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大人になった今だから読みたい!電子書籍で復活した王ドロボウJINGの各エピソードのあらすじを紹介!

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以前王ドロボウJINGという漫画の記事を書いた際に改めてその漫画を読み返したのですが、20年近く昔の児童向け漫画であったにも関わらず、思った以上にハマってしまいました。ただ単に懐かしいというだけでなく、大人になってからこそわかる物語の味がそこにあるんですね。

そこでせっかくなので、ここではコミックボンボンに連載されていた王ドロボウJINGについて、各シリーズごとの物語のあらすじを紹介していきます。

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王ドロボウJINGとは?

王ドロボウJINGとは、コミックボンボンという児童向け漫画雑誌に掲載されていたオリジナルストーリーの漫画作品で、1995年から1998年まで連載され、7冊の単行本を発刊しました。当初は絵柄も内容も児童向けだったのが段々と大人っぽさを増していき、それに伴って活躍の場を対象年齢の高いマガジンZに移しました。

マガジンZでは2005年まで単行本を7冊出すまで連載されており、途中2002年にはアニメ化も果たしています。

ジャンルとしてはいわゆる怪盗もので、主人公の少年ジンが、相棒の喋る鳥キールとともに各地の珍しいお宝を盗み出すという内容です。4~6話程度で1つのエピソードを構成しており、エピソードごとに盗み出すお宝に関わる女性(ボンドガール的な)が登場し行動をともにします。

王ドロボウJINGは児童漫画雑誌であるコミックボンボン連載当時からひときわ異彩を放っていた漫画でした。ガンダムやロックマンなどとのタイアップが中心であった同誌においても完全オリジナルストーリーであることもさることながら、アメコミやディズニーを彷彿とさせるような絵柄、細部まで細かく描く高い画力、機知に富んだ洒落たセリフ回しなどで高い人気を博し、同誌の中でもひときわ目立つ存在だったのです。

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王ドロボウJINGの作者の熊倉裕一さんとは

1995年よりコミックボンボンにて漫画王ドロボウJINGを描いていた作者さんで、デビューは1994年コミックボンボン冬休み増刊号、新人賞佳作受賞作として「双剣伝」が掲載されています。

王ドロボウJING・KING OF BAMDIT JING連載当時、4~6話程度で構成される各シリーズごとキャラクターの絵柄が大きく変わっており、当時どんどん大人になっていく主人公ジンをリアルに感じられると言われていましたが、作者本人の談としては、ジンを含めキャラの顔をよく忘れるからと語っていたようです。

マガジンZにてKING OF BANDIT JING連載終了後、一旦同誌でQ&Aという漫画を連載開始したのですが、その後すぐに病気療養ということで休載に入り、その後はまったく音沙汰がなくなっておりました。王ドロボウJINGからのファンとしては非常に残念で、またいつか復活して描いてくれるのでは?という期待もあったのですが、2019年現在、今のところそういう動きはないようですね。

ただ2016~17年、一度だけにわかに熊倉裕一さんの近辺に動きがあったこともありました。魔法先生ネギま!やラブひなで有名な赤松健さんが企画運営しているの絶版漫画電子書籍サイト「マンガ図書館Z」で、王ドロボウJINGの電子版が配信されたのです。

そもそもマンガ図書館Zとは、海賊版への対策として運営されているサイトですが、当時その大きな特徴として、第三者が著者に無断で漫画をアップロードすることができ、しかもそこで得られる広告収入は権利者が現れるまでプールされ続け、最終的には権利者に還元されるという仕組みがとられていたのです。

つまり、王ドロボウJINGが配信されたことを受け、その権利関係をはっきりとするべく、赤松健さんが熊倉裕一さんへコンタクトを取っていたのです。いろいろと紆余曲折あったようですが、最終的には無事コンタクトが取れ、その所在が確認されたと後に赤松健さんはTwitterで報告していました。

その後王ドロボウJINGはマンガ図書館Zではなく、正式に講談社から電子化され、1度個展も開かれたそうです。

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王ドロボウJINGのあらすじを紹介!

ここからはコミックボンボンで連載された王ドロボウJINGについて、各エピソードごとあらすじを紹介していきます。

ドロボウの都編(単行本1巻)

王ドロボウの初仕事!常人には思いもよらない方法でお宝を目指す!

王ドロボウであるジンの最初の物語です。

ダブルマーメイドという人の身長くらいの大きさを誇る巨大宝石を狙って各地からドロボウが集まることから、その街は「ドロボウの都」と呼ばれるようになっていました。そんなドロボウの都に、ドロボウの明るい性格のドロボウの少年ジンが、相棒の喋る黒い鳥キールとともにやってきます。街で知り合った老婆の助言に従い、酒場にたむろするウォッカ率いる盗賊団に入団し、厳重な塔の上に保管されているダブルマーメイド奪取を目指すことになります。

ウォッカたち盗賊団はあの手この手を尽くしながら塔の最上階を目指すのですが、ダブルマーメイドを所有する市長コニャックの罠に引っかかり、ことごとく失敗してしまいます。

しかしそんな中、ジンはほかの人には思いもよらない方法で一気に最上階まで到達します。

最上階でジンたちは美しい少女と出会いますが、お宝にどう関わってくるのか。最後の最後まで「なんと!」と思わせる物語の起承転結に思わずため息が漏れてしまいます。

圧倒的に不思議な世界観!ドロボウの都編の見どころ!

まずはやはり何と言っても、王ドロボウJINGの不思議な世界観にまず心を掴まれてしまいます。不思議な巨大な生き物が荒野を疾走しており、その上に明らかに人間ではない人たちがいきいきとしているのです。

またどことなくコロシアムを彷彿とさせる、巨大な建造物が見えてきます。ここまでがっちりと描き込まれ、その重厚さをいかんなく表現しているこの見開きだけでも、王ドロボウJINGの世界観がひしひしと伝わってきます。

またドロボウの都はゴチャゴチャした感じがいかにもドロボウの都という雰囲気ですが、それ以上に、何とも言えないワクワク感が込み上げてきます。

こういった背景や世界観を感じるだけでも楽しめる、単なる漫画に収まらない作品性を感じます。

ジンというキャラクター

また主人公ジンが終始ウォッカを圧倒していたり、市長コニャックに対して余裕な態度を崩さなかったり、子どもながら大人を手玉に取っているところも見どころの1つです。

全シリーズ共通して言えることですが、ジンはいつも余裕の態度を崩さないというか、万人が思いもつかない方法を考え出して相手の先を取りに行きます。怪盗ものということと、毎シリーズ物語に関わる美人の女性が登場してジンに関わってくるところも含めて、なんとなくですがスタンスがルパン三世などに似ているように感じます。

ただルパン三世が大人であるのに対して、ジンはあくまでも子ども。子どもの身であり、はじめは周囲から舐められることも多いなか、それを余裕の体でひっくり返す。そんなシチュエーションに、当時は子ども心をくすぐられたのかもしれません。

ブルーハワイの幽霊船編(単行本1巻)

ブルーハワイの町を騒がせる幽霊船の正体とは?

ドロボウの都を出て次に訪れたのがこのブルーハワイの町です。ここではある騒動が町の住民を騒がせていました。それが、時たま浜辺に現れるという幽霊船です。ジンはその幽霊船についてとある噂を入手しており、町の美人警察官ロゼとともに、それを確認すべく浜辺へと向かいます。

浜辺を徘徊するゾンビを倒し、幽霊船の番人とも言える喋るいかりを海に沈め、一行は幽霊船へと足を踏み入れるのですが、船内からはなにやら賑やかな声が聞こえてきます。

ジンが仕入れていた噂。それはこのブルーハワイの町で、大きな非合法のカジノが幽霊船を装って運営されているというものでした。効果はてきめんで、町の住人はおろか、警察官ですら幽霊船を怖がって浜辺に近づかなくなってしまっていた始末。まさに犯罪者のパラダイスだったのです。

しかしこの幽霊船カジノですが、実はさらに大きな、非常に危険な秘密が隠されていたのです。

ブルーハワイの幽霊船編の見どころ①美人警察官ロゼがいい性格をしている!

今回ジンと行動をともにする美人警察官ロゼ。ジンとの出会いは幽霊船の情報収集に余念がないジンを、夜中にうろつく不良少年として職務質問したことがきっかけでした。職務質問の際にジンが馬鹿正直に「ドロボウ」と答えたものだから、これから盗みを働くかもしれない不良少年を現行犯で捕まえるために、ジンに同行するのです。

それにしてもドロボウだからといって、初対面の少年にいきなり銃をぶっ放す警察官。なかなか初めからぶっ飛んでいます。

さらに幽霊船の番人であるしゃべるいかりとの戦闘の際には、職務中に酒を飲み出す始末。

袋を空にして渡してくれと頼んだジンに、その袋の中身を捨てるのではなく飲んでしまうあたり、なかなかいい性格をしています。

そして極め付けは幽霊船もといカジノ船にて。悪事だ逮捕だという割に、ジンがカジノでしこたま稼ぎ出すと、やはりお金には弱いようで…‥‥「金貨のお風呂よーーーーーッ!!」って、おい。

ゾンビだギャンブルだと殺伐した物語に、色気と茶目っ気をトッピングしてくれる非常にいいキャラクターをしています。

ブルーハワイの幽霊船編の見どころ②特大のカジノ船の裏にある恐ろしい秘密!

物語後半、カジノ船であまりに勝ちすぎるジンに、他の客が絡み出します。そりゃ当然です。これだけ稼いでいては、イカサマだと思われても仕方ありませんし、自分よりはるかに年下な子どもにこれだけ負けてしまっては、大人として立場がありません。

そんな大人に対してジンは容赦しないのですが、お腹に大きな穴が開いても、その男は涼しい顔をしています。そして、実はそのカジノ船にいるギャンブラーたちが1人残らず、実は生きてすらいないことに気づくのです。

時の都アドニス編(単行本1~2巻)

アドニスの都を支配するマスターギアとの壮絶な戦い!

太陽の下で粒を太らせ、月の下で甘さをみがく…渾身のひとふさとも呼ばれる“時計じかけのぶどう”を食べるためにアドニスへと侵入するジンとキールですが、そこで見たものは、ただ集会に遅刻しただけで処刑されるという、時間に支配された都市の姿でした。

処刑されそうになっていた少女ミラベルを助けたものの、時の都の支配者マスターギアとの戦闘になり、ジンは大怪我を負ってしまいます。

ミラベルの手引きでなんとか地下に逃げ込み、ジンは同じくマスターギアの圧政から逃れた仲間と出会うこととなります。ただあくまでもマスターギアと戦う姿勢でいるジンは、なるべくマスターギアを刺激したくないという彼らと離反、時に支配された都を解放し渾身のひとふさを手に入れるため、再度1人でマスターギアに立ち向かうこととなります。

時の都アドニス編の見どころ①シリーズ屈指の戦闘シーン

王ドロボウJINGの各シリーズの中でも、一番戦闘シーンが派手なのがこの時の都アドニス編です。相手となるマスターギアはキールと同様、人の腕に合体することで衝撃波を放つ狐のシェリーを連れており、しかもその威力はキールのそれと比較にもならないほど強力です。

いつもは余裕な態度を崩さないジンの攻撃がマスターギアの初戦では全く通用しません。

またシェリーは人の“心音”を探知して攻撃することができます。なので一旦姿を隠して態勢を立て直したり、隙をついて奇襲するといった戦略が全く使えないのです。

普通に戦っても歯が立たない初めての強敵に対してジンがどう戦うのか…都全体を巻き込んだジンの大作戦が1番の見どころと言えるでしょう。

爆弾生物ポルヴォーラ編(単行本2~3巻)

可愛くも儚い爆弾生物との旅路

宇宙の力を秘めた不思議な石、システマ・ソラールの超特大版である太陽石を手に入れるため、ジンとキールはサングリアの採掘場を目指します。しかしそこではコブレット一族が独占しており、通常の方法では入ることができません。

そこで、石の採掘に欠かせないという爆弾生物ポルヴォーラの家族を届けるという名目でサングリアに入るため、ポルヴォーラ一家を運ぶ旅を始めることになるのです。けれどもちょっとした衝撃やストレスで爆発してしまう爆弾生物はまさにピンの外れた手榴弾のようなもので、その旅は想像以上に危険極まりなく、様々な障害が行く手を阻むのでした。

サングリアに着いたら採掘のツールとして爆発させられてしまう、単なる危険生物でしかない爆弾生物ポルヴォーラ。第1級の危険物でありながら、見た目はとっても可愛く、また子どものために自らの命を投げ出す親ポルたちに心を動かされ、ジンは次第にこの子どもポルヴォーラと心を通わせるようになってきます。

爆弾生物ポルヴォーラ編の見どころ①爆弾生物ポルヴォーラとの美しい旅

第8プラネタウン・ネプチューン、第5プラネタウン・ジュピター、そして天の川峡谷にヴィーナス焦原と、一行はサングリアに着くまで様々なところを通ります。

第8惑星街ネプチューン近郊
出典:王ドロボウ2巻
天の川渓谷
出典:王ドロボウJING2巻
第5惑星街ジュピター近郊
出典:王ドロボウJING2巻

その景色の美しいこと。

画面いっぱいに広がる不思議な世界は、ワクワクしつつもどことなく寂しげな雰囲気を漂わせています。目的地についてしまえば爆破させられてしまうポルヴォーラの心情を写しているようにも感じられるのです。

爆弾生物ポルヴォーラ編の見どころ②表情豊かなポルヴォーラ

完全にただの爆弾扱いなポルヴォーラですが、その表情は豊かで、つぶらな瞳はこちらに何かを訴えかけてきているように見えます。

王ドロボウJINGのシリーズの中でも唯一かつ永遠のマスコットキャラとして、今なお愛されています。

不死の街リヴァイヴァ編(単行本3巻)

秘密の詩の謎を解き、不死の秘術を探す

とある国で一仕事を終えたジンたちの前に、ベルモットという少女が新たな仕事を持ちかけてきます。不死の秘術を研究していたとされる伝説の都リヴァイヴァへの道しるべが記された詩の謎を一緒に解いて欲しいと言うのです。いきなりそんな話を持ちかけてくるベルモットに疑いの目を向けるジンをよそに、キールはすっかりその気になり、ともに不死の都を目指すことになるのでした。

不死の街リヴァイヴァ編の見どころ①謎解き要素盛りだくさんのエピソード

のらくらアーサー その日ぐらし 蛇のアクロバットを ためつすがめつ ねむれる森の老女の 唇を盗んだ

出典:王ドロボウJING3巻

この詩の謎を解くことで不死の都リヴァイヴァへの道が開かれるとのこと。けれどもベルモットが持ってきた情報はこの詩と、起点となる場所のみでした。少ない手がかりをもとに、行く先々で謎を解いていくジン。そんな不死への旅路は、まさしく正統派な冒険ものの香りがプンプンするのです。

第七監獄(セブンス・ヘブン)編(単行本4巻)

世界中の夢が集まってできた夢の牢獄!

最悪の監獄、第七監獄(セブンス・ヘブン)に収監されることになってしまったジンとキール。あまりの恐ろしさに世の悪党が怯える大監獄ですが、王ドロボウにとっては脱獄も朝飯前でした。ジンがここにきたのは、第七監獄に収監されているカンパリという男から、夢玉というお宝を盗み出すことが目的でした。

夢玉とは人の夢を結晶にして他人に見せることができる不思議なお宝なのですが、その夢玉を盗みにきたジンが、逆にカンパリの手によって夢の中に捕らえられてしまうのです。第七監獄より千倍脱出困難な夢の牢獄をどうやって脱出するのか、夢の牢獄の秘密=カンパリの秘密にも迫りながら、ジンたちが奮闘します。

第七監獄(セブンス・ヘブン)編の見どころ①不思議な夢の世界

世界中の夢が集まってできた夢の牢獄は一歩先が全く分からない、世界の常識も物理の法則も一切が通用しない世界です。何もない小さな部屋で、振り返ったらいきなり後ろに大きなネズミがいただとか、荒野だったのに扉を開けたら空高くそびえる塔の上だったとか。しかも囚われたジンたちですら、いつ夢の世界に引き込まれたのか全くわからないのです。

夢の牢獄を脱出する鍵は、ところどろこに見られるカンパリの過去にそのヒントが隠されています。

第七監獄(セブンス・ヘブン)編の見どころ②一途な少女ベネディクティン

ジン・ガールの中でも特に人気が高いのがこのベネディクティンです。カンパリの夢の牢獄に囚われた(とされる)当初から登場しジンをサポートしてくれる少女で、民族衣装のような服を着ています。

今まで何人もの人が夢の牢獄に閉じ込められ死んでいくのを見ていて、夢の牢獄を作り上げるカンパリの哀しみを知る唯一の少女。その正体は、滅ぼされてしまったカンパリの故郷・アカシア村の少女で、死してもなお夢の中でカンパリを待ち続けた彼の許嫁なのでした。

ただの脱出劇には終わらない、長い間悪夢に支配されていた夢の世界を本当の夢に変えてしまう、ジンのマジックは1番の見せ場でもあります。

ザザの仮面舞踏会編(単行本5巻)

仮面舞踏会ならぬ仮面武闘会!その異質な雰囲気についつい飲み込まれてしまう!

ジンとキールが訪れたのは、海上として名高いザザ。そこでは毎年、血湧き肉躍る闘いの祭典、伯爵夫人主催の仮面武闘会が開かれていました。今回のお宝はその伯爵夫人の所有する、淵真珠を削って造られたという秘蔵の仮面、ヴィンテージスマイルです。けれどもジンたちはまず武闘会へエントリー、お宝などそっちのけでさくさくと武闘会を勝ち進んでいきます。

まさに彗星の如く現れた格闘の天才ジン。そしてもう1人、驚異の新人として大会を勝ち進む“日出処(ひいづるところ)の戦士”。その2人がぶつかる準決勝戦で事件が起こり、ジンは公開処刑されることになってしまいます。まるで厳粛なお祭りの騒ぎとなった公開処刑。大会が、いや都市全体が異様な雰囲気に包まれ、ついにはその時が来てしまいます。

ザザの仮面舞踏会編の見どころ①とにかくジンが強すぎる!

仮面武闘会ということで、やはり話の中心は武闘会での戦闘になるのですが、とにかくジンが強いです!素早い動きで相手を翻弄し、渾身の一撃を叩き込む、まさに“蝶のように舞い、蜂のように刺す”華麗な闘いぶりです。これだけ正攻法でバンバン敵を倒していく姿を見れるのは、後にも先にもこのエピソードだけでしょう。

ザザの仮面舞踏会編の見どころ②まさかの最終回でのどんでん返し!

武闘会の最中、おかしな濡れ衣で公開処刑されることとなってしまうジン。ですがジンは一向に反論したり、前回のように脱獄しようとは一切していませんでした。ただ粛々とそれを受け入れています。

少し前までジンの武闘会での活躍に、武闘会場のみならず都市全体が大盛り上がりを見せていました。けれどもすぐ後に、まるで世紀の大悪党のような扱いを受けてしまいます。その様子はまるで都市全体が何かに取り憑かれたかのようにも見えます。

そしてそんな重々しい雰囲気から、仮面舞踏会編の最終話にて一気に事態がひっくり返ります。その様は本当に見ていて気持ちがいいですよ。

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電子書籍で復活した王ドロボウJINGの各エピソードのあらすじを紹介!のまとめ

いつの間にか電子書籍で復活していた伝説の漫画王ドロボウJINGについて、その概要や作者熊倉裕一さんの現況、そして各エピソードについて6巻までを解説してきました。

今読み返してみても小学生向けの漫画とは思えない深いストーリーとクオリティで、非常に感動してしまいます。ぜひこれを機に、一度王ドロボウJINGについて触れてみてはいかがでしょうか。

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