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死霊術師のお手伝い1〜3巻のあらすじネタバレ|ラストも踏まえた感想

この記事は約9分で読めます。

ラストの展開が若干急だなと思わないでもなかったですが(笑)、最後のシーンがすべてを帳消しにしてくれるくらいに良かったので、ブログに書こうと思います。

どうもさめきちです。

今回は、3巻が発売されて無事完結となった、死霊術師のお手伝いという漫画のお話です。


死霊術師のお手伝い 3巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
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死霊術師のお手伝いとはどんな漫画?

スクエアエニクスのガンガンONLINEで連載されていた、原作:島崎無印さん、作画:はまさんによる漫画です。

孤独な死霊術師の少女クロエと、森の奥でひっそり暮らす天才錬金術師の青年リンタロのほのぼのした尊い系の物語‥‥かと思いきや、後半国家を揺るがす大事件に巻き込まれてしまいます。

2019年4月より連載が開始され、2021年7月に完結。単行本3巻が同年9月に発売されました。

作者さんについて

島崎無印さんはご自身でも3年差乙女男子に恋する乙女という漫画を描かれてますし、最近だとニーナはパパを暗殺したいという漫画の原作も手がけています。思わず口元が緩んでしまうような、ほのぼのとした気持ちになれるお話ばかりですよ。


三年差 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)

作画のはまさんは、以前現代魔女の就職事情の原作をされていたのは知ってるのですが‥‥。あとはライトノベル王妃になる予定でしたが偽聖女の汚名を消せられたので〜のイラストも担当されていますね。


現代魔女の就職事情(5) (電撃コミックスNEXT)
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死霊術師のお手伝いあらすじネタバレ

1巻:リンタロとメイドのクロエ

特技は、家事全般です
ただし料理はできない

町外れの森の奥の屋敷に一人で暮らしている錬金術師リンタロは、ある日、行き倒れの少女を助けます。彼女の名前はクロエ。骸骨騎士(スケルトンナイト)を使役する死霊術師です。以前メイドとして勤めていた屋敷を追い出され、当てもなく彷徨っていたのです。

助けてくれたリンタロに対して、クロエは自分をメイドとして雇ってもらえないかと訴えます。リンタロにとってもそれは悪くない話でした。屋敷が佇む森の中はアンデッドモンスターが彷徨い、ろくに家政婦を雇うこともできませんでした。けれども死霊術師であるクロエなら、その点問題がなかったからです。

こうしてリンタロはクロエに対して、1週間の試用期間ののち、正式に雇うかどうか決めることを宣言します。

ちなみにその1週間、結構色々なことが起こります(そらまあ何も起こらなければお話にならないのですが)。

盗人が屋敷に入り込もうとしたり(骸骨騎士のランスが簡単に返り討ちにしてましたが)、

ゴーストに襲われたり(リンタロがさくっと撃退しました)、

クロエが労働力として作り出したネクロゴーレムのせいで衛兵団の団長にあらぬ疑いをかけられたり(無事誤解は解けました)、

そして1週間ののち、クロエはメイドとして不合格を言い渡されるのです。

2巻:もう1人の死霊術師とアンデッド事件

ロゼッタと愉快な元密猟者の皆さん
愉快かどうかはちょっと疑問ですが

リンタロが不合格を言い渡したのは、クロエが自分を顧みず働こうとしたからでした。ネクロゴーレムの件が決定的だったかもしれません。メイドとして認められるために、クロエは自分の血肉を使って労働力を確保しようとしていました。けれどもクロエとしては、もっと自分の体を大切にして欲しかったんでしょう。まあそれで倒れられても寝覚が悪いでしょうしね。

クロエの身の振りが落ち着いたところで、物語はまた次の展開へと動き出します。クロエの前に、新たな死霊術師の女性が現れるのです。

それからというもの、街ではアンデッドに関する事件が頻発するようになります。アンデッド化した巨大モンスターが街に現れたり、街の治安を担当する大臣がアンデッドと化してしまったり。そして果てにはリンタロとクロエもアンデッドに襲われてしまいます。

ただもともと腕のいい錬金術師であるリンタロと、アンデッドの専門家であるクロエ。ただのアンデッド程度だと、2人にとってはそれほど大きな障害ではないようなんですね。割とあっさりとそれらを撃退してしまいます。

一方、王国の上層部は早くもアンデッド事件の核心へと迫っていました。具体的に言うと、事件の犯人であるもう1人の死霊術師が、王国の偉い人に追い詰められているところだったのです。

3巻:クロエの秘密と事件の真相

クロエと骸骨騎士ランス
ランスはかっこいいです

追い詰められてボロボロになったもう1人の死霊術師を助けたのは、たまたま通りがかったクロエでした。

彼女の名前ロゼッタ。死霊術師であるクロエの力と、錬金術師であるリンタロの尽力で、彼女はなんとか命を繋ぎ止めました。

‥‥いえ、命を繋ぎ止めたという表現は性格ではありませんね。なにせ彼女はすでに死んでいて、何者かの手によって復活させられたリッチ(生前の能力と意思を残した不死者)だったのですから。

ともかくこれで事件は解決、かと思いきや、事態は急展開を迎えます。ロゼッタを復活させた事件の元凶が、今度はクロエを連れ去ってしまったのです。

僅かな手がかりをもとに、リンタロは仲間とともに隣国まで足を運びます。ただその隣国の様子がどうにもおかしい。市街地以外の場所には行けないように、兵士が物々しく配置されていたり、実はその兵士たちがアンデッドだったり。また後からわかったことですが、国境近くにもアンデッド軍団が配備されていたりなど、まるで今から戦争でも起きるのではないかと言う状況です。

そしてそんな中、隣国の中心部‥‥王城においては、国の大臣を務めるモワレという男と、クロエの結婚式が執り行われようとしていました。

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死霊術師のお手伝いの感想

お互いの好意が割とストレートに出ている

こんな美味しい物を食べたのは生まれて初めてです。生きててよかった〜〜〜
リンタロ顔が嬉しそすぎ

割と初めの頃からですね、リンタロがクロエに好感を持っていたり、クロエがリンタロに心を許していたり、そういうのがストレートに出ています。他にもリンタロを好きな女の子キャラが出てきたりもするのですが、まあそっちになびくことが全くないだろうなとわかってしまうので、ある意味安心して読めるなあと感じました。

ただその分、恋愛関係のハラハラとかドキドキ感は少ない(というかない)かなあと。別にそういうの求めてないので別にいいのですが。

それと、若干駆け足な感じはすれども、お互いが惹かれ合う過程みたいなのは割と丁寧に書かれている(と個人的には思う)ので、そういう点でもよかったなあと。

いや、他の作品でね、「なんでそれだけで主人公にほれちゃったの?」みたいな都合のいい話がその辺にゴロゴロ転がっているじゃないですか。物語の都合上仕方ないにしても、もう少し自重してくれよ、みたいな。そういうの、ちょっともやもやしてしまうんですよね。

そもそも原作の島崎無印さんってそういう作風なんでしょうかね。島崎無印さんの3年差、なんかもう見てるだけで赤面してしまうラブラブ幼馴染夫婦の物語なんですが、お互いの好意を超豪速球ストレートにぶつけ合うんで、あまりにも潔いんでかえって気持ちいいんですよ。

死霊術師のお手伝いは、当然3年差のような長年お互い好き合っていた夫婦の話ではないですし、それどころか2人が出会って数週間程度の期間の話なわけですけど、駆け引きとか一切なしのお互いの好意がまったく隠しきれてないストレートな感じ、なんとなく似た雰囲気を感じるんですよね。

ロゼッタの悪事は全然肯定できる!

私は、人殺しのためだけに不死になったのよ
いいと思います

2巻に登場した死霊術師のロゼッタ。実に多くの人間をアンデッドにし、またこの国の大臣や学校の先生を残酷な方法で殺害します。描かれ方としては完全に悪役なのですが、どうにも彼女が悪いとは全く思えないんですよね。

そもそも彼女がアンデッドにした人間というのは、裏路地で絡んできた悪党だとか、森を荒らす密猟者だったりとか。さらに彼女が殺害した大臣学校の先生は、かつて自分を殺した犯人ですからね。作中で詳しく語られてますけれど、彼女にしてみればただただ理不尽に殺されただけなのです。

意思を持って不死者として生き返った(?)ならば、復讐したいと考えるのは当然と言っていいでしょう。自分を殺したことを忘れて、あるいはなかったことにして、のうのうと生きて、しかも国の中枢で人生を謳歌してたりとかしたら、そら殺したくだってなりますよ。

それなのに王子様にあんなに無惨にやられたり脅されたりして、正直かわいそうすぎです。

まあ終盤になってそこそこいい役どころについていたのでまあいいというか、こう収まってよかったな、という感じですけど。

個人的にすごく好きなキャラなのです。

クロエは警戒心なさすぎ

いくら行き倒れたところを助けてもらったからと言って、男の人一人暮らしの屋敷でいきなり働かせてくださいって、ちょっと警戒心なさすぎですよね。しかも完全に初対面の男性に対してあんないい笑顔するなんて‥‥。

そりゃ骸骨騎士ランスが常にそばにいるのだから、いざという時でも対処できるっていうのわかるんですけど。

もう少し警戒心を持ってくれ!と心の中で叫ばずにはいられません。

王子は身軽すぎ

国の王子様が、お忍びでリンタロの屋敷に訪れたり、隣国の調査に同行したりします。

まあ第三王子ということなので王位継承者よりかは自由度が高いとは思うのですが。それにしても王子様、動きすぎです。おかげでアンデッド兵に囲まれた時など、万事休すだったじゃないですか。この国、そういう点大丈夫かなってついつい思ってしまいます。

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死霊術師のお手伝いラストについて

リンタロを置いて去っていくクロエ
この後のリンタロの笑顔が物悲しいのです

無理やり3巻以内に収めようとしたのかなー、という感じの駆け足展開だったのが個人的に残念。もしくは王子のパートはなくてもよくて、その分クロエとリンタロのシーンをゆっくり描いて欲しかったと言うのが正直なところ。もちろん王子のパートがないと、この一大事に国として何やってたんだって話になっちゃうので、それはそれで大事だったとは思うんですけど。

ただラスボスを倒したところとか、その後クロエが記憶を無くしてリンタロのもとから去っていくと言うのは、なんかうまく伏線を回収してたように思います。

というか物悲しすぎる‥‥。そのあとのリンタロの笑顔が切なすぎます。あまりにもあっさり去っていくものだから‥‥。

ただあまりにあっさりと去っていくものだから、まあ記憶を無くしての別れってのはこんなもんだろうなとは思いますが、そのあまりにあっさり具合な展開に、逆にこれはまたあとで再会があるなと想像してニマニマしてしまったというのはあります。

先にも述べましたが、安心して読めるというか、少なくとも寄をてらった展開に持っていくことはないだろうなという安心感がありますね。

そして実際にその通りに‥‥。

ただその再会の仕方がまたにくいんですね。思わずふふふと笑ってしまうような、どこかホッとするような、そんなラストです。

ちなみに、その際の骸骨騎士のランスとロゼッタがとてもいい顔してたのがすごく印象的でした。

ほんと、最後の3ページの。そこだけ何度も見たくなる、そんなどこかホッとする感じがたまらなくて、ここまで読んでてよかったなと思える物語だったと思います。


死霊術師のお手伝い 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
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まとめ

んんん〜、サクッとしてそのあとジュワッとして、体中がありがとうって言ってます〜〜
そういう顔無防備に見せるから

死霊術師のお手伝いの感想でした。ここまでいろいろと述べてきましたけど、まあ結局はクロエがかわいいに尽きるかなと思います。自分が作った料理をあんなに美味しそうに食べてくれるなんて、こんな嬉しいことはないですよね。なんだそのセリフは。直視できないわ。そんな感じです(どんな感じだww)。

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