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ダンジョン飯のカブルー考察!思わせぶりに登場して大いに周りに振り回されるポンコツ

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ダンジョン飯に登場するカブルーというキャラがとってもいい味しています。いや、美味しいとかではなくてですね、物語が進めば進むほど「こいつ一体なんなんだ?」と思わずにはいられないんですよ。すごく優秀そうに見えるのにガンガン全滅していましたし、人をまとめるのがうまいように見えてむしろ振り回されてばかりですし。でもなんか目が離せないんですよね。

ということで今回は、ダンジョン飯に登場するカブルーについてのお話です。

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ダンジョン飯のカブルー初登場

カブルー初登場は漫画単行本2巻第10話でした。酒場みたいなところで、お前ら最近調子いいよな、なんて言われながらも愛想笑いで適当にあしらって、ベテランっぽくしっかりと準備して迷宮に挑んで、そして地下3階であっさり死んでしまっていました

真面目で好青年、パーティーをまとめる力もあって、物事を公正に見極めることができる感じの優良冒険者。まるでお手本のような、ともすればこっちのほうがよほど主人公っぽくね?とも思えるような彼らでもあっさりと全滅させられてしまう、それがこの迷宮という場所だと思い知らされる場面なのです。

まあそして同時に、ライオスたちがいかに強いパーティーなのかも理解できるというか。まあ要は引き立て役ですよね。

ちなみにこの後通りがかりの他の冒険者に生き返らせてもらって、そのまま迷宮の探索を続行し、地下4階で再度魔物に襲われて全滅します。おいおいっていう。

ちなみに地下3階では、死んだカブルーたちがアンデットに憑依されないようにとマルシルがお祈りしてあげて、地下4階では湖に沈まないようにと水上歩行の魔法が切れないうちに引き上げてあげてました。それなのにカブルーたちはライオスたちを泥棒だと勘違いして追っていくってのがまたなんとも無能感というか小物感というかが出てて‥‥。まあカブルーがっていうよりもその仲間たちが、ですけれどね。

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カブルーのパーティーメンバー

カブルーはカブルー自身も含めて6人パーティーです。メンバーもドワーフにハーフフット、獣人にと多種多様です。なんとなくライオスのパーティーと似てるんですよね。

リン

本名はリンシャ。東洋出身の、少しきつい感じの女性魔法使いです。なんかいつも怒ってる感じなんですよね。カブルーが酒場で舐められてる時も怒ってましたし、カブルーが人魚を見ていた時も怒ってましたし、ドワーフの女性にちょっと話しかけた時も怒っていました。まあなんかカブルーのこと好きなんだろうなと思いつつ、加えて割と閉鎖的というか排他的で、なかなか人を信用しないたちなんだろうなと思います。

ちなみにかなり強力な魔法を使えるようで、カブルーからは、この場の全員をまとめて消し炭にできると言われてました。半分獣人となったファリンにも魔法でダメージを与えていましたしね。

ホルム

穏やかそうな見た目のノームの男性です。おっとりした見た目で、実際に性格もだいぶ穏やかな様子。一度に想定外のことがいくつも重なるとつい体が動かなくなってしまうという欠点もあるようです。いくつかの精霊を従えていて、戦闘の際にはそれらを使役して戦うのですけど、どうやらその一体一体にちゃんと名前をつけてとても可愛がっているようです。

半獣と化したファリンとの戦いではウンディーネを呼び出して攻撃したり、逆にやばい攻撃を受けた時には大地の精霊を呼び出してしっかりと防御したり、あとは蘇生魔法を使って仲間を回復させたりもしていました。

ダイア

前髪で目を隠しているドワーフの女戦士です。これでよく戦えるなーっていつも思いますね。正直漫画ではあまり活躍の機会はなくて、実際どんな戦い方をするのか分かりません。ただ戦い方に癖があるのか、幻影の魔法で同士討ちをさせられた際にはその太刀筋をカブルーに見破られていました。そのおかげでカブルーたちは全滅せずに済んだんですよね。

もともとは当方の迷宮の守り手の一族出身だそうですけれど、迷宮についてもっと知るためにと冒険者になったと言われています。

ミックベル

ハーフフットの男性です。育ちの影響かあまり人を信用することをせず、チルチャックが「ハーフフットが騙されないように」と立ち上げた組合にも属さず、むしろ警戒しているふうなことを言っていました。カブルーとそのパーティーのメンバーたちのことは仲間として気を許しているようですけれど、特に犬の獣人のクロに対して信頼が厚いようです。

クロ

黒と白の毛を持つコボルトの獣人です。普段はおとなしいですけれど、ひとたび戦闘となると野生をむき出しにして激しく戦います。あと耳や鼻がとても良いようで、事前に敵襲を察知したり、いっとき前にその場にいた人間がどんなパーティーだったのかを見事言い当てていたりしました。

もともと奴隷商に捕まっていたところをミックベルに助けられて以来、ミックベルに対して並々ならな信頼を寄せています。

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カブルーの過去

かつてはウタヤという迷宮で栄えた西方の町に住んでいた普通の少年でしたけど、突如迷宮からおびただしい魔物が飛び出してきたことで町が崩壊。その生き残りとして、迷宮の調査に来たエルフの部隊「カナリヤ」の当時の副隊長に拾われて、以後保護を受けていました。

カブルー、初登場時から、迷宮に私欲にまみれた人間が蔓延って、迷宮が欲にまみれることを懸念、というよりはもう嫌悪する感じでしたけれど、迷宮が人の欲によって肥大化することを知っていたんですよね。

そしてやがてその付近の町や村が巻き込まれて、ウタヤのように滅んでしまうことを心底心配していたというわけです。そう考えるとやっぱりカブルーって、持っている過去やその後の立ち振る舞いどれをとっても、ライオスよりよっぽど主人公っぽいと思いません?

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カブルーの強さ

戦いにおいて、カブルーの強さは完全に対人間に特化しています。相手の動作を見てすぐに何をしようとしているのかを理解てぎて、その腕をすり抜けてするりとその懐に飛び込んで、必要があれば即座に人体の急所を突く。まるで暗殺者のような戦い方です。実際に半分魔物と化したファリンとの戦いでは、ファリンの魔物部分の特性ゆえ致命傷には至らなかったものの、一番活躍していたように思いますし。

その強さの秘訣はどうやらエルフにあります。カブルーはウタヤが崩壊してからカナリヤ隊の当時の副隊長に拾われましたけれど、その後冒険者になるにあたって、その副隊長からそれはそれは厳しい訓練を受けていたのです。

もともとカナリヤ隊は高い戦闘能力を持つエルフの集まりです。それを束ねる副隊長なのですから、その実力は間違いないでしょう。そして副隊長はカブルーに対してものすごい過保護であったとも言われています。

冒険者になっても死なないよう、相当な訓練を課したはずなのです。漫画ではその一端が垣間見得ますけれど、これ凶器を持った人形を操っていますよね。どの程度の精度で操れるかはちょっとわからないですけど、少なくとも小さな的の動きを的確に読むこととか、小さな的を的確に突くことについては相当やらされたのではないかと。

あとはもとの性格か、この訓練で身についたかは分かりませんけれど、カブルーはとても勤勉ですからね。きっと一生懸命人体の構造について勉強したのではないでしょうか。

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カブルーのライオスに対する思い

はじめカブルーはライオスに対して非常に強い不信感を抱いていました。ライオスが引退した金剥ぎの元仲間をずっと金銭的に支援していたからですね。その元仲間はもうとっくに悠々自適に暮らしているにも関わらずずっとお金を渡し続けていたのって、結局人に興味がないからだろう、そんな奴が一体何を考えているのか、なんかめちゃくちゃ怪しいぞっていうことみたいです。まあ結局のところライオスは魔物にしか興味のない魔物バカなだけだったわけですけれど。

それが実際会ってみて、確かに魔物バカではあるもののその知識は迷宮において強力な武器であること、そして何より妹を助けるという強い動機があることから、迷宮攻略に一番近い人物であると考えるようになるんですよね。

カブルーの1番の目的は、迷宮が膨張して魔物が外に溢れ出ないようにすることです。本当であれば自分が迷宮を攻略して、迷宮を支配して、魔物があるれでないように管理したかったのでしょう。けれどもカブルーは誰よりも自分の実力不足を理解しています。まあ理解するも何も、1回の迷宮探索で2回も全滅し、さらに他パーティーの助けがなければ3回目の全滅もあり得たわけですから、痛感せざるを得ないですよね。であれば迷宮を攻略できる人物を、パーティーを支援したいと考えるようになるわけです。

迷宮の異常が顕著になってきたことでにわかに迷宮近辺が騒がしくなってきたり、エルフの介入が始まったり、そのような中どうにかライオスたちを助けようと立ち回るようになります。まあそれもなかなかうまくいかないのですけれど。

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まとめ

カブルーは強いです。少なくとも対人戦だけで見れば相当な実力者でしょう。一対一であればライオスなんか全く敵わないかと思います。けれども魔物が相手だと、その実力もうまく発揮されず、結局は魔物に深い造詣を持つライオスに一歩どころか二歩も三歩も遅れをとることになってしまいます。

逆に人間関係の構築においては、人間観察が大好きな分ライオスなど足元にも及びません。それなのにいざ非常事態になると結局周りに散々振り回されるだけで、あまり活躍することができませんでした。

確かに性格も信念もザ・主人公なのに、どうにも報われないって感じのキャラなんですよね。まあでもそうやって足掻くところに強い魅力を感じるのもまた事実。ついつい目が離せなくて、いつのまにか気になって気になって仕方ない、カブルーはそんなキャラなのでした。

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