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スピリットサークルの宇宙人はルンとイーストか?その正体とあの時語っていたセリフを考察

この記事は約11分で読めます。

スピリットサークルの5巻に突如として現れた宇宙人の姿をした何か。宇宙人と指摘されて爆笑していたことから、まあ本当に宇宙人というわけではないのでしょうけれど、では一体何だったのか。あの時風太に語り掛けたのはどんな言葉だったのか、ちょっと考察してみたいと思います。

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スピリットサークルに登場する宇宙人が語っていた言葉

セリフに×××とついていてめちゃくちゃ見づらいのですけれど、がんばって読んでみると、結構何を言っているか分かります。

「時間探査機きてたろ?見た?あ、コーヒー要る?」
「ああ、2人ともそれにつられて来てくれた。あ、コーヒーは2人の分だけでいいよ」

「火起こせた?」
「うるさいな」

「ガスコンロあるのに何やってんだか」
「遊びだよ。いいじゃないか、せっかく下りたんだから」

「ほら伝わった!!この外装で正解だったろ?」
「天才!!地球人が考えたデザインなのになぁ。むしろだからか。本物のおれ達見たらどう思うんだろうな」

「ほら知らないって。来るとこ間違えたんだよ。どーすんだよ、300年待ち損だぞ」
「彼らがフルトゥナとコーコの転生体なのは間違いない。じゃあ彼らの来世だね。問題が起きるのは。時空値が同じで可能性がズレただけの転生だから間違えたんだな……っていうかおれ達が来たから可能性値が変化したんじゃ…」
「損じゃないだろ。そのためだけに来てないんだから」

「それじゃあ今、教えといて来世で思い出してもらえばいいかな」

「教えてもいいけど来世でいいタイミングで思い出すまでは一度忘れさせておこう。今だって見てるかもしれないんだぞ、フルトゥナは。その未来生をさ」
「……つくづくとんでもない奴だなフルトゥナは。じゃ、その方針で。とりあえず虫取り網に偽装したソウルキャッチャー渡しとくか」
「そうしよう」

「フルトゥナなんて個人の野心で宇宙座標に惑星級の大穴空けられたらかなわない。おれ達外星系観測者まであいつのエネルギーにされてしまう。あいつの観測点は封印してもらわなきゃ」

「ソウルキャッチャーどっちに渡す?やっぱ英雄コーコの転生体の方かな」
「フルトゥナの転生体の方じゃないか?コーコの転生体は肝心な時にフルトゥナに乗っ取られた転生体と戦ってて手一杯だろ。彼女の来世の観測点がその時の思い出せたら、彼女からそれを取り出して拘束を破れるだろ」

こうして実際に読み解いてみると、本当にこの宇宙人たちは、宇宙からやって来たんだなと思ってしまいますね。

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スピリットサークルの宇宙人は風太と鉱子ではない!

さて、この宇宙人ですけれど、実は風太と鉱子の未来生の可能性があると言われています。理由としては、スピリットサークルやスパスシフィカ、霊学の宇宙図を持っていたこと、対フルトゥナ用のソウルキャッチャーを持っていたこと、そして風子が宇宙人かと聞いた時に爆笑したことが挙げられています。けれども私は、実は違うんじゃないかなーと思っています。なぜなら、この宇宙人たちは以下のようなことを言っていたからです

「ソウルキャッチャーどっちに渡す?やっぱ英雄コーコの転生体の方かな?」

「フルトゥナの転生体の方じゃないか?」

仮のこの宇宙人体が風太と鉱子の未来生で事情を知っていて事前にフルトゥナに対抗する武器を渡しにきたのだとして、自分たちのことをわざわざ「英雄」と言うかな、と。

宇宙人かと聞かれた時に爆笑したのは、単に地球人のイメージする宇宙人に自分たちの姿を似せさせたら見事にそんなふうに認識してもらえたからなのではないでしょうか。またスピリットサークルなどの絵を事前に持っていたことについては、それが宇宙と輪廻の姿の正しい理解だったからなのではないでしょうか。

この時の過去生について、フルトゥナは認識していませんでした。もし認識していたとしたら、ソウルキャッチャーのことについてもっと警戒していたでしょうし、ソウルキャッチャーで捕まった時にあそこまで驚かなかったと思います。

宇宙人たちは宇宙の輪廻を司る上位存在か

ではあの宇宙人は何かというと、私はこれらを、宇宙の輪廻を司る存在たちのしもべとか、操り人形とか、そういうのであると思います。スピリットサークル最終巻6巻の最後に出てきた、あの白い人たちです。

私はですね、あの白い人たちのうち2人が風太と鉱子で、残り2人があの宇宙人だった、もしくは宇宙人を操っていたんじゃないかなと思うのです。

「皆様お疲れ様です。これで充分でしょう。ありがとうございました」と話しているのが風太。

「お付き合い感謝します。これくらいしなければ私達の相性では‥‥」と話しているのが鉱子です。

ちなみに彼らが座っている椅子もそれぞれ、風太なら風の椅子、鉱子なら鉱物の椅子に座っています。このあたりどう考えたって、風太と鉱子ですよね。

この後白い人たちの会合の終わりに、鉱子らしき白い人が「今回はこの辺で‥‥」と言ったのに対して、風太っぽい白い人含めて3人が「ありがとうございました」って言ってて、それと同時に、寝ぼけた風太が寝起きに「ありあとやんした‥‥んが‥‥?」と目を覚ましていたのも、白い人が風太であったことを示していると思います。

そして「私達の相性では」って鉱子らしき白い人が行っていましたけれど、要は風太と鉱子だけではどうにもならなかったってことなんだと思います。そしてそれに付随して、左上の男性の「楽しませていただきました」と、左下の女性の「貴重な経験になりましたよ」のセリフ。これが、宇宙人の姿で下界(?)に降りた、もしくは下界に降りた宇宙人を通して人としゃべったことを指しているんじゃないかなと思います。

白い人たちの初登場シーンにて、男性の白い人の目の前に光の円盤のようなものと、その下に人形のようなものが見えますけれど、きっとこの円盤こそが、風子がずっと気にしていた富士屋根だったと思います。そしてこの白い人の不思議な力が働いていたから、風子の時代の人々は皆この不思議な円盤「富士屋根」に興味を持つことがなかったのではないでしょうか。

この白い人たち力だったら、スピリットサークルを使って自分の未来生を見たフルトゥナが覚えていないようにすることも、簡単だったのではないでしょうか。

宇宙人たちはルンとイーストか?

では残り2人は誰かと言うと、なんとなくですけれど、よく見ると残り2人もイーストとルンに見えませんか?光の円盤を前に座っている男の白い人は少し顔が面長で、落ち着いた感じがイーストっぽいです。また「貴重な経験になりました」と言っている女の白い人の横顔は、いつも優しく鉱子に語りかけるルンのような表情をしています。

ここまで来るとまあ蛇足のようにも思えますけれど、それでもフルトゥナ、コーコ、ルン、そしてイーストの未来生か過去生が宇宙の魂の輪廻を司る上位存在で、4人がかりで宇宙の危機を救ったって思うと、なんか熱いなあと感じざるを得ないんですよね。

つまり、宇宙人はルンとイーストだったというわけです!

宇宙人=ルンとイーストに反論

ただもしあの宇宙人がルンとイーストだったとすると、ちょっと説明がつかないことも出てきます。例えば、宇宙人たちはどっちも男口調でした。まあ転生体だからと言って必ずしも性別が一致しないことは、風子とコースケからも分かっていますから、まあそこまで説明がつかないというほどでもないですね。

あとは白い人たちがほかの宇宙に出てくる問題児(?)をあの子、とかあなたの子とか呼んでいることです。これは宇宙にいる存在が皆この4人の白い人たち誰かの子どもということなのか、あるいは宇宙に数多ある存在の中でも特に選ばれた存在のことを子どもとしているのか、判断がつきにくいです。

もし前者であるなら、この白い人たちはまさしく「神様」ということになるでしょう。後者なら、フルトゥナやコーコ、ルンやイーストはこの白い人たちに選ばれ子存在ということになり、フルトゥナたちも宇宙人たちも、白い人たち本人というわけではなくなってしまいます。

ただ単にかわいがっているという意味での「あの子」とか、面倒見ている、注目しているという意味での「あなたの子」ということであれば、白い4人がフルトゥナたちであり、宇宙人たちであっても問題はないかと思います。

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スパスシフィカも白い人たちの手先

手先という言い方が正しいかどうかはともかく。白い人たちのてーぶの上にはもう1つ、無視できないものが置いてありました。そう、スパスシフィカです。今からフルトゥナの霊力炉をぶっ壊そうとしているフルトゥナの前に現れて、スピリットサークルを使わないよう警告する存在ですね。

もうここまで来ると完全にこの白い人たちの手のひらの上だったんじゃないかと思わなくもないですけれど、ただむしろ、これだけ外から干渉しないとどうにもならない案件だったということでもあるのかもしれません。

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まとめ

スピリットサークルはいつ読んでも面白いです。伏線の回収も見事ですし、程よく謎を残したまま終わっていて、読み終わった後もこうやってあーだこーだ考えるのが楽しい作品です。また全部で6巻というのも、うまくまとまっていてとても良いと思います。正直ただただ大量に巻数を増やすよりも、このくらいの巻数にうまくまとめる方が技術も構成力もすごいんじゃないかなって思います。本当にすごくきれいにまとまっていて読んだ後のすっきりぷはー感が半端ありません。

もしまだ読んだことがない方がいらっしゃるのなら、ぜひとも一度騙されたと思って買ってみてほしいと思います。

またもうすでにスピリットサークル持ってるよという人は、スピリットサークルの作者水上悟志先生のほかの漫画を読みましょう。短編集の放浪世界か、パンチラを数えるサイコスタッフがおすすめです。どちらも1巻で終わってますから。サクッと読めますしね。

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