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おとうさんのひとりごと

家計簿をつける余裕がない…そんなとき複数のクレジットカードで家計管理をする方法

この記事は約14分で読めます。

複数のクレジットカードで家計管理をする方法について述べています。

家計管理をつけるにあたり家計簿をつけなければいけないことはわかります。けれども実際につけようとするとなんと面倒臭いことか。

レシートを貯めて後で家計管理をと思っていつのまにか1ヶ月、財布の中がレシートでパンパンになってしまって、それでもまとめる余裕もないし…ということで結局貯めたレシートはそのままゴミ箱へぽいーしてしまう…そんな経験はないでしょうか。

そもそも働いていたり子育てをしていたり、忙しさに追われる日々を送っていると、いちいち家計簿をつけて家計管理している余裕なんてないんですよね。なのでここでは、そんな忙しくて家計簿をつける余裕がないという時の家計管理について、複数のクレジットカードを利用した家計管理の方法を考えていきたいと思います。

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果たして本当に家計簿に意味がある?家計管理の意義と目的を改めて整理

家計簿とは

家計の画像
Steve BuissinneによるPixabayからの画像

家計簿とは何かというと、家計の収支を記録し管理するための帳簿のことです。専用のノートなどもありますが通常の罫線が引かれているノートを家計簿代わりに使うことも多いですし、果てはお小遣い帳などもそれに含まれます。

また最近ではwebで家計を管理できるアプリなども非常に多くできています。これといった明確な基準や書式などはなく、早い話誰かが「これは家計簿です」と言えば何だって家計簿になります。

家計簿をつける意義とは

一般的には支出が収入を超えないように(つまり家計が赤字にならないように管理するため)つけるものとされていますが、近年は老後に2,000万円必要といわれることから、いかに貯蓄をするか、という点に重きを置いている場合もあります。

ただ当然のことですが、単純に収入を支出を記録するだけでは家計は全く改善されません。家計簿を使った家計管理にはいくつかのステップがあることを理解しなければいけません。

家計簿で家計管理するステップその1:収支が確認できている

どのくらい収入があり、どのくらい支出があったのかをいうこと確認することがまずは重要です。当然のことといえば当然なのですが、意外とそれすら把握できない家計簿というのも結構存在します。

実際にしっかりと家計簿をつけているにもかかわらず「現在貯金がどのくらいあるのかが分からない」「今月が黒字か赤字かも確認できない」ということがざらにあります。月ごと、半年ごと、1年ごとに収支が確認できるかがまず第一のポイントとなります。

家計簿で家計管理するステップその2:支出の内訳が確認できている

どの支出がどのくらい多いのか、自分は特に何にお金を使っているのかが確認できなければ、家計簿をつける意味はありません。例えば「外食や飲み会で使っている額が多い」「実は毎月コンビニに数万円も使っていた」「食費の支出に占める割合がやけに多い」といった類のものです。

こうした「どこにお金を使っているのかが分かる」というのは、家計簿を使って家計管理をする上で非常に重要です。

家計簿で家計管理するステップその3:どこを改善したらいいのかが分かる

何にお金を多く使っているのかが確認できるようになれば次は「どこを改善したらいいか」に目を向けなければいけません。外食や飲み会の支出が多いのならば回数を減らすとか、コンビニに数万円も使っていたのならコンビニに行くのを控えることを検討しなければいけません。

また食費が支出の中でも大きな割合を占めるならば、食費を減らすにはどうすればいいかを考える必要があるのです。支出の内訳が分かればそれでいいのではなく、そこから何をすればいいのか、しっかりと考えていくことが重要なのです。

会計簿で家計管理するステップその4:目標を立てる

家計簿を適切につけていき、家計の問題点や改善点がわかってきたら、今度は目標を決めます。外食や飲み会の支出が多いのならば、その支出について「いくらまで抑える」などと自分で設定するのです。

ただしあまりに無茶な目標を立てたとしても決してうまくはいきません。1〜3ヶ月程度で達成できそうなハードルの低い目標から立てていくことが重要です。

また初めから「飲み会や外食費をいくらまで抑える」といった細かい目標にしてしまうと、いざそれが達成困難になってしまったとき途端にモチベーションが下がってしまいます。そう言う時のために、例えば「食費全般をいくらまでに抑える」「被服費なども含めた生活費をいくらまで抑えよう」など、ある程度は大きいくくりで目標を立てることも大事です。

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複数のクレジットカードを使い分けて家計を管理する

複数のクレジットカードの画像
TheDigitalWayによるPixabayからの画像

家計簿の意義や目的は分かっているし、もちろん支出の内訳をしっかりと記録して、それをもとに改善策を考えなければいけないことも分かる、けれども実際にはそんなことをやっている余裕もない、という方は結構多いでしょう。

今時その日の収支を毎日記録できるほど時間的余裕のある人が果たしてこの日本にどれだけいるでしょうか。結局は1週間、1ヶ月放置することになってしまい、最終的には挫折してしまったという方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからは複数のクレジットカードを使い分けることで、家計簿の代わりに家計管理をする方法を紹介していきます。

項目ごとに別なクレジットカードで支払う

やり方としては実に簡単で、項目ごとに使うクレジットカードを分けるというやり方です。クレジットカードならば後からでも使用した先と金額を確認できますし、ある程度項目を分けておけばその請求額をチェックするだけでおおよその費用の増減が確認できるのです。

以下はクレジットカードを分ける項目の例です。

  • 固定費…カードA 光熱費、通信費、車関連など 
  • 生活必需費…カードB 食費、雑品費など
  • 生活必需以外の費用…カードC 外食費、被服費、娯楽費、嗜好品代など
  • 特別費…カードD 一括支払の保険代、家電買換えなど

固定費は月ごとの変動は少ないものの、一度見直しをかければその先もずっと見直した成果が出る項目で、家計管理の見直しをする際にはまずここからというくらい、家計管理の見直しの定石と言われています。

特別費ですが、こういった形でクレジットカードを分けておくと、後から見返したときに「ここの月だけ変に請求額が多いな!?これは一体何だっただろうか?」などと顔をしかめることが少なくなります。

また月ごとの増減が1番大きいのが、恐らく生活必需以外の費用であるかと思いますが、そこを分けておくことで支出の無駄を確認することができます。

それぞれのクレジットカードの請求額を確認して、次月以降の目標を立てる

それぞれのクレジットカードの請求額を月ごとにまとめると、以下のようになります(あくまでも1例です)。

4月5月6月7月
カードA41,59744,91245,690
カードB90,37986,282116,056
カードC48,71832,20820,956
カードD040,2000

ここで大事なのは、この数字から「次の支出の目標を立てる」ということです。例えば、6月のカードBの生活必需費が膨らんでいますが、ここを4、5月と同様9万円前後に抑えることができれば、2万円は支出を削減できるはずです。

4月のカードCの請求額が増えていますが、これは明細を確認すると子どもの小学校入学において色々なものを買いそろえたり、服を買ったりしていたことが判明しました。ならば7月以降の目標としてはやはり2~3万円以内に収める形になるでしょう。

次月以降の目標を入力したものを改めて以下に示します。

4月5月6月7月
カードA41,59744,91245,69045,000
カードB90,37986,282116,05690,000
カードC48,71832,20820,95625,000
カードD040,20000

このようにして次月からの目標を立てて、そこに収まるようにクレジットカードを使っていくのです。今どこのクレジットカードでも、ネットやスマホアプリで簡単に月の使った額や明細を見ることが可能です。

このサイクルを何度も繰り返す

Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像

まとめると、以下のようになります。

  1. クレジットカードの請求額を確認する
  2. 問題点、改善点を検討する
  3. 目標を立てる
  4. 目標を逸脱しないよう確認しながらクレジットカードを使う
  5. クレジットカードの請求額を確認する

このようなクレジットカードの請求額をベースとしたサイクルを繰り返していくことで、面倒な家計簿などの記帳を避けつつ、家計を管理していくことが可能になります。もちろん毎月このサイクルを回すのでもいいのですが、このやり方ならばむしろ2〜3ヶ月に1度の頻度でも良いと考えられます。

目標を設定し毎月それを見直すことも重要ですが、1〜2ヶ月程度でどれだけ変われるかという問題もあるからです。染み付いている自身の生活サイクルをいきなり変えるというのは並大抵のものではありませんし、それで無理をして結局挫折してしまっては元も子もありません。

まずは何より続けることが第一で、そのためには少し長期的に目標を設定した上で、3つ目標を設定したならそのうち1つクリアできればよいくらいの感覚でゆるく実施していく方が良いということもあるということを、覚えておく必要があるでしょう。

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複数のクレジットカードを使い分けて家計を管理するにあたっての問題点

疑問点の画像
Arek SochaによるPixabayからの画像

このクレジットカードを使い分けて家計を管理の方法にはいくつか穴があることも理解しておかなければいけません。ここではそんな問題点について触れていきます。

クレジットカードを使わない買い物はカウントされない

クレジットカードの請求や明細を使って家計を管理するわけですから、当然のことながら現金で支払った内容については全く考慮されていません。現金、もしくは銀行振込や振替で支出した分については別にカウントする必要があります。

銀行振込や振替でしか支払えないものとなると、1番に考えられるのが家賃や住宅ローン、そして税金などが当てはまります。ただしこれらについては固定費の中でも特に変動のない部類の支出となりますので、目標を立ててそれを遂行し、またその成果を確認する」というサイクルから外しても問題ない項目と言えます。

一方現金で支払うものとしては、飲み会などの交際費やレジャー代などが当てはまります。これらについては扱いが難しいところですが、一括りに「自分へのお小遣い」という項目にしてしまうのはどうでしょうか?

そしてそれ以外のクレジットカードが使えないお店での買い物などについては、やはり極力抑えるような工夫をするしかありません。自身の生活スタイル、生活環境を鑑みて、クレジットカードが使えない支払いが多いようでしたら、やはりこの複数のクレジットカードを使い分けて家計を管理する方法は諦めた方が良いでしょう。

クレジットカードの締め日がバラバラだと家計管理に支障を来す

複数のクレジットカードを使い分ける時に注意しなければいけないのが、それぞれのクレジットカードの締め日です。例えばカードAの締め日が月末、カードBの締め日が15日の場合、16日から月末までの間はカードA=当月、カードB=翌月の支出になってしまいます。

こういった問題を避けるためにも、複数のクレジットカードを使い分けて家計を管理する際には締め日が同じカードを選ぶと良いでしょう。

それぞれのクレジットカードの明細をチェックするのが大変

チェックしている画像
TeroVesalainenによるPixabayからの画像

複数のクレジットカードを所有していると面倒なのが、それぞれのクレジットカードの明細を確認することです。紙で送られてくるよう設定していれば問題はないのでしょうが、今やほとんどのクレジットカードはwebでの明細確認を推奨していますし、明細をweb閲覧に設定すると特典があったりすることから、ほとんどの人がweb明細にしていることでしょう。

すると各クレジットカードごとに請求額確認のためのサイトを開き、IDとパスワードを入力し、といった手間が発生してしまいます。こんなことをいちいちやらなければいけないとなると、モチベーションも下がってしまいます。

可能ならば1つのクレジットカード会社で複数のカードを持つようにし、1つのサイトからそれぞれのクレジットカードの請求額や明細を確認できるようにすると良いでしょう。

コンビニでもいちいちクレジットカードを出すのはちょっと気が引ける

コンビニでちょっとパンを買っただけなのにクレジットカードを出すというのは、なんとなくですが気がひけるものです。実際のところそれで何か損をするとか、店員が困るということもないですので(むしろ釣銭を用意したり、ミスが減るのでいいと言われていますが)、どうしてもそういった感覚は取り切ることができません。

ただそういう場合は電子マネーを使うというのも手でしょう。各クレジットカード会社ごとiDやQuickPay、Waonや交通系の電子マネーなど、様々な電子マネーと提携しています。

これらをクレジットカードに紐づけておけばカードをかざすだけでお会計を済ますことが駅ますので、上記のようなことも気にせずクレジットカード扱いで支出を計算することができます。

またコンビニの利用の際はあえて「お小遣い」扱いとして、徹頭徹尾現金で支払うというのも1つの手であると思います。

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複数のクレジットカードを使い分けて家計を管理するにあたり、どのクレジットカードが適切か

1つの会社で複数枚カードを持てるクレジットカード会社

複数枚クレジットカードを持つにあたり締め日が同じクレジットカードを持つべきと先に述べましたが、可能ならば同系列のクレジットカード会社を選ぶべきと考えます。例を挙げると、三井住友カードやセゾンカードなどです。どちらもVISA、MasterCardと2枚持ちができ、また提携カードも多いため、同じ会社でありながら複数枚クレジットカードを持つことができます。

しかも同系列で複数枚クレジットカードを持てるようなところではそれぞれのクレジットカードのweb明細を確認するにあたり、1つのIDとパスワードで持っている全てのクレジットカードについて確認することができます。またクレジットカードをの利用に伴い発生するポイントについても、同じ系列のクレジットカードならば合算できるところが多いですので、ポイントの管理も格段に楽になります。

電子マネーとの相性がよいクレジットカード

コンビニや公共交通機関などでとっさに支払いをすることができる電子マネーは、クレジットカード中心の生活を送るにあたっては必須といっても過言ではありません。現在iDやQUICPayなどのポストペイ(後払いタイプ)、EdyやWAONなどのチャージタイプ、そしてSuiCaなど公共交通機関で利用できるものなど様々な種類が存在し、クレジットカードごとに対応している電子マネーが違います。

より多様な生活スタイルに対応できるよう、なるべくより多くの電子マネーに対応しているクレジットカードを選ぶとよいでしょう。

複数のクレジットカードを使い分けて家計管理するなら三井住友カード

三井住友カードだと基本の三井住友VISAクラシックカードのほか多くの提携カードがあり、またweb上でそれらのカードを一括で管理することができます。また提携先についてもデパートや本屋、ネットショッピングなど様々な所と提携しており、それぞれの提携先ごとに特典やサービスを得ることができます。

また電子マネーについてはiD(専用カード、クレジットカード一体型、スマートフォン型)、PiTaPa、WAON、ApplePayなど、複数持つことができるため非常に便利です。特に交通系の電子マネーと連携できるクレジットカードはそれほど多くないので、大変貴重です(※PiTaPaのオートチャージ及びポストペイ機能は関西圏のPiTaPaポストペイエリア限定でしか使用できません)。

そのほかに、コンビニやマクドナルドでクレジットカード(iDやApple Payなども含む)を使って支払うとポイントが5倍になることも地味に嬉しいところ。そのほか毎月様々なキャンペーンを行なっており、日常生活においてクレジットカードを使いたいと思える工夫が随所に見られます。

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家計簿をつける余裕がない…そんなとき複数のクレジットカードで家計管理をする方法のまとめ

RepublicaによるPixabayからの画像

以上、家計簿つける意義や家計管理のステップ、そして複数のクレジットカードで家計管理をする方法について紹介しました。ただ何より大事なのはしっかりと継続することです。

家計管理のステップを回すにあたり、どのようにしたら長く継続できるのかをしっかりと考える必要があります。そのような点で、特にいちいち家計簿をつける必要もなく、また家計の見直しも請求額や明細をもとに行えばよいだけの「複数のクレジットカードで家計管理をする方法」は非常に便利です。

是非とも1度試してみはいかがでしょうか?

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