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ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 感想 ネタバレあり|ツンデレの大いなる魅力が熱く語られる物語

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現代日本の高校生カップルが、悪役令嬢を応援する物語、ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん(小説)を読みました。最終的に悪役令嬢が救われるという点では、これまでの悪役令嬢モノと一緒ですが、その過程についてはだいぶ異色だったように思います。

それと、あまりに拗らせすぎの悪役令嬢リーゼロッテが本当にかわいかったり、逆に本来の主役であるはずで、しかもかなりチートな能力を持つフィーネが空気すぎたりと、各登場キャラクターもかなり濃いなという印象です。

ここではそんな魅力的な登場キャラクターに焦点を絞りつつ、物語の感想などを述べていきたいと思います。

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ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんのあらすじ

まずはどんなお話なのか簡単に紹介です。

異世界を舞台にした恋愛ゲームを、同級生であり部活(放送部)で一緒でもある遠藤くんと一緒にプレイする、女子高生の小林さん。

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんDISC1 遠藤くんと小林さん

そのゲームは、主人公の少女フィーネが、仲良くなったパートナーとともに、魔に取り込まれた悪役令嬢リーゼロッテを殺してハッピーエンドを迎えるという物語です。

ただそのリーゼロッテもそこまで悪い人というわけでもなく、むしろツンツンしているだけでその実結構いい人で、また魔に取り込まれる過程もとても切なくて、小林さん、どうしても純粋に悪役とは見れないらしいのです。というかむしろ、悪役令嬢のリーゼロッテが大好きというか…。

さて、そんなゲームを遠藤くんと一緒にプレイし始めたところ、なんとゲーム内のキャラクターに自分たちの声が聞こえるという事象が発生します。正確には、ゲームの主人公であるフィーネの1番のパートナー候補であり、リーゼロッテの本来の婚約者であるジークヴァルト(通称ジーク)にのみ、まるで神の声のごとく聞こえてくるような感じらしいですが…。

果たして、ゲームの中のジークは、神の声(遠藤くんと小林さんの助言)をもらいつつ、破滅しかないはずのリーゼロッテの未来を変えるべく、右往左往することとなるのです。

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ジークのことが大好きすぎるリーゼロッテ


ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん (カドカワBOOKS)

リーゼロッテはジークのことが大好きです。なんかもう5歳くらいからずっと好きだったらしいです。ただ、ツンデレを拗らせすぎていて、どうにもジークや、ジークと仲良くなっていくフィーネにきつく当たりすぎてしまうというか…。

そしてそんな嫉妬の気持ちが膨らみすぎたところで、魔女に負の感情を取り込まれて、本格的な悪役として、フィーネとジークの前に立ちはだかることになってしまうのです。

そんなリーゼロッテ、相当自分に自信がないようなんですよね。婚約者なはずなのに、「ジークが私のことを好きであるはずがない」って、ずーっと思っているようなのです。

まあ実際に、ジークは、リーゼロッテがそんなに自分のことを好きだったのか、まったく知りませんでした。そも、遠藤くんと小林さんの加入がなければ、つまりゲームの本来の物語ならば、リーゼロッテのかわいいところに気づかないまま殺してしまっていたのです。ヒドイ…。

ツンデレになってしまう理由

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんDISC1 リーゼロッテとフィーネ

リーゼロッテが自信ない理由は、やはり立場によるものが大きいのかなと思います。正確には、立場を理由にしてリーゼロッテが自分の感情を押し殺してきたから、というのが正しいかな、と。

リーゼロッテは、時期国母として、周囲からそれ相応の立ち振る舞いを求められてきました。「ジークが好き」なんて感情を表に出すことも許されない環境だったわけです。

というか、そういう振る舞いを、自らに課していたのではないかなと思います。もちろんそれは、時期国母としての責任感からもあるかもですが、それ以上に、自分が相手を好きなのに相手が自分を好きじゃなかったら、その方が悲しい。だから自分も相手を好きでない振りをする。ということなのではないかな、と。

加えて、2人の立場がそれに輪をかけているように思います。リーゼロッテにとって、相手は未来の国王です。そしてそんな偉い人の結婚というのは、単なる恋愛感情だけで解決できる問題でもないじゃないですか。いわゆる政略結婚というやつです。

つまりリーゼロッテにとって、「自分はジークにとってただの政略結婚でしかない」と思っていた……いや思い込むことで、さらに自分の感情を隠すようになってしまったというわけです。すごく好きなのに…。

結婚できること自体はとてもうれしいんですよね、リーゼロッテ。だから逆に、こんなにうまい話がそうそうあるはずがない、これはあくまでも政略結婚なんだ、と思い込むに至ったというわけです。

この誤解を解くのは、相当至難の業です。どれだけジークが優しくしても、甘い言葉をささやいたとしても、リーゼロッテが「義務だからそうしてるだけ」と思い込んでしまえば、ジークの言葉や行動は全く意味のないものになってしまうからです。

1番の見どころ!ジークの声はリーゼロッテに届くのか

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんDISC1 リーゼロッテ

事実、ジークがどれだけ愛を語っても、リーゼロッテは信じてくれはしませんでした。「心配してくださってありがとうございます、でも大丈夫ですわ」みたいな言葉で、ジークをがっつり拒絶するんですよね。

これに関しては、ジークにも問題があったと思います。ジークはかっこつけすぎるのです。確かにリーゼロッテに対して愛の言葉をささやいたりはするんですけれど、もちろんそれはジークの本心なんでしょうけれど、どこか演劇くさいというか……かっこいい言葉ばかり選ぶから、リーゼロッテにしてもちょっと構えちゃうところがあると思うんですよね。

で、このジークの言葉、想いがちゃんとリーゼロッテに届くのか?これがこの物語の1番の魅力なんだと思います。いつまでも意地を張って殻に閉じこもるリーゼロッテに、ジークがどうやって自分の気持ちを伝えるのか。自分の本当の声を受け入れてもらうために、ジークは何をしなければいけないのか。そこにずっとドキドキして、ハラハラし続ける、ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんはそんな物語なのです。

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遠藤くんと小林さんがツンデレの魅力を全力で語る

物語に登場するジークやリーゼロッテを、ゲームをプレイしている観点で俯瞰し、それでいてその登場キャラクターにかかわっていけるなんて、なんとも斬新なアイディアです。

ツンデレは理解されて初めて魅力を発揮する

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんDISC2 ジーク

物語が始まって当初、ジークがリーゼロッテに良い感情を抱いていませんでした。リーゼロッテの言葉に対して、「とげのある声音と表情」「暴言」「嫌味」など、マイナス面ばかりが見えていましたし、リーゼロッテに出会ってしまったこと自体を「面倒なこと」とも言っていました。

けれども、遠藤くんと小林さんの声が聞こえるようになってから、ジークはリーゼロッテのツンの裏に隠されているデレについて理解するようになり、その後急速にリーゼロッテに恋をしていきます。リーゼロッテがとってもかわいく見えるようになってしまうのです。

リーゼロッテが厳しい言葉遣いをするのは照れを隠すためである。

厳しい言葉の裏には相手への心配が潜んでいる。

そっぽを向いて顔すら見せないは、にやけたり赤くなったりする自分の顔を見られないためである。

これらは、ツンデレを理解しているならば、誰にでもある程度分かることです。けれども、ツンデレを理解していなければ、嫌っていると思っても仕方ないですよね。

つまり何が言いたいかというと、ツンデレは受け手の理解がないと成立しづらい、ということです。なのでこの物語は、遠藤くんと小林さんが、全力でジークにツンデレの魅力を教える物語であるともいえるのです。

大の男に一生懸命ツンデレの魅力を語る高校生カップル、なんか変で面白いですよね。

小林さんのリーゼロッテへの愛

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さんDISC2 遠藤くんと小林さん

正直なところ、遠藤くんと小林さんのリーゼロッテ愛は異常です。遠藤くんは小林さんに合わせている部分もあるので、完全に染まっている感じではありませんが、小林さんの方はもう何が何だか分からないくらいにリーゼロッテを愛しすぎています。

まあ気持ちを分かれと言われれば、分からない部分もないんですよ。もともとのゲームでは悪役であるにもかかわらず、設定資料を見れば全然悪い人でもなく(ツンデレゆえに言い方がキツイなどはありますが)、落ち度があるわけでもなく、本当に純粋な、ゲームの物語を成立させるための犠牲者という感じなのです。

だからこそ、どうしてもかわいそうで仕方ない。そんな彼女が自分たちの介入で幸せになれる可能性があるというのなら、運命を変えられるというのなら、まあ小林さんのテンションが上がらずにはいられないのも仕方がないかな、と思うわけです。

いやね、そんな小林さん、かわいいですけどね。遠藤くんが惚れるのも無理はないです。

あー、遠藤くんと小林さんの恋の話も、いずれはまたどこかで書こうかな。いずれね。

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まとめ

最後になりますが、この物語は完全に、ツンデレなリーゼロッテを生暖かく見守るだけの物語と言っても過言ではありません。なので、過剰なドキドキハラハラを求めている人には向かないですし、ツンデレが好きでない人にも絶対にお勧めできません。

けれどもそうでないなら、なんとも平和な気持ちでリーゼロッテとジークの2人を見ることができます。途中リーゼロッテが病みそうになり、ちょっとハラハラしてしまうところはありますし、最終的に闇落ちするかどうか、結構きわどいところまで行くこともあります。

けれどもまあ全体的にはまあ平和です。本当に生暖かく見守れます。もし興味がある人は、ぜひともご覧になってもらえればと思います。

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