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スレイヤーズ最新巻、スレイヤーズ16アテッサの邂逅のネタバレと感想

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スレイヤーズといえば、1990年代のライトノベルで、「ライトノベルというジャンルを確立させた金字塔とも言える存在」と言われるほど、時代を代表した作品ですが、つい先日、その最新巻が発売されました。

スレイヤーズ16 アテッサの邂逅です。

7年ぶり(長編作品としては実に18年ぶりです!)の再開で、過去のスレイヤーズ15 デモン・スレイヤーズ!の正統な続編となるわけですが、今のおじさんたちが当時夢中になったリナ・インバース節が大炸裂で、非常に満足な一冊でした。

ここではそんなスレイヤーズ16 アテッサの邂逅について、あらすじや登場キャラ、そしてその見所などについてネタバレ紹介していきます。

スレイヤーズ16 アテッサの邂逅のあらすじを紹介

かつての仲間がアテッサに集結!

前作、魔王シャブラニグドゥを倒したあと、リナの「一度故郷に帰ろうかな」の提案によりゼフィーリアに向かう途中のリナとガウリイの道中から物語が始まります。

森に囲まれた鍛治の街アテッサについた一行は、野党に狙われているという街の護衛の依頼を引き受けることとなります。

人見知りのエルフ・アライナを伴って、野党の調査を開始しますが、そこでなんとも懐かしい顔に遭遇します。

以前ともに魔族の軍団と戦った無二の戦友、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンゼルガディス=グレイワーズです。

アメリアは魔族との戦いの後王都に戻り魔法の研究をしており、ゼルガディスはキメラの体を元に戻す方法を探して旅をしていたのでしたが、偶然にもこのように邂逅を果たしたのでした。

それぞれの事情もあり、4人協力して、アライナとともに野党から街を守ることとなります。

  

思いもよらぬ強敵と懐かしの「あの敵」!

はじめ、その野党たちが何者なのか、まったくわかりませんでした。

とにかく街を襲う、街の資源の採掘場を襲う、そして何より、彼らの実力は非常に高く、いつもリナがぶっ飛ばしているような野党とは格が違うようでした。

ガウリイの剣技ともまともにやりあうことができて

魔法バトルでリナにいっぱい食わせるほどの実力

その正体は、なんと以前アテッサの街ができる遥か昔にその森に住んでいたエルフだったのです。

かつてこのセルセラス大森林に住んでいたエルフは、豊富な森林資源を求めて移り住んできた人間たちに、伐採した分植樹をすることを条件に、森の管理と街を興す権利を与えました。

けれどもエルフも一枚岩ではありません。当然その決定に反発する勢力も少なからずいるものです。

それが、近年街を騒がしている野党集団『フォレストハウンド』で、人間を街から追い出し、エルフの手にセルセラス大森林を取り戻すことを命題としているのでした。

しかもエルフは、特に魔法に関しては人間とは比較にならない力を持っていますし、魔法技術についても人間の知恵の全く及ばない領域に達しています。

その一つの例が、魔装甲ザナッファー…スレイヤーズ5 白銀の魔獣に強敵として登場した、剣も魔法も効かない強敵です。

当時は魔血玉の呪符(デモン・ブラッドのタリスマン)を持っていたおかげで使うことができた虚無の刃を生み出す魔法、神滅斬(ラグナブレード)で撃退することができました。

けれどもそのタリスマンは以前の戦いで無くしてしまっています。

一応ガウリイが持っている斬妖剣(ブラストソード)で戦いの活路を見出そうとしますが、いざ戦いとなると、敵もバカじゃありません…ガウリイの剣が切り札であることを見破られ、うまく立ち回られてしまいます。

いくつか危機的な状況に陥るも、ガウリイの持つ剣が不自然に引っ張られるなどといった不思議な力に守られて、なんとか窮地を脱出しつつ、防戦に回る5人。

ここでキーとなったのが、人見知りのエルフ・アライナでした。

彼女は彼ら『フォレストハウンド』を止めるために、エルフの里から派遣されてきたのです。

彼女は自然界にある様々なものを利用して、魔力を増幅する魔方陣を作る技術を持っていました。

後一つ付け加えることで、魔方陣が完成という場所まで敵を追い込み、敵とリナがそこに入ったところで、アライナは魔方陣を完成させます。

リナの呪文が完成します。

魔力増幅を受けて発動させることができた神滅斬(ラグナブレード)と、同じく魔力増幅で攻撃力が増したガウリイの斬妖剣(ブラストソード)の攻撃によって、魔獣ザナッファーを打ち倒すことに成功したのです。

  

一番人気の魔族キャラ・ゼロスの登場!

残った『フォレストハウンド』のメンバーは退散、街を守ることができた一行ですが、最後にアライナがこんなことを言います。

「…ひょっとして皆さん…もう一人、いません?」

それに対してガウリイが、

「ああ、いるなぁ…いるんだろー? いいから出てこいよ! ゼロス!」

そこにいたのは高位魔族の一人、ゼロスでした。

以前も、ザナッファーを作れるほどの高度な技術を封印するために各地を巡っていたゼロスですが、例に漏れず今回もその任務の延長だったと言います。

ところどころリナ達を助けてくれた不思議な力…ガウリイの持つ剣が不自然に引っ張られるといった…はゼロスの力だったのです。

彼はなるべく自分が手間をかけないよう、ちょっとずつ手助けをしながら一行を見守っていたのでした。

何はともあれ、以前旅をしていた仲間が一堂に会した瞬間でした。

  

その後は、アメリアはセイルーンの大使としてゼフィーリアに向かい、ゼルガディス街の復興に力を貸すためにアテッサに残ります

ゼロスは相変わらずふらっと消えてしまいましたが。

リナとガウリイも目的地はゼフィーリア、アメリアと同じだったのですが、

「気まぐれに寄り道でもしながらのんびり行くわ」

と、二人旅を再開するのでした。

  

スレイヤーズ16 アテッサの邂逅の見どころと感想

かつての仲間が集結!

やはり一番の見どころとしては、スレイヤーズの主要キャラクターである5人が再集結したところでしょう。

ゼルガディスは相変わらずなにやら怪しい連中と付き合っていて、途中から離脱してリナ達のパーティに加わるのですが、やはり実験体として合成獣(キメラ)にされた体はまだ元に戻っていない様子。

一方アメリアは、元気一杯で暴走した正義感を振りかざすところは変わっていませんが、高位魔族が消滅した影響を国で検証していたり、その結果を各国へ大使として伝える旅をしていたり、王族として意外とまともな立ち振る舞いをしていたりと、ちょっと見直す場面も多かったです。

そういえばアメリア、初登場時は確かに結構まともだったような…スレイヤーズ4 聖王都動乱での彼女を思い起こさせます。

また獣神官のゼロスがまたなんともいいキャラをしています。

途中何度か「ん?」という描写がありました。

ガウリイの剣が意思とは違う方面に引っ張られたりと、ブラストソードの効果のように書かれていたのですが、蓋を開けてみれば彼の手助けだったのです。

そして最後の最後に登場してからの4人とのやり取りは、短いながらもまさにあの頃そのままでした。

ゼロス、相変わらずアメリアが苦手なんだろうなー…。

  

工夫を凝らした魔法戦!

スレイヤーズの見どころの一つとして、様々な魔法を工夫しながら使って強敵を倒すというところがあります。

スレイヤーズも高位魔族が出てくるようになってからは、強力な魔法の力押しみたいなところが増えていましたが、今回に関してはもともと魔法が効かない相手。

小技を駆使し、目くらましや足場を崩すなど数多くの魔法が登場します。

もちろん決め手はリナの最強魔法「神滅斬(ラグナブレード)」ですが、そこに至るまでの経緯を見ていると、これがスレイヤーズなんだよなぁとつくづく感心してしまいます。

また今回はエルフの魔法技術についても多く触れられていました。

かつて登場したエルフといえばドラゴン族の長ミルガズィアとともに登場したメンフィスですが、彼女は完全に魔法の鎧による力押しがメインでした。

それに対して今回登場のアライナは、自然界の石や草木を駆使した魔力増幅の魔方陣を作ったりと様々な小技を披露してくれます。

こういったところも、スレイヤーズを語る大きな魅力の一つと言えるでしょう。

  

人見知りのアライナのキャラがいい!

数々の魔法技術によってリナ達を助ける新キャラ・アライナですが、その性格もなかなかいいものを持っています。

まずは極端に人見知りです。

過去に登場したエルフのメンフィスもそうですが、初対面の人に対してぶっ飛んだことをしたり失礼な言動をしたりするのがエルフのマナーなのか?と勘ぐってしまいます。

まず野党の調査の依頼を受けた際に、

「私では役に立たないということですか…?」

と怒気をはらんだ声で乱入してきましたし、

その割には極度の人見知りということでしばらくはリナ達と直接喋ることができませんでした。

しかも一緒に調査をするにしても、初めのうちはリナ達から少し離れたところを隠れながらついてくるという徹底ぶり。

それがいくつかの修羅場を共にくぐりぬけることで、一緒に話し合い、また魔法技術を教えあったりすることができるようになるのです。

それにしても。

敵も味方も濃いキャラばかりな中、リナは本当にいろんな人と仲良くなるなぁと思わず関心してしまいます。

スレイヤーズ16 アテッサの邂逅のネタバレと感想のまとめ

いかがでしたか?スレイヤーズの正統な続編にあたる最新巻、スレイヤーズ16 アテッサの邂逅のあらすじのネタバレと、個人的な感想をまとめました。

個人的にはこのスレイヤーズ16 アテッサの邂逅は大満足の一冊でした。

あまりにも懐かしくて、ついついAmazonでスレイヤーズの長編シリーズを買って読み直してしまったくらいです。

30年も昔の作品で、当時は斬新だった文章構成や語り口が、一周回って逆に新鮮に感じられます。

ぜひ皆様も一度手に取り、昔を懐かしんでみてはいかがでしょうか?

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