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天国大魔境のククやミミヒメやオームはなぜ人食いヒルコになったのか?なぜタラオやナタは人のまま死ねたのか?

この記事は約10分で読めます。

この間天国大魔境のククの記事を書いていてふと思ったのですけれど、高原学園の子どもたちが人食いのヒルコになる条件っていったい何なのでしょうね。黒い斑点が体中に浮き出てくる病気にかかると怪物になるという話は分かるのですけれど、黒い斑点の病気になった人全員が人食いのヒルコになったわけではありません。

人食いの怪物ヒルコになった人となっていない人。この差は一体何なんなのか。今回のお話はその辺を考察してみたいと思います。

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学園の子どもたちは病気によって怪物になる

「怪物になる病気を発症して死んだ」

高原学園の子どもたちがある病気にかかると怪物=人食いのヒルコになるというのは、宇佐美医師=シロが話していましたけれど、じゃあその病気っていったい何なのでしょう。これまで出てきた病気というと、やはり最初期に登場していたタラオがかかっていた、黒い斑点が体中に浮かび上がってくる病気でしょう。

タラオのほかには、ククやミミヒメ、そしてナタが該当します。そのうちナタは体だけナタで、頭脳は上仲園長です。またミミヒメについては本当に体に黒い斑点があったかどうか、定かではありません。マルとキルコが訪れた時にはもうすでに包帯で体中がぐるぐる巻きで、肌が見える状態ではなかったですからね。

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黒い斑点の病気になっていない人も人食いのヒルコになっている

これまで怪物ヒルコの姿になったと言われている高原学園の子どもは、以下の通りです。と言ってもあくまでも推察ですけれど。なにせ直接怪物になりかけていると明言されているのはミミヒメくらいで、あとは状況から「きっとこの子だろう」というのがかろうじて分かる程度なのです(ただしククについては、死んだ後に怪物の姿になるシーンが9巻収載のエピソードで描かれていましたけれど)。

タカ→単行本1巻にて旅館に宿泊中に襲ってきた、なんでも斬れる不可視の鞭を持つ鳥のようなヒルコ。

クク→単行本2巻にて海上で襲ってきた、水の射撃とバリアを持つ魚型のヒルコ。

オーム→単行本3巻にて不滅教団のアジト地下で遭遇した、精神攻撃をしてくるヒルコ。

ミミヒメ→単行本4巻にて宇佐美医師=シロにかろうじて人間として生かされていたヒルコ。マルによって人として死を迎える。

ナナキ→単行本5巻にて女だけの町の廃墟で周囲を凍らせてくる蜘蛛の形をしたヒルコ。

アンズ→単行本8巻にて規格外のでかさで光の手足?を振り回すだけのヒルコ。

タラオ→単行本3巻にて人食いヒルコにならずに死亡。黒い斑点の病気あり。

ナタ→単行本1巻にて人食いヒルコにならずに死亡。黒い斑点の病気あり。

シロ→単行本4巻にて拳銃自殺。人食いヒルコになってしまったかどうかは未確認。

ミチカ→単行本8巻時点で存命。超元気。

で、せっかくなので、黒い斑点の病気と人食いのヒルコになったかどうかの関係をまとめてみました。

名 前 |怪|病|
タカ  |○|ー|
クク  |○|○|
オーム |○|?|
ミミヒメ|△|△|
ナナキ |○|?|
アンズ |○|?|
タラオ |ー|○|
ナタ  |ー|○|
シロ  |-|-|
ミチカ |ー|ー|

※怪物になった=怪、黒い斑点の病気にかかっていた=病

オームやナナキ、アンズは黒い斑点の病気になったという描写もないですけれど、病気になっていないという確証もないため?にしています。

タカはミチカに殺害されており、その時の見た目では黒い斑点は見られなかったため「-」にしています。ナナキも女だけの町の連中に殺害されているので病気が死因ではないですけれど、殺害された際にすでに病気を発症していた可能性が否定できないため、「?」です。

ミミヒメは、確実に人食いのヒルコになったわけではないのと、本当に黒い斑点があったかどうか目視で確認できなかったため、△にしています。まあ何かしらの病気であったことは間違いないようですけれど。

シロは拳銃で自死を選んでいますけれど、その後人食いヒルコになったかどうかは不明です。ただ今のところそれに関する描写は一切ないことから、怪物になっていないということで「-」にしています。

ただこうしてみて見ると、あまり黒い斑点の病気と人食いのヒルコになるのって、関係ないように見えますね……。

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人食いのヒルコになるほかの要因

実はですね、ほかの要因もいくつか考えてはみたのです。例えば恋愛をしていると怪物になりやすいとか、両想いだったら怪物になりやすいとか。なのでせっかくなのでまたこの表です。

名 前 |怪|両|片|
タカ  |○|○|ー|
クク  |○|?|?|
オーム |○|?|○|
ミミヒメ|△|○|ー|
ナナキ |○|○|ー|
アンズ |○|○|ー|
タラオ |ー|○|○|
ナタ  |ー|?|?|
シロ  |-|○|ー|
ミチカ |ー|ー|ー|

※怪物になった=怪、両想いだった=両、片想いだった=片

今のところ分かっている人食いのヒルコになった子どもたちは、オームとクク以外はみんな両想いといか、ちゃんと相手がいることになりますね。と言っても4:2ですけれど。

またオームがミミヒメに会えたのだとしたら、まあ両想いとはいかないでしょうけれど、ある程度想いに決着がついたということにもなります。まあミミヒメとオームがそういう関係かどうかと言われるとちょっと強引な気はしますけどね。

ククは。無理やりカップリングするとしたらミチカなんでしょうけれど、ミチカの方としてはそういう想いはなさそうですから、両想いってことはなさそうですね。

あとほかに要因として考えられるとしたら、特殊能力を有しているとか、現状に絶望しているとか、怒りや悲しみといった感情が引き金になるとかいろいろ考えたんですけれど、どれをとっても全く相関がみられませんでした。

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逆に考える→学園のすべての子どもたちは人食いのヒルコになる!?

なぜ人食いのヒルコになるのか?という考えがそもそも間違っているのかもしれません。逆に考えるとどうでしょう。高原学園の子どもたちは皆人食いのヒルコになるのです。これはもう避けがたい運命のようなものです。

現在単行本8巻まで出ていて、その時点で存在が確認できている高原学園の子どもはミチカくらいですけれど、このミチカもいずれは人食いのヒルコになってしまうという前提でお話ししていきます。

イレギュラーなのはタラオだけ

これまで死後確実に人食いのヒルコになっていないのはタラオだけです。ナタはキルコに看取られて死にましたけれど、その後人食いヒルコになっていないという確証は全くありません。それに関してシロも一緒です。まあこの辺は人食いのヒルコになったかどうかあやふやなので、敢えて明言はしないことにしましょうか。

そしてとりあえず今のところ、人食いヒルコになっていないとされているタラオについて考えてみたいと思います。タラオがほかの子どもたちと違う点とは一体なんでしょう。まず考えられるのは、タラオは、設備、人材ともにしっかりと整えられた施設で治療を受けていたということです。

環境か、栄養状態か、あるいは薬の存在か。何がファクターとなっているかは分からないですけれど、とりあえずちゃんと治療を受けてさえいれば人食いヒルコにはならなかった可能性があります。

またナタについても、頭脳は上仲園長なわけですから、自分がタラオと同じ病気にかかったと分かった時、どうすれば人食いヒルコにならないようにできるのかをすでに知っているかもしれません。そういう視点で考えると、マルがナタ(ミクラ)から託された薬液の入ったシリンジは、例え黒い斑点の病気に侵されたとしても人のまま死ねるという薬なのかもしれません。

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天国大魔境のククやミミヒメやオームはなぜ人食いヒルコになったのか?なぜタラオやナタは人のまま死ねたのか?のまとめ

まだあまりすっきりとはしていないですけれど、とりあえず今回私の中である程度決着はついたので、良しとしたいと思います。

・-・-・-・-・-・-・-・-・-
◆高原学園の子どもたちはすべて例外なく人食いヒルコになってしまう。
◆それを回避するためには治療を受けなければいけない。
◆マルがナタ(ミクラ)から託されたのは、人食いヒルコにならずに人として死ぬことができる薬である。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-

けれども本当のところどうなんでしょうね。このままだと本当に、学園の子どもたちがみんな人食いヒルコとして死ぬことになってしまいますよ。そんな救いのない話ってありますかね。

それと今のところマルとコナの時代にトキオとコナが出てきていないことも気になります。高原学園が爆撃された後、トキオとコナと一緒にいたククやミチカ、オーマはすでに登場しています。猿渡もです。なのにトキオとコナだけがまだ登場していないのです。

きっと意味があるんでしょうけれど、もう知りたくて知りたくて仕方ないですね。

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