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ダンジョン飯の未来、残されたマルシルは

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ダンジョン飯のマルシルは、ハーフエルフということで、他の種族よりもずっとずっと長生きです。作中、マルシルは50歳くらいだったはずですけれど、後950年くらいは生きるらしいですので、人生1割くらいで今の友人たちは皆旅立ってしまうことになります。さて、その先、マルシルはいったいどんな人生を歩むんでしょうね。ちょっと考えてみたいと思います。

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マルシルの寿命、ライオスたちの寿命

そもそも、各種族の寿命はというと、トールマン60歳くらい、ハーフフット50歳くらい、エルフ400歳くらい、ドワーフ200歳くらい、ノーム240歳くらい、オーク55歳くらいだそうです。

となると、

ライオス 現在26歳、寿命60歳。

ファリン 現在23歳、寿命60歳。

チルチャック 現在29歳、寿命50歳。

センシ 現在112歳、寿命200歳。

イヅツミ 現在17歳、寿命60歳?。

そしてマルシルはというと、

マルシル 現在50歳、寿命1,000歳。

圧倒的すぎますね。一番長生きのセンシですら、マルシルの寿命の5分の1程度しかありません。

普通のエルフであれば寿命は400歳程度なのですけれど、マルシルはハーフエルフなため、寿命が1,000歳にも及ぶようです(ダンジョン飯11巻162ページ目あたりでマルシルが心の中で叫んでいました)。

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マルシルの寿命に対するこだわり

そもそもマルシルが迷宮に興味を持ったのも、古代魔術を勉強していたのも、すべては種族間の寿命の差をなくしたいがためのものでした。

マルシルは、寿命が長い分、成長速度もかなり遅かったようです。どれだけ友人を作っても、周りの同年代の子どもたちはすぐに成長して、どんどん自分から離れて行ってしまう。そのため、結局マルシルは、幼少期のほとんどを父親にかまってもらっていたそうです。けれどもそんな父親も、まだマルシルが幼いころに亡くなってしまいました。

長命といわれるエルフの中でも、特に自分だけが寿命が長く、特別に成長速度が遅い。そのせいで感じる孤独が、マルシルを研究の道へといざなったと言われています。早い話が、みんな私と同じく1,000年近く生きろ!ということですね。

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マルシルは子どもは産めない

ハーフエルフは子どもが成せないと言われています。ダンジョン飯10巻200ページ目で、シスルがマルシルに対して言っていました。マルシルも特に否定してなかったですしね。

そもそも、もし子どもを成せたとしても、果たしてマルシルは子どもを作ろうとしたのかなという疑問もあります。あれだけ自分自身が寂しい思いをしていて、これだけ寿命差をなくしたいと強く願って、古代魔術にだって手を伸ばすし、迷宮の冒険にも積極的に関わってきたマルシルが、自分の子どもにも同じ想いをさせるのかなと。

なんというか、もし子どもができるのなら、一族の繁栄とか、あと自身の寂しさを紛らわせるために、子どもをたくさん産むって選択肢もあったとは思うんですよね。少なくとも自分と同じくらいの寿命の人があと5人でも10人でもいれば、また描く未来絵図は変わってきたでしょうから。

けれど、そういう選択肢ははなからない、ということで。

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ライオスやファリンのような友人は今後できるのか

正直なところ、ずっとメリニ国の顧問魔術師をしていたのだとしたら、なかなかそういう気の置けない友人というのは作りにくいのかなと思います。学園時代一緒だったファリンはともかく、ライオスやチルチャックなんかは、迷宮で生死を共にした仲間だからこその友情だったのではないでしょうか。

逆に言うと、ライオスの国で王宮の仕事を手伝うようになって、じゃあその立場で友人ができるのかというと、なかなか難しいと考えられます。寿命がみんな同じくらいの人間同士でも、だいたい気の置けない友人というのは、学生時代からの続きか、同期入社がメインなのではないでしょうか。もちろん例外はあるでしょうけどね。

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メリニ国におけるマルシルの立場の変化は

そもそもライオスが亡くなったら、マルシルはどうするのでしょうね。一応、大切な友人の国だからということでずっと顧問魔術師として国に仕えているかもしれませんけれど、どこかのタイミングで「もういいや」ってなって、国を出てしまう可能性だってあります。

もっとも、国を出たところでどこに行くのか、という気もしますので、あまり現実出来ではなさそうですけれど。母親はエルフですから多少は長生きですけどね、自分の父以外のパートナーがすでにいるようですので、なんとなく会いづらいというのもあると思いますし。

ずっとメリニ国にいると、むしろ女王様になってと言われることだってあるのではないでしょうか。長く生きていて、知識も経験も、割と早い段階で誰にも追いつけないくらいの高みにいきそうですし。

ただ女王になると逆に、いろいろ暴走しそうな気がしないでもないです。悪魔に魅入られた時にライオスが止めてくれたように、抑止力になるような気の置けない友人みたいな人がいればいいのですけれど…。

ただもし、ライオスが誰かと子どもを作って、王という立場を世襲しているなら、その子どものために、顧問魔術師としてともに在ろうとは、なるかもしれませんね。

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ライオスとの関係

以前別な記事でもちょっと触れましたけれど、ライオスとマルシルって結婚するんじゃないかと思っています。もしくは結婚はないにしても、それに近いような関係です。ダンジョン飯最終巻14巻の180ページ以降、モンスターよもやま話14にて、夜中にライオスとマルシルが同じ部屋にいて、マルシルが編み物をしているシーンがあるからです。夜中、同室、編み物、そしてライオスのリラックスぶりが、2人は生活を共にするパートナーであることを示唆しているというわけです。

で、そうなると、先述した、ライオスが子どもを作って、その子どもが次期メリニ国の王に、という話はなくなってしまいます。もちろん、ライオスが第二、第三夫人を作るというのも全くなくはないでしょうけれど、なんとなく、ライオスはそういうのを器用にこなせるような人物ではないと思いますし。

やっぱり、ライオスはずっとマルシル1人をパートナーにするんじゃないかなあと思うのです。

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マルシルが見守りたい新しい王は

正直、マルシルが国に残ってまで見守りたいと思う子どもがいるとしたら、あとはファリンの子どもくらいかなあと思います。なんかこう、マルシルにとって、もちろんセンシやチルチャックもつながりの深い仲間ですけれど、やっぱりライオスとファリンは特別という気がします。ファリンの子どもとなれば、当然ライオスの血筋ですから周囲も納得ですし、マルシルは全力でそれを助けるでしょう。

実のところ、シュローが一番、ファリンの相手としてありそうかなと私は思っています。ダンジョン飯ワールドガイド冒険者バイブル完全版にて、シュローは一度ファリンに振られてはいましたけれど、別にファリンだってシュローのこと嫌いって感じじゃなかったですからね。

シュローが自分の故郷を東方の実家としているのに対して、ファリンはメリニを故郷にしようと思っている、その違いによる別れって感じがします。逆に言うとそれがなければ、相手としては十分ありかと。シュローはどうやら弟が2人いるようですし、ダンジョン飯ワールドガイド冒険者バイブルのシュローのページを見るに、シュローの父親は、絶対に長男のシュローに家を継がせる、という感じでもなさそうでしたから。

実家に帰ったらすでに弟が家督を継いでいて、しばらくはそこで過ごすも、結局はメリニに戻ってしまって、そのままファリンとともに……。これだと、結構自然なんじゃないですかね。

いつしかその2人に子どもができて、その子どもが次期メリニ王みたいな感じになってきたら、その子孫を見守るために、マルシルはずっとメリニ国で顧問魔術師を続ける、そんな未来が見えてこないでしょうか。

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まとめ

マルシルの未来をメリニ国とセットで考えようとすると、どうしてもライオスかファリンの子どもが鍵になるなあと思いながら、いろいろ考えていました。正直ファリンとシュローについては、私の願望も結構入っているのですけれど。

逆に、ライオスもファリンも子孫がいなければ、マルシルも果たしてずっとこのメリニ国に顧問魔術師として居続けるかはかなり微妙と思います。

いつの間にかエルフの国からも顧問魔術師が来て、人間の国からもいつの間にか顧問が来てて、いつの間にか発言権とか居場所とかを取り上げられてしまいそうな、そしてマルシルも、まあそれでもいいか、なんて思いながら少しずつ遠のいていくような、そんな気すらしてしまいます。

長い年月ですからね、きっといろいろはあるんでしょうけれど。ただマルシルには、生きる喜びとかをかみしめつつ、末永く幸せになってほしいと、そう願わずにはいられませんね。

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