かばんさんの再登場に思うこと。けものフレンズ2第6話の感想と考察【ネタバレ】

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前回、スキル「炎の紙ひこうき」を使って再登場したかばんさんに賛否両論、というかガッカリしたり残念な思いをした人の方が多い気もします。実際に私も見てて「あちゃー、やっちゃったな」と思いましたし(そしてそこにさらに燃料を投下しちゃうような悪手の連続…)。

かくいう私もケムリクサの方に熱中してるクチですが、かと言ってけもフレ2を否定したいわけではなく。せめて製作陣の方々にもファンの人たちにも、手がけたからには最後まで愛を持って携わってほしいなと切に願うところです。どんな形であれ、1つのコンテンツとしてこの世に生まれてきたわけですから、(ないとは思いますが)投げやりにだけはなってほしくないな、と。

さて、そんなけもフレ2ですが、かばんさんの再登場にからめて、あらすじや感想、考察など紹介していきたいと思います。

けものフレンズ2第 6話「あたらしいあさ」のあらすじ

バスを運転するかばんさん
けものフレンズ2 第6話

バスを運転するかばんさん。ラッキーさんの「そろそろ整備が必要だね」の声に、面倒そうに「帰ったらやるよ」と。大人になったんですね…かばんさん。暴走したフレンズ(のちに『ビースト』と呼ばれていることが判明しますが)から逃げる際に、サーバル、カラカル、そしてキュルルの3人は、かばんさんの運転するバスに乗せられ、かばんさんのお家に到着します。そしてそこにはいたのは何と、無印にも登場したはかせことアフリカオオコノハズクと、その助手のワシミミズクでした。どうやらかばんさんとその2人はサンドスターのもたらす効果について研究しているのだそうです。

壁の地図に印が付いているところは最近強力なセルリアンが出たところ。セルリアンは火山からサンドスターと一緒に噴出するセルリウムが原因で現れるそうですが、地図に印のある場所はどこも火山の活動が沈静しているところばかりで、強力セルリアン問題は暗礁に乗り上げている状態のようでした。

かばんさんにもはかせたちにも分からなかった謎を解明するキュルル
けものフレンズ2 第6話

その夜、サンドスターが海底火山から出ていることに気づいたキュルルは、はかせと助手とともに海へ行くことになりますが、サーバルやカラカル、そしてかばんさんに何も言わずに出て行ったため3人はあちこち探す羽目になってしまいます。またそのさなか、「バス」を見て擬態したとされるセルリアンに遭遇、これを撃退します。

一方海では、キュルルとはかせたちが海底火山からのサンドスター採取に成功したところでしたが、同時にとてつもなく大きいセルリアンが海にいることも発見しました。

そして翌朝、キュルルはサーバルとカラカルを引き連れて、引き続き家を探すため、かばんたちのお家を後にするのでした。

けものフレンズ2 第6話「あたらしいあさ」で気になったところ

サーバルとかばんさんの絡みが一切ない

もう少し「サーバルちゃん久しぶり!」とか「あれ?以前どこかで会った?」とか、何かあるかなと思ったのですが、驚くほど一切何もありませんでした。前回の第5話で、火をつけた紙飛行機を見て何かを思い出しそうだったサーバルも、今回は特に何もなし。かばんさんの方も、最後にカラカルに「あの子、よろしくね」と一言言うだけでした。

ただだからこそ逆に「なにかあるのかな?」と思ってしまいます。あまりサーバルの記憶というか、そういうのを刺激できない理由があるのでは?と。

夕食を食べながら、フレンズがセルリアンに食べられると普通の動物に戻ること、その後またサンドスターに当たるとサイドフレンズ化されるけれども記憶は失う事になることなどの話題がありましたが、その際にカラカルがサーバルを可哀想な感じの目線を送っていたことからも、おそらくサーバルはそういうことだったんだろうな、とは思います。

ただ6話の最後、カラカルに「あの子、よろしくね」と言ったあとのかばんさんの表情がなんとも言えない感じでした。嬉しいような寂しいような…。

嬉しそうな悲しそうな感じのかばんさん
けものフレンズ2 第6話

忘れられていることも受け入れつつ、寂しい。けれど、新しい仲間と一緒に楽しそうにしているサーバルを、嬉しく想う。そんなかばんさんの優しさが垣間見えたような気がしました。

キュルルとかばんさんの絡みもほとんどない!?

今回キュルルは初めて人に会うこととなりました。けれどもお互いとてもあっさりしているような気がしてなりません。なぜキュルルはかばんさんにもっと人のことを聞かなかったのでしょうね。なんとなくですが、かばんさんもはかせたちも聞かれれば結構ちゃんと答えてくれそうですし、パークについて、もしくは外の世界についても、彼らが一番詳しそうに思えるのですが…

それはさておき(おいてはいけない気もしますが)、かばんさんの方も「君は人なんだね」というくらいで、なんともあっさりしています。かばんさんにしてみても、キュルルの立場はまるでかつての自分を見ているようなもの(いるかどうかも分からない人のなわばり…今回は“家”ですが…を探して旅をしている)のはず。だとしたらもっと丁寧に人について教えてあげてもいいのに、と思わなくもないのです。

かばんさんがキュルルに対してあっさりしていることについては、何か理由がある気がしないでもありません。例えば、(昔と違って)今はそもそも人は珍しいものではなく、パーク全体にもっとたくさんいるものなのだとか。パークの中にはいなくても、パークの外には人がたくさんいることが分かっていて、だからそこまで気が回らなかったとか。今後新たな人が出てくることもあるのかもしれません。

なんだかかばんさん、何かを隠しているような気がするんですよね。

かばんさん、なにかおかしい…

一歩引いているかばんさん
けものフレンズ2 第6話

今回の「サンドスターがどこからくるか分からない」問題について、夜中に見た夢と、海底にも火山があるという本からヒントを得て、キュルルが見事解決していました。けれどもかばんさんがもっと前から研究していたはずなのに、そんなことが分からなかったはずがありません。あれだけ機転を利かせていくつものフレンズたちを救ったかばんさんがそこに思い当たらないわけがないのです。

そこで私が考えるのは、もうかばんさんは以前のフレンズに寄り添うかばんさんではなくて、パークの管理者としてのかばんさんなのではないか、ということです。かばんさんは1度人の住む世界に戻ることに成功し、そこでパークの管理を任されます。その任務には、パークに危機について、フレンズたちが自分たちでどう対処するのかを観察することも含まれるのではないかと思うのです。それならば、自分は最低限の仕事だけをし、根本的な解決についてはフレンズに任せる、というスタンスも理解はできます(一応の辻褄は合うというだけで、感情的には理解できませんが)。

…まさかね。

海からサンドスターを採取するキュルル
けものフレンズ2 第6話

ただもし逆に、ただ単にキュルルの引き立て役?というか噛ませのような役回りのためだけにかばんさんを再登場させたのだとしたら、やはりちょっと軽率というか、もう少し考えて欲しかったなという気はします。サーバルとも絡まず、前回の旅を踏まえた上でのかばんさんならではのアドバイスもないというなら、別にそこはかばんさんでなくてもよかったとは感じるのです。

…もちろん、そこに再登場した以上、もっと何か深い理由があったり、例えば最後の最後にもう1度登場してサーバルが記憶を無くしてしまった経緯だとかを話してくれたりだとか?何かしら「かばんさんがそこに登場した意義があるのであればいいんですけれど。

まあなんとなくですが、かばんさんはもうこれ以上はメインのストーリーには絡んでこないような気もします。物語中のサーバルやキュルルとの距離感的にも、扱い的にも、重要なポジションには来ないような気がします。そして、その方がいいのかもしれませんね、いろいろと。

けものフレンズ2の今後のストーリー展開について

海中に潜む巨大なセルリアン
けものフレンズ2 第6話

フレンズのビースト化だったり、海に存在する強力なセルリアンだったり、今回はパークの謎が断片的に登場してきました。おそらく今後はキュルルの家探しをしつつ、この「ビースト化」「巨大セルリアン」に話の軸を合わせてくるのかな、と思います。もしくはまたしばらくは家探しをして、ラスト2話でサーバルがビースト化してしまうとか…そうしたらかばんさんまたまた再登場ということにもなりそうですが、扱い的にはキュルルのかませ的な立場になってしまいそうなのが怖いですね。そうでないことを祈りたいところです。

それとこのけもフレ2ですが、今後の展開について何より不安なのが、行き当たりばったりになったり、展開が雑になってしまったり、あるいはもっと上の人?からのテコ入れで当初の予定と違うものになってしまい話の辻褄が合わなくなったり、展開が無茶苦茶になってしまわないかということです。

ちょっと寂しそうなかばんさん
けものフレンズ2 第6話

以前監督が「かばんは出さない』みたいなことを言っていたようです。もし今回のかばんさん再登場が「かばんちゃんのいないけもフレなんてけもフレじゃない」みたいな声をうけて、監督が、あるいはもっと上の人が急遽方針を転換したというのなら、さすがにそれはちょっと残念というしかありません。

私はアニメのことについてはよくわかりませんが、1クール分3ヶ月分のストーリーを毎回行き当たりばったりで作るなんてことはさすがにないと思いますし、かっちり決まっていないとしてもある程度は「こういう展開に持って行こう」という構想があるはずです。そしてそういう構想に基づいて1話ずつ製作しているのだとするなら、途中で方針転換することなどリスクしかないと思いますし…。

いえ、アニメだってもちろん利益のために、少しでも人気をとって関連の売上を伸ばすために放送しているというのは理解できるので、人気がなくなったら人気が出るように、途中方針転換することなんて仕方がないことなんて分かってはいるのです。ただここまで批判が出ていると、つくり手さんだって声優さんだって嫌な気持ちになるでしょうし、そんな制作の現場が投げやりになったり、テコ入れに対して「はいはいそうですか~、やりますよ~」みたいになっていたら嫌だな、って思っただけなのです。監督のツイッターもだいぶ大変なことになってしまっていたようですし。

かばんさんの扱いなどもろもろ、なんともいたたまれない気持ちになってしまうことはありますが、それでも「けものフレンズ」というコンテンツ自体には、なんとか最後には「よかったな」と思えるように終わって欲しいと願う部分があるわけなのです。

書いててなんかとりとめなくなってしまいましたが、いちファンとしてのわがままでした。

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