異世界おじさんのアニメが終わって1年以上経っていますけれど、続編の話が全然出てこないですよね。当時めちゃくちゃ話題になって、かなり人気もあった方だとは思うのですけれど、アニメ2期ってあり得るのでしょうか。というかそもそも漫画のほうも連載が止まっているなんて話もあります。
実際に今異世界おじさんってどうなっているのか、漫画は続いているのか、アニメ2期はあるのか。せっかくなので確認してみようと思います。
異世界おじさんの漫画は続いている
異世界おじさん １１ (MFC)
異世界おじさんの漫画はまだまだ全然続いています。ただその連載のペースがちょっと遅めというだけです。異世界おじさんはカドコミというWebコミック配信サイトにて1ヵ月に1エピソードのサイクルで配信されています。そしてだいたい半年に1冊のペースで単行本が発売されています。週間漫画雑誌に比べれば遅いですけれど、かと言って激烈に遅いというほどではないんですね。
異世界おじさんのアニメはまだもうちょっと先かも？
何となくですけれど、異世界おじさんのアニメ2期はまだもう少し先なのでは思っています。
実のところ、単行本のストック的なものはできつつあります。異世界おじさんアニメ1期は漫画単行本7巻の途中まででした。そして今もう少しで異世界おじさん12巻が発売しようとしています。
だいたい異世界おじさん漫画単行本は半年に1冊くらいのペースで発売されていますから、この調子でいけば2025年3月くらいには13巻が発売されて、1期アニメで放映されたのと同じくらいの分量のストックになるという訳です。なのでここまでだけ見ると、異世界おじさんアニメ2期ももうすぐに感じてしまいます。けれども実際にはそううまくいかないんじゃないかなあと思うのです。
異世界おじさん8巻からはずっと同じ敵
異世界おじさん単行本6巻くらいまでは、結構複数のエピソードがたくさん詰まっている感じで、その集大成というかラストバトルみたいなのが、アニメの最後でもあった、魔炎竜をエルフとメイベルとアリシアたちと一緒に倒すエピソードでした。
ではその後異世界おじさんはどうなっていたかというと、割とずっと同じ敵とひたすら戦っています。多少小休止したり、場所が変わったり状況が変わったりヒロインが変わったりはしていますけれど、単行本8巻から12巻くらいまではだいたいずっと1体のボス、マガツコトノヌシとずっと戦い続けているのです。
それ自体は決して悪いことではないですし、内容もとても面白いです。ただアニメにした時にどうなのかなと思うと、1クールの半分以上ずっと同じ敵と戦っているというのは、構成的にちょっとどうなのかなと思わないでもないのです。端的に言うと、4話か5話見たあたりでちょっと飽きて来るんじゃないかなと。
もしアニメにするのなら、前半から中盤にかけて一度マガツコトノヌシを登場させて、合間にもう少し短いエピソードをいくつか挟んだりしつつ、後半からラストに再度マガツコトノヌシとの戦いってするのがいいと思うんですよね。その方が緩急つくというか。
そしてそれをやるには、まだちょっと日常回用のエピソードが足りないのではないかと思うのです。アニオリ入れるという手もあるんでしょうけれど、アニオリを入れすぎると批判も大きくなったりしますから、なかなかやりづらいと思いますしね。
もちろんそんなこと一切考えずに、ドラゴンボール方式でうまく戦いを引き伸ばしながらアニメ化するというのもなくはないでしょうけれど、そういうのは私はちょっと嫌ですし、他の視聴者の皆さんもあんまり望んでないのではないかなと思います。
異世界おじさんのアニメ制作会社Atelier Pontdarcについて
もう1つアニメ2期に懸念があるとすると、アニメ制作会社Atelier Pontdarcについてです。読み方は「アトリエポンダルク」というようです。なかなか聞きなれない制作会社ですけれど、それもそのはず、これまでアニメ制作実績が殆ど「異世界おじさん」しかないような会社で、今年夏になってようやく次のアニメ、「異世界失格」を手掛けている状況です。
ホームページを見る限りは従業員4名、恐らくそのほとんどを海外に外注しているようですけれど、果たして今後この会社に異世界おじさんアニメ2期を制作できる体力があるかどうかも疑問かなと思います。
実際に異世界おじさんアニメ1期の時には、放送途中でスタッフがコロナになったとかで何度か放送延期していて、2022年7月にスタートしたというのに、最終回が放送されたのは2023年3月でしたからね。そういう意味でも、果たして今後同じ制作会社が手掛けてくれるのかどうかという点についても、疑問が残るという訳です。
まあもちろん2期から制作会社が変わるということだってありますから、これはアニメ2期の存続に直接かかわるかどうかはまた別問題かもしれませんけれど。
異世界おじさん8巻からのあらすじ
ミレーゼの街付近に新しいダンジョンが発見されたとかで意気揚々と向かうおじさんとツンデレエルフの翠。魔法が上手く使えなかったり、めちゃくちゃ強い骸骨の魔物がいたりとそれなりに苦戦もするのですけれど、ダンジョン攻略途中仲間になった聖騎士オートムと竜変化術師シャリオンとともにダンジョン最奥までたどり着き、そのボスであるマガツコトノヌシを倒します。
倒すというか、最終的には倒すことができなくて、おじさんがいつもいろんなものを収納している、間隙って言うんですかね、四次元ポケットみたいな異空間に閉じ込めることに成功しただけという感じです。つまり、いつかは復活するかもしれない状況ということです。
そんな状況がちょっと怖いということで、エルフやオートムたちと別れた後、おじさんは除霊についてアリシアに力を貸してもらうべく王都に向かいます。なのに除霊も済まないうちにマガツコトノヌシを逃がしてしまって、アリシアたちのほかに教会の偉い人なんかも巻き込んで大乱闘になっていきます。しかもその戦いは12巻時点で未だ決着ついてないですし、私連載版ずっと追っかけていますけれど、恐らく13巻でもケリはつかなそうです。
戦いのさなかおじさんとマガツコトノヌシの共通点が判明したり、アリシアたちを巡る政治のごたごたに巻き込まれたりといろいろなことがあってかなりのボリュームになりますけれど、決着にはもう少し時間がかかるかなと思っています。
まとめ
異世界おじさんアニメ2期については未だ情報が出て来てないですし、なんならアニメ公式サイトはもう見れなくなっていますし、まだもう少しかかりそうな予感がします。
漫画単行本の数的にはそろそろ2期の情報が出てきてもおかしくない頃ではあるのですけれど、その内容についてはまだちょっと吟味も必要なのではないかなと思うのです。ただ異世界おじさんアニメ1期はそれなりに話題になっていましたし、結構人気もあったかと思いますので、そう遠くないうちには2期の発表もあり得るのではないかなと期待しているところです。
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