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おとうさんのひとりごと

ADHDの子どもが春から小学生に…事前に小学校に相談するべき? 先生とはどんな話をすればいい?入学までの6ヶ月間を紹介

この記事は約21分で読めます。

うちには2歳違いの小学生の兄弟がいるのですが、小さい方がどうやらADHD疑いなのです。疑いというのは、要はしっかりと診断がついていないということです。

もともと幼稚園に通っていた頃、運動会に参加できない(みんなと踊りの練習ができない)、先生の話をじっと聞いていられない、みんなで作業しているのにお部屋から脱走するなどなど。1つ1つ彼の行動を指折り確認していくと、どうも当てはまるような気がする、と。

行政の発達相談支援センターに相談して「明確に診断をつけるには至らない」との結論になったわけですが、やはり多少の配慮は必要という状況でした。そしてそんな彼がとうとう小学校に入学する時が来たのです。

幼稚園の頃はまだ「ちょっと落ち着きがない子」程度で許容されていた彼の行動が、小学校ではあからさまに異端になってしまうのは目に見えています。どの学校にも、学年に1人はいたのではないでしょうか。

教室を抜け出す、すぐに癇癪を起こす、やらなければいけないことを全然やらない…そんな「困った子」です。けれどもやはり親としては「困った子」として学校で邪険に扱われては欲しくない。

ということで、小学校入学前に相談をしに行ったのです。自分たちは親としてどうすればいいのか。

結果的に、その行動は正解だったと感じています。少なくとも、ADHD疑いの我が子は、小学校で暖かく見守ってもらえています。

もちろん相談に行かずともそういう結果は得られたのかもしれません。ただそれでもやはり親としては心配なもの。

ということで今回は、そんなADHD疑いの子どもについて相談しに行った内容を紹介したいと思います。

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事前に小学校に相談するべきか?

そもそも、来年小学校に入学するうちの子どもがADHD疑いであること、学校に迷惑をかける可能性があることを事前に相談するべきなのか、まずはそこから迷いました。一応行政の発達相談支援センターには幼稚園の頃から相談していて、「まずは小学校の普通級から始めても問題ないだろう」とは言われていますし、相談することは義務ではありません。

そこでまずは、事前に子どもがADHD疑いであることを相談する意義についてまとめます。

事前に我が子のADHDを相談する意義は

事前相談の意義その1:小学校の支援の体制やスタンスを確認できる

Juraj VargaによるPixabayからの画像

事前に面談をしようと考えた理由の1つに、もし仮に今後普通級での学習が困難と判断された際にどのような進路があるのか、その際に何が必要かを確認したいからという意図があります。例え行政の発達相談支援センターにて「普通級でも問題ない」とは言われていても、実際に授業をするのは現場の先生です。

そして先生が「もう無理」と判断した場合にどうなるのか……発達相談支援センターからある程度は聞いていますが……小学校としてはどのように考えているのか聞いておくことに損はないと考えたのです。具体的に言えば、「教室に支援員をつけてもらう」「支援学級に編入となる」「他校の支援学級に転校になる」などです。

子どもが通う予定の学校の支援学級にどんな子どもが集まっているのかも知っておきたいですし、過去にどんな対応をしていたのかも(在校生でそういう対応をしている子がいるのかも)知れれば今後対処のしようもあるかもしれません。

ともかく、小学校とは我々親にとっては未知の領域です。ADHD疑いで今後特別な対処になる可能性があるなら、全て理解するに至らなくとも、ある程度の知識を収集することは大事なように思ったのです。

事前相談の意義その2:入学前からの配慮をお願いする

小学校入学に当たって1番最初にして最大のギャンブル要素、それは担任の先生が誰になるかということではないでしょうか。すぐに癇癪を起こす、すぐに泣く、職員室に引きこもる、必ずクラスで誰か1人スケープゴートを作りたがる……私自身9年間義務教育を受けてきた中で、決して悪い人ではないものの、やはり自分の子には担任にはなってほしくない先生がいないわけでもありません。

そして望むなら、ADHD含む発達系の問題に多少なりとも知識と理解がある先生にお願いしたいものです。ではそのためにどうすればいいか。

それが、事前に我が子のADHD疑いを伝えることであると思ったのです。事前に伝えておけば、経営陣もそれに合わせて先生を配置してもらえるのでは?という希望的観測です。

小学校側も全ての保護者の要望を聞くわけにはいかないでしょうから、あくまでも「伝えてはおくので、あとは可能であれば」というスタンスでいこうと考えていました。

事前相談の意義その3:トラブルがあった時にいつでも真摯に対応できる旨を伝える

先生の立場、ひいては学校の立場に立って考えた時に、ADHD疑いの子どもを受け入れるに当たって懸念することは何かと考えた時に、やはり気にするのはトラブルがあった際の対応なのかなと思います。例えば小学校で子どもが何かしらトラブルを起こした時にどうすれば良いのか……大人が話を聞いてあげる方がいいのか、放置した方がいいのか、放置する際に気をつけた方がいいことは何か、など。

他にも小学校側で対応が困難になった際に誰に連絡をすればいいのかなどまではっきりとさせておけば、だいぶ小学校側としても楽なのではと考えたのです。そして保護者が小学校側に対して協力的であることを示しておくことは、小学校に通う子どもたちにとって必ずメリットになると思います。

やはり先生と言えども感情のある人間です。私は味方ですよとこちらの立場をハッキリさせておけば悪いようにはしないのではとということです。

これもまた希望的観測でしかないのですが、打てる手は打っておきたいということで。

事前相談の意義その4:保護者が常に見ていると意識してもらう

このような面談の時間を持つことは、先生への牽制にもなると考えます。すなわち、我々保護者は見ている、だから変なことはしないでくれよ、ということです。

先生や小学校を信用しないということではありません。ただやはり人間、見られていると感じている方が背筋もピンとなってくるものです。

私は味方ですよとこちらの立場を明示しておくことと牽制しておくことは、一見相反することのように思えますが、決してそんなことはないと考えます。仕事出会ったり趣味であったり、同じ目的に向かってともに進む仲間がいたとして、その仲間に全幅の信頼を寄せていることなど果たしてあるでしょうか。

どんなに強い絆で結ばれた仲間出会っても、その仲間に対して全てを任せて放置していては一方の利益だけ事態が進行してしまう恐れがあります。同様に先生と保護者もまた、子どもが学校生活をよりよく過ごしてもらうという目的に向かってともに手を取り合うパートナーであると考えれば、ある程度両者の間に適度な緊張を持っておいた方が、お互いの利益のすり合わせを行うに当たっては都合が良いのです。

事前に小学校に子どものADHDを相談するデメリットとは?

Moshe HaroshによるPixabayからの画像

それでは逆に、小学校にADHDを相談するデメリットについて考えていきます。デメリットも自分の中でしっかりと把握した上でどうするか判断したいと思いますし、また仮に相談したとしてデメリットの方が強くでてきたときにどうするかも、事前に考えておく必要があるかと思いました。

想定されるデメリットその1:小学校の先生から変な扱いを受けるのではないか

どうせ入学して少し小学校で過ごしてみれば、子どもがちょっと「困った子」であることはすぐに判明します。だからこそ、わざわざこちらから余計なことを言わなくてもいいのではないか?ということです。

変に話して拒絶されたり、入学前から「ダメな子」認定されて変な扱いを受けてしまわないかと懸念したわけです。エッセイ本でもネットでも、「ADHDの我が子が担任から不当な扱いを受けた」とか、逆に「特別扱い過ぎて、それを他の子が妬んでいじめに発展した」なんて話はそこらかしこにあふれています。

小学校の先生をそこまで強く信頼できないということですね。

想定されるデメリットその2:他の保護者にも漏れてしまわないか

他にも、先生に相談することで、他の保護者にそのことが広まってしまうことも考えました。別に無理に隠しているというわけではありません(特に幼稚園が同じな子の保護者ならうちの子がちょっと「困った子」であることはある程度知られていたわけですし)が、やはり保護者からその子どもまで伝わって、クラスでのいじめに繋がらないかと心配するわけです。

親の話していることは、親が思っている以上に子どもに伝わっているものです。例えばお母さんがお父さんに「〇〇さんの家の子発達障害だって。あまりうちの子に近寄って欲しくないね」なんて話を子どもの前でひそひそしていたりすると、それを聞いたその子どもは「あいつは近寄っちゃいけないんだ」となってしまいますよね。

特に入学したてから1年で、ある程度子どもたちのコミュニティも出来上がってきます。もちろん小学1年生できたコミュニティなど、年数とともにどんどん変化していきますが、それでも小学校を好きになるか嫌いになるかの1つの分かれ目にはなるのかと思います。

そんな時期に、自分の子どもが他のクラスメイトから変な先入観で見られたくないと思うのは当然でしょう。だからこそ、その点についても検討する必要があるかと考えたのです。

実際に先生に事前に相談することでどの程度話が漏れていくのかなど想像もつきませんし、現実にはそんなことはないのかもしれません。ただそれでも、想定はしておくことは無駄ではないと感じます。

最終的には相談することに

最終的にはやはり相談することによるメリットの方が大きいと感じました。結局のところまだ相談もしないうちから信頼云々を語れるわけもないですので。

逆にこれで信頼を裏切られるなら、あとは小学校に通わせなくてもいいやと思えるくらいには突き抜ける覚悟を持つことができたと思います。

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ADHDの相談で実際に動き出したのは小学校入学のおよそ半年前

実際に動き出したのは入学の約半年前になります。9月頃、住民基本台帳に基づいて教育委員会から入学のお知らせが届くのですが、その時に動き出しました。

まずは教頭先生にお電話を…割とあっさりと面談に

Jan VašekによるPixabayからの画像

とりあえず電話して面談の約束を取り付けます。相手は教頭先生です。

実は2つ年上の長男がその小学校に通っていたこともあって、機会がある時に簡単に話していたのです。なので比較的スムーズに話は進みました。

教頭先生の人柄もあったと思いますし、両親揃って割と多めに小学校に顔を出していたということもあります。もともとADHD疑いの兄弟が入学することを想定して、上の子の頃から用意していたわけですね。

教頭先生との面談の目的

この時の面談の1番の目的は、これまでの子どもの様子や発達相談支援センターでの検査の結果などを見て、本当に集団の授業が受けれそうか、という点について聞いてみたかったというのがあります。

もちろん、当の子どもの様子も見ないで、検査の結果などだけで判断できるようなものではないでしょう。ただそれでも、数値上どういう傾向にあるのかなど、発達相談支援センター以外の専門家の意見を聞きたかったのです。

そして入学前にしろ入学後にせよ、仮に小学校での集団生活が困難であると判断された時、学校がどのような対応となるのかを確認することでした。

教頭先生との面談の準備

面談に際していくつか用意したものがありましたので紹介します。基本的には非常に好意的に受け入れられているというか、少なくとも拒絶されている様子はありませんでした。

発達相談支援センターでの検査結果

事前に何度か行政の発達相談支援センターで検査を受けていましたので、その結果の紙を持参しました。検査の結果を見てもらいたいというのもありましたが、行政の発達相談支援センターにもちゃんと相談しているということを明示しようと思ったのです。

幼稚園での様子

幼稚園の先生に事前にお願いして、幼稚園の様子を書いてもらっていました。項目としては、

  • 生活面(食事/トイレ/人との関わり)
  • 言葉・コミュニケーション
  • 指示の通り方
  • 集団での様子
  • 好きな遊び
  • 運動面・手先
  • その他

の7項目です。もともとは行政の発達相談支援センターに提出するように、幼稚園の先生に書いてもらったものですが、それをそのまま持っていきました。

幼稚園の先生に書いてもらった幼稚園の様子(詳細はぼやかしてます)

幼稚園の先生も本当に大変お世話になりました。理解もあり、色々と目をかけてもらい、またこういう点にも非常に協力的だったのです。

小学校での生活で考えられる問題点とお願い

小学校生活で考えられる問題などを自分なりに考えてまとめていきました。また合わせて、問題があった際にどのように対応して欲しいのかも示しました。

小学校生活で考えられる問題点とお願いその1
小学校生活で考えられる問題点とお願いその2

果たしてここまでやる必要があるのか?と考えなくもないですが、やはりできることはしておこうと思ったのです。自分で考えて書いたというよりは本やネットでの聞きかじりの情報もかなり入れ込んでいます。

とにかく、「学校でこんな問題が起こりうることを家族が把握しており、それに対して対応する準備がある」ことを伝えたかった。それが大事だと思ったのです。

教頭先生と面談をしてみて

教頭先生と面談をした結果、とりあえずは普通級に通わせましょうということになりました。理由としては、過去何回かの検査結果が一応の改善傾向を示していたからです。

通常の子と比べて遅れはあるのですが、1〜2年程度遅れていながらも確かに成長の曲線を描いていたのです。また現在の検査の結果や普段の生活の様子にしても、支援級などに入れるほどではないとの結果になったからです。

また支援が必要になった際にどのような選択肢があるのかも確認することができました。私もよく知らなかったのですが、小学校の普通級で授業を受けることが困難であったとしても、すぐに学級を変わるということにはならないのですね。

てっきり支援学級へ編入になるとか、そういう小学校に転校することになることも考えていたのですが、もう少し選択肢は多いようです。そしてそのためにどういったことが必要なのか、どういう条件を満たすとどのような選択肢が浮かんでくるのか、そういったことを確認することができました。

なお、小学校に入ってからの詳しいこと(具体的にトラブルがあった場合にどのような対応をするのかなど)については、担任が決まり次第担任に話してくださいとのことで、一旦ここでの話し合いは終了になりました。

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入学してから担任と面談

入学後、担任の先生と話し合いです。担任の先生は入学式にならないと分かりませんので、入学式当日に担任の先生に突撃します。

入学式の時点で席から脱走、緊張で泣き出すなど目立っていたため、すぐに話が通じました。すなわち、「あの子の親です、今後の小学校の生活についてご相談が…」と。そしてなるべく早い段階で面談の約束を取り付けます。

私の場合は入学して1週間以内くらいに面談の時間をいただくことができました。と言うことで、ここからは担任の先生との面談の様子について紹介します。

養護の先生にも同席をお願い

今回の面談はより具体的な内容になりますので、養護の先生(いわゆる保健の先生)にも同席いただくことになりました。実を言うと、担任の先生からそのように提案があり、当日までに養護の先生にも声をかけていてくれたのです。

何かトラブルがあった時に保健室に逃げ込むことも大いに考えられるから、と。自分が過去あまり保健室のお世話になることがなかったため気がつかなかったのですが、確かに保健室は1つの避難所のようなものですよね。

事前に話を通しておけば、子どもにも「困ったら保健室へ」と前もって行っておけますし、担任の先生の方からも促してもらえます。先生のこの提案は本当にありがたかったと感じています。

準備物はおおよそ入学前に用意したものとほぼ同じ

面談に際しては、以前に教頭先生と話した時と同じものを持参しました。検査の結果、幼稚園での生活の様子、小学校での生活で考えられる問題点とお願い……今回は特に、具体的にどんな問題が想定されるか、起こった時にどうすればいいのかなどの話し合いになりますので、小学校での生活で考えられる問題点とお願いが中心となります。

また家でどんな取り組みをしているかについても合わせて持って行きました。長期休みの時間の過ごし方についてルールを決めて壁に貼っているものや、幼稚園のお友だちと接するにあたって守ってもらいたいルールを書いた手作りのルールブックなどです。

自宅での取り組みの一部
お友だちと仲良くするためのルールブック

その子の特性によって様々でしょうが、我が子に関しては耳で聞いた情報よりも、目で見て得られた情報の方が圧倒的に指示が通りやすく、また理解しやすいようです。そのため何でもかんでもイラスト付きのポスターなどを作って、機会あればそれを見せるようにしていたのです。

何が言いたいかと言うと、小学校の生活においても、子どもに指示を通す時に話し言葉だけではなく、目に見える形にしてほしいと言うことを伝えたかったのです。また、小学校でなかなか指示が通らないと言うことがあれば、家でもこのように対処しますととも伝えました。

こちらの要望を伝える

担任になってくれた先生は、ADHD含め子どもの発達障害について大変理解のある方でした。ADHDに関する資料もいくつか持って行っていたのですが、特に必要はなかったようでした。

もしかしたら、半年前に面談した教頭先生が、何かしら配慮してくれたのかもしれません。はっきりと確認はできなかったのですが、その可能性は大いにあると考えています。

さて、あとはこちらからの要望です。ADHDに理解のある先生にとっては「今さら…」と感じられることもあったかと思いますが……まぁ伝えておくことは損にはならないと思うので。

複雑な指示、抽象的な指示を出すときはフォローを

小学校の授業はどうやったって先生1対クラスメイト30人以上という構図になります。そのため、大勢に対して1度に指示を出すことになるのですが、教室がざわざわしていたり指示が複雑だったりすると、その指示がうちの子どもには通らない可能性があります。

また「しっかりしなさい」「真面目にやりなさい」などの曖昧な指示も理解が難しいと言われています。なので複雑な指示の場合はなるべく指示を箇条書きにする、フローチャート形式にするなど、そして曖昧になりがちな指示についてはなるべく具体的・簡潔な表現をするか、個別にフォローをいただけるようお願いしました。

気持ちの切り替えを助けてあげてほしい

ADHDの子どもは気持ちの切り替えがうまくいかないことが多いそうです。うちの子どもも例に漏れずなのですが、小学校生活を送るにあたってはどうしても不都合が出てきます。

例えば課題を言い渡されて、たとえそれが途中でも一旦中断しなければいけない時。あるいは休み時間と授業時間の切り替えの時。

その時にどうか無理やり「終わりだからやめなさい!」と頭ごなしな指示は極力避けるようお願いしました。逆に「ここまでやったら終わりにしよう」「あと10数えたらやめましょう」などと区切ってもらえると切り替えしやすいことも伝えました。

給食のお残しについて

うちの子どもはかなりの偏食です。1度ダメだと思ったら次回からはテコでも食べようとしないですし、初見の食べ物もなかなか口にしようとしません。

もちろんある程度頑張って食べさせることは大事ですが、食べ終わらないと昼休みに遊ばせないなどのペナルティは避けてもらうお願いしました。今でもそう言うことやっているところはあるのでしょうか……子どもが通う小学校ではそういう指導はしていないとのことで、安心しました。

目が合わなくても怒らないでほしい

ADHDの子どもの特性なのか、うちの子どもは人と目を合わせることが苦手です。よく喋っている人の方を向きなさい、叱られるときは先生の方をちゃんと見なさいということを聞きますが、うちの子どもにとっては非常に苦痛なこととなるようです。

なのでなるべく、話をしている時に目が合わないからと言って怒らないでほしいとお願いしました。目が合わなくても聞いてはいるのです(覚えていられるかはまた別なのですが……それは目が合っていても同じか、むしろ目が合っている方が覚えていられないとも言われていますので)。

先生も理解してくれ、協力的だった

担任の先生と面談して何より1番よかったことは、上でも述べましたが、先生がADHD含む発達障害に関して非常に理解の深い方だったことです。私はもちろん専門家でもないですし、ほとんどがネットか本の聞きかじりの情報なので、先生に対して上のようなお願いをするのは失礼に当たることもあったでしょう。

それでもこちらの話を聞いてくれ、さらには具体的に「こういう教え方をするつもりです」「ご家庭ではこのようにしてもらえると嬉しいです」など向き合ってくれました。ここのところ教師の不祥事、無理解な教育委員会の愚策など、小学校をめぐる悪いニュースばかり耳にするので、面談にあたってはどうなることかと思っていました。

けれどもこのように話を真面目に聞いてくれて、かつ有用なアドバイスまでもらうことができました。本当にこの出会いには感謝したいと思います。

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その後も不定期に先生と会う機会を

Snag Eun ParkによるPixabayからの画像

面談後も、不定期ではありますが、なるべく担任の先生とコンタクトをとるよう心がけていました。先生にこちらの存在を意識してもらうというのもありますが、やはり小学校にてどのような生活をしているか、どのような問題点があるのか、タイムラグなく聞くことができるのが大きいでしょう。

イベントごとにはなるべく顔を出すようにしますし、たまには小学校まで子どもを迎えに行くこともします。「今日はこんなことがあった」「最近こう言うことで困っています」先生から聞いたことを受けて、家で子どもとどう関わっていくかなど考える機会を得るからです。

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ADHDの子どもが春から小学生に…入学までの6ヶ月巻のまとめ

ADHD疑いの子どもが春から小学生になると言うことで、事前に小学校に相談したわけですが、なぜ相談したのか、相談する時に何を話せばいいのか、何を準備したら良いのかなどをまとめてきました。あくまでも私自身のケースレポートになりますので、他で役にたつかどうかはわかりません。

ただこのようなやり方もあるんだなくらいで考えてもらえればと思います。特に私の場合、事前に行政の発達相談支援センターに相談していたと言うのもありますが、上の子がすでに入学していた、幼稚園の先生が非常に協力的、小学校でも相談に乗ってくれる先生方はとても理解のある方々だった……と、非常に好条件に恵まれてもおりました。

ただやはり、ADHDの子どもは小学校の入学とその新生活が1つの大きな壁になるとも言われていますので、色々な方面に協力を取り付け、うまく子どもをサポートしていく必要があると感じます。他の方はどうでしょうか?もし事例などあれば教えていただきたいものです。

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