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29歳独身冒険者の日常がなんだか最終回らしき雰囲気を醸し出している?

この記事は約7分で読めます。

29歳独身冒険者の日常という漫画がありまして、好きでずっと追いかけていたのですけれど、ここ数ヶ月くらいいかにもラストバトル的な展開がずっと続いていて、まさかもうすぐ終わるんじゃないか?という不安に苛まれています。

今回はそんな29歳独身冒険者の日常についついお話ししていきます。

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29歳独身冒険者の日常とはどんな話?


29歳独身中堅冒険者の日常(1) (週刊少年マガジンコミックス)

いやまあタイトルのままなんですけどね。29歳の独身の冒険者のハジメが辺境の村に腰を落ち着けて、いろんなトラブルに巻き込まれながらも淡々と生活していく、そんなお話です。

独身というからには恋愛とかそういう話もまったくないことはないのですけれど全くメインではなく。29歳というのも、まあそこそこ人生経験があって若者特有の初々しさとかちょっと前のめりな功名心とかもなくて、まあ若い頃はだいぶやんちゃしてたけれども今は全然そんなこともなく落ち着いているキャラですよという、そんな話です。ただ相当な実力者ではあるようで、冒険者のランク的にもかなり上の方に格付けされているそうです。

ハジメが辺境の村に来た理由も、年相応に、ただ前だけを見て日々戦いに明け暮れていたのが、まあなんていうんでしょうね、故郷が欲しくなった、みたいな、そんな匂いを感じます。少なくとも何かしらのヤバめの過去とかがあって田舎に引っ込んだ的なモノではなさそうです。あえていうならば、昔つるんでいた悪ガキ仲間の1人が「村付きの冒険者になりたい」と言っていたことがあって、その辺が影響しているのかなというくらいです。

それなりに性格も良くて実力もあって、大抵の困難ならサクッとやっつけて解決できそうな実力もあるものですから、じゃあ何が面白いかというと、ハジメには10歳くらいの女の子の仲間がいるんですよ。んでその子に振り回されたりとかその子がトラブルを持ち込んできて大変なことになったりだとか。

世界を救うとかでもないし、莫大なお金が動くとかでもないし、政治がどうのとかにも全く無関係で、たとえば村の住民のペットが行方不明になったとか、村の水が止まってしまったとか、なんかそういう些細な冒険を繰り返す、ほのぼのした物語なのです。

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ここ最近のエピソードと展開

なんかの冒険の最中に、ハジメは急にダンジョンが出現する現象に遭遇します。通常では見られないことです。冒険者ギルドでもこの不可解な事件を調査すべく、組織の実質トップみたいな偉い人を村に派遣します。それが今回の敵、ヴァンパイアのブラドーです。

ブラドー、すでに1000年近く生きてるおじいちゃんなはずなのですけれど、古代種ヴァンパイアだからなのか、とーっても寿命が長いようで、全く老いを感じさせません。かつては仲間とともに冒険者をしていたようですけれど当然ながら他の仲間は皆老いて死んでしまったり、1人生き残ってはいましたけれど、もうほぼほぼ立って歩くことすらできないほど老衰しています。

今回のこの一連の騒動は、実は全てこのブラドーの仕業でした。とは言ってもブラドーが何かをしようとしていたわけではありません。どうやら相当長い年月を生きていく中で心だか記憶だかが壊れてきてて、二重人格っぽくなってしまったようなのです。

本来古代種ヴァンパイアとしての性質は、ダンジョンマスターとなり冒険者を迎え撃つのがその本質であるようです。けれども仲間とともに冒険者として活動してきた記憶や心がそれに上書きされた感じかと思うのですけれど、表向きはその冒険者として活動してきた人格がメインとして出てて、けれど記憶や心が霞んできたことで本質があらわになってきた、そんな感じのようです。

ブラドーのかつての仲間の1人であり、今まさに寿命を迎えそうである冒険者ギルドの最高峰の人物がその事態を想定して何やら準備をしていたそうなのですけれど、それがまたなかなかブラドーにとってはつらいことでもあって‥‥。ブラドーの仲間である自分たちのクローン?幻影?みたいなのを作って、そいつにブラドーを殺させるという、そんなやり方です。

ブラドーは死にたがっていて、けれども自分では死ぬことができなくて、誰かに頼もうにもなまじレベルが強すぎるのと地位も立場も最上位クラスなモノだから誰が関わっても角が立つ。だからそうするしかないんだとか。

で、最終的にはハジメがブラドーをやっつけて解決することになったのです。本来ブラドーをやっつけるなんてことは、冒険者ギルドを敵に回すようなモノです。それくらい超偉い人なのですから。けれども、初めはそんなこと全く意に介さないんですよね。うるせーお前はどっちだ!って。かつての仲間の冒険者に殺されるのか、それとも冒険者たちをかばってその仲間として死ぬのか、って。最終的にはブラドーもそれを受け入れて、ハジメは真っ向から勝負をすることになります。

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まとめ

これまではあまり大ごとな冒険というか戦いというか、してこなかったのですけれど、ここにきてはじめて、世間を揺るがすような大事件に巻き込まれたハジメ。ほぼハジメしか戦っていませんけれど、サキュバスのヴェロニカやメデューサのセキヒメなどハジメの仲間たちも勢揃いで、なんかいかにも最終回っぽい展開になってきています。

数えてみれば10巻くらいからこのエピソード続いていて今やもう14巻。きっとこのエピソードが完結するのは15巻になりそうで、こんなに長く1つのエピソードを続けているのも初めてです。まさかとは思いますけれど、このまま終わっちゃったりしないよな‥‥?と不安いっぱいな今日この頃なのです。

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