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とにかくえっちなことがしたい主人公|ドレイからの期待と評価のせいで搾取できないのだがの感想

この記事は約10分で読めます。

今回はドレイからの期待と評価のせいで搾取できないのだがのお話です。「再生」というどんな怪我でも一瞬で治してしまうトンデモなチート能力を持って異世界に転生したものの、それ以外の能力が壊滅的かつレベルアップ魔法習得不可ということで今後の成長も望めず、しかも無闇に「再生」の力を使うと権力者に消されるかもしれないという縛りプレイを強要された結果、英雄になることを諦めて美少女ドレイを集めてハーレンを作ろうと画策する主人公アレンの物語です。

都合よく美少女達が主人公に好意を寄せて集まって来て、まあそれだけ見ればよくあるハーレムものですけれど、主人公の気持ち悪いほどの欲望ダダ漏れとゴミのような底辺自己評価に思わず笑ってしまう作品です。

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ドレイからの期待と評価のせいで搾取できないのだがとはどんな話?

転生してチートなスキルを得るもうまく活かすことができず、3年も底辺ソロ冒険者を続けた後、引退。英雄になるのが無理なら美少女とスローライフを送ろうと目標を改めて奴隷商へ。ドレイの女の子を買ってハーレムを作るのは異世界ものの鉄板ですからね。

そこで、手足欠損等でこの世の全てを恨むような目をしていた2人のドレイを見て、アレンは即購入を決断します。「再生」で全ての傷を元通りにしてあげて、いざ異世界ハーレムを作るべく、頑張ることになります。

とは言っても、実際には2人を購入したことで貯金はほぼゼロになり、満足な生活をさせてあげられないことが負い目となってなかなか手を出せずにいます。さらには、2人のドレイがめちゃくちゃチートレベルの特殊能力を持っていることから相対的に自分を卑下してしまい、どんどんと勝手に自己評価を下げていきます。

なのにドレイ達には、本心とは裏腹にカッコつけて聖人みたいなことを言ったりするものですから、尚更手を出しづらくなって行くんですよね。この画像のセリフは、2人のドレイ達が何故自分たちの魔法を利用しようとしないのか、と問いかけた時の回答です。本当はただ単にこの世界の字が読めなくて、2人のドレイがどんな凄い特殊能力を持っているか全く把握できていなかっただけなのですけれど。

2人のドレイ達は、そんなアレンにどんどん好意を寄せていきます。全財産はたいて購入したドレイに対して手を出すこともせず、それどころか2人の能力すらも当てにもせず、むしろたった1人で崇高な理想に立ち向かおうとしているって。

アレンを心から尊敬するドレイ達と、自己評価最底辺のアレンのあほらしいほどのギャップをまじまじと見せつけられる、ドレイからの期待と評価のせいで搾取できないのだがはそんな作品なのです。

ドレイからの期待と評価のせいで搾取できないのだがの主人公アレンとはどんな人?

とにかく自分の欲望ダダ漏れで、ドレイ達とエッチなことをしたいと強く願うも限りなくど底辺な能力と自己評価のせいでことごとく失敗。というか手を出せずにズルズルと過ごしてしまいます。けれどもアレンの被害妄想的な自己評価とは裏腹に、ドレイ達からは驚くほど高く評価されて、無意識に尊敬を集めているんですよね。

とにかく定期的に「えっちなことがしたい」「ヤりたい」「ムフフイベントしたい」ってばかり心の中で叫んでいます。ただし、あくまでも心の中だけですけれど。素直にドレイの美少女達にちゃんと言ってればいくらでもチャンスはあるはずなんですけどね。

奴隷を一気に2人も買ったせいですっからかんになってしまい、仕方なく自分で芋を育てるアランに対して、シルフィが怪訝な顔をして「あなたが育てるの?」って聞くんですよね。それに対してアランは「ヒョロガリ童貞の作った芋なんて食える訳ねえ、ってこと?」と顔を青ざめます。

これ全然1番最初の頃の場面ですけれど、まずここからしておかしいですよね。普通に「なんでそんなこと聞くの?」って言えばいいじゃないですか。それを勝手に1人で被害妄想して落ち込むの、バカだなあって思いますよね。

シルフィが魔法で野菜を育ててくれました。どうやら植物を一気に成長させることができるようです。それ自体は確かにすごくてとてもいいことなのですけれど、アレンはそのこと知らなかったんですよね。

奴隷としてシルフィを購入した時にもらう鑑定書にちゃんと書いてはあるのですけれど、残念ながらアレンは転生してきたこの世界の字が読めません。それはそれでこれまで3年間何やってるんだと思わないでもないですけれど。ともかくそういう訳で、シルフィ視点で言えば、なんでわざわざ1人で芋作ってんの、となる訳です。字が読めないことをひた隠しにしていることも自己評価低くしている一因なんでしょうね。

シルフィは植物チート、さらにもう1人買った奴隷のノエルはモノ作りのチート。完全にアレンはいらない人になってしまっています。先述しましたけれど、アレン自身は「再生」の特殊能力はありますけれど、それ以外はかなりのポンコツなんですよね。まあその能力自体が伝説級のチートな訳ですけれど、それを十分に活かしきれていないと言うかなんと言うか。なのでシルフィやノエルに比べてとことん自分を卑下してしまう訳です。ほんと残念極まりないです。

ノエルが持ち前の能力で3人分の家を建ててしまいました。さすがモノづくりのチート。で、またアレンの被害妄想が始まります。シルフィやノエルから金なし才能なしの見掛け倒しと思われているだとか、シルフィもノエルも自分と同じ建物には居たくないと言われているだとか。もう少し自分に自信を持ってくれていいはずなんですけど。

で、余りにも自分に自信が無くて、ついつい自分をよく見せようとした結果、こんなことを言い出したりするんですよね。飢饉?というか心の叫びと実際に言ってることのこの落差。ドン引きですよもう。

なのに、アレンが普段心の中でどんな卑猥なことを考えているかも露知らず、表面の言葉だけを真面目に受け取って信じてしまう2人。本当にアレンのことを聖人だと思ってしまっています。まあそもそもアレンが優しいというのは間違いないですからね。2人に苦労はさせたくないからと1人で働いてお金を稼いだり、1人黙々と野菜を育てたりしていましたから。

セメントや肥料の作り方とか輪栽式農法とか、現代知識でマウントを取ろうとするアレンを見て2人はものすごく感動します。まるで賢者かというほどに尊敬しまくります。ああ、これはいかにも異世界チートものっぽい感じがしますね。

こういうのは正直読者としては食傷気味です。なんでこういう専門知識をただの一般人だったはずのアレンが都合よく知っているのか‥‥。まあそれはアレンに限らず他の転生ものでもそうですけれどね。ただ主人公がアレンですからね。

なぜかこうなってしまいます。確かにアレンの現代チート知識をもとにシルフィやノエルが本気を出すと、アレンのやれることはあとは雑用くらいではあるのですけれど、自分の知識が火を吹いた結果であることはもっと自覚していいと思うんですけどねえ。こういうウジウジな主人公と尊敬に目を輝かせるドレイ達との、盛大かつ頭の悪そうなすれ違いが見ていて面白いのです。

そしてここでも登場するリバーシやチェス。異世界行くとみんなこういうゲーム作り始めますよね。まあお約束ということで。

異世界転生させてくれた女神は趣味悪い

異世界転生させてくれた女神がこれまたいい性格をしています。天界?みたいなところでアレンに会うなり面と向かってディスって来ますし。もうとにかくアレンの女性経験なしをいじりたくて仕方ないらしいのです。

しかも転生した後も定期的にアレンの目の前に姿を現して、ことあるごとにからかって来ますし。この女神のせいでアレンがどんどん卑屈になっているというのも絶対あると思います。

最早ですね、アレンが増長しないように見張ってるのかな?とか思ってしまうんですよ。落ち込んでいるところにこれでもかと追い討ちをかけるように罵って来ますからね。まあなんというかこれはこれで結構需要ありそうな気もしますけど。

実は私ちょっとこの女神、アレンのこと本気で大好きなんじゃないかなと疑っています。迂闊にドレイに手を出さないように、出す気すら起きないようにこんなことしてるんじゃないかって。まあだとしたら、結構趣味悪いですけどね。いや、アレンを好きになることじゃなくて、好きな子をとことん貶めて遊ぶってところが。

まとめ

ドレイからの期待と評価のせいで搾取できないのだがについてお話しして来ました。主人公はだいぶウジウジしてますけど、無自覚でハーレムやってるのよりは余程潔くて好きですし、まあ見ていて愉快ですよ。

後絵がかわいいですから。多少好みはあるでしょうけれど、こういう絵は割と好きなんですよねえ。紹介したのはまだまだ物語序盤ですけれどこの後どんどんドレイとか女の子増やしていって、本当にハーレムみたいになるのですけど、それに反比例してアレンの自己評価は下がっていくという‥‥。なんとも変なお話しです。もしよければぜひ読んでみてくださいね。

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