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この世界は不完全すぎる12巻ネタバレ感想!マユがブチ切れてハガを平手打ち!

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この世界は不完全すぎる12巻が発売されました!11巻からの続きですけれど、ハガの師匠である神さんがサイコパス過ぎて恐ろしかったですね。まさかノコギリを持ち出してくるなんて本当にありえないです。

最終的になんとか神さんの魔の手からは逃れることができましたけれど、その後のお話もなかなか衝撃的でした。まさかハガが、このログアウトできないゲームの世界において唯一の救世主になるなんて!
ということで、今回は以下3つのテーマでお話ししていきたいと思います。

アニメ『この世界は不完全すぎる』公式サイト
講談社公式マンガアプリ&WEB「コミックDAYS」で絶賛連載中の『この世界は不完全すぎる』原作のアニメ公式サイト。
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ハガが救世主?!

先にも述べましたけれど、どうやら、このキングスシーカーオンラインというゲームのデバッガーとして雇われた人たちにとって、ハガは唯一の救世主らしいです。これは神さんからハガたちを助けてくれたイガラシからもたらされた情報です。

イガラシはとても真面目なデバッガーで、ログアウトするためにすでに一人で全クリアを試みていた人物でした。けれどもその試みは失敗し、ログアウトすることは叶いませんでした。けれども彼はその代わり、非常に重要な情報を入手するのです。それは、全ての国のメインクエストをクリアしフラグを立てる必要があること、そしてクリアにあたってはデバッグストーンを使ってはいけないということです。

イガラシは全クリアにあたり、デバッグモードを使ってメインクエストを全てやらずにラスボスへ挑んだようでした。そしてその結果、イベント処理フラグが正常に立たなくなってしまい、もう二度と全クリアからのログアウトができなくなってしまったのです。

イガラシが知っている限り、今時点においてデバッグモードを使わない通常プレイでメインクエストをクリアしていっているのはハガたちしかいないとのこと。確かに、まともにクリアしようとしている人にこれまで会ったことはなかったですからね。

ただまあメインクエストが始まると、メインクエスト時は同じ作りの別空間に分かれることになるので、メインクエストを攻略中の本人たち以外はメインクエストが攻略されていることを知りようがないんですけどね。なのでもしかしたら、他にもメインクエストを普通に攻略している人たちもいるかもしれません。

ただログアウトできなくなってから1年、さらにその後ハガたちが地下千階まであるザ・ダイヤモンドを攻略するのに1年。ログアウトできなくなって合計2年経っているにもかかわらず誰も全クリアしてログアウトできていないらしい現状を考えれば、たしかにもう残っているのはハガたちしかいないのかもしれませんけれど。

これまでハガはただの真面目の仕事バカとか、チート技使うの怖がって慎重すぎみたいなことを言われていて、それでも最近はようやくハガのすごさとかが周囲に認められるようになってきたわけですけれども、まあそれもハガのすごさをちゃんと認めてくれるアマノやマユのような仲間ができたというのもあるんでしょうけれど、ここに来てようやく、「選ばれし主人公」な感じが出てきました。

それも血統とか生まれ持った資質ではなくて、ハガ個人の努力によるものです。これまでずっと見てきた読者からすると、なんかとっても嬉しくなってきますね。

マユがハガに平手打ち!

今回マユがハガを平手打ちしていました。まあこれは仕方ないと言えば仕方ないことだと思います。
経緯をお話ししますと、イガラシと話をした後冒険資金がかなり少ないことに気づき、一行はしばらく通常クエストでお金を稼ぐことにするのですけれど、そのさなかにマユの装備を売ろうという話になったのです。

もともとマユはリザードマンでしたけれど、モフモフドラゴン変身セットという結構な値段のレアアイテムを買って装備したところ、モデルが用意されていないのか読み込みエラーになって、今のビジュアルになっていました。しかもその装備は外すことができないというのです。

ただそんな装備を、スリレベルMAXのハガなら剥ぎ取ることができるのだそうです。ハガはあんなに筋骨隆々なのに、実は職業はシーフですからね。で、実際にそれを酒場で実行しようとした際に、ばちーんとやられちゃったわけなのです。

叩かれて当然じゃないですか?酒場ですよ?そして剥ぎ取るんですよ?女の子に対してそれはあまりにもじゃないですか。もちろん装備物を外したところで素っ裸になるわけではないですし、なんならアバターはリザードマンですから現実のマユの姿とは似ても似つかないわけですし、裸を見られて問題があるかという話ではあるものの、やっぱり女性の装備を公衆の面前で剥ぎ取るとか、やっぱりデリカシーがなさすぎです。アマノにもニコラにもそりゃ怒られるわけです。

ただマユとしては、それだけではありませんでした。そもそもマユはこのリザードマンという種族のアバター自体をすごく気にしているというか、嫌っている感じなんですよね。同僚のアキラやアカネがかわいいエルフやフェザーであったというのも一因かもしれません。自分ばっかりかわいくない姿であるというのが、仕事始めてからずっとコンプレックスだったのだと思います。

ういえば声も、よくはわからないですけれど、普通の女の子の声じゃないんですよね。ハガがはじめマユと出会った時、リザードマンの声だから女の子だと分からなかったと言ってましたし。

そしてそんな本当の姿を、マユはハガに見せたくないのです。

そういえばマユの本当の姿、ゲームではなくてリアルの方ですけれど、すごくスタイルのいいお姉さんという感じでした。多分リアルのハガより身長はありそうな気がします。ハガはリアルだととても小柄な感じですからね。表情までは見えませんでしたけれど、なんか結構な美人さんなのではないかという気がしてきました。

ザードマンの姿を好きな人に見られたくないって、素顔なら見られてもいいと自分で思っているのではないでしょうか。なのでそこそこには自分に自信がある感じなのではないかと思います。

まあともかく、ハガのことが好きだけれどもなんとなく強気に出れない、そんなマユの心境が垣間見える一幕だったのでした。

新しい仲間エミリィはレギュラーメンバーになるか?

この世界は不完全すぎる12巻後半では、新たにエミリィとアイザックが仲間になりました。男女ペアのプリースト(僧侶)で、これまでハガのパーティーにいなかった回復役の登場です。オーノ王国の王都でお金を稼ぐため高難度のクエストに挑もうとしたところ、2人に声をかけられたのでした。

ハガたちにとってみれば高難度のクエストを攻略するにあたり回復役の存在は願ってもないところ。逆にエミリィとアイザックにとってみればプリースト2人ばかりで決定力に欠けるため、どうしても前衛の協力が必要だったのです。

さてこの2人、ネタバレしてしまうと、実は2人ともNPCのフリをしていたプレイヤーでした。ハガたちと共に何度もクエストをこなしてお金を稼ぎ、ある程度お金も貯まりかつレアアイテムを入手したところで、みんなで稼いだお金をごっそり持ってとんずらしやがったのです。

ただですね、これは12巻にも出ていないさらに先のネタバレになるのですけれど、2人ともハガたちとは違う方法でログアウトを目指していて、そのためにどうしてもクエストで入手できるレアアイテムが必要だったのでした。そして2人もまた神さんに仲間をやられていて、2人以外のプレイヤーは一切信用しない、もはや自分たち以外のプレイヤーは全て敵というスタンスで活動していたのです。

ある意味立ち位置としては、ハガたちと全く一緒だったというわけです。さすがにハガたちはまだ自分たち以外は信用しないとまではなってませんけれど、ぶっちゃけハガ以外、特にアマノやマユはだいぶ他プレイヤーに対しての警戒心強くなってきてますからね。

そして一度は騙されてお金を取られてしまったものの、後に和解して、共に活動するようになります。とは言っても、アイザックは不慮の事故で、というかほんの油断で、バグにハマって動けなくなってしまいましたけれど。

ということで、方法は違えど同じ目的を持つエミリィが、もしかしたら本格的にハガたちの仲間になるのではないかと思ったわけです。エミリィという回復役が加入することでハガたちのパーティーはさらに安定感が増すことになりますしね。

なお、エミリィの本名はヤマト。(株)プロジェクトレンズの男性アルバイトです。まあネットで男性が女性のアバター使うってことはよくありますからそこは別に問題ではないのですけれど、重要なのは彼がプロジェクトレンズという会社に所属しているということです。それはもしかしたら、全然関係はないかもしれませんけれど、ハガたちのようにデバッグするために集められた会社の一つではなくて、制作会社の一つなのではないかと思われるのです。

12巻はじめのほうでイガラシが全クリアしてエンドロールを見ていた時、その最後の方で「©️PROJECT LENS」って出るんですよ。この丸書いてCのマークって、著作物を発行したことを示すマークですよね。このゲームの著作権がプロジェクトレンズにあることを示しているわけなのです。

デバッグするだけの協力会社ではなく、制作物の著作権を持つ会社に所属するエミリィ。アルバイトではありますけれど、これは絶対何かあるのではないでしょうか。もしかしたら、ログアウトに関する、あるいはゲームに関する重要な手掛かりを持っているかもしれません。エミリィの正体がまだまだ単行本にすらなっていないわけですけれど、今後このエミリィというキャラからは目が離せなくなると思います。

まとめ

今回、この世界は不完全すぎる12巻について、主にハガが救世主、マユがハガに平手打ち、新しい仲間エミリィはレギュラーメンバーになるかの3つについてお話ししてみました。ログアウトする方法が示されて、改めて今後の方針がはっきりしてきたわけですけど、それと同じくいつかは立ちはだかる巨大な敵についても明確になってきました。

現在メインクエストは残り2つ。物語も後半戦というところでしょうか。ぜひぜひ今後とも楽しみにしていきたいところです。

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