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【漫画】悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻のネタバレと感想

この記事は約9分で読めます。

一時期悪役令嬢ものの物語がたくさん出てきましたが、その中でもこの悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。はお気に入りの物語です。どれくらいお気に入りかと言うと、漫画を読んだ後小説も読んだほどです。

どうもさめきちです。

今回は悪役令嬢もの(厳密にはちょっと違いますが)の中でも特にお気に入りな悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。のあらすじネタバレと感想を書き連ねていきたいと思います。

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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。の概要

(‥‥でも何故よりによってプライドなのだろう。こんな、最低最悪の外道ラスボスに転生するなんて!!)

プライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

高校3年生の女の子が事故に遭って転生したのは、君と一筋の光を(以後キミヒカ)という乙女ゲームの主人公‥‥ではなく、その主人公を陥れ迫害するラスボス女王プライド・ロイヤル・アイビーでした。ゲームの主人公は女王の妹で、各攻略対象とともに最後はその女王を倒す、というのがキミヒカの物語なのです。

プライドは8歳の時、前世の時の記憶を取り戻します。ゲーム内でプライド(自分)がどんな悪虐非道なことを行うかも、そして最終的にどんな結末を迎えるかも。


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ゲーム内でのプライド

ゲーム内での最強外道ラスボス女王プライドは、ゲームの主人公である妹を投獄し、各攻略対象である男性たちを絶望の底に突き落とします。義理の弟には唯一の肉親である母親を殺させ騎士団長には父親を見殺しにさせて‥‥。

そして騎士団を使い国民を虐げ、他国と戦争をし、世界を混乱に陥れます。プライド自身も非常に強く、一目見ただけで剣技や銃の扱いをマスターし、一度見たことは決して忘れないというチートキャラです。

そして何より、ゲーム内のプライドは予知能力の持ち主でした。そもそも、舞台となるフリージア王国では代々予知能力を持つ女王が国を統べるというルールがあります。そしてそのルールに則り、プライドもまた国の女王となるのがゲームのシナリオなのです。

前世を思い出したプライド

頭の良さや戦闘能力の高さはそのままですが、唯一ゲーム内のプライドと違うのは、予知能力がないと言うことです。ただし代わりに、ゲームのシナリオを知っていますから、実質予知能力と言ってもいいのかもしれませんが。

そして記憶を取り戻したプライドは、そのチート能力と過去の記憶を頼りに、国の民や攻略対象を救うよう尽力するのです。

「父上!その馬車に乗ってはいけません。その馬車は車輪が壊れています。あなたは母上に会う前に事故に遭います!」

「その崖は暫くしないうちに崩落します。‥‥(中略)‥‥新兵たちを一人でも多くその場から撤退させることを優先させてください」

プライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

そうして、ゲーム内では死ぬはずだった多くの人を救うのです。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻の感想(ネタバレあり)

この漫画はとにかく、プライドの眩しさがたまらない漫画です。自分がゲーム内でどんな悪虐非道なことを行なっているか分かっているからこそ、プライドはそうはならないように常に心を尽くしています。

プライドが優しい‥‥なんて言葉ではとても言い表せない

上記のように予知(というかゲームのシナリオを知っているだけですが)でいろんな人を救うわけですが、本当の魅力はそこではありません。プライドがいろんな人を救うのは決して予知の力を使ってではなく、プライド自身の優しさあふれる行動や言葉なのです。

「約束する。私は絶対にこれ以上貴方を傷付けない。貴方も、貴方のお母様のいるこの国も皆が笑っていられるようにする‥‥!私の命ある限り」

プライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

母親に会えなくて寂しい思いをする義弟ステイルに対してプライドが誓った言葉です。

ゲーム内でのプライドは、ステイルに対して本当に酷いことをするんですよね。何かもう、それはそれは言葉にできないような、心が死んでしまうくらいに絶望を与えることをやるわけなんですけど、記憶を取り戻したプライドはそれを知っているんですよ。

だから尚更、プライドはそうならないように、そうは絶対にしないようにステイルに誓うわけです。ただでさえ悲しんでいる義弟をこれ以上悲しませないようにと。

プライドはとにかく行動する

またステイルを悲しませない為に、元気付けさせる為にと、とにかく骨を折ります。ステイルはもともとは一般庶民です。けれども特殊能力を持っていると言うだけで、唯一の肉親である母親から引き離されて、1人王宮に連れてこられました。

そして1度王宮に連れてこられた一般人は、2度と市井の民と個人的に関わることは許されません。たとえ母親であっても。つまりステイルは母親と今生の別れとなったわけですね。

けれどもプライドはとにかく自分の父親(つまり王配)にお願いして、ステイルが母親と手紙のやりとりをすることだけは何とか許してもらったのです。

またステイルだけではありません。

騎士団がピンチに陥った際には自ら剣を携えて戦場に赴き、動けなかった騎士団長を助けもしました。

「大丈夫よ、私の国の民は誰一人不幸にさせない」

プライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

実際に誰一人としてと言うのは無理があるのでしょうけれど、自分の目が届く範囲で助けられる見込みが少しでもあるのなら、絶対に見捨てはしない。その為には、危険を犯して自ら戦場に趣だってする。そんな人なんですね。

王族としてそれは決して正しいことではないでしょう。けれども騎士団を単なる戦闘要員としてではなく、1人の命として扱おうとするプライドの気持ちが伝わってきます。

プライドは恐れている

そんなプライドですが、反面自分が悪の道に陥ってしまうことを何よりも恐れています。

「‥‥だから、もし‥‥、私が最低な女王になったら、ちゃんと、私を殺してね」

プライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

ステイルを元気付ける為に部屋を訪れた際に、プライドはステイルにそう語りかけます。

ステイルにとっては「何を言っているんだこの人は!?」というところでしょう。ステイルにとって、プライドは自分に優しい言葉をかけてくれて、自分の気持ちを誰よりも汲んでくれた人です。

そのプライドが、「最低な女王になったら」と言うのです。そしてその際には「殺してくれ」、とも。

(この人は何をこんなに恐れているんだろう。こんなに優しくて、こんなに国を想ってる人が)

(何で自分を最低な女王になると思うのだろう)

ステイル:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

そう、プライドは恐れているんですよね。ゲーム内で自分がどんな悪虐非道なことをやっていたか知っているから。いつか自分もそうなってしまうかもしれない。それをとにかく恐れているのです。

プライドが愛おしい

この悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。の最大の魅力は、プライドが自分自身を恐れていることです。プライドの優しさ、決意、行動はすべてそこから来ているんですよ。そのプライドの心情がとても丁寧に、とーっても丁寧に描かれているから、プライドが取る行動がや言動がとても愛おしく思えるんです。

プライドはとにかく、これから自分が犯すかもしれない罪の数々をとても恐れています。

「どうして!どうして母さんを殺させた!?僕が、母さんがお前に何をした!?」

「何も?面白いからに決まってるじゃない。ああ、可愛いステイル、貴方のおかげで私、最近すっごく楽しいわ」

「殺せよ!そんなに僕を苦しめるのが楽しいなら殺せばいいだろ!」

「じゃあ‥‥命令よ。貴方はこの先自ら命を絶ってはならない‥‥ああ、良い顔。しばらくの間その顔でいて良いわよ?」

ステイルとプライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

ゲームのシナリオでは、プライドはステイルにこれほど嫌われて、憎まれて、呪われていて、何よりステイル自身が自分をものすごく呪ってる感じなんですよね。

そしてそれを知っているから、プライドは全力でその未来を変えようとするんです。未来が変わって、もうステイルはそんな辛い思いをしないはずなのに。プライドは、ゲームのシナリオでステイルにしてきた数々の罪を償うように、自身の行動を自分で選んでいきます。

そんなプライドが、とにかく愛おしいんです。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。2巻以降の展開

1巻はプライドの義弟ステイルがメインの話でした。そして2巻は未来の騎士団長アーサーの話です。

ゲームのシナリオでは、プライドはアーサーの父、現騎士団長ロデリックを見殺しにします。戦いのさなか、次に何が起こるのかを予知しながら、あえて死地に赴くよう指示を出し、結果ロデリック含む多くの騎士の命をゴミのように捨てるのです。騎士の誇りを地の底に堕として。

そしてそれを知るプライドは、その未来を帰るべく、自ら危険に立ち向かうのです。

その姿のなんと凛々しいことか!

まだ10歳にも満たない女の子が、剣を片手に敵兵を次々と斬り捨て圧倒するのですから。

ただ物語の核心はそこじゃないんですけど。それよりも、その後にロデリックとアーサーに語った言葉がとにかく素敵すぎました。

騎士たるものどうあるべきか。その存在にどのような価値があるか。

「私が救ったのは貴方一人ではありません。!貴方がこれから育て上げるであろう騎士たちが、これから先どれほどの民を救うとお思いです!?」
「騎士と名乗るならこの先救えたであろうまだ見ぬ民を救えぬことを悔やみなさい!」

プライド:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻

自分の為に危険を顧みず戦場へやってきたプライドに対してロデリック騎士団長が激怒するのですが、それに対するプライドの言葉です。

プライド、ゲームでは騎士団を使って相当国民を虐げるんですよね。逆らった人を処刑させて、気に入らない人を処刑させて。それを知っているからこそのセリフ。そういう背景まで、やっぱり丁寧に描かれているんですよね。だから尚更、セリフが心に届くんですよ。

もし単行本発売前に2巻以降の話が読みたいなら、1話ごと購入するのもありですよ。賊を相手に戦うプライドの凛々しいお姿が拝見できます↓


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【漫画】悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。1巻のネタバレと感想のまとめ

どうにも熱くなってしまいましたが。読んでて本当気持ちの良い作品だと思います。ちなみに私はいつも、漫画ばかり読んであまり原作小説を読むことはありません。けれどもこれはどうしても気になって、原作小説読んでしまいました。それくらい気持ちが入っちゃったんですよね。

ということでおすすめです。もしよかったら読んで!

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