前回の続きで、5巻から9巻までのあらすじをまとめています。ここに来てようやく登場するトマ、恋これど味のあるカヤやデリダ、そして「ただしその場合魔法は尻から出る」など、無印の魔法陣グルグルを知っている人にはたまらないネタが結構出てきますね。
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おもちゃの谷の攻防
おもちゃの谷に住むニャー族より魔物退治を依頼される一行。しかもその魔物を倒せば魔神を呼び出すことができるのだという。
魔神を召喚するごとにレベルアップするククリのためにも、一行は魔物退治を引き受けます。
ファンシーな姿になってしまったため本来の力を出しきれないニケ。混乱してしまうデキルコ。まったく役に立たないキタキタ。
そんな中ジュジュの機転とククリのグルグルで、一行は魔物との戦いに辛くも勝利を収めます。
そして無事に魔神を呼び出し、ククリのレベルアップと、勇者の強力な(?)武器を手に入れたのでした。
勇者さらわれる
レベルアップしたことで新しいグルグルが使えるようになったククリ。早速試してみると、それは好きな人を問い詰めてどう思っているか無理やり聞き出すという恐ろしいグルグルでした。
当然、そのグルグルの効果はニケに向かいます。これまで明言を避けてきたニケが初めてその心のうちを明かそうとしたまさにその時。
いつの間にか夜になっていた空から、魔王の呪いが降り注ぎます。そしてあろうことか魔王の呪いはニケを包み込み、そのまま空に連れて行ってしまいました。
魔王によって、ニケが攫われてしまったのです。
オーシズの町の戦い
ニケの行方に皆目検討がつかないククリとジュジュ、そしてデキルコ。次に向かうのはオーシズの町のさらに向こう、アッタノカという魔境です。
そこには、この世の全てを知っているという「知ってる姫」という仙人が住んでいるからです。
けれどもオーシズの町では魔王と同じグルグル使いはお尋ね者に。さらには魔族のプリンスレイドが戦いを仕掛けてきて、ククリたちはピンチに陥ります。
ククリとケンカしてしまったジュジュは魔法がうまくいかず、デキルコは相変わらずマイペース。
そんなデキルコがニケの空気を見つけたと言います。
なんとニケは「知らんおっさんの国」にいるというのです。
魔法陣グルグル2:6巻のあらすじ
ククリの気持ちが爆発
レイドが連れてきた魔物はとても強く、ククリたちは引き続きピンチです。
けれどもそんな中でも、ククリは少しだけ成長します。
ケンカしていたジュジュにちゃんとあやまれたこと。
そしてニケが攫われてしまった寂しさを克服して自分の気持ちに向き合うことができたのです。
毎度のことですが、ククリの気持ちが爆発しそうになると、ククリは知らないうちにとてつもないパワーを発揮します。
無印の魔法陣グルグルでいえば、ノコギリ山のベームベーム、アラハビカでの魔力の暴走などがありますね。
そして今回もまた、ニケに会いたいという気持ちが爆発します。強力なグルグルを編み出して、見事魔物を撃退したのです。
レイドとデキルコ
オーシズの町で、ひょんなことからデキルコに服を買ってあげたレイド。そんなレイドに、デキルコは興味津々です。
というよりかは、ちょっといい雰囲気です。
不思議ちゃんで何を考えているかわからないデキルコに、戸惑いつつも優しく応えるレイドがなんともいいキャラをしています。
無印の魔法陣グルグルではなんとも残念なキャラで終わってしまったレイドですが、少しだけいいことがありそうな、そんな予感を感じさせるシーンでした。
勇者が魔物に
なんとかアッタノカに到着して知ってる姫と面会を果たしたククリ。ニケはアルバハルカというジラン大陸のはじっこにいることがわかります。
さすが知ってる姫。
早速、知ってる姫の馬車でニケを助けに向かう一行ですが、ちょうどニケのもとに辿り着いた時、ニケは魔王の呪いによって魔物にされてしまいます。
本来であればスケべな魔物になってしまうところ、すんでのところでそれを回避。ニケは夜の間だけ龍になってしまう呪いを受けてしまいました。
龍といっても、見かけはいつもよりちょっとカッコいいだけの少年です。ただし言葉は通じず、自由奔放です。
問題はその後です。
昼間は一緒に冒険できるのですが、夜は魔物なニケに、ククリもジュジュも振り回されてしまいます。
そしてあろうことか、魔物なニケはジュジュのほっぺにキスまでしてしまうのです。
魔法陣グルグル2:7巻のあらすじ
微妙な三角関係
夜の間魔物になって意識を失っているとはいえ、ニケはジュジュのほっぺにキスをしてしまいました。これにはククリも冷静ではいられません。
そしてなんとジュジュの方も、冷静ではいられなくなってしまってました。
夜が明けてニケが目覚めると、ククリとジュジュの間になんとも微妙な空気が流れています。自分が夜の間龍になっていることも知らない(ククリとジュジュからは秘密にされていた)ニケはそんな女の子たちの中で若干の居心地の悪さを感じます。
結局そんな微妙な関係はちょっとしたきっかけで解消するのですが、ククリとジュジュのニケを通じたぎこちない関係は、なんだかとっても新鮮でした。
エボルの町
魔王を倒す手がかりがあるかもしれないという話を聞き、一行はエボルの町へ向かいます。
本来ならほのぼのとした平和な町です。けれどもキタキタおやじのおどりが、エボルの町に封じられていた「怒りのダンジョン」が目覚めさせてしまいました。
町長の娘コリーヌの話によると、そしてその怒りのダンジョンには、「せかいさいだいのしつれん」が眠っているというのです。
せかいさいだいのしつれん
知ってる姫から受け継いだ新しい力を使って、エボルの町に眠る大地の記憶を読むジュジュ。するとそこには、魔王に関する重大な秘密が隠されていました。
それは6歳の女の子だった頃の、魔王の記憶です。
好きな幼なじみの男の子にはすでに結婚の約束をしている本命の女の子がいる。どこにでもありそうなありふれた失恋の記憶。
そしてそれに輪をかけて、魔王が魔王になってしまった決定的な事件のこともまた記憶されていました。
一方、怒りのダンジョンではニケとククリが大きな魔物に遭遇していました。その魔物に描かれた模様には見覚えがあります。
魔王がかぶっていた仮面の模様と一緒だったのです。
魔法陣グルグル2:8巻のあらすじ
魔王の秘密
魔王が魔王になってしまった、いや、なろうと決心した決定的な事件。それは、好きな男の子に自分の魔法を「怖い」と言われてしまったことでした。
当時ダンジョンのボスの片割れをいともあっさりと倒してしまうほどの魔法。それを知った男の子は「怖い」と言って一目さんに逃げてしまったのです。
好きな男の子にそんな態度を取られた魔王は、新しいボスとしてダンジョンに怒りを置いていくことにしました。それが、怒りのダンジョンの由来だったのです。
魔王の秘密を少しだけ知った一行は、魔王に対するなんともいえない気持ちを抱えて、次なる目的地へと出発します。
フルリ村
高い防御力を誇るフリルの服を求めて、一行はフルリ村へ。けれどもそこでも魔王の手先が動いていました。
なんと伝説のフリルのドレスを魔王軍に取られてしまい、世界中のフリルが魔王軍のものになってしまったのです。
結局フリルの防具は手に入れることができず、一行はこれまでと同じ装備のまま、冒険を続けることになります。
次に向かうのはズックニィです。今までにない新しいタイプの強大な力、秘宝マキニカを魔王軍より先に入手しなければいけません。
ズックニィの冒険
ちょうどその頃、世界では大変なことになっていました。各国の王が秘宝マキニカを狙って、次々とズックニィに冒険者を送り込んでいたのです。
数多くのライバルがひしめく中、ニケとククリ、そしてジュジュは少々出遅れ気味です。
そんな中、ジュジュは名案を思いつきます。
こんな謎解きの冒険の時こそ真価を発揮する豆知識の塊、工夫をこよなく愛する勇者の一行の知恵袋。トマの召喚です。
実は一度、ククリは「おともだちしょうかん」の魔法でトマを呼び出すことに失敗しています。あまりにもトマの印象が薄く、強くイメージできなかったのです。
けれどもジュジュのナイスなアイディアのおかげで、見事トマを呼び出すことに成功します。
やはりこういう謎解きの冒険にはトマがいないと成り立たない、もとい盛り上がらないですよね。
魔法陣グルグル2:9巻のあらすじ
魔王軍の動向
魔王軍では何やら不穏な気配が漂っていました。フリルを魔王軍のものとした少女趣味の魔王についていけないという魔物たちが大勢いるようなのです。
そんなこと考えもしないのか、それとも、たとえ反抗されてもどうってことないと気にもとめないのか、魔王はマイペースです。
るんるんとした様子で、マキニカがあるというケムリの塔を見つけるよう指示を出していました。
人間たち
ズックニィには実に多くの冒険者が来ています。高い志を持って来ている者もいれば、大金を見つけてとっとと故郷に帰っていく者も。
ただそれでも、ズックニィに冒険者は増える一方です。なまじ普通に歩いては進むことのできない秘境。多くの冒険者が足止めを喰らっている間に次から次へと新しい冒険者がやってくるのです。
そんなある夜、いつものように魔物になったニケがククリを連れてどこかへ飛んでいってしまいました。
ただククリはとても嬉しそうです。
久しぶりにニケと二人きりになったから。しかもニケの魔物の勘なのか、どんどんマキニカに近づいているようなのです。
かおあらってでなおせ
人間があまりにも増えすぎたズックニィ。そこに魔王が登場します。
けれども魔王の見た目は小さな女の子です。いくら仮面をかぶっていたとしても、あまり怖そうには見えません。
それを見てバカにする人間たち。そして魔王の指示に従わない魔物たち。
魔王は怒って「かおあらってでなおせ」の魔法を使います。
これを喰らった全ての人間は皆、自分の家などスタート地点まで戻ってしまうという恐ろしい魔法です。
ズックニィに集まった人間たち、トマやジュジュも例外なく、そろってズックニィから追い出されることになってしまいました。
パルとデリダ
多くの人間たちとは違うところにいたニケとククリ。この2人だけは魔王の魔法を喰らうことなく、ズックニィを探索していました。
ニケとククリはここで2人の重要な人物に出逢います。
1人はパル。大人になってもグルグルを使えるミグミグ族です。
そしてもう1人はデリダ。無印魔法陣グルグルではニケとククリにかかった厄介な呪いを解き、またククリの成長に大きな影響を与えた魔法使いです。
ケムリの塔
ニケの空飛ぶ力とククリのフリルを作り出すキュン力で、2人は見事ケムリの塔までたどり着きました。けれどもそこでまた魔王が登場し、ククリに呪いをかけてさっさとケムリの塔へ行ってしまいます。
曰く、ククリがケムリの塔までの道を切り開くのを待っていたのだとか。
本当かどうか知りませんが(なんとなく強がりな気も)。
ククリは「おともだちしょうかん」でジュジュとトマを召喚。それと呼ばなくても勝手についてくるキタキタおやじとともに、ケムリの塔を登り始めます。
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