうと思ったら声かけろだ

このたった1つのセリフで、記憶を取り戻したウェザー・リポートがどれだけクズ男なのかをよくわからせてくれる、素晴らしい名言です。

ちなみに余談ですが、芸能界スカウト詐欺みたいなのも、だいたい似たような基準で声かける人を選ぶらしいですね。確かにあの目つきのウェザーには、そういう詐欺はとてもよく似合います。

ストーンオーシャン14巻

「精神力」の消耗だ…くだらないストレス!それに伴う「体力」へのダメージ…!!…あたしはこの「厳正懲罰隔離房」で!!「やるべき目的」があるッ!必ずやりとげてやる…そのためには…くだらない消耗があってはならないッ!いや…逆にもっと強くなってやるッ!

父のディスクを取り戻すため自ら特別懲罰隔離房に入ることを決めた徐倫。その環境は相当劣悪で、人間扱いされないくらいの酷い場所でした。

けれども徐倫には目的があります。その目的のためには、たとえ虫が這うパンだろうとしっかりと食べて、体力をつけなければいけなかったのです。

なお、女主人公にここまでやらせるのか、とかなり驚いたシーンでもあります。ここまで酷い環境で、ここまで酷い扱いをされたジョジョの主人公って、きっと徐倫だけなのではないでしょうか。

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ジョジョ6部のあらすじネタバレ

ジョジョ6部のあらすじネタバレです。

ちなみにここからは完全なネタバレです。ジョジョ6部アニメ第1話あたりの伏線のネタバレも含んでいます。ネタバレ絶対反対な方は是非ともここでブラウザバックをお願いいたします。

プッチ神父の思惑

https://comic-info.jp/?p=457

プッチ神父は、ジョジョ3部で承太郎に倒されたデュオの親友でした。あのデュオが果たして親友という存在を許容するのかどうか、少なくとも3部を読んでいた頃には想像もつきませんが、何にせよプッチはデュオの親友であったようです。

そして親友であるデュオから、プッチは非常に興味深いことを聞いていました。それは「天国に行く方法」のことです。デュオが言うには、天国に行くには自分の協力が必要不可欠で、さらに「天国に行く方法」が書かれたノートが存在するとのこと。

けれどもプッチはそのノートを見ることは叶いませんでした。その前に、デュオは承太郎に殺されていたからです。

そのため、プッチは承太郎の記憶を奪う必要ができました。承太郎が燃やしたと言うノートの記憶を確認し、デュオが行っていた天国に行く方法を実践しなければいけなかったからです。

プッチの罠

プッチはデュオの元部下であるジョンガリ・Aとともに、承太郎をグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所へ誘き出す作戦を立てます。その手段が、徐倫に無実の罪を着せると言うものでした。

既に重傷を負っていたヒッチハイカーを、あたかも車で轢いたと思われるように車の前にぶん投げて(もちろん投げたのはその部下とか、あるいは金で雇った人なのでしょうけれど)、徐倫の身をグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監されるよう弁護士まで手配します。

そして、プッチは承太郎が来るのを待っていたのです。

ディスクを求めて戦う徐倫

罠にハマった承太郎は、プッチに記憶とスタンドのDISCを奪われてしまいました。DISCを奪われた人間はいわば魂の抜け殻のようなもので、放っておけば死に至ります。そこで徐倫は、父承太郎の記憶とスタンドのDISCをゲットするために刑務所に残るのです。

けれども、正直なところプッチの方が一枚上手だったと言わざるを得ません。奪った承太郎の記憶をもとに、デュオの骨から緑色の赤ん坊を誕生させ、通常では捕まえることができないその赤ん坊を手にして、しかも融合し、新しい力を手に入れます。

そして徐倫たちを刑務所に残し、天国に行く方法を実践するためにケープ・カナベラルに向かうのです。

最後の戦い

プッチに出し抜かれたその後、徐倫エルメェスエンポリオとともに刑務所を脱獄し、プッチを追いかけます。同様に脱獄してきたアナスイウェザー・リポート、そして後からやってきた承太郎とも合流し、全員で力を合わせてプッチと戦います。

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ジョジョ6部のラストバトルはどうなった?戦いの結末を解説

ジョジョ6部ストーンオーシャンのラストは難解で、ちょっと読んだだけだと、なぜそうなったのか、結局最後はとうなったのかなど、分かりづらい部分が多くあります。そこでここでは、ジョジョ6部ストーンオーシャンのラストについて、プッチの思惑なども含めて解説していきます。

天国に行く方法とは?

https://twitter.com/kidocch1/status/1204039567658999808

どうやら「天国に行く方法」とは、新たに目覚めた力によって、時間の流れを加速することによって得られる世界を作ることのようです。

この辺りが非常に難解なのですが、どうやら時間を無限に早めて宇宙を一巡させると、人々は皆これから先に何が起こるのかを体験した状態で生まれてくるようになるらしいんですね。

世界が一度終わって、再度生まれ直す、みたいな感じなのでしょうか。

で、自分の一生を体験した状態で生まれた人間は、その未来に何が起こるのかを覚悟することができて、それは幸福なこと=天国へ行くこと、なのだそうです。

自分の身に今後何が起こるのかわかっている状態というのが果たして幸福なのかどうか、ちょっと判断に悩むところではありますが‥‥。

プッチとのラストバトル

進化したプッチのスタンド、メイド・イン・ヘブンの能力は、世界の時間の流れを早くする、というものでした。そうするとプッチ以外の全ての生物はその時間の速さについていくことができないため、プッチが恐ろしく速いスピードで動いているように見えます。正直人間の反射神経で対応できるスピードではないようです。

しかも時間に関係するスタンド能力だからなのか、スタープラチナの時の止まった世界でも意識を保てるようになってしまったというおまけ付きです。

この能力のため、徐倫と仲間たちは次々と、いともあっさりと殺されていきます。

最終的に徐倫とエンポリオが生き残ったのですが、その徐倫もエンポリオを逃すためにプッチに立ち向かい、死亡してしまいます(直接徐倫が死んだという描写はありませんでしたが、まあ間違いなく死んだのだろうな、と)。

新しく作られた世界で

プッチにとって、邪魔である徐倫と承太郎、そしてその仲間たち、は宇宙が一巡する前に始末しておきたい人間でした。宇宙が一巡した新しい世界に、徐倫や承太郎との縁を持ち込みたくなかったのです。そして宇宙が一巡する前に死んでしまっていれば、一巡した後の世界には存在しなくなるらしいのです。

結果、徐倫や承太郎は宇宙が一巡する前に殺すことに成功しましたが、エンポリオにだけは逃げられてしまいました。なのでプッチは、宇宙が一巡する前に、エンポリオを殺すことを画策します。

プッチは宇宙が一巡する少し前の時間、ちょうど徐倫が刑務所に入ったばかりの頃で一旦時間を正常に戻します。と言ってもすでに一巡しかけている新しい世界には、徐倫も承太郎もいなくなってしまっていますが。

プッチ v.s. エンポリオ

https://jojo.matomeno.net/emporio/

さて、そこでエンポリオは一芝居打つわけです。プッチがホワイトスネイクで攻撃してくるように。そしてちょうど攻撃してくるその瞬間に、ウェザー・リポートのDISCを顔の前に持ってきたのです。

DISCは、プッチとの戦いで死んでしまったウェザーが徐倫たちに託し、そして徐倫が死ぬ寸前にエンポリオに託したものでした。

ホワイトスネイクの手によって、ウェザー・リポートのスタンドのDISCはエンポリオに埋め込まれました。これでエンポリオはウェザー・リポートを使うことができるようになったのです。

ウェザーのスタンドはもともと非常に強力なものです。普通に戦えばプッチなんか簡単に殺してしまえるほどに、ですね。

さて、プッチの最後はあっけないものでした。最終的にはウェザー・リポートの能力で、密室の酸素濃度を爆上げし、酸素中毒に陥らせてプッチを殺害したのでした。

宇宙は一巡せずに終わった

https://azathoth.jp/stands/zakki/Jolyne_Happyending.htm

結果、宇宙は一巡しませんでした。一巡する前にプッチが死亡したからです。

けれどもすでに宇宙は、プッチのメイド・イン・ヘブンによって一度終わっています。結果、以前の世界によく似た、けれども決定的に何かが違うパラレルワールドができてしまった、ということなのです。

そこには徐倫によく似たアイリンという女性が存在していました。それからアナスイエルメェスによく似た人も。ウェザー・リポートによく似た人もいます。

結局、プッチと戦い死亡した徐倫たちは、徐倫のままで新しい宇宙に存在することは叶わなかったのですが、似て非なる存在としてこの新しい世界に誕生していたのです。

なぜ新しい世界の徐倫は刑務所に入らないのか?なぜアナスイと結婚しようとしているのか?

徐倫はアイリンアナスイはアナキスとして、新しい世界に登場します。

新しい世界において、アイリンは刑務所に入ってはいません。考えてみれば当たり前です。前の世界の徐倫が刑務所に入ることになったのはプッチのせいだったのですから。

ではなぜアナキス=アナスイと結婚しようとしているのでしょうか。本来だったらそこにいるのはロメオ(徐倫の元カレで、徐倫に罪をなすりつけようとしたクズ男)なはずです。

これはもしかしたらなんですけど、プッチの能力の副作用的なものなのではないかなと思うのです。

プッチのメイド・イン・ヘブンは、宇宙が一巡することによって全人類が己の運命を覚悟することができる、というものでした。けれどもこれは完全には達成することはできませんでした。

ただその余韻が少しでもこの世界に残っているのだとしたら?

ストーンオーシャン17巻

プッチとの戦いのさなか、徐倫は最後の最後で、アナスイの求婚を受け入れていました。お互いがお互いを認め合っていたわけです。この気持ちを、本来運命を知ることができるようになるはずだった新しい世界に持ち越すことができていたのだとしたら?

運命とまではいかないにせよ、お互い前の世界の気持ちが何かの形で残っていて、それが引き合ったのだとしたら?

そう思うと、この新しいパラレルワールドも少しだけ悪くないと思えてきますよね。

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まとめ

ジョジョの奇妙な冒険は、どのシリーズを読んでもドキドキさせられて、またいろんな場面で勇気づけられます。第6部ストーンオーシャンも同様です。いえ、他のシリーズに比べて勇気づけられるセリフやシーンも多めかもしれません。

なにせ6部ストーンオーシャン舞台はかなり閉塞した場所です。シリーズが始まった時点で、すでに主人公周りの舞台は暗い感じなんですよね。なにせ刑務所ですから。

けれどもそんな暗闇を照らすかのように、各キャラクターたちが輝かしい名台詞を放ってくれるのです。このギャップみたいなのは、結構クセになりそうですよ。

ラストについてはバッドエンドなどとも言われていますが、まあそこは解釈が分かれるところです。私個人的には、結構アリかなと思いますけどね。

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