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小林さんちのメイドラゴン1期と2期の違いは”テーマ”だ! だって、やっぱりちょっと雰囲気違うよね

この記事は約7分で読めます。

小林さんちのメイドラゴン2期は1期と雰囲気が違う、と感じたことについての記事です。

どうも、さめきちです。

いつだったか自分のブログで、小林さんちのメイドラゴン、1期と2期雰囲気が違うって書いてたんですが、最近になってその理由がわかった、というか、これじゃないかなーってのに気がついたので、またも題材として取り上げようと思います。

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前回ブログで書いたこと

前に書いた記事で、今期の小林さんちのメイドラゴン2期、1期と雰囲気が違うという話を書きました。進行が性急に感じるという‥‥。

最近になって、それはどうやら間違いだと気づいたのです。

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小林さんちのメイドラゴン1期と2期、違いは描くテーマにある

これまで放送された小林さんちのメイドラゴン2期の各話を振り返ってみたいと思います。

第1話 新たなるドラゴン、イルル!(またよろしくお願いします)
イルルが登場する話です。人間と仲良くするトールが気に食わない様子です。そんなイルルが、小林さんは気になるようで。
「イルルはドラゴンの考え方と、イルルの考え方、別れてないの?」
第2話 イケメン、小林!(いろんな意味で)
イルルが小林さん家に来た話ですね。
「だまされても、いい?」
第3話 課外活動(もちろん普通じゃありません)
イルルが才川と話をする話です。ルコアがちょっとだけイルルの背中を押しています。
「さっさと分別のない、無責任な子どもに戻るがいいさ」
第4話 郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です)
敵同士のトールとエルマが仲良く町内パトロールしますね。ファフニールに「敵勢力同士仲がいいな」と突っ込まれます。
「我々の認識とこの世界の常識が、きれいに噛み合うことなどない‥‥」
「それを擦り合わせるのが楽しいんじゃないですか」
第5話 君と一緒に(まあ気が合えばですが)
トールとエルマの昔話が聞けます。それとイルルが駄菓子屋でバイトします。イルルは子どもが好きなんですね。
「子どもがな、好きなんだ‥‥子どもが楽しそうな場所にいたい」
第6話 合縁奇縁(片方はドラゴンです)
ルコアが居場所
「ぼくが1番嫌なのはね、居場所を無くすことだよ」
第7話 一般常識(みんなずれてます)
トールがエルマや小林に、夜と眠りについての話をします。トールって、異世界で過ごすことについて、結構真剣に考えているんだな、と関心します。
「我々が楽しんでいるのは、その退屈なんですよ」
第8話 世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)
イルルが人形の持ち主を探す話です。拾い直したい者、誰でも1つくらいはありますよね。
「昔、大切にしていた人形があったんだ‥‥今、拾い直したいと思ってる‥‥」
第9話 いろいろワケがありまして(エルマざんまいです)
トールとエルマが仲直りします。これまでちょくちょくトールとエルマの話がありましたけど、ここに至るまでの伏線だったわけですよね。尊い。
「あの時食べたご飯の方がおいしかった‥‥おいしかったのは、お前が隣にいたからだ!」
第10話 カンナの夏休み(二か国語放送です!?)
まるまるカンナの話です。イルルも、トールとエルマもひと段落して、最後はカンナと言うわけですね。カンナのお父さんのエピソードに向けての振りかとも思うのですが、どうでしょうか。

それぞれが何かを取り戻す

小林さんちのメイドラゴン7巻

こうして見てみると、各登場人物が皆それぞれ何かを取り戻していることに気づきます。

イルルは、人に対する愛しい想いを。

トールは、エルマとの友情を。

ルコアは、(あまり描写少ないけど)自分の居場所を。

オムニバス的な構成なので、すべての話が1つのテーマに沿っているわけではありませんが、こうして挙げてみるとなんとも納得した気分になれるのです。

つまり小林さんちのメイドラゴン2期は、失った絆を取り戻すことがテーマとして挙げられているのではないのかな、と思うのです。

となると、小林さんちのメイドラゴン2期のはじめの方、1〜2話が若干性急に感じられたのも頷けます。

1〜2話ではイルルが登場して、トールと小林さんを襲ったり、何かしらちょっかいをかけできます。そしてさらには調和勢のクレメネも登場して、追い詰められたイルルを小林さんが助けたり、その小林さんをトールが助けたりします(個人的のこのあたりの展開は大好き)。

けれども小林さんちのメイドラゴン2期で本当に強く語りたいのはそこではないんですよね。その後に、イルルが徐々に人と関わり、新しい関係を作り、ずっと昔に失くした人への感情を取り戻すところがメインなのです。だからかどうかわかりませんが、8話の人形を届ける話はとても丁寧に描かれているなと感じます。

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小林さんちのメイドラゴン1期を振り返る

逆に1期の場合はどうでしょうか。これまた1期全話を簡単に振り返って見たいと思います。

第1話   史上最強のメイド、トール!(まあドラゴンですから)
第2話   第二のドラゴン、カンナ!(ネタバレ全開ですね)
第3話   新生活、はじまる!(もちろんうまくいきません)
第4話   カンナ、学校に行く!(その必要はないんですが)
第5話   トールの社会勉強!(本人は出来てるつもりです)
第6話   お宅訪問!(してないお宅もあります)
第7話   夏の定番!(ぶっちゃけテコ入れ回ですね)
第8話   新たなるドラゴン、エルマ!(やっと出てきましたか)
第9話   運動会!(ひねりも何もないですね)
第10話  劇団ドラゴン、オンステージ!(劇団名あったんですね)
第11話  年末年始!(コミケネタありません)
第12話  トールと小林、感動の出会い!(自分でハードル上げてますね)
第13話  終焉帝、来る!(気がつけば最終回です)

こうして見てみると、1期では、ドラゴンたちが異界である人間界に溶け込んでいく過程をメインに描いているように感じます。

特に注目すべきはファフニールではないでしょうか。人間界にドラゴンが住み着くことについて否定的であった呪いの竜ファフニールですが、滝谷さんとの交流、ほかの人間たちやドラゴンたちとの交流を経て、人間界に溶け込んでいく様がゆっくりと描かれているように思います。話を追うごとに、ファフニールは人間との共存を果たしているんですね。

それは彼のセリフにも表れています。

「また、(人間世界に)かぶれすぎって説教ですか?」

「いや、最近は分からなくもない」

小林さんちのメイドラゴンS

そしてよくよく見てみると、小林さんちのメイドラゴン2期でのファフニールの出番ものすごく少ないじゃないですか。彼にはトールやエルマ、イルルのような「失くしたもの」がないから、失くしたものを取り戻すがテーマの2期では影が薄くなっているのだと思います。


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さいごに

小林さんちのメイドラゴン2期について、1期との違い、特に全体を通して横たわっているテーマについて書いてみました。

本当のところ、原作者のクール狂信者さんやアニメの制作スタッフがそこまで考えているのかはわかりません。こじつけと言ってしまえば、まあその通りでもあるので。ただ、そうやっていろいろと自分なりに考察してみるのも悪くない、そう思える程度には、見応えのあるアニメだなと思うわけです。

小林さんちのメイドラゴン7巻

ところで2期の1番の目玉は、カンナの親子ゲンカかと思っていたのですが、今のところその兆しはないですね。10話が終わった後の予告編を見る限り、11話の前半はトールの昔話でしょうし、11話後半からカンナの親子ゲンカ編が始まるとなると、ちょっと尺が足りない気もするんですよね(1クール13話ならまだ余裕ありそうですけど)。

ただ小林さんちのメイドラゴン1期も、1クール13話だったので、まだ望みはあるのかな。最後まで楽しみです。

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